マセラッティのミニカーを製造しているメーカーは？
あのマセラッティを再現できるのか?
マセラッティ、マセラティ、マゼラーティ……発音の仕方は様々ありますが、今ではフィアット傘下で高級ラグジュアリースポーツを生産しているメーカーです。
特徴はボディライン、まあエロい。イタリア車は全般にエロいのですが、その中でもとりわけエロいのがマセラッティ。ですからミニカーの魅力も、その再現性に尽きるわけです。
やはり、イタリア人に任せるしか?
そうなるとミニカーもイタリアのメーカーのものが、再現性が高いのかと思われます。
まず挙げるべきメーカーはイタリアが誇る「BBR」、また同じ枢軸国であるドイツの「パウルズ・モデルアート」も見逃せません。買取価格やはり、イタリアのメーカーの方が高くなるのでしょうか?
また、伊・独ときたら日本の誇る「トミカ」などの買取価格も気になりますね。それでは、見ていきましょう。
マセラッティのミニカー買取価格紹介
1/18スケール「イタリア編」
・BBR「1/18 グランツーリスモ GT3 2012」定価6万8,040円 買取2万4,500円
・TOPMARQUES「1/18 ボーラ 1977」定価3万5,424円 買取1万5,000円
・TOPMARQUES「1/18 ギブリ 2013」定価3万5,424縁 買取1万2,500円
「BBR」はイタリア、いや世界のトップのミニカーメーカ、フェラーリなどの公式モデルを手掛けていることでも知られています。また、「TOPMARQUES」はBBRのスタッフがリエンジニアリングを手掛けた、ディフジュージョンブランド。
そりゃBBRは普通の人には手が出ない。といっても、TOPMARQUESも充分高価ですが。
買取価格の傾向は、両方とも高いですが率でみると35～40%、それほど良いとはいえません。価格が高くなるには一般にもアピールできる力が必要で、両者ともそれを持っているはずなのですが。
1/18スケール「ドイツ編」
・パウルズ・モデルアート「1/18 A6GCS 1954」定価5万8,320円 買取2万円
・ CMC「1/18 300S ルマン 1956」定価5万6,160円 買取1万9,500円
あのミニチャンプスを手掛ける「パウルズ・モデルアート」、社名そのままのブランドで販売されているシリーズ。また「CMC」もドイツのメーカーです。
両社とも、超精密モデルで知られ高い評価を得ていますが、買取価格率でみると35%前後。こちらも、平凡な買取価格となっています。
・オートアート「1/18 クアトロポルテ GT」定価3万24円 買取1万3,000円
こちらはアメリカ「ゲートウェイ」社のブランド「オートアート」、買取価格率が40%越えしているのは、人気車種クアトロポルテだからでしょうか?他の車種はそれほどでもありません。
まだ手が出る1/43スケール
・ブルム「1/43 マセラッティ トランスポーター 250F×3台 イタリアGP 1957」定価5万1,840円 買取1万6,500円
・ネオ「1/43 A6G 2000 ザガート 1954」定価1万476円 買取3,800円
1/43ミニカーでは外せないイタリア「ブルム」とオランダの変わり種「ネオ」ですが、買取価格率は30～40%と特に見るべきものはありません。
その他特殊なシリーズ
・ミニミニエラ「1/43 マセラッティ バードケージ 75th 2005」定価2万520円 買取5,400円
車好きなら反応してしまうピニンファリーナデザイン、といっても買取価格は……。製造は、ショーカーのモデル化に力を入れている「ミニミニエラ」、日本では京商が取扱いをしてます。
・トミカ「1/62 マセラッティ メラク」トミカ外国車シリーズ F45 買取1,800円
80年代製造のデッドストック物、スーパーカーの洗礼を受けたお父さんには、たまらない逸品、プレミアが付いていますが、箱なしなど状態によって、大幅に買取価格は下がります。
・京商「1/64 マセラッティ ミニカーコレクション」サークルK・サンクス限定 定価484円 買取150～650円
最も高い買取価格が付いているのがシークレットの「ティーポ61」。他メーカーのティーポにはプレミアは付いていませんから、プレミアはシークレットの出現率の低さによります。
相場の決まり方や査定基準
定価が高いものは高い……それぞれ大差ない買取価格率です。人気車種である「クアトロポルテ」は多少高い、といっても誤差の範囲ですから大原則はマセラッテイのミニカーでも崩れていないといえるでしょう。
しかし、色目によって数100円とはいえ買取価格に差が見られます。赤など明るい色の方が高い価格が付くようですので、コレクションの際には考慮しておくといいかもしれません。
箱なしやパッケージの劣化、本体にホコリ、パーツが欠損など、様々な要素でマイナスされて、買取価格は決まります。直射日光に当たらないところでケースに入れて、箱から出さずに保管・鑑賞する……ミニカーに限らず、フィギュアなどホビー系の基本ですね。
おすすめ買取店
リアルクローズ
「リアクロ」の愛称で知られる、リアルクローズは東京と名古屋に実店舗を3つ、出張買取センターは全国に展開するショップ。ブランド物がメインのイメージもありますが、ミニカーも絶賛買取中。トミカやチョロQも、大丈夫とのことです。
加えて、F1やモトGPなどのレーシンググッズの買取もおこなっているといいますから「FIA-GT」とか「MC12」というキーワードに反応した人こそ利用しなければいけないショップでしょう。LINEやWebの査定をおこなっていますから、まずは問合せですね。
買取利用方法
ミニカーなど趣味のものは、近場のリサイクルショップでは正当な評価を期待することは難しいもの。そこで「宅配買取」がメインの方法となります。
メールなどでの事前査定後に宅配便を利用して送付、現物の査定後に振込みを待つ。これが大まかな流れ。複数のショップで事前査定時に買取価格を比較、一番高いところで本査定、結果に納得がいかなかったら返送、この流れを繰り返します。
先の「リアクロ」のように出張買取に力を入れているショップもありますから、大量にコレクションを所有している場合は検討してみて下さい。
まとめ
なかなか特殊な世界だけに、一般には広がりを持たない、だから特に特徴がない。買取価格の傾向はそんな様子です。しかしながら買取依頼先は選択しないと、ただのおもちゃとして買いたたかれてしまいます。これが注意しなくてはいけない唯一の点でしょう。
「マセラッティ」「ミニカー」……どちらか片方だけを愛好しているという人だけでもレアなのに、両方かぶっている人が対象の趣味。これから広がり様がないと思うのですが、まあミニカーは投資の対象にはならないわけで……。
