「骨董品」と聞くと、どんなイメージが浮かびますか？テレビの鑑定番組でしょうか？
それとも収集家？ところで一体どんなものだと高く買取ってもらえるのでしょうか？
売ろうとしたとき、少しでも高く売れるようにしておきたいですよね。
今回は、青森でおすすめの骨董品買取店を紹介します。
高価買取りのコツなども併せて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
一番高く売れるの骨董品は？
実は、骨董品は鑑定士ごとに付ける価格が違うため、定価が存在しません。
そのため、「一番高く売れるのはこれだ！」と、はっきりとは決められないものです。
しかし、次の条件を満たすと、額が跳ね上がります。
「相場」「需要と供給」「希少性」を備えたもの
骨董品にも流行り廃りがあります。
これら3つの点がうまく重なると、価格が跳ね上がります。
東西問わず、世界的に人気があることももちろんですが、中国人富裕層などの財力を握る層に人気があると、
市場のバランスも変わっていきます。
骨董品の流行を見て、売り出すタイミングを見計らうことが大事です。
有名作家、ブランド品であること
作家やブランドの知名度によっても、価格は左右されます。
作家だと、もちろん作家自身の知名度もありますが
「量産されたものではなく、有名な作家が作った一品もの」ことにおいても、価値があります。
ブランドだと、「有田焼」「伊万里焼」などの焼き物ブランドが有名ですね。
江戸時代にヨーロッパを中心に輸出されていたこともあり、
現在でも世界的に人気があります。誰の作品なのか、何のブランドなのかが大事なのです。
本物であること
当然、贋物ではなく、その作家が作った紛れもない本物であることです。
ただし、鑑定士が本物と判断した場合のみに限ります。
古い年代のものであること
骨董品の世界では、歴史が古ければ古いほど、希少価値が高くなっていきます。
後述の「高価買取のコツ」でも触れますが、保存状態がいいこともポイントです。
ちなみに、骨董品の意味でもある「アンティーク」について、アメリカでは
「製造後100年経過した手工芸品・工芸品・美術品」と定められています。
骨董品高価買取のコツ
高価買取には、どのようなコツがあるのでしょうか？
保存状態に気を付ける
査定前に少しでもきれいするのも大事ですが、普段からのケアも大事です。
温度、湿度
掛け軸や絵画の大敵が温度と湿度です。特に掛け軸は、湿度に注意し、
直射日光やエアコンの風も避けるようにしておきましょう。
キズ、ヒビ割れ
キズやヒビ割れがあると、せっかくの価格が下がってしまいます。
陶磁器などは日頃の取り扱いにも注意が必要ですが、素人が無理やり塗って固めると、
せっかくの作品の趣を損なわせてしまいます。
茶道具や陶器であれば、お湯やぬるま湯につける、濡らしたタオルを固く絞って優しく拭くなどで、
買取前に綺麗にしておくといいでしょう。
未開封、未使用も高価になる
すでに使用したものや、開封しているものと違い、未開封、未使用は、
最も品質が良い状態であり、高価になります。
付属品や作家の銘がある
「有名な作家が作った」ことが、作品のステータスになります。
由来書、証明書、袋、箱（特に桐箱と真田紐）などの付属品が付いていることや、
箱や陶磁器の裏にある銘も、高価買取の対象になります。
複数の業者に見てもらう
骨董品の買取り額は、業者によって差があるので、いくつかお店を回られることをおすすめします。
特に、陶磁器なら陶磁器、茶道具なら茶道具に精通しているお店に行くといいでしょう。
その際、相場を把握しておくと、査定額の基準にもなります。
その他の骨董品高価買取のコツ
不要になったら早めに買取り依頼
放っておくと、状態が劣化しせっかくの買取価格が下がることもあります。
まとめ売り
骨董品をまとめて売ると店舗によっては少し査定額がアップすることがあります。
地元以外の業者に依頼する
地元の工芸品などは、ネットで地元以外の業者を選ぶといいケースもあります。
青森でおすすめの骨董品買取店3選
小野画廊
青森の八戸市内にあるお店です。主に油絵、日本画などの絵画、版画の専門傾向にあります。
陶磁器、掛け軸、彫刻なども取り扱っています。
買取システムは、出張買取（青森県、岩手県北エリア出張無料）、店頭買取、宅配買取（日本全国対応）の3つから選べます。書籍類、不要品、遺品整理などの依頼も可能です。
各地の百貨店との取引や、楽天での取り扱いもあり、常に最新の情報を確認できるのが安心です。
買取だけでなく、最新の販売価格も確認できるので、ご覧になってみてはいかがでしょうか？
お宝発見！弁天堂 青森新町店
青森市内にあるお店です。絵画、刀剣、カメラ、ブリキのおもちゃなどの骨董品だけでなく、
小銭、大判・小判、貴金属類などの買取も行っています。
絵画だと、特に青森県出身の棟方志功の作品の買取に力を入れています。
青森県産以外の工芸品も買取を歓迎しています。買取システムは、出張買取（有料）、店頭買取の2つです。
明るい雰囲気で女性店員もいるので、はじめての方でも入りやすいのが特徴です。
女性で安心して入店できます。また、サイト内に他店との徹底比較を謳っているのも心強いです。
古美術元禄
青森市内の県庁近くにある、創業70年を誇る老舗のお店です。
綺麗で広々とした店内が特徴です。絵画、屏風、掛け軸、茶道具、陶磁器、刀剣など、
他にも幅広く取り扱っています。買取システムは、出張買取（青森県内は無料）、店頭買取の2つです。
老舗ということで信頼度があります。現在の店主は、その昔地元の旧家に
買取のチラシを配る日々をおくった経験もあり、旧家の蔵の所蔵品や、
古民家の道具の買取にも力を入れています。
家の蔵に、骨董品が眠っている方は相談されていかがでしょうか？
骨董品は宅配買取がおすすめ
「宅配買取」とはどのようなシステムなのでしょうか？
STEP1 お店に電話やメールなどで連絡する
骨董品の作家名や保存状態など、できるだけ詳しく伝えるようにしましょう。
写真データを添付できるところもあります。
この時点で、お店によっては概算見積もり額を出してくれるところもあります。
STEP2 骨董品の荷造りをする
自分で荷造りをします。宅配業者が集荷に来るまでに、完了させておきましょう。
その際、運転免許証のコピーなどの、身分証明書を同梱しましょう。
事前に宅配キットを送ってくれる業者もあるので、問い合わせてみるといいでしょう。
STEP3 査定額のお知らせ、買取
査定額が決まったら、お店や業者から査定額の連絡が入ります。
指定の銀行口座などに振り込んでくれます。
宅配買取のメリットデメリット
宅配買取のメリット
・敷居を高く感じてしまう場合
お店に行ったり、鑑定士を家に呼ぶのに戸惑いを感じる方もいるでしょう。
宅配買取ならば、顔を合わさずに査定、買取までできます。
・自分の都合のいい時間を選べる
交通時間、査定時間など、時間に煩わしさを覚えることがありません。
店頭に足を運ぶよりも、一気に依頼ができます。
宅配買取のデメリット
・自分で荷造りをしなくてはいけない
骨董品を素人が梱包すると、傷つけてしまう恐れがあります。
・送料や買取キャンセル料の発生
お店によっては配送料や、買取キャンセルで返送料が自己負担になることもあります。
中には配送業者とのトラブルが発生することもあります。お店の料金システムをよく確認しておきましょう。
査定内容を詳しく知りたい場合は店頭買取、都合のいい時間を選びたいから宅配買取にするなど、
自分にあった買取方法を選びましょう。
まとめ
青森県の骨董品買取店と、骨董品の高価買取のコツなどを紹介しました。
土地柄、津軽びいどろや南部鉄器といった、青森県や東北地方特産の工芸品と関りが深いのも特徴的です。
骨董品は古ければ古いほど価値が上がっていく、面白い側面があります。
今あなたには必要ないものでも、貴重な価値が付く可能性だってあります。
そんな骨董品を持っていたら、ぜひとも鑑定士に相談してみてください。
