デザインも質もいいオリンパスは高価買取可能!
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オリンパスは、1919年に創業した90年以上の歴史ある会社です。当時の会社名は「株式会社高千穂製作所」。カメラがもっとも有名な事業ですが、元々は顕微鏡と体温計の事業からスタートしています。
その後の1934年にレンズの開発が始まり、2年後にオリジナルレンズ「ズイコーレンズ」が誕生します。そのレンズ分野を多角化するために、内視鏡や分析機器といった理学、医学系分野でも幅広げ、各分野でトップレベルのシェアを占めるようになります。
最初に誕生したカメラは二眼レフカメラ「オリンパスフレックス」。終戦後には幅広いカメラが発売され、今でもデジタル式として発売されているシリーズの元祖「オリンパスペン」が1959年に登場します。”6000円で売るカメラ”というキャッチフレーズで次々に売れ、累計販売数は1700万台を超えるといわれています。
高く売れるカメラモデル
photo_by_MIKI Yoshihito
ここで、オリンパスから出ている人気モデルを4台に絞ってご紹介します。現代ではフィルムよりデジタルの方がより高い金額で買取をするのは言うまでもありませんが、デジタル一眼レフカメラよりミラーレス一眼カメラの方が比較的高い値段で買取をする傾向にあるようです。
OM-D E-M5 Mark Ⅱ
上下左右に加え、前(並進)の動きにも対応した「5軸手ぶれ補正」で、回転によるぶれや、マクロ撮影時に起きやすいぶれにも対応。暗い場所や望遠撮影でも気にせずに撮影することができます。
また、美術品や風景といった高画質が求められる場面でも、クオリティを維持することができる「40Mハイレゾショット」を搭載。約4000万画素(40 Million)で記録するハイレゾ(ハイレゾリューション)という意味で、より鮮明なカラーを実現しています。
E-PL6
小型のロングセラーモデル「PEN Lite」の最新モデル。宮崎あおいを広告モデルとして起用したことで脚光を浴び、女性に絶大な支持を受けたカメラです。オリンパスのカメラの中で最高峰モデルOM-Dと同等の画質に加え、背景をぼかして撮影できる「ISO LOW」も搭載。
また、液晶画面を上方向に170度まで上げ、カメラを自分に向けて自撮りをすることを可能にした「チルト&リバース式液晶」を採用。自撮りをしたい旅行先やイベントで、高いクオリティの写真が撮れるようになりました。
STYLUS 1S
オリンパスが提供するコンパクトデジタルカメラの中で最上位のモデル。厚さがわずか52mmにして、光学10.7倍(28〜300mm)までの望遠ズームと、F2.8の明るさを保つことができる機能を搭載しています。もちろん、手ぶれ補正も充実。
また、カメラにはWi-Fiが内蔵されており、スマートフォンアプリ「OLYMPUS Image Share」と連携することで、写真の加工やソーシャルネットワーキングサービスへの投稿をスムーズにすることができます。
STYLUS TG-4
タフさに重きをおいて提案されたコンパクトデジタルカメラ。15mの防水機能に加え、2.1mまで耐えられる耐落下衝撃性や-10度の低温でも機能する耐低温性、さらには100kgfの重さにも耐えられる耐荷重を備える性能をほこります。
F2.0の大口径レンズで暗い場所でもぶれを抑えることができ、さらには顕微鏡モードや深度合成モードといった多彩な撮影モードを備えています。別売りのレンズを取り付けることで、魚眼や望遠の撮影も可能です。
人気モデルの買取相場
photo_by_Thomas Leuthard
同社の人気モデルをご紹介します。なお、今回はデジカメに絞り、美品かつ付属品が全て揃っている状態での金額になります。
買取相場は記事作成時点(2016/01/21)の価格です。最新の価格は買取比較サイト、ウリドキで調べられます。
ミラーレス一眼レフカメラ
- OM-D E-M5 MarkⅡ(14-150Ⅱレンズキット)
- OM-D E-M10 MarkⅡ(EZ Wズームキット)
- E-PL6(EZ Wズームキット)
- E-PM2(Wズームキット)
- E-P3(ツインレンズセット)
最大8万4150円
最大6万4350円
最大2万6100円
最大1万5300円
最大1万5750円
コンパクトデジタルカメラ
- STYLUS 1S
- STYLUS TG-3 Tough
- STYLUS TG-4
- STYLUS 1
- STYLUS SP-100EE
最大1万8000円
最大1万6400円
最大1万5000円
最大1万5000円
最大1万600円
高価買取のコツ
上でご紹介した最大買取額に近づけられるために、高価買取をしてもらえるポイントをいくつかご紹介します。
ほこりや汚れを落とす
買取は、新品に近ければ近いほど高く値段がつきます。よって、あまり使用していないものでも念入りに汚れを落とすようにします。特に、電化製品においてはほこりは天敵です。内側についた汚れを落とすように心がけましょう。
付属品を揃える
購入した際に、外箱や取扱説明書、電池といった付属品があったかと思います。それらがすべて揃っている状態と本体のみの状態とでは、査定額はかなり変わってきます。特に、期限以内の保証書(店舗印付き)がついていると査定額は安定して高めになるそうです。「スペースをとられるから」とか「荷物になるから」といって、捨てないようにしましょう。
不要になったら早めに買取に出す
現代の家電製品は、新作が次々に市場に投入されることから、販売されて数年経つと価値(買取相場)が下がることが多々あります。カメラも然りです。そのため、「もうこのカメラは使わないかも」と思ったら、早めに整備して買取に出すことをおすすめします。
買取に出す際の注意点
カメラを買取に出す時に気をつけるべき点を、いくつかご紹介します。
未成年は保護者の承諾が必要
古物営業法および各都道府県が定める青少年育成条例によって、未成年が換金目的で商品を買取に出す際は、保護者の承諾(書類に保護者が記入する、または買取の際に同行する)が必要と定められています。
また、これは買取に出す人全員に当てはまりますが、店頭で身分証明書を提示するよう求められることがあります。これは、未成年の買取を防止する策だとされています。お店に商品を持って行く際には、運転免許証やパスポートといった身分証明書を持って行くことを忘れないようにしましょ。
故障品は買取できない可能性あり
電源が入らない、またはうまく撮影ができないといった故障品は、気持ち程度の査定額もしくは買取できないところがあります。買取をしているショップや業者もありますが、上でご紹介した買取額は期待できないでしょう。買取に出す際には、しっかり動作確認をしてから持って行くようにしましょう。
まとめ
オリンパスのカメラは、ミラーレス一眼カメラがもっとも人気が高いとされています。簡単な操作性に加え、写真のクオリティ、多彩な撮影モード、そしてレトロな外観など、デザイン性と機能が両立しています。普段の生活の一部を撮影する人だけでなく、プロのサブ機としても利用されています。
中古の相場も、それに伴って高い値段を維持しています。もし不要になった同社のカメラがあれば、今がチャンスでしょう。不要になったものがあれば、美品の状態にして一度査定に出してみてはいかがでしょうか?