メルカリでは1円でも安く買おうと、値下げ交渉がよく行われています。言い値で買ってほしいというのが出品側の本心ですが、相手と事前にやりとりできるので、購入者を見極められるというメリットも。
本記事では、値下げを交渉されたときについて解説します。
メルカリで商品を出品していると必ずと言っていいほど値下げ交渉をされるので、実際に商品を出品する前に正しく理解しておきましょう。
- 値下げ交渉に対する返信例を知りたい
- 値下げ交渉のコツを知りたい
- 値下げして売却する際の注意点を知りたい
値下げ交渉OKする場合|対応・返答例
こちらでは、まず出品者向けに値下げの依頼がきた場合の例文を紹介します。
想定内の金額だった場合
まず、値下げ交渉された金額がこちらの想定内だった場合ですが、この場合は単純に値下げに対応してあげましょう。
値下げが可能だということを伝えて、その後の対応方法を伝えると、スムーズに取引が進みますよ。
値下げをする際は「〇〇様専用」と文言を設定して値下げ対応をするのがおすすめです。値下げをした商品を他の人が先に購入してしまうというトラブルを防ぐことができます。
返答の例文
想定内の金額だった場合の返答例はこちらです。
想定外の金額だった場合
次に値下げ交渉された金額がこちらの想定を超える額だった場合についてですが、無理に対応する必要はありません。
いくらまでの値下げが可能なのかを伝えることで、その金額に納得してもらえる場合もあります。値下げができる金額を自分の中で設定して、その金額を超さないように注意しましょう。
返答の例文
想定外の金額だった場合の返答例はこちらです。
具体的な金額提示がない場合
「値下げは可能ですか?」のように相手から具体的な金額提示がない場合は、こちらから値下げ可能な範囲の金額を伝えるとスムーズに取引が進みます。「いくらの値下げが希望ですか?」のように、質問に質問で返す方法はおすすめしません。
やりとりの回数が増え、想像以上の値引きを求められるケースがあるためです。また、商品を投稿したばかりですぐに値下げしたくない場合や、値下げしてまでは売りたくないといった場合は、値下げに対応できないことを丁寧に伝えてください。
返答の例文
相手から具体的な金額提示がない場合の返答例はこちらです。
ご連絡(コメント)ありがとうございます。〇〇円であれば、お値下げ可能です。ご検討よろしくお願いいたします。ご購入いただけるようでしたら、コメントをお願いいたします。
ご連絡(コメント)ありがとうございます。大変申し訳ございませんが、こちらの商品につきましては(現段階では)お値下げの対応はいたしかねます。何卒ご了承ください。
値下げ交渉NGにする場合|対応・返答例
金額にかかわらず断る場合
値下げ交渉を断る場合の返答例は次の通りです。
「コメントありがとうございます。
こちらの商品ですが、ギリギリの価格で出品しているため、これ以上のお値下げがむずかしい状態です。
ご理解いただけますと幸いです。」
興味を持って連絡をもらえたことに対する感謝と、値下げできない理由を丁寧に伝えましょう。
また、最初から値下げ交渉NGとする場合は、商品説明文に「こちらの商品はお値引き不可とさせてください」などの一文を入れておくのがおすすめです。
提示金額を断る場合
提示された値引き後の希望金額に折り合いがつかず、断る場合の対応については、以下のように伝えると良いでしょう。
「コメントありがとうございます。
こちらの商品はまだ出品したばかりですので、まだそこまでのお値引きは考えておりません。今後徐々にお値下げしてく予定ですので、ご希望の金額になりましたら購入を検討してくださると幸いです。
よろしくお願いします。」
「コメントありがとうございます。
こちらの商品ですが、〇円までならお値引き可能です。
ご検討よろしくお願いします。」
ただ断るだけではなく、今後の値下げ予定や、いくらまでの値引きなら可能なのかを伝えるようにしましょう。
値下げ交渉を保留にする場合|対応・返答例
値引き交渉の連絡がくると「値下げをする・しないをすぐに決めなければいけない」と焦ってしまう人が多いでしょう。
しかし、売れ行きを見てから判断したい場合は、一旦保留にするという方法も選択できます。その際は、以下のように対応しましょう。
「コメントありがとうございます。
こちらの商品ですが、現状でのお値引きはまだ考えておりません。今後お値引きの可能性もありますので、その際にはまたご検討いただけますと幸いです。」
値引きをしなくても売れる見込みがある商品などは、そのまま様子見も有効なやりかたです。
メルカリの値下げ交渉ではいくら下げるべき?
値下げ交渉がきたらいくら下げるのが妥当?という疑問についてです。
結論としては、商品価格の1割程度の割引をするのが妥当。
基本的にメルカリでは値下げ交渉をされることが多く、あらかじめ売りたい商品価格に1割の値段を追加した値段で出品するという方法もおすすめです。
値下げがある前提で出品ができるので、値下げ交渉がきた時も問題なく値下げに応じることができますよ。
メルカリで商品の金額を下げる方法
メルカリで商品金額を下げる方法は以下の手順で行います。
- 「マイページ」の中の「出品した商品」をタップ
- 「取引中」の中にある、該当の商品を選択
- 商品ページ内の「商品を編集」をタップ
- 商品金額を変更して「変更する」を押したら完了
金額の変更ができたかどうかを確認できたら、対応は完了です。
手順3の「商品を編集」の時に、金額の変更と一緒に商品画像を変更するのもおすすめ。「〇〇様専用」の文字を付け足して、値下げした商品を他の人に購入されないように対策することができます。
メルカリの値下げ交渉に関するQ&A
メルカリで取引をするなかで、値下げ交渉をしているのをよく見かけます。実際に自分がメルカリで出品する場合、値下げ交渉されたらどうしようと心配ではありませんか?
この記事では、下記の疑問について解説します。
- 値下げしたのに購入されない場合はいつまで待つ?
- 値下げ交渉を断ると売れづらくなる?
- 値下げ交渉を一度断って「やはり値下げできます」はアリ?
- 金額提示なしで値下げ交渉された場合は?
- 値下げした専用商品を横取りされた場合は?
- 値下げ交渉を回避する方法は?
それぞれ見ていきましょう。
値下げしたのに購入されない場合はいつまで待つ?
値下げしたのに購入されない場合は、いつまで待てばいいのでしょうか。せっかく値下げをしたのに、相談者がその後の対応をしてくれないと不安になってしまいますよね。
解決策は、値下げ金額での出品期限を設けることです。
値下げに応じる旨を相手に伝える際に、値下げ金額での出品期限を伝えておけば安心。出品期限までに購入がない場合は、元の金額に戻せばいいので不安になることもありません。
基本的に、値下げ金額での出品期限は2日程度設けることをおすすめします。
値下げ交渉を断ると売れづらくなる?
なかには値下げ交渉を断ることで「売れづらくなる」と考える方もいるでしょう。間違いではありませんが、すべての原因が値下げ交渉だとも言い切れないです。
メルカリはオークションと異なり値段が上がることはなく、現在の価格から、さらに安く買える可能性があり、値下げ交渉は楽しみのひとつと言えます。
値下げ交渉を断ることで、メルカリ利用者の購買意欲は大きく下がってしまうため、売れづらくなると言えるでしょう。しかし、値下げをしない出品者でも、すべての品が完売している方もいます。
値下げ交渉は利用者にとって魅力的なものですが、行わないのであれば、別の手段で購買意欲を高めてあげれば解決できるのではないでしょうか。
値下げ交渉を一度断って「やはり値下げできます」はアリ?
一度値下げ交渉を断った相手に、後日「やはり値下げできます」と連絡することは、基本的に止めておきましょう。
もちろん、交渉を断ったあとに買い手が見つからなければ、焦りたくなる気持ちもわかります。しかし、連絡された相手も微妙な気持ちになり、不安を抱いてしまうかもしれません。
お互いが気持ちよく取引するためにも、「〇〇円まで値下げできます」や「値下げはできません」と、明確に答えることが大切です。中途半端に、どっちつかずな回答だけはしないでおきましょう。
金額提示なしで値下げ交渉された場合は?
なかには「値下げ可能ですか?」と、金額の提示をされないコメントがくる場合があります。
このときは「希望額はいくらですか?」や「〇〇円までなら値下げ可能です」など、具体的なやり取りができるよう連絡をすると良いでしょう。
具体的な金額がわからなければ、交渉は一向に進みません。相手側の予算が決まっていない可能性もあるので、こちらから提示できるよう、事前にいくらまで値下げできるかは決めておきましょう。
値下げした専用商品を横取りされた場合は?
メルカリでは「いいね」をしている商品が10%以上値下げされた場合、登録しているユーザーに通知が届きます。もともと気になっていた商品が値下げされたので、コメントを確認せずに横取りで購入してしまう方は実際多いです。
「規約違反では」と思うかもしれませんが、メルカリは横取りを禁止していません。
あくまでユーザー間のマナー違反なだけなので、運営に連絡しても意味がないのです。横取りで困らないよう「早い者勝ちです」や「購入前にコメントください」など、出品時に記載しておくとトラブルを避けられるでしょう。
値下げ交渉を回避する方法は?
絶対に値下げに応じたくないのであれば断ればいいのですが、全て出品で対応するのは大変ですよね?なので、商品説明欄に「値下げには対応していません」と記入し、値下げ交渉を回避するようにしておくのもおすすめです。
交渉される頻度を大幅に下げることができるはずです。
それでも値下げしてほしいとコメントがくる場合は、丁寧にお断りしましょう。必ずしも応じる必要性はありません。断る際は以下の例文を活用してくださいね。
「申し訳ありません。こちらはお値下げできません。相場よりもだいぶ安く出品しているので、この価格でご了承くださいませ。」
メルカリの値下げ交渉は無理なく検討しよう
本記事では、メルカリでの値下げ交渉についてコメントの対応方法や例文、値下げ交渉に関する疑問など詳しく解説してきました。
値下げ交渉への対応は多少面倒ではありますが、購入の確率を上げるための手段としては優秀なので、対応できるのであれば積極的に応えていくのもおすすめです。事前に値下げ金額をどのくらいにするか決めておいたり、値下げ金額での対応期限を設定したりすることで、スムーズに取引を進められます。
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