メルカリを利用するためには、サービスを利用するためにいくつかの手数料を支払わなければなりません。
一般的に手数料と言われて思いつくのは商品が売れた際に引かれる販売手数料でしょう。
実は販売手数料以外にもいくつかのメルカリを利用する際の手数料があります。
今回はこのようなメルカリの手数料の紹介と、さらに節約できる裏技についてご紹介していきましょう。
メルカリには手数料をゼロにできるお得なサービスもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
メルカリの6つの手数料を知っておこう
まずはメルカリにどのような手数料があるのかを把握しておきましょう。
販売手数料
メルカリの手数料といえばこの販売手数料でしょう。
販売手数料とは、自分の商品が売れた際に、売上金の10%が販売手数料として差し引かれるものです。
たとえば10,000円の商品が売れた際の手数料は10%の1,000円となり、実際の利益は10,000-1,000=9,000円となります。
手数料がいくらになるのか、販売利益がいくらなのかは商品の出品画面(商品情報編集画面)で確認出来るので、きちんと確認しておきましょう。
販売手数料は、出品する際に差し引かれるのではなく、商品が売れてから売上金から引かれるので、出品するだけで手数料が発生する訳ではありません。
商品が売れた時に、購入者が支払った金額の中から自動的に販売手数料が差し引かれ、残った残高が売上金として残る仕組みになっています。
売上金振込手数料
手数料は出品した商品だけに対して発生するだけではありません。
たとえば売上金を自分の銀行口座に振り込みたいときは、売上金振込手数料が必要となります。
売上金振込手数料とは、一般的な銀行振込みの際に必要となる手数料と同じです。
メルカリから振り込んでもらう場合手数料は一定額となるため、わかりやすくなっているのが特徴です。
メルカリから自分の銀行に売上金を振り込んでもらうために必要な手数料は、2019年4月23日以降一律の金額となっています。
売上金振込み手数料
- 通常振込:200円
- お急ぎ振込:400円
振込みのスケジュールは、『お支払い用銀行口座の登録』か『アプリでかんたん本人確認』を完了させているかどうかによって振込みまでの期間が異なります。
完了していない場合は、通常振込み申請の締め日は毎週月曜となり、そこから4営業日が目安になります。
このスケジュールは申請する時間帯や祝日などによって異なりますので、詳細は申請時に確認しておきましょう。
『お支払い用銀行口座の登録』か『アプリでかんたん本人確認』が完了している場合は、午前8時59分までに申請すれば翌日に振り込まれます。
ただし、ゆうちょ銀行の場合はスケジュールが遅くなるので注意が必要です。
これまでは通常振込みのスケジュールが長かったため、すぐに振込みして欲しい場合はお急ぎ振込みをしなければなりませんでした。
しかし、『お支払い用銀行口座の登録』か『アプリでかんたん本人確認』を済ませておけば、お急ぎ振込みで余計な手数料を支払う必要がありません。
そのため『お支払い用銀行口座の登録』か『アプリでかんたん本人確認』を完了していない人のみ、プラス200円を支払ってお急ぎ振込みをしなければならないのです。
決済手数料
決済手数料は商品を購入した人が払う手数料です。
これは、クレジットカードや売上金で全額支払う場合は不要ですが、コンビニ払いやキャリア決済を使用する際に、1商品あたり100円かかります。
その他の特殊な手数料
集荷手数料
商品を送るときに自宅まで荷物を取りに来てもらう『らくらくメルカリ便』の集荷サービスを依頼すると30円の集荷手数料がかかります。
組戻し手数料
銀行口座を間違って設定し、間違った口座にメルカリからお金が振り込まれてしまった場合、630円の組み戻し手数料を支払い際振込みを依頼できます。
※組戻しによる支払いは必ずしも保証されませんので注意してください
ライセンス料
これは特定のライセンス商品を販売した場合に発生する特殊な手数料です。
現在ではゲームアプリ『Ingress』やマンガ『宇宙兄弟』の二次創作物を販売した場合、別途20%のライセンス手数料が必要です。
他サービスとの販売手数料の比較
メルカリの販売手数料は売り上げの10%となっています。
果たしてこの手数料のパーセンテージは高いのでしょうか、それともお得なのでしょうか?
ここではメルカリのライバルと言えるラクマとヤフオクと、メルカリの手数料を比較してみましょう。
ラクマとメルカリの手数料の違い
楽天が提供するメルカリと非常に似たイメージのフリマアプリが『ラクマ』です。
ラクマの手数料はメルカリと同じで一定のパーセンテージとなっていて、その数字は3.5%。
実はラクマの手数料は、あまた一つ抜けてお得な設定となっており、手数料がもったいないからラクマを使うというユーザーも少なくありません。
ただしその分、ユーザー管理やフェイク品など不正なアイテムのチェックがメルカリと比較して弱く、安心して取引ができるという意味ではメルカリに1日の長があります。
メルカリとラクマの手数料の違いは、そのまま運営のコスト=丁寧さに現れていると言えるでしょう。
消費増税でラクマ販売手数料が値上げ
2019年10月1日から消費税が10%になることに伴い、2019年10月1日以降ラクマの販売手数料はこれまでの3.5%(税込)から3.5%(税別)に変更されます。
※参考:「【重要】増税に伴う「販売手数料」改定のお知らせ」
仮にラクマで出品商品を10,000円で売った場合、これまでは販売手数料は350円(3.50%)が差し引かれた9,650円が売り上げ金額となっていました。
しかし2019年10月1日以降は、販売手数料が385円(3.85%)となり、売り上げ金額は9,615円となります。つまり、若干ではありますが、2019年10月1日以降はラクマの手数料が値上げされます。
現在ラクマで取引中の場合、2019年9月30日中に支払いまで完了すれば今まで通りの手数料となりますが、支払いが10月1日を超えると手数料が変更となるので注意が必要です。
▶︎ 消費増税でどうなる? メルカリ・ヤフオク!・ラクマの送料
ヤフオクとメルカリの手数料の違い
ヤフオクの場合、手数料は大きくわけて2種類あります。
それは月額498円の『Yahoo!プレミアム』の会員かどうかによって異なるのです。
Yahoo!プレミアム会員に登録してあると手数料は販売した落札金額の8.64%。非会員の場合は落札金額の10%となります。
そのため、頻繁に取引が発生するのであれば月額会費を払った方がパーセンテージとしては1.36%お得です。
逆にプレミアム会員でない場合は、販売手数料に関してはメルカリと同じパーセンテージ。
月に数万円の取引をするのであれば、プレミアム会員になりヤフオクを使った方が手数料はお得ですが、そうでなければ手数料的には大な差はありません。
メルカリの手数料をお得にする裏技とは
メルカリの手数料というものは、人によってはもったいないと感じてしまうかもしれません。
しかしいくつかの裏技を使うことで、もったいないと感じる手数料もお得に節約できるのです。
ここではそんな手数料節約のためのテクニックをご紹介していきましょう。
メルペイ活用で振り込み手数料を節約する
メルカリが提供するキャッシュレス決済サービス『メルペイ』は、すでに利用しているでしょうか?
このメルペイは売上金を使って、コンビニなどのリアル店舗でキャッシュレスで決済できるサービスなのです。
そのため、コンビニなどで食品や飲み物、そのほかいろいろな商品を購入する際にこのメルペイを使えば、銀行口座に振り込んでもらうたびに発生する振込み手数料を支払うことなく、売上金で直接生活に必要なものの支払いを済ませることができます。
クレジットカードや売上金で支払う
メルカリで商品を購入するときの支払いをクレジットカードや売上金で行えば、コンビニ払いなどで必要となる決済手数料が不要となります。
もしまだクレジットカードを持っていないのであれば、新たにクレジットカードを作ればこのような無駄とも言える手数料が節約可能です。
メルカリのキャンペーンを上手に活用する
メルカリではキャンペーンで販売手数料が10%より少なくなることも過去にありました。
今後このようなキャンペーンが行われるかはわかりませんが、手数料のパーセンテージが低くなるキャンペーン以外に、出品するだけでポイントバックされるものなど各種キャンペーンは定期的に開催されています。
そのようなキャンペーンを利用して出品や購入をおこなえば、手数料分程度ならお得になりますので、定期的に『お知らせ』などでチェックしておきましょう。
まとめ
メルカリでは商品が売れた際に10%の販売手数料など各種の手数料がありますが、これは安心して取引ができるようなしっかりとした運営のためのコストです。
また、ラクマやヤフオクなどほかのサービスと比較してもそこまで手数料が高いという訳でもありません。
ちょっとしたテクニックや支払い方法で手数料を節約することも可能なので、今一度自分の使い方を見直し、さらに楽しく便利にメルカリを活用してみてくださいね。