【種類別】ダイヤモンドの価値・買取相場一覧をまとめて紹介

  • 2022年10月18日

ダイヤモンドと聞くと、無色透明のカラーレスダイヤモンドを瞬時に思いつく人が多いでしょう。実は、ダイヤモンドにはさまざまな色のカラーダイヤモンドというものが存在します。
しかし、その価値はそれぞれ異なり、カラーレスのダイヤモンドとは異なる査定基準で判断されるため、素人では価値を判断するのが難しいものです。

この記事で、カラーダイヤモンドの種類やそれぞれの価値をある程度理解すれば、ダイヤモンドの魅力をより知り、理解を深められるでしょう。

ぜひ参考にして、知っているようで知らないダイヤモンドの世界を楽しんでください。

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透明だけじゃない!ダイヤモンドの種類

ダイヤモンドと言うと、無色でクリアなダイヤモンドの知名度が高いですが、さまざまな色味を持つダイヤモンドも存在します。色によって大きく価値や価格も変わりますよ。

ここからは、ダイヤモンドの種類と詳しい特徴を解説していきます。

レッドダイヤモンド

広い地球上にわずか30個ほどしかないとも言われています。数あるカラーダイヤモンドのなかでも採掘量が非常に少ないカラーです。

市場ではまず購入できず、オークションに出品されれば数億~数十億単位で落札されるほどの価値があります。

ブルーダイヤモンド

カラーレスダイヤモンドの数十~数百倍の値が付けられるほどレアです。その希少価値は、レッドダイヤモンドと同レベルとも言われるほど。

採掘量はダイヤモンド全体の0.01%ほどなので、天然物はほぼ流通していないと言ってよいでしょう。

グリーンダイヤモンド

深い森林のような天然物のグリーンは非常に珍しいため、ブルーダイヤモンドやピンクダイヤモンドと同じように希少価値が高いと言えます。

人工的につくられたものも多く、GIA(米国宝石学会)でも天然と人工を正しく判定するのは難しいとするほどです。

ピンクダイヤモンド

低品質なブラウンダイヤモンドの小粒が採掘されるアーガイル鉱山で、ごくまれに希少なピンクのダイヤモンドが採れることで一躍有名になりました。

採掘される比率は全体の0.01%ほど。さらにアーガイル鉱山は閉山し採掘が終了したため、現在はさらに入手困難です。

天然のピンクダイヤモンドは市場に出る機会がほぼなく、ほぼ人工的につくられたものが出回っています。

ホワイトダイヤモンド

半透明で乳白色の色合いが魅力のあるホワイトダイヤモンド。

場合によってカラーレスダイヤモンドを意味することもありますが、それとはまったく別の種類なので要注意です。

美しい乳白色をつくりだすメカニズムはまだはっきり解明されておらず、神秘的な佇まいで人気を得ています。

パープルダイヤモンド

希少性が非常に高いレッドダイヤモンドと同様に価値が高いことが特徴です。

紫色に赤みが入っているカラーで、紫のようでもピンクダイヤモンドとの鑑定結果が出ることが多く、パープルダイヤモンドと認定されるものは非常にレアと言えます。

バイオレットダイヤモンド

パープルダイヤモンドと同じくらいの価値があると言われています。

バイオレットダイヤモンドは紫に青みが加わったカラーですが、実際に採掘されるものの多くはグレーに近い色味の青紫が多く、鑑定するとグレードの低いグレーダイヤとして取り扱われることも多いのが現状です。

オレンジダイヤモンド

ダイヤモンドの価値は、イエローに近くなるほど下がりますが、オレンジダイヤモンドは、珍しく、必然的に希少性に優れています

特にビビッドなオレンジはほとんどなく、グレードが高ければ、イエローダイヤモンドの10倍近くの値がつくこともあるほどです。

イエローダイヤモンド

カラーダイヤモンドのなかでも知名度が高く、ダイヤモンドに詳しくなくても聞いたことがある人が多いイエローダイヤモンド。

ただし、イエローダイヤモンドと呼べるのは色味がある程度濃くなければならないので、淡いイエローカラーのダイヤモンドは希少価値は低くなります。濃い黄色はなかなか採掘されないので、その分高い価値に評価されるのです。

市場にもまれに出回ることがあります。

ブラウンダイヤモンド

工業用としても使われてきた歴史があり、カラーレスダイヤモンドと比べると、やや低く評価されます。流通量が多く、比較的手に入れやすいカラーです。

以前は工業用として使われていましたが、天然ブラウンダイヤモンドを使用した日本のブランドKashikei(カシケイ)で販売されると人気が出て、価値も見直されつつあります。

グレーダイヤモンド

暗い印象があり、ジュエリーとしての価値が評価されにくい特徴があります。

そのため、近年までは低い評価が付けられていましたが、最近では高品質なグレーダイヤモンドに希少価値がつくなど、今後の動向に注目したい種類です。

ブラックダイヤモンド

クールな印象で男性にも人気が、ありますがかつては工業用として使われており、手に入れやすい種類と言えます。

天然のブラックダイヤモンドは非常に少なく、市場に出回っているのはトリートメントされたものがほとんどです。

透明な(カラーレス)ダイヤモンドとの違い

無色透明のカラーレスダイヤモンドは、不純物やキズが少ないほど価値を高く評価しますが、カラーダイヤモンドは原石内の不純物や圧力などのさまざまな要素により色がつき、色がはっきりしていればいるほど、評価が高くなります。

【種類別】ダイヤモンドの価値・買取相場一覧

前述している通り、カラーダイヤモンドは色により価値が異なります。ここでは、カラーの種類と市場で購入する際の参考価格をご紹介。

カラー・カット・カラットグレードや状態、デザインなどで市場価格は大きく変わるので、あくまで参考としてご覧ください。

ダイヤモンドの種類市場の参考価格
カラーレス5~30万円
レッド
ブルー100~300万円(小さいものや薄いもの)
グリーン10~100万円(小さいものや薄いもの)
ピンク10~100万円(小さいものや薄いもの)
ホワイト
パープル50~100万円(小さいものや薄いもの)
バイオレット50~100万円(小さいものや薄いもの)
オレンジ10~100万円(小さいものや薄いもの)
イエロー5~30万円(小さいものや薄いもの)
ブラウン3~20万円
グレー
ブラック1~10万円

出典:ビープライス

希少価値の高いダイヤモンドの種類

ダイヤモンドの種類のなかでも、希少価値の高い種類はどれなのでしょうか。ここでは、希少価値の高いダイヤモンドの種類とその理由をいくつかご紹介します。

幻と称される天然のレッドダイヤモンド

自然界で窒素を取り込んで生成されることで赤くなったと言われるレッドダイヤモンドは、地球上に30個ほどしか存在しないとも言われるほど非常に珍しい種類です。

そんな幻のレッドダイヤモンドは、もっとも希少価値が高いダイヤモンドとして知られており、プロの鑑定士でもなかなかお目にかかれない逸品として知られています。

天然はなかなか市場に出回らない ブルーダイヤモンド

天然のブルーダイヤモンドは全体の0.01%しか採れず、オークションなどでお目にかかれる程度しか出回りません。

希少価値はレッドダイヤモンドと同等とも言われますが、実際には流通されている量や過去に発見されたカラット数はブルーダイヤモンドの方が多いので、希少性はレッドダイヤモンドの方が上と言えるでしょう。

2016年スイスで、14.62ctのブルーダイヤモンドリングが日本円にして約63億3,000万円で落札されています。

出典:CNN.co.jp

鉱山が閉山し希少価値UPピンクダイヤモンド

ピンクダイヤモンドはもともと希少性が高く、ピンクダイヤモンド産地の90%がアーガイル鉱山でした。産出が0.01%と少なく、さらに現在では閉山し採掘されていないために、今後さらに希少価値が上がることが推測されます。

カラーダイヤモンドの査定基準

同じダイヤモンドでも、カラーレスのダイヤモンドとカラーダイヤモンドの査定基準は異なります。ここでは、ダラーダイヤモンドの査定基準を詳しく解説。

カット・カラー・カラット

カラーレスのダイヤモンドでは、GIA(米国宝石学会)の定めたカット・カラー・カラット・クラリティ―の4Cで評価されます。

一方カラーダイヤモンドはカット・カラット・カラーで評価が決められることが多く、特にカラーは重要視されるポイントです。

天然か人工か

カラーダイヤモンドは天然のものと人工で作られたものが存在します。人工ダイヤモンドは見た目には美しいですが、短期間に量産ができるため、希少価値はありません。

加工処理はどうか

カラーダイヤモンドが天然の場合でも、原石から宝石に生まれ変わる過程で、色の調整やキズを隠すなどの処理の程度で希少価値が変わります。

「カラー」は査定基準でもっとも重要視されるため、カラーを加工してしまうと価値が大きく下がる要因になるでしょう。

カラーダイヤモンドのそれぞれに異なる魅力を知ろう

さまざまな色味を楽しめるカラーダイヤモンド。カラーレスダイヤモンドとは査定基準が異なり、色の種類や濃さによって希少価値が大きく変わります。

そのため、正確にカラーダイヤモンドの価値を知るためにはカラーダイヤモンドに詳しいプロの鑑定士に鑑定してもらうほか、複数で鑑定してもらうとより確実です。

カラーレスダイヤモンドだけでなく、カラーダイヤモンドにも注目して宝石の魅力を再確認してみてはいかがでしょう。

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