板谷波山の陶磁器を高額買取してくれるオススメ店3選と買取のコツ

  • 2020年8月17日
陶芸

幻想的な色彩が魅力で、映画の主人公にもなった茨城県生まれの陶工・板谷波山(いたや・はざん)の陶磁器。
大事にしていた陶磁器を売るなら、ぜひその価値を高く評価してくれる買取店に交渉したいものです。では、板谷波山の作品はどこのお店へ行けば高額買取してもらえるのでしょうか。
そんなギモンを解消するべく、今回は板谷波山の取引件数が豊富なオススメ買取店3選をピックアップしてみました。ぜひ、お出かけの際にご参考ください。

あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

「204円から窯場をスタートさせた名陶芸家」板谷波山とは?

板谷波山(1872-1963)とは、茨城県下館市に生まれた陶芸界の巨匠です。本名は板谷嘉七(いたや・かしち)、実家は醤油醸造を営んでいました。
母親は波山を愛情をもって、厳格に育てます。それが、後の揺るぎない信念を貫き通す波山の強さの源となりました。

1887年に上京し、その後、東京美術学校の彫刻科に進学。1896年、石川県立工業学校の木彫科の教師となります。
偶然にも同校で陶磁科が開設されることとなり、もともと焼き物に興味を持っていた波山は進んでその指導を引き受けるのです。

このことがきっかけで、波山は作陶の道に邁進し始めます。
そして1903年、工業学校の退職金204円を元手に、現在の東京都北区田端にある滝野川村にて窯場小屋をひらきました。

自身の家族と共に困窮のなか、陶工として腕を磨いた波山。1908年の美術協会展における受賞を皮切りに、数々の賞に輝きます。
1953年、陶芸家として初の文化勲章を受賞。1960年には人間国宝の候補になるものの、それを辞退しています。

「波山」の号は故郷である茨木県の名峰・筑波山が由来。映画「HAZAN」でその人生を描かれるなど、多くのひとに愛されている陶工です。

板谷波山のおすすめ買取店3選

本郷美術骨董館・東大赤門前本店

本郷美術骨董館
出典:本郷美術骨董館

本郷美術骨董館は東大赤門前にて40年の歴史を紡ぐ買取店。
骨董・美術・書画はもちろん、目利き鑑定士27人によるオールジャンルの取り扱いに定評があります。
さらに、こちらでは板谷波山の陶磁器が大人気、高額買取強化中です。

他にも、世田谷・札幌・神戸芦屋・九州に支店があるため、豊富な販売ネットワークも魅力的。
全国各地から板谷波山の作品が欲しい方の情報をキャッチできますから、高値での査定を大きく期待できるといえるでしょう。

持ち込み・宅配・出張買取を利用することができます。
往復送料は依頼者負担、買取出張費は応相談です。もちろん、メールや写真での査定は無料。
気になるアクセスは、地下鉄丸の内線・大江戸線本郷三丁目駅から徒歩5分、地下鉄南北線東大前駅からは徒歩7分です。

・店舗案内

〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-17 本郷美術ビル2階
本郷美術骨董館・東大赤門前本店
その他の買取方法:宅配買取、出張買取(事前連絡要)

宮筥(みやばこ)

宮筥
出典:宮筥

宮筥(みやばこ)は、陶器をメインとした作家物の美術・工芸品を取り扱う栃木県宇都宮市にある買取店です。
作家物を得意としていますから、板谷波山の査定・買取にも自信アリ。陶芸家作品集の高価買取も行っているため、コレクションした書籍の一斉処分も可能です。

買取方法は、北関東を中心にした全国対応の出張・宅配・持ち込みが利用できます。
出張費用や宅配送料は買取店負担。陶磁器の売却が初めての方でも、わからないところを親切・丁寧に説明してもらえますから、安心して買取を進めていくことができるでしょう。

こちらの買取店へのアクセスは、車がおすすめ。日光線鶴田駅から15分、東武宇都宮線宇都宮駅から14分です。
定休日はなく、なんと年中無休。
店舗に査定できるスタッフが不在のこともあるため、店頭買取希望の方は予約してからのお出かけがおすすめ。

・店舗案内

〒320-0064 栃木県宇都宮市西ノ宮1-18-20
宮筥(みやばこ)
その他の買取方法:宅配買取、出張買取(事前連絡要)

古美術永澤(えいざわ)・目白本社

古美術永澤
出典:古美術永澤

古美術永澤は、なんと代表が骨董商とコレクターを兼ねた買取専門店です。
そのため、板谷波山を始めとする骨董の名品においては、他店と比べて取扱数が非常に豊富です。
また、遺品整理や生前整理、引っ越しなどで発生した1軒まるごとの査定にも対応してもらえます。

目白本社での持ち込み買取は月2回開催されており、目利きである代表の査定が大人気。
1組30分ずつの完全予約制で、金額に納得すればその場で現金支払いしてもらえます。
他にも、出張買取は全国対応で東京・神奈川エリアなら即日対応もOK。

宅配買取なら発送料無料で、品物が到着次第即日査定してもらえます。目白本社へのアクセスは山手線目白駅から徒歩7分、東武池袋線椎名町駅から徒歩11分の立地です。
山手線高田馬場駅から徒歩7分の地には、高田馬場店もありますよ。

・店舗案内

〒161-0033 東京都新宿区下落合3-21ー1 NKフジビル9F
古美術永澤(えいざわ)・目白本社
その他の買取方法:宅配買取、出張買取(事前連絡要)

買取時の注意点

板谷波山

売りたい作家に強い買取店を選ぶ

売りたい品物があるときは、基本的にそのジャンルに詳しい買取店を訪れると良いでしょう。
しかし、板谷波山のように高名な陶芸家であれば、その作家に特化した買取店での交渉がよりおすすめです。

有名な陶工の作品であれば、取引額も十万単位になることが多くあります。
また、同じ作家であっても作品によっては最終査定額に大きな差がつきますから、なおのこと該当する陶工に精通し、高額取引に慣れている買取店を選ぶことが重要です。

共箱や紐、付属品などを持って行く

陶磁器の買取において、共箱(桐箱)があるかどうかは大きな意味を持っています。作家の銘や作品名が記されていますから、鑑定書と同等の価値を有しているのです。
とくに、板谷波山クラスの著名な作家であれば、箱があることでますます買取額はアップするでしょう。

他にも、箱を結ぶ紐なども残っていれば、必ず買取店に持参してください。
これらの付属品の有無だけでも、陶磁器の買取額は大きく変動することを忘れないようにしましょう。

査定前に品物を風通ししておく

板谷波山の作品を取り扱う買取店に査定を依頼する前に、売りたい品物に風通ししておくことは必須です。
陶磁器は自宅の蔵や茶箪笥などに保管していることが多くありますが、やはり密閉状態での管理となりますから、桐箱のなかも湿気がこもってしまっています。

湿気がこもった箱内は、どうしても少しニオイが気になるものです。目利きの鑑定人は査定時に箱を開ける瞬間の状態も見逃すことはありません。
開封時にあまりの湿気を感じれば、「保管状態が良くなかったのだろう」と減額理由になってしまうことがあります。

まとめ

まとめ

板谷波山の陶磁器査定に自信を持つオススメ高額買取店3選をご紹介いたしました。
全国にまたがって営業している買取店、一部のエリアに特化した買取店がありますので、お住いの地域に合わせて上手に利用してみてください。
陶磁器は古いものほど価値が高くなりますが、保存状態が悪いと価値が下がってしまいます。もう飾ることもないなと思ったら早めに行動するようにしてくださいね。

無料

60秒

一括査定で最高額を調べる