宝石の「カラット」ってどういうとは?意味や金額を詳しく解説

  • 2021年7月13日

ダイヤモンド等の宝石には「カラット」と呼ばれる単位で数字がつけられています。

一度は聞いたことがあっても「1カラットがどの程度の大きさなのか知らない」「そもそもカラットって何を表しているの?」と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

今回はカラットの意味や1カラットあたりの金額について解説。宝石の価値を決める上で重要となる「カラー」や「クラリティ」「カット」にも触れているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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「カラット」は重さの単位

カラットは、大きさのことだと認識している方も多いのですが、実際は重さを表す単位です。

ダイヤモンドの場合1カラットは約0.2g。重量とサイズ感の関係性は、宝石によっても異なります。

当然、重くなるにつれて、石のサイズも大きくなるため、「カラット」は宝石の価値を決める際に重要視されるポイントでもあります。

また、カラットは小数点第三位を8捨9入して表示されています。つまり、0.999カラットの宝石は表記上「1カラット」と呼ぶことができます。0.998カラットなら0.9カラットです。

1カラットってどのくらいの大きさ?

1カラットのダイヤモンドの大きさは直径約6.5mm程度だと言われています。

ちなみに、0.1カラットのダイヤモンドの直径はおおよそ3mm。0.1カラット増えるごとに直径が0.5mm~0.8mmずつ大きくなります。

とはいえ、石のカット方法や宝石の種類によって、サイズ感が異なるケースもあります。

大きくなる程、商品価値も上がり売買価格も高くなり、ダイヤモンドの場合「カラット」が2倍になると、価格は4倍になるとも言われています。

1カラットの値段はどのくらい?

1カラットのダイヤモンドはどの程度の価格で取引されているのでしょうか。

アクセサリーの「販売価格」と「買取価格」に分けて調べてみました。近々、ダイヤモンドの購入や売却をご検討中の方は要チェックの情報です。

販売価格

1カラットのダイヤモンドを用いたネックレスや指輪などの価格を調べてみたところ、270,000円~350,000円の商品が揃っていました。なかには500,000円~1,000,000円以上の値がついている商品もあります。

ダイヤモンドの価値は、カラットの他に「カラー」や「カット」「クラリティ」を含めた「4C」によって価格が決められます。

また、同じ1カラットのダイヤモンドでも、ブランドやデザイナーによっても価格差があると覚えておきましょう。

買取価格

1カラットあたりのダイヤモンドの買取価格は、199,000円~886,000円と大きな幅があります。

というのも、購入価格同様にダイヤモンドの価値はカラットのみで決まるわけではなく、カラーやカッティングの美しさなども合わせて査定されるからです。

専門のスタッフに見てもらうまで正確な買取価格はわからないケースが多いでしょう。

また、買取店によっても査定額は異なるため、まずは複数店舗に持ち込み査定を依頼した後、一番高く売れる店舗と取引することをおすすめします。

また、ダイヤモンドだけでなくブランドとしての価値がある商品を売りたい場合は、宝石だけでなくブランドにも精通したお店を選ぶことが大切です。

宝石の価値は「カラット」だけでは決まらない

宝石に価値は「4C」と呼ばれる下記の要素で決定されています。

  • カラット(Carat)
  • カラー(Color)
  • クラリティ(Clarity)
  • カット(Cut)

それぞれ、どのようなタイプに価値があるのか解説していきます。

カラー(Color)

ダイヤモンドの「カラー」とは、色味をもとに判定される基準のことです。

黄色がかったものは価値が低くなり、無色透明に近づくほど価値が高くなります。とくに婚約指輪として用いられるダイヤモンドは無色透明に近いものが好まれています。

ちなみに、ランクは全部で23つ。また、レッドやグリーン系のダイヤモンドも採掘量が少なく、希少価値が高いとされています。

クラリティ(Clarity)

クラリティとは透明度のこと。6つのグレードとさらに細分化された11つの等級に分かれていて、クラリティ評価が高いほど、光がスムーズに反射し美しく輝きます。

一方、内包物(インクルージョン)が多く含まれていたり、外部にキズがあると、見た目や輝きに悪影響を及ぼすため、価値が下がってしまうのです。

同じカラットのダイヤモンドでも、一番純度が高いとされるグレード「フローレス(FL)」と一番純度が低い「インクルーデッド」とでは、金額も大きく異なります。

カット(Cut)

カットはダイヤモンドの形の評価基準のこと。ランクが高い順から「Excellent」「Very Good」「Good」「Fair」、「Poor」の5段階に分かれています。

職人の腕に左右され、研磨の技術が大きく影響しています。

カットのランクが高い程、光を効率良く反射し、ダイヤモンドが持つ輝きを最大限に活かすことが可能。一方、評価が低いものは、本来あるはずのダイヤの魅力が損なわれていることを表します。

重さを表すカラット

カラットはダイヤモンドのなどのサイズではなく重さを表す単位です。他のカット、カラー、クラリティと共に、宝石の価値を決める基準でもあります。

カラット数が大きく、他要素も最高水準のアイテムはお値段も高めになるため、購入時は予算と相談しながらランクを決めると良いでしょう。

また、ダイヤモンドの売却を考えるときは「4C」に精通した業者を選ぶことが大切です。ダイヤモンドはとても価値のある宝石なので、購入、売却共に慎重に行いましょう。

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