【エルメス】リンディの人気の理由|価格帯や資産価値についても

  • 2024年4月11日
【エルメス】リンディの人気の理由|価格帯や資産価値についても

エルメスのバッグで定番モデルといえば、「バーキン」や「ケリー」を思い浮かべる方が多いですが、「リンディ」というバッグを聞いたことはありますか。

エルメスのなかでは、比較的新しいモデルで、今までになかったシルエットから、近年エルメスの愛好者から注目を集めています。

今後もこの人気がつづくと、希少なアイテムとなり、より資産価値が上がっていく可能性も少なくありません。

本記事では、リンディの特徴や魅力について詳しくまとめました。ぜひ、最後まで読んでみてください。

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エルメス「リンディ」とは


エルメス「リンディ」とは
出典:リンディ|HERMES

ユニークなデザインが特徴のエルメス「リンディ」。

2007年に発売されて以来、これまでのエルメスにはなかった形の新しいバッグとして注目されてきました。2019年に新しいサイズである「リンディミニ」が登場すると、さらに人気が高騰し、今では希少なモデルとなっています。

エルメスを代表する「バーキン」や「ケリー」と比べると、比較的新しいモデルです。

ハンドバッグとショルダーバッグの2wayであることも大きな特徴のひとつ。5つのサイズがあり、カラー展開も豊富です。

エルメス「リンディ」が人気の理由

リンディは、2007年の発売以降、多くの人に注目されています。特徴的なフォルムが印象的なモデルですが、人気の理由はデザイン性によるものだけではありません。

なぜここまで人気が出たのかを3つにまとめました。

①開口とマチが大きく、使いやすい仕様

リンディは、フラップ(かぶせ蓋)をファスナーで開閉する構造です。フラップを大きく開くと、バッグの奥まで見渡せて、大きめの荷物でも簡単に出し入れができます。

どのサイズもマチが広いため、正面からの見た目よりも収納力があり、とても使い勝手が良いです。また、バッグの内側と外側のそれぞれ2箇所についているポケットに、スマートフォンや鍵などを収納可能。

バッグの中でなくなりがちな小物が、散らばることなくサッと取り出せます。

②シーンを選ばない2way仕様

リンディは、持ち手のハンドル部分に長いストラップがついており、ハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても使用できます

ハンドバッグとして腕を通すと、バッグの上部が内側に折り込まれ、くたっとしたやわらかいシルエットに変化。さまざまな表情を見せてくれることも、リンディの魅力です。荷物が多くて両手を使いたいときも、フォーマルな場面で上品に持ちたいときも対応できます。

リンディミニには、ほかのサイズよりも長いストラップがついており、斜めがけも可能です。

③汚れが気になりづらい底鋲付き

リンディは、5つの底鋲が付いていることも特徴です。底鋲によって、バッグを置いたときに底が直接床につかないため、汚れや傷を気にせずに使えます。バッグに汚れや傷がないことは、バッグの資産価値を上げるためにも重要です。

リンディはマチが広く、やわらかい革で作られていますが、底鋲によって安定して置けてバッグの型崩れも防げます。リンディミニに限り、底鋲の数が4つですが、マチ面が小さいため安定感に問題はありません。

エルメス「リンディ」のサイズとその価格帯

リンディには5つのサイズ展開がありますが、現在流通している商品のほとんどが、「リンディミニ」「リンディ26」「リンディ30」の3種類です。

定価はサイズが大きくなるごとに高価になりますが、中古相場はその限りではありません。サイズごとの特徴と価格帯を紹介します。

リンディミニ


リンディミニ
出典:リンディ|ブランドの手帳

おおよそのサイズ定価中古の相場
横19cm×縦13cm×マチ9.5cm
重さ:400g
1,083,500円
(トリヨンクレマンス)
1,073,500〜2,493,000円

2024年4月1日時点
出典:YOCHIKAクーリッシュYahooショッピング

リンディミニは、ロングストラップが付いており、リンディのなかで唯一斜めがけができるサイズです。2019年に発売以降、モデルのなかで1番人気があります。

大きさは、財布やスマートフォンなどの最低限の荷物が入るポシェットサイズ。近くへのお出かけや貴重品を入れるバッグとして利用できます。

カラーが豊富なので、ファッションのさし色としての活用もおすすめです。中古市場では、1番流通量が多いため、お気に入りのカラーや素材の商品に出会えるかもしれません。

リンディ26


リンディ26
出典:リンディ|ブランドの手帳

おおよそのサイズ定価中古の相場
横26cm ×縦18cm ×マチ14cm
重さ:640g
1,287,000円
(トリヨンクレマンス)
604,890〜2,277,000円

2024年4月1日時点
出典:YOCHIKAクーリッシュセカンドストリートFarfetch

リンディ26は、必要最低限の貴重品に加えて、メイクポーチやA5サイズの手帳などを入れられます。日常のお出かけにぴったりなサイズ感です。

リンディミニと同様に、中古市場での流通量は多く、使用感があり安い商品から新品未使用の商品までさまざま。1,000,000〜2,000,000円程度の商品が多いです。

ショルダーの長さは約65cmで、ワンショルダーで持つと腰まわりにピタッとフィットします。「日常使いするにはミニサイズだと小さいな」と思う方におすすめです。

リンディ30


リンディ30
出典:リンディ|ブランドの手帳

おおよそのサイズ定価中古の相場
横30cm×縦19.5cm×マチ15.5cm
重さ:975g
1,419,000円
(トリヨンクレマンス)
428,000〜2,680,000円

2024年4月1日時点
出典:PURPOSEクーリッシュYahooショッピングAMORE

リンディ30は、A4サイズを折らずに入れられるため、日常使いだけでなくビジネスバッグとしても活用できます。

リンディ26と比べると横幅は4cmほどしか変わりませんが、容量は約1.6倍で全体的に一回り大きい印象です。ショルダーの長さは26サイズと同じく約65cm。ワンショルダーで持つと、バッグが腰まわりまで来る長さです。

リンディミニやリンディ26に比べると中古市場での流通量は少なめですが、買えない程少なくはありません。

リンディ34


リンディ34
出典:リンディ|ブランドの手帳

おおよそのサイズ定価中古の相場
横34cm ×縦22cm ×マチ16cm
重さ:1200g
377,700〜1,418,800円

2024年4月1日時点
出典:BirthDay楽天ラクマFarfetch

リンディ34は、タブレットなど日常で使う大きめのアイテムも入るサイズ感です。1泊程度の旅行にも利用できます。日常的に使う荷物が多い方や、よく小旅行をする方におすすめです。

定価の発表がなく、エルメス正規品の生産は終了していると考えられます。中古市場でも商品数がたいへん少ないため、気に入ったサイズや素材の商品があれば急いで購入の検討をしましょう。

容量は大きいですが、サイドポケット以外に中の仕切りはありません。ポーチやバッグインバッグを活用すると使いやすくなります。

リンディ45

おおよそのサイズ定価中古の相場
横45cm ×縦26cm ×マチ26cm
重さ:-

出典:リンディ|ブランドの手帳

リンディ45は、リンディのなかで1番大きなモデルです。容量は27.5リットルあり、リンディ34よりも約2.6倍あります。男性でリンディの購入を検討している方におすすめのサイズです。

リンディ34と同様に定価の発表はなく、エルメス正規品から、新規の生産はされていません。

2024年3月の調査時点では、エルメスの販売店やECサイトなどの中古市場でも、取扱がありませんでした。現在、リンディのなかでも1番購入がむずかしい商品です。

人気のあるエルメス「リンディ」の特徴

エルメス「リンディ」は素材やカラー、サイズのバリエーションが豊富です。ここでは、どのような特徴のリンディが人気かをまとめました。人気のあるモデルを把握したうえで、ぜひ自分に合ったリンディを探してみて下さい。

素材|トリヨンクレマンスとヴォー・スイフトが人気

リンディは、主にトリヨンクレマンスとヴォー・スイフトの2つの素材で作られています。2つのレザーの特徴は、以下の通りです。

トリヨンクレマンス雄牛のレザー。程よい重量感があり、くったりとやわらかい。トゴによく似た繊細なシボ感。
ヴォー・スイフト雄仔牛のレザー。なめらかな質感で、ほどよい弾力性を持つ。シワは浅く、マットでスムース。

どちらも体のラインに自然に馴染むやわらかい質感で、やわらかいシルエットを楽しむリンディにぴったりな素材です。

流通量は少ないですが、2つのほかに「オーストリッチ」などのエキゾチックレザーや「エバーカラー」の採用もあります。

カラー|ブラックやエトゥープなどの定番カラーが人気

リンディは、カラーが豊富です。流通しているなかで、人気のカラーを紹介します。

  • ノワール(ブラック系)
  • エトゥープ(グレージュ系)
  • ゴールド(ブラウン系)
  • ナタ(ホワイト系)

上記のカラーはどんなファッションにも合わせやすいエルメスの定番カラーです。レザーの質感を活かしたエレガントな服装にも、日常的なカジュアルな服装にも馴染みます。

リンディミニであれば、ビビッドなカラーも人気です。小さいバッグのため、主張は少なめに、さし色として大活躍してくれます。

サイズ|リンディミニが発売以来、大人気

リンディは全5サイズですが、現在流通している主なサイズは「リンディミニ」「リンディ26」「リンディ30」の3サイズです。「リンディ34」は中古市場であれば購入できます。

現在ミニバッグがトレンドのため、リンディのなかでも「リンディミニ」が人気です。モデル内で唯一ロングストラップが付いており、斜めがけとしても利用可能。ポシェットのように使える気軽さや、カジュアルになりすぎない上品さが人気の理由です。

エルメス「リンディ」の資産価値|ほかのモデルと比較

モデル定価買取価格買取率
リンディミニ1,083,500~1,155,000円720,000~900,000円62~83%
バーキン251,738,000円630,000~2,750,000円36~158%
ケリー251,705,000~1,782,000円1,060,000~2,900,000円59~170%
ボリード311,430,000円100,000~720,000円6~50%
ピコタンロックPM490,600~531,300円170,000~480,000円2~98%

2024年4月1日時点
出典:クーリッシュファーストクラス

バーキンやケリーなどのプレミア価格が付いているモデルほどではないですが、リンディも資産価値が高いモデルです。人気とともに年々価値が上昇しています。

一般的に、ブランド品の買取率は定価の10~20%と言われていることからも、リンディをはじめとしたエルメスの買取率の高さがわかりますよね。

特にリンディミニは人気が高く、プレミア価格が付いているモデルのひとつです。今後も買取相場が上昇していくことが見込まれます。

売却の予定がある方は、購入時の外箱や保存袋を取っておきましょう。バッグと一緒に買取に出すと、より資産価値が高くなるので、おすすめです。

エルメス「リンディ」のコーディネート例

リンディ26やリンディ30など、日常使いのメインバッグとして利用する際は、定番カラーが使いやすく、おすすめです。投稿のようなゴールドやエトゥープ、ブラックなどのカラーが人気があります。

リンディミニであれば、ファッションのワンポイントとしてビビッドなカラーへのチャレンジがおすすめ。一気にメリハリのあるファッションを演出してくれます。

ツイリー(エルメスのスカーフ)などを巻いて、雰囲気を変えてみるのも良いですね。

エルメス「リンディ」の購入方法

年々人気が増しており、資産価値が上がっているリンディですが、全く買えない商品ではありません。タイミングさえ合えば、気に入ったリンディを購入可能です。どのような方法で購入できるのか、2つの方法を紹介します。

「エルパト」をする

エルメスの店舗やオンラインショップで狙った商品を買うために、頻繁にエルメスを訪問することを「エルメスパトロール」、略して「エルパト」と言います。

エルパトの進め方は以下の通りです。

  1. 通いたい店舗を決めて実際に訪問する
  2. 信頼関係が築けそうな担当スタッフを見つける
  3. 担当スタッフがいる日に合わせて何度も訪問する

担当スタッフに、リンディを探している旨を伝えましょう。信頼関係が構築できれば、入荷時に連絡してもらえることもあります。

中古品も検討する

中古での購入も検討してみましょう。中古品であれば、自分の好きなサイズやカラー、素材を自由に選べます。

しかし、中古品として偽物の商品を販売する悪徳な業者がいるので、注意が必要です。販売元が信頼できる業者なのか、口コミや販売実績で確認しましょう。

業者を見極める自信がない方は、ブランド専門の販売店や買取店から購入することがおすすめです。プロの鑑定士が商品の真贋を見極めて販売しているため、偽物を買わされる可能性は少ないでしょう。

エルメス・リンディでワンランク上のコーデを

本記事では、エルメスのリンディについて紹介しました。

カジュアルからフォーマルまで、多くのシーンで活躍するリンディ。サイズやカラー、素材もさまざまでした。定番の「バーキン」や「ケリー」とは異なる特徴的なシルエットで、ほかの人とはかぶらないファッションを楽しめます。

年々資産価値が上がっていますが、タイミング次第では購入できない商品ではありません。ぜひ、この記事を参考にお気に入りのリンディを探してみてください。

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