テレビは大きく重たいため、処分方法に困りますよね。また、家電リサイクル法の対象ということもあり、「費用がかかるの?」と心配の方もいるのではないでしょうか。
テレビの処分方法には、有料のものと無料のものがあります。壊れたテレビであれば、有料で回収してもらうことが多いですが、まだ使えるテレビは無料で引き取ってもらうことも可能です。
この記事では、テレビの処分方法について詳しく解説し、無料で引取りができる業者の選び方を紹介します。また、選び方のポイントや注意点についても解説するので、安心して業者選びができるでしょう。
粗大ごみじゃない!テレビは家電リサイクル法の対象
実は、テレビは粗大ごみではなく、家電リサイクル法によってリサイクルが義務付けられています。
つまり、自治体に依頼する場合には、通常の粗大ゴミの回収では処分ができず、家電リサイクル券を用意するなど、決まった方法で処分しなければなりません。
自治体や家電量販店の回収サービスを利用し、適切な方法で処分することで、地球環境保全に貢献できます。
テレビを捨てるときには、リサイクルや処分方法を選択することを忘れないようにしてくださいね。
リサイクル法対象のテレビ
テレビといっても種類がたくさんあります。リサイクル法対象のテレビは以下の6つです。
- ブラウン管テレビ
- 液晶・プラズマ式テレビ
- チューナー分離型テレビ
- ワイヤレスリモコン
- 着脱式付属専用スピーカー
- 電気コードやスタンドなどのテレビの付属品
テレビ本体ではなく、リモコンやケーブル、スタンドなどもリサイクル法対象の商品となります。個人が持っているテレビは型を含めてほとんどのものがリサイクル法対象の商品です。
リサイクル法対象外のテレビは次の3つになります。
リサイクル法対象外のテレビ
- 業務量TV
- 有機ELテレビ
- PCのモニター
これらのテレビはリサイクル法対象外のテレビになります。一般家庭で使われているテレビであってもリサイクル法対象外になるので注意しましょう。
これらは、対象廃棄物になります。
テレビの正しい処分方法・料金
リサイクル法対象のテレビの処分方法と料金について紹介します。
処分の流れ
- 対象品目を確認
- 回収方法を確認
- 回収してもらう
リサイクル法対象のテレビの処分の流れは上記の3ステップです。
回収方法は、「家電店に引き取りを依頼・市町村に問い合わせる・指定取引場所に持っていく」の3つがあります。
回収方法を選んだ後は、家電リサイクル券に必要事項を記入すれば処分完了です。家電リサイクル券は回収時や店頭で記入すれば、問題ありません。
処分にかかる料金
テレビの種類 | リサイクル料金 | 運搬料 |
---|---|---|
ブラウン管テレビ 15型以下 | 1,296~3,094円 | 1,600〜3,000円 |
ブラウン管式テレビ 16型以上 | 2,376~3,634円 | |
液晶・プラズマ式テレビ 15型以下 | 1,836~3,148円 | |
液晶・プラズマ式テレビ 16型以上 | 2,916~3,988円 |
テレビの処分には、一般的に上記のような料金が発生します。
リサイクル料金は、テレビメーカーや製品ごとに設定されているため、金額に差があるのです。また、リサイクル料金に加えて、運搬料がかかるので注意しましょう。
この記事では、有料・無料の処分方法をそれぞれ紹介しています。ぜひ参考にして賢くテレビを処分してください。
【有料】テレビの処分方法
ここでは、有料で依頼できるテレビの処分方法を紹介します。
有料であるということは、リサイクル料を適切に支払っているということなので、壊れたテレビでも処分が可能です。
テレビが壊れているため、処分に困っている方はぜひ確認してみてください。
自治体指定の回収業者に依頼する
自治体に連絡をすると、自治体指定の回収業者を紹介してもらえます。自治体から紹介して貰える回収業者なので、高額な回収費を請求される心配がありません。
しかし、自治体指定の回収業者にテレビの回収を依頼する場合は、別途で料金がかかることがあるので、注意しましょう。
不用品回収業者に依頼する
自治体指定の回収業者で別途で料金がかかるのが嫌な方は、不用品の回収業者に依頼しましょう。
荷物の搬出・回収・運搬のすべてを任せることができるので、手間をかけずにテレビを処分できます。
しかし、中には違法な回収業者や高額な回収費を請求してくれる業者もいるので、トラブルには十分な注意が必要です。
指定の引き取り場所に持ち込む
自治体指定の回収業者に頼まない場合は、指定された場所にテレビを持っていけば別途料金をかけずに処理できます。
自治体の窓口に連絡すれば、処分日時・場所・時間を伝えてくれるので、テレビを持っていきましょう。
【無料】テレビの処分方法
リサイクル対象品としてテレビを処分するとなると費用がかかります。どうせなら、無料でテレビを引き取って欲しいともう人も多いはず。
ここでは、テレビを無料で処分する方法を紹介します。
リサイクルショップ・買取店で売る
テレビを無料で処分する方法は、リサイクルショップで買取に出す方法になります。
リサイクルショップが買取ってくれるテレビは製造後5年以内が基本です。他にも買取ってもらえるかどうかの目安があります。
- 国内メーカー
- 大型や高画質など機能性が高いもの
- 付属品が揃っていて状態が良いもの
これらのテレビは買取ってもらえる可能性が高く、高価買取も期待できます。
買取には、出張買取というものがあり、査定士が家を訪問してその場で買取をしてくれます。そのため、大きなテレビを持ち運ぶ必要がなく手間を掛けずに処分ができるのでオススメです。
運搬料や出張料もかからないので、0円でテレビを処分でき、買取不可になっても無料で引き取ってくれる業者もあります。
フリマアプリ・ネットオークションで売る
買取店でテレビを買取って貰える目安は製造から5年以内です。製造から5年以上経っているテレビや買取店にて買取不可となってしまった場合は、フリマやネットオークションで販売する方法もあります。
テレビはサイズが大きく送料がかかるので、フリマの手数料と送料を考えて販売しましょう。
手数料と送料を考えないと、テレビが売れたけど損してしまうことがあるので、注意が必要です。
また、フリマで販売した場合は自分で梱包・発送する必要があるので、できるだけ買取店の出張買取を利用しましょう。
買い替え時に下取り・回収を依頼する
テレビを処分する場合、店舗に下取りや回収を依頼する方法があります。購入する店舗に下取りを依頼すると、新しいテレビを買う際の費用の一部にすることが可能です。また、処分するテレビを購入した店舗に回収を依頼することもできます。
これらの方法は、手間も少なく安心して処分することができますが、回収条件や回収費用については、各店舗によって異なるため、事前に確認が必要です。
知人・家族に譲る
買取店にて買取不可、引き取り不可になってしまった場合の最終手段として知人や友人に譲る方法があります。
運搬に手間がかかりますが、無料でテレビを処分できるのでオススメです。
自分に合った方法でテレビを処分しよう
テレビを処分する方法は、多岐にわたり、それぞれにメリットやデメリットがあります。自分に合った方法を選び、処分することが重要です。
この記事では、テレビを処分する際の方法として、自治体の回収サービス、リサイクルショップやフリマアプリの利用、さらには無料で引取りができる業者の利用について解説しました。
また、テレビだけでなく、家電製品や不用品を処分する際にも、この記事で紹介した方法を参考にしてみてください。