7割がリピーター!ブランド洋服の宅配買取サービス『ブランドゥール』の誕生秘話

  • 2022年12月23日
ブランドゥール

一度利用したサービスを何度も利用してもらう。運営側にとってこんなに嬉しいことは他にありません。

では、リピーターを増やすにはどんなことをすればいいのでしょうか。

サービス利用者のうちリピーター率7割を誇る、ブランド洋服買取サービス「ブランドゥール」の代表「若山和宏」さんに、リピーターを増やした施策やサービスの誕生秘話などを弊社、総合買取サービス「ウリドキ」を運営するウリドキ株式会社の代表木暮がお聞きしました!

キャッシングしてまで商品を仕入れていた過去やブランドゥールの年商など、ここでしか聞けない裏話を赤裸々に語っていただきました!

木暮

こんにちはウリドキの木暮です。本日はブランド買取『ブランドゥール』の若山社長にお越しいただきました!

簡単にどのようなサービスをやっているかご説明いただけますか?

若山
はい、ブランドゥールというブランド品洋服の宅配買取を運営している株式会社オシャレボの「若山和宏」です。よろしくお願いします!
木暮
ブランドゥールといえば、私の中ではリピーターがめちゃめちゃ多いイメージがあるんですけど、具体的にはどんな商品を買取されていますか?
若山
僕らはブランド品のバッグやアクセサリー、洋服全般ですね。海外のブランドから国内のカジュアルなブランドまでを取り扱う買取サイトを運営しています。
あなたの売りたいものの
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リピーター率7割!リピーターを増やした秘訣とは?

木暮
最近、ブランド品やアパレル品などの買取会社さんがすごい増えてきたなと思っているんですけど、ブランドゥールならではの特徴とかあったりするんですか?
若山

僕らはまだ宅配買取というサービスがメジャーじゃない頃から始めてはいたんですけど、ぶっちゃけお金がなかったんでお店が出せなかったんですよ…。

だから始めはマンションの一室からスタートしました。そこから宅配買取を掘り起こしてサービスにしてみようってことになり宅配買取サイトを作ったキッカケなんです。

ネットの事業なんですけど、リアルな人とのつながりを大切にしたいと思っていたので、お客さんに手書きで手紙を書いたりとか、お客さんとの距離を縮める努力はしていました。

その甲斐あってか今や7割のお客さんがリピーターなんです。一回使ったお客さんに気に入っていただけているのかなと思っています。

木暮
7割もリピーターがいるんですか!?
若山
そうですね。なので新規の営業や広告はそんなに行っていません。設立当初は1週間に1人しか買取のお客さんが来ない時期もあったんですけど、今はありがたいことに多い時では100名とか。
木暮
1日で!?
若山
はい、ダンボールが100個くらい、バンっと!
木暮
1週間で1人しか来なかったのが、今では1日で100人が買取に来てるんですか!? スゴい! その秘訣を今日はぜひ教えてください!

ブランド買取を始めたキッカケ

木暮
お金がなかったからマンションの一室から始めたとおっしゃってましたけど、ブランド買取をやろうと思ったキッカケはなんですか?
若山

高校生の頃から洋服が好きで、地元の新潟からわざわざ東京まで洋服を買いに行ってました。

東京で一人暮らしを始めた時にお金がなかったので、持っていた洋服をフリマとかで売ってたりしていて、僕がちょうど20歳(2000年頃)は、ヤフオクで売ってました。まだネットでモノを売るという時代じゃなかったにも関わらず、あっという間に洋服が売れるんですよ!

木暮
その当時、どんな商品がいくらくらいで売れたんですか?
若山

裏原とはエイプとか流行っていて、高校生の頃2万円で買った服がヤフオクで4万円で売れたりとか。出品した服がどんどん売れるのが楽しくて、着る服がなくなるくらいまで売ってました!笑

そんなことをしているうちに売れる服がなくなって、これだけ売れるんなら服以外のものも売れるんじゃないかと思い、代々木公園でやっているフリマに行って商品を仕入れてました。

昔買った「聖闘士星矢」のフィギュアとか、ビックリマンシールとかも売ってました。ネットで売れるものをひたすら買い求めるところから始まりましたね。

木暮
ブランド品や服を売ったり、そこからビックリマンシールまでいってるじゃないですか。そこからなぜブランド品洋服の買取にいったんですか?
若山

やっぱり洋服が好きだったし、選びやすいなという部分がありました。あとその時から東京近郊にリサイクルショップがいっぱいあったんですけど、どこもネットでものを売っていなかったので”宝の山”だったんですよ。

リサイクルショップに行けば、ネットで高く売れそうなものが陳列されているみたいな!笑

毎日リサイクルショップを回って多い時には10袋とか買ってました。電車に乗った時に変な目で見られてましたね…。

木暮
これは高く売れそうだみたいなのってなんでわかったんですか?
若山
新品の洋服屋とかよく行ってたんで、定価がだいたい2万円くらいってのが感覚的にわかるんですよ。例えばそれが7千円とかで売られていると、買っといたら1万2千円くらいで売れんじゃないかなみたいな、その頃は感覚を頼りにやってましたね。
木暮
やっぱり自分が洋服を好きだったらからその感覚が身に付いたんですかね?
若山
そうですね。でもそこまで好きじゃなかったイギリスのアパレルとかも買ってましたね。
木暮
へー。それでも上手くいってるってことですもんね?
若山
売れなかったのもありますけど、10個買って7個ぐらい売れればOKみたいな。

キャッシングまでして商品を仕入れていた恥ずかしい過去

ブランドゥール代表とウリドキ代表による対談

木暮
これやっちゃったなみたいな失敗談とかあります?
若山

20歳の頃はお金がなかったので、クレジットカードの限度額いっぱいまで使って、30万ぐらい洋服買って「もし、これ売れなかったらどうしよう…」みたいな不安に苛まれましたね。笑

あと、カードが使えなくなったら今度はキャッシングして洋服を仕入れてました。そんなのを1年間くらいやってましたね。

木暮
それは無事売れたんですか?
若山
なんとか。頑張って売れました!
木暮
売るためにどういうところを工夫されたんですか?
若山
周りはカーテンレールに掛けたものを撮影して出品してたんですけど、自分は白い壁紙をバッグに撮影したりして少しでも買ってもらえるように工夫してました。そのノウハウは会社をやってからも活きましたね。

成功した取り組みは?

木暮
これは成功したなみたいな体験談とかあります?
若山

宅配買取サービスをやっている会社はあるんですけど、リサーチした結果そこまで力を入れていないということがわかったので、僕らはウェブページを作って宅配買取に特化したサービスを始めました。今見たらいつの時代のホームページだよってなりますけどね!笑

始めは週に1〜2件くらいでしたけど、試行錯誤してウェブページを改善すればするほど買取が増えていきました。ウェブ買取を早い段階で取り入れたのはよかったのかなと思ってます。

木暮
ここ変えたら上手くいったみた!みたいな具体例とかあります?
若山

最初はとりあえず「買います!」みたいなサイトだったんですけど、自分が売りたいモノを買ってくれるっていうのが分かるように、このブランドは“こういうのを高く買います”っていうのをしっかりアピールしたら、ブランドがどんどん集まり始めましたね。

今では色んな会社さんがやっていることなんですけど、ブランドとかお客様の売りたいモノに合わせてページを作るっていうのを早い段階からやっていたのは大きかったですね。

木暮
そのページを見て「ここは私が使うサービスだ」って思えるページを増やしていったいうことですね。
若山
そうですね!

競合サイトから離脱したユーザーを狙った施策

木暮
先ほどネット宅配専門店を作ろうみたいな話がありましたけど、その時って他にも成功している会社さんってあったんですか?
若山

ちょうどウェブサイトを作って少しづつお客様が来だしたなっていうときに、ブランディアさんが参入してきて…。ブランドゥールの6倍くらい取引があったんです。で、2年後も6倍なんですよ。

これじゃなかなか差を縮められないなということで、ブランディアさんを使うユーザーが、ちょっと不満に思ったときに手を伸ばしてみようかなって思えるサイトになろうかなと思ったんです。

僕らはもともと洋服好きですし、洋服が好きなスタッフを集めていたので、これは人気商品だから、これは過去に誰々さんが着ていた人気商品だったので今回買取出しましたって、そういうことをしっかりとモノを見て、ちゃんとお客様に説明するスタイルにしました。

ブランディアさんを使って、ちょっとなんか違うなっていうようなお客様が流れてきたときの受け皿になろうみたいな、そういう戦略を立てました。笑

ファンを獲得するために行ったこと

ブランドゥール代表とウリドキ代表による対談

木暮
すごいなって思ったのは、手紙を送るとか。
若山
そうですね。やっぱりお客様との繋がりを大事にしたいなって思ったんで、初めて使ってくれたお客様には手紙を送って、アフターフォローを意識しましたね。
木暮
コミュニケーションを強めていって、ユーザーをファンにしているみたいな感じですか?
若山

そうですね。お客様のニーズをより聞き取れるようにっていうことで、「おねだり欄」っていうのを作ったんです。

お客様が「これは高かったので買って欲しいです!」とか、これは思い出があるので、みたいなことを書いてくれるんですよ。

これぐらいで買ってほしいですって、書いてあったらそれに近づけるように努力をする。トータル的にお客様に満足していただけるような試みをもう4、5年やっているんですけけど。

そこは見ていて面白いです。それにちゃんと応えてあげると、査定士も満足感が高まりますし、お客様の満足感にもつながります。みんなハッピーに仕事が出来る、そういう仕掛けは面白いなって思っています。

木暮
それは良いですね!ちなみにそのお値段は無茶だよ、みたいなことってありました?
若山
正直、絶対買えないような金額で来ることはありましたけど、比較的そんなに無茶だなっていうのはなかったですね。
木暮
お客さんもある程度、理解したうえでそこに書いてらっしゃる?
若山

そうですね。

店舗だと面と向かってやっているので、お客様から情報を聞きながら出来るんですけど、ウェブだと段ボールで商品が送られてきて、「届く」ところから始まるのでなかなかコミュニケーションが取りずらいんですよ。

もっと他のやり方ないのかなと思った結果、「おねだり聞いちゃいます」っていうところに落ち着きました。そのおかげでサービス提供しやすくなったなと思っています。

査定士が指名制!?買取の裏側について

木暮

僕、本社に一回お伺いしたことあったじゃないですか?

査定の現場も見させていただいたんですけど、お客さんごとに担当がいることにびっくりしました。

普通は商品カテゴリーによって査定する担当が変わると思うんですよ。ブランドゥールさんはお客さんごとに対して、査定士を指名できるじゃないですか?それはすごく斬新だと思っています!

若山

それは「この美容室のこの人にやってもらいたい」みたいなのと一緒で、モノを売るときも自分はこういう洋服が好きだから、同じ洋服が好きそうなこの査定士にお願いしたいっていう思いが絶対あるだろうなって思っていて。

実際、僕もモノを売りに行くときに、メンズの洋服を持って行って、女性の全然系統の違う査定士さんにいくらですって言われても、本当に分かりますか?って思うときがありました。

そういうことを無くすためにウェブページにスタッフの写真を出して「洋服好きです」とか自分をアピールする。で、それを見てお客様が選んでいく形が納得できるだろうなと。

10年以上前からスタッフの情報をどんどん出して、お客様にどの人にやってもらいたいっていう形にしています。

木暮

10年も前からやっているんですか!?

結局リユースって効率化に走っていくと思うんです。ユーザーはモノを売ってそれがどう扱われるかって、承認欲求じゃないですか。

他社さんは効率でグアーっといくところに対して、ブランドゥールさんは10年も前からユーザーの承認欲求を満たすっていうところに取り組んでいた、みたいな。

若山

規模・スピード・効率という観点から言ったら、規模が大きいところには敵わないと思うので。非効率なところがあってもトータルで見たときに“最適”であればいい。

結果それで満足度が上がれば効率的になるっていうのが信念にあります。本当はリアルなビジネスをやりたかったんですけど、ネットだったんで。どうにか人と繋がりたい、お客様とつながりたいという思いがすごくありました。

年商をぶっちゃけ!?気になる金額は?

木暮
ちなみに今、年商とか言えます?笑
若山
最初の1年目が3,000万くらいで、そこから10何年してだいたい10億円です。笑
木暮
マンションの一室から始めて10億!?
若山
そうですね!
木暮
しかも、マーケティングにもお金をかけてないんですよね?
若山
多少かけました。
木暮
昔はめちゃめちゃアフィリエイトが多かった気がします。
若山
そうですね。まだホームページがないときに作ったとか、どこもリスティングをやっていないときにリスティングをやったりとか。どこもアフィリエイトをやっていないときに始めたりとか、そういうのはありますね。
木暮
確認なんですけど、ブランドゥールのリピーター率は何パーセントでしたっけ?
若山

リピーター率は7割です。なので今は新規のお客様向けた広告はほとんどやってないですね。

リピーターさんが多いと新規向けの広告がいらなくなるので、リピーターさんにより還元できるじゃないですか。それがどんどんプラスになっていくイメージですね。

木暮
別のチャネルに依存しているわけでもなく?
若山

はい。マイページから直接お願いしますっていうパターンが多いと思います。あとは検索結果ですね。最近は口コミを見ている人が多いですよ。

ウリドキさんの口コミを見て「口コミが良かったんで出張買取お願いします」ってこともあります。ちなみにそのときの買取金額が×××万円。

木暮
えぇー、すごい!!
若山
一番最初に出てくるのがウリドキさんの口コミなので、完全にウリドキさんの口コミを見てだと思います!
木暮
貢献できてよかったです!ありがとうございます。すごいな!すばらしい!!

店頭・宅配・出張買取で見るニーズの違い

ブランドゥール代表とウリドキ代表による対談

木暮
出張買取もやられているんですね?
若山
都内限定で。あとは量が少ない方ですと、高いものをお願いしたりとかはあるんですけど。
木暮
買取方法は「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」の3パターン?
若山
そうですね。
木暮
まずは宅配買取から始めたんですよね?
若山
宅配買取から始めました。ただ、渋谷の店舗兼事務所で看板を出したんですけど、誰も来なかったです。
木暮
えっ、今も?
若山
今は来ますけど。最初は誰も来なくて。宅配買取でサイトを作ってからは渋谷の店舗でも売れますか?って来るようになったんです。今もお客様は9割ネットです。
木暮
それから出張買取もやり始めたわけじゃないですか?宅配、店頭、出張でユーザーニーズに違いはありますか?
若山

渋谷に店舗があるので、まずは渋谷に用事がある人、働いている人、そういう人は店頭に来ます。

あとはちゃんと見てもらいたい人。そういう人はちゃんと査定してもらえるの?っていう不安がある。

宅配買取使ってみたいけど、不安だから渋谷の店舗に来ましたっていうお声はよく聞きます。そこから宅配買取にシフトするお客様もいれば、そのまま渋谷のお店に足を運んでくれるお客様もいます。

渋谷は1店舗しかないので、郊外のお客様は宅配買取を利用していますね。

木暮
出張買取の場合は?
若山

出張はモノが大量にあって段ボールで送るのが面倒くさいとかですかね。

できれば全てのお客様のところに行きたいんですけど、どうしても行けないってところもあるので…。あとは高額すぎて郵送じゃ怖いとか。

出張買取に行くと20万円のバックが20個とか出てきたりするんですよ。それを段ボールで送るのはちょっと勇気が要りますよね。

木暮

ちなみに、私も宅配買取とかそういう会社を10年くらい前に作ったんですけど、いま送料が激高じゃないですか?

宅配買取の時って、具体的にどういう流れなんですか?集荷に行くパターンもあれば宅配キットを送るパターンとかいろいろなパターンがあると思いますけど。

若山
基本はお客様に宅配キットをお送りしてお客様自身で集荷依頼をかけて、配達の方が取りに伺がうパターンだと思います。
木暮
伝票がすでに書かれているものを送って、自分でコンビニとかで送るっていうのは?
若山
ほとんどないですね。ウェブからポチっとやると登録した住所に配達員さんが来てくれるので、お客様は荷物を渡すだけです。
木暮
そのときって送料2回分ですか?
若山
そうですね。行きと帰りで2回分かかってます。
木暮
1回で済む方法はないんですか?
若山

一度利用したことのあるお客様であれば、集荷依頼かけるだけでOKです。2回目以降はご自身で用意した段ボールで送れますって積極的に促してますね。

自宅にある袋や段ボールに詰めてウェブから集荷依頼してくださいっていう案内はしています。とはいえ、店舗に来るよりはコストはかからないですよ。

木暮
店舗よりはコストがかからない?
若山
かからないです!

送料にかかる費用は月1,000万

木暮
今って1回の送料で1,000円くらいかかりますよね。そうすると往復2,000円じゃないですか?
若山
店舗だと人件費のコストや場所代もかかります。トータルで考えるとお店を出すよりは、宅配買取の方が送料以外のところでお金がかからないなっていうのは昔から感じています。
木暮
送料だけでも毎月数百万はかかるんじゃないですか?
若山
配送と売るほうもあわせて、月1,000万とかいきます。
木暮
送料だけで月1,000万!?でも店頭の方がコストは高い?
若山
送料以外のところ。
木暮
ちなみに、店頭を撤退するっていう考えはない?
若山

店頭はお客様がついているっていうのもありますけど、リアルなお客様の声が聞ける大事な場だと思っています。

そこでお客様から聞いたことをウェブサイトに反映させたりとか、要望に応えられる施策をしてみようとか、お客様のリアルな声を聞けるっていうのは、すごいいいなと思っています。

木暮
アンテナショップ的な?
若山
そうですね。マーケティング考えるときに、一番大事なのはお客様の声。どんなことに困っているか、どんなことをしてほしい、といったことを聞ける大事なところかなと思っています。

今後のリユース業界について

木暮

若山さんは10年間この業界をやっていて、競合の状況とかマーケティングとか、ユーザーがどう考えているとかをすごくリサーチされていますよね。

今、リユース業界がどんどん盛り上がっていますよね。C2Cという新しい形もフリマとか、どんどん出てくるじゃないですか?これからリユース業界ってどうなっていくと思いますか?

若山

今はユーザーもリテラシーが高いので、これはメルカリ、こっちは売りずらいからお店に持ってくるっていうお客様もいますし、メルカリだと高く売れるのは分かっているけど、面倒くさいし時間もかかるからお店で売るって方もいます。

ユーザー側も選択肢が増えるわけじゃないですか。それでもまだリユースを使ったことがないお客様がいっぱいいるので。6割でしたっけ?

木暮
そうですね。6割です。
若山

って、セミナーのとき木暮社長が前におっしゃってましたけど。笑

なのでそういったお客様がものを売るっていうのを知るにはメルカリとか色んなものが世の中に普及することが大事かなって思っています。

その中で利用者が増えればいいですね。メルカリさんが来たからといって、お客様が減ったかと言われると必ずしもそうではないので。

家で眠っているものがメルカリさんやリサイクルショップ、リユース店かもしれないけども、そういったものは増えてくるだろうなと思っています。

リユースビジネスを始めるならニッチ層を狙え!

ブランドゥール代表とウリドキ代表による対談

木暮
これからリユースビジネスを始めようとしている人がいた場合、若山さんはなにから始めるべきだと伝えますか?
若山

YouTubeもそうですけど、個人が活躍する土台がどんどんできているじゃないですか。

だからマスで大勢の人に使ってもらえるお店っていうのが、リユース限らずどんどんなくなっていくんじゃないかなって思っていて。

例えば洋服で言ったら、洋服のブランドでも日本全国に入るブランドとかあんまりないじゃないですか。

一方でちょっと小さなファンにウケるというか。ニッチにウケるもの尖ったもの、みたいなものがこれからどんどん増えていくと思うんです。

例えば今まで100億円売り上げがあるブランド、そういうのがいっぱいあったと思うんですけど、そういったものがどんどんニッチ化していくと、売上1億円くらいでコアな層に愛されているブランドがめちゃくちゃある、そういった風になっていくのかなって。

個人が活躍して、この人がプロデュースして、これが好きだからこれのファンがいるっていう。そんな感じになっていくんじゃないのかなっていうのを思っています。

リユースも何でも買いますっていうよりも、僕はこの商品のこういったテイストが好きで、こういったものを集めたお店ですみたいな。

そういった売り出しをすると一定数のファンが来るんじゃないかなって思っていて。査定士さんって自分が好きなものって決まっているじゃないですか。

だから、査定士さん一人が自分の好きなテイストのお店をいっぱい持っているみたいな、そういうやり方にした方が、しっかりお客様がついて無駄な広告費とかもかからずに、好きなファンの中でコミュニティーができてビジネスが回っていくっていう風になっていくだろうなってことは、昔から思ってましたね。

木暮
総合リサイクル系とかはなかなか厳しい?
若山

「ゲオ」さんとかには勝ちようがないですよね。笑

今からどうやって「ブックオフ」さんや「ゲオ」さんと戦うのかっていう。だから、ぼくはそういうところで戦うというよりも、そういったところに行ってもモノがありすぎて満たされないけど、こういったものだけが見たいんだっていう人に対して、こうやるというか。

木暮
それをやってマンションの一室から今や安定的に10億稼げる会社にまで成長したと。
若山
これもひとえにお客様のおかげです。笑

ブランドゥールの今後の取り組みについて

ブランドゥール代表とウリドキ代表による対談

木暮
最後にブランドゥールがこれからちょっと取り組もうかな、と思ってることがあれば教えてください。今、色々とやっていますよね?
若山
最近は法人のお客様向けに自分たちが仕事で使っていたシステムを開放したりですとか、法人の集客支援みたいなことをやろうかなと思っています。
木暮
なんでやろうと思ったんですか?
若山
単純に自分たちが作ってきたものをシェアするというか、柔軟に仕事をしてきたなかで作られたやりやすい仕組みがそこにあるなと思っていて、その経験をシェアできればいいなと考えています。
木暮
「買取お助けくん」っていうシステムですか?
若山
そうです。ブランドゥールが出張・店頭・宅配買取で使っている買取のシステムを皆さんにお貸ししようと!
木暮
それはいくらでレンタルできるんですか?
若山
0円!!
木暮
すごい!0円で使えるんですね!今から買取を始めようと考えている人は「買取お助けくん」を使えばいいですね。
若山
そうですね。それで買取が集まったら僕に缶ビールをおごってくださーい。笑
木暮
とにかく市場をどんどん盛り上げて行くっていうことが結局は巡り巡って、自分たちに返ってきますしね。
若山
そうですね。盛り上がればいいですし。嫌じゃないですか、折角やったサービスが自分が50代、60代になったときに業界がなくなったりしていたら。悲しいじゃないですか。自分が生み出したサービスに愛着があるんで。

お客様の生活をもっとおしゃれにすることが目標

若山

あとは、お客様の洋服の買い取りはブランドの買取には貢献できていますけど、それ以外、例えば、家具を売りたいですとか、家電とか他のものを売りたいっていう需要には応えられていないので。

僕らが一からそのサービスそをやることはなかなか難しいですけど、そういったお客様に他社のサービスをお勧めしていくとか。

会社を「オシャレボ」っていう名前に変えたんですけど、おしゃれってやっぱり洋服だけでなく、家とかライフスタイルとか、いろいろありますよね。

その人の生活自体がおしゃれになることを手助けしていきたいなっていう意味で、会社の名前を変えました。

30〜40代の女性が中心なんですけど、そういう人たちがもっと楽しく生活できるような情報をお客様に与えていく。こういったサービスがいいと思ったんでどうですかって、勧めたいですね。

お客様がハッピーになって、周りの会社さんもハッピーになればいいなって思っています。

これからは色んな会社さんのサービスを繋げて、お客様をおしゃれに、ハッピーに綺麗にしていくっていうのをやっていきたいですね!

木暮

さっきもちょっと話が出てきたんですけど、メルカリで売りづらいものが買い取り業者に流れてくるっていう話がありましたけど、今の話もちょっとリンクするのかなって思っていて。

個人間で売りづらいものと、わざわざブランドゥールに持っていくものとの違いってなんなんですかね?

若山

一般的な概念では高額なものってメルカリだと不安だと思っています。偽物が来たらどうしようとか。高いものだと、もし壊れていたら嫌だなとか。買うときにちょっと躊躇するじゃないですか?

そういうものは比較的、買い取りにお客様が持ってくるのかなって。

木暮
ありがとうございます。色々と勉強させていただきました! また、ぜひ来てください。
若山
ありがとうございました! いつでも呼んでください。
木暮
本日は「ブランドゥール」の若山社長でした。ありがとうございました!

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