雛人形は寄付できる！おすすめの寄付先・寄付以外の処分方法

雛人形を手放す方法として、寄付があると聞いたことはありませんか？

雛人形は今まで成長を見守ってくれた人形ということもあり、ごみに出すのに抵抗がある人も多いアイテムです。そのため寄付を考える人も多いでしょう。

実際雛人形の寄付を募っている団体はいくつかあり、寄付は可能です。しかし寄付したあとの目的をきちんと調べなければ、自分の思いとは別の結果になってしまうこともあります。

本記事では雛人形の寄付の方法や、それ以外の手放し方をご紹介。本記事を読んで、自分が雛人形をどのように手放したいかを、きちんと検討してみてください。

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雛人形を寄付してもいい！

役目を終えた雛人形の処分に悩むご家庭もあることでしょう。しかし、雛人形の意味を考えると寄付するのは気が引ける人も多いはず。

長い間近くで見守ってくれていた雛人形を捨てるのは忍びないと感じる人もいると思いますが、思い切って寄付を検討しましょう！実際に寄付ができる団体、イベントが存在します。

雛人形を必要としている人がいれば安心して引き渡せますし、新しい引き取り先でまた幸せを運んでくれることでしょう。

雛人形が寄付できる団体

実際に寄付を受けている団体には保育園や幼稚園、老人ホーム、寄付団体などがあり、そのほかにも雛人形を使ったイベントを主催している団体があります。

いくつか紹介するので、気になった団体があれば寄付を検討するのもよいでしょう。

人形を使ったイベントの主催団体

全国各地で、雛人形を使用したイベントやお祭りが行われています。供養祭と称して寄付を募るイベントや、大量の雛人形を展示するイベントなどさまざまです。

寄付をする場合、状態が悪すぎるものは受け付けてもらえない可能性があるので注意しましょう。

また、寄付をするための費用は寄付者持ちの場合がほとんどです。送料や供養料、保管料などさまざまな費用が発生するので、いくつかのイベントやお祭りを比較して検討するのがよいでしょう。

イベント例

「かつうらビッグひな祭り」では受付期間が2か月間あったり、「勝浦ビッグひなまつり」では2日間しかなかったりとイベントによって受付期間がバラバラなため、公式サイトでしっかり確認しましょう。

また、持ち込みの場合も発送の場合も、事前受付が必要なことがほとんどなので注意が必要です。

イベントでは人形単体でしか受け付けていないことが多いです。基本的には、ガラスケースなどは含まれないと考えておいたほうがよいでしょう。

福祉・教育施設

幼稚園や保育園、養護施設、老人ホーム、福祉施設などへ問い合わせて寄付する方法があります。各施設に直接連絡するか、公式サイトで確認するとよいでしょう。

また、自治体によっては引き取り先を紹介してくれるケースもあるため、市役所、区役所などに連絡してみる方法もあります。

ただし、そもそも雛人形は人に譲るものではないという考え方もあるので、押し付けにならないよう注意が必要です。お互い気持ちの良いやり取りがしたいですね。

一般社団法人・NPO団体

さまざまな目的で雛人形の寄付を募っている団体があるので、目的を把握したうえで納得できる団体があれば寄付を検討するとよいです。目的を把握できれば、長い間見守ってくれていた大切な雛人形を安心して任せられるでしょう。

寄付を受けている団体では、国内外へのリユースを目的にしている団体が多いです。寄付をすることによって、次に引き取った人が笑顔になってくれると嬉しいですよね。

以下では団体例をいくつかまとめたので、参考にしてみてください。

団体例

寄付を募っている団体では、料金が発生することがほとんどです。料金相場は大体3,000～10,000円。

「一般社団法人障がい者アート協会」では人形の寄付のなかに寄付金と供養料が含まれています。引き取り先が見つからなかった場合に、供養をしてもらえるので安心ですね。

「NPO法人グッドライフ」と「NPO法人ワールドギフト」では、寄付されたものを発展途上国の人たちに渡して笑顔にする活動をしています。そのほかにも素晴らしい活動をしている団体が多くあるので、団体を比較して寄付を検討してみるとよいでしょう。

女の子が生まれた家庭

友達や親類など、女の子が生まれた家庭にお互いの合意のもとで譲渡する方法もあるでしょう。あるいは、ジモティーなどで譲ってほしい人とマッチングできる可能性もあります。

その場合は壊れている場所や保管箱、展示した時の大きさなど、事前にシェアしておくとよいでしょう。

ただし、自宅で飾っていたときに霊的な現象を感じたことがあった場合、譲るのは控えたほうがよいです。それが原因で思わぬトラブルにつながることがあるので、注意しましょう。

寄付以外の雛人形の手放し方

寄付をしたいと思っていても、引き取り先が見つからない可能性もありますよね。

引き取り先が見つからなくて困っているご家庭に向けて、次は寄付以外の方法をご紹介します。ご家庭に合った方法を探してみてください。

寺社で供養・お焚き上げ

今まで厄を代わりに受けてくれた感謝を込めて、供養してからお焚き上げする方法があります。人形には魂が宿ると言われているので、しっかり供養して送り届けてあげましょう。

雛人形だけでなく、人形の供養を受けている寺社は数多くあります。まずは雛人形の供養を受けてくれるかどうか事前に連絡するか公式サイトで確認しましょう。依頼できる寺社をいくつか紹介するので、以下を参考にして寺社での供養を検討してみてください。

依頼できる寺社例

供養を依頼できる寺社では日中に持ち込みをして、その場で供養をしてもらえることが多いです。また、発送を受け付けている寺社も多くあります。

料金相場は大体3,000～10,000円です。サイズや人形の量によっては供養料が変動します。寺社が混雑する時期などは、すぐに受け付けてもらえないこともあるので注意しましょう。

雛人形の寄付はおすすめしませんが、普通に捨てるのでは心が痛むという人は寺社で供養するのがよいでしょう。

人形供養代行サービスに依頼

雛人形を供養したくても時間がない人には、供養代行サービスがおすすめです。供養代行サービスでは送料自己負担など有料になることもありますが、供養してくれる場所まで持ち込まなくて済むなどのメリットがあります。

本人の代わりに供養祭などのイベントで供養をしてくれ、相場は5,000円程度の場合が多いです。

「一般社団法人日本人形協会」では代行をお願いするにあたって「お人形差出キット」を送ってくれるので、梱包するだけであとは郵便局が集荷に来てくれるので簡単です。

参考：人形感謝（供養）代行サービス｜一般社団法人日本人形協会

自治体の粗大ごみに出す

粗大ゴミとして処分するという方法があります。大きさによっては通常の可燃ごみや不燃ごみとして処分ができますが、捨てる際は人形が見えないようにするとよいです。

例えば東京都では30cm以上は粗大ごみという扱いになるので、規定の大きさを超える場合は粗大ごみとして出しましょう。

粗大ごみではケースや付属品、人形などすべてまとめて処分ができるメリットがあります。自治体によってごみのルールが違うので、しっかり確認しましょう。

事前に自分で供養を

ごみとして処分する場合、事前に自分でお清めをしておくとよいでしょう。簡単に自己流でお清めする方法は以下の通りです。

1. 人形の汚れなどを落とし、できる限りきれいな状態にする
2. 白い布や和紙の上に人形を置き、人形にお清めとして塩をまく
3. 人形を白い布か和紙で包んで完了

供養というとお焚き上げをするイメージがあると思いますが、自分で供養をする場合はそこまでやる必要はありません。自分で供養をする場合でも、人形に感謝を込めて行うことが大切です。

不用品回収業者に依頼

不用品回収業者は自宅まで取りに来てくれるので、時間がない方におすすめの処分方法。即日対応してくれたり時間の融通がきいたりと、誰でも利用しやすく便利です。簡単に見積もりを出してもらえる業者もあるので、他社と料金比較をしましょう。

また、雛人形だけじゃなく、ほかにも不用品が家にたくさんある場合に一緒に依頼することがおすすめです。なかには供養・お焚き上げも任せられる業者もあるので、いろんな業者を比較して検討してみるとよいでしょう。

専門店で買取ってもらう

雛人形は有名作家の作品、状態がいいものは高値で取引されていることがあり、ものによっては10万円近く値が張ることもあります。大切にしてきた雛人形が高値で売れたら、うれしく感じますよね。

ただし、状態が極端に悪く、付属品がそろっていないものだと買取金額が大幅に下がるので注意が必要です。雛人形はお店によって買取金額が大幅に変わってしまうため、買取ってもらう場合は複数のお店に見積もりを出してもらい、料金比較するとよいでしょう。

雛人形を手放す手数料

雛人形を手放すうえでの手数料をまとめました。上記は大体の相場で、サイズや量によって手数料は変動します。

上の表を見て分かる通り、手放すうえでは手数料が必ずと言っていいほどかかります。しかし、大切にしてきた雛人形のためには多少の出費は我慢したほうがよいでしょう。

どうしても出費を抑えたいという人は、粗大ごみで出すか専門店で売却を検討してみてください。専門店によっては、高価買取してくれるところもあるでしょう。

雛人形のおすすめ買取店3選

雛人形はものによっては高価買取が期待できますが、買取店によって価格や査定の対応は異なるため、買取店選びにはあらかじめ情報が必要です。

雛人形の買取を行ううえでおすすめの買取業者を紹介するので、売却を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

※口コミ評価はウリドキやその他サイトの情報を参考にしています

出張買取Prince Flower

出典：出張買取Prince Flower

特徴

• 出張、査定無料
• LINEで査定ができる
• 累計買取実績40万件以上

店舗紹介

「出張買取Prince Flower」では、“どんなものでも高く買い取ります”とうたっており、自宅にある不用品をプロの目でしっかり査定してくれます。出張は最短で即日訪問、当日現金化が可能で、出張・査定共に料金は無料です。

メール、LINEでも簡単に査定ができるので、まずは気軽に査定をしてもらいましょう。査定申し込みは24時間受付中です。

買取品目カテゴリーのなかには人形、家具、アクセサリーなどがあり、幅広く取引を行っています。他店で買取を断られてしまったものでも「出張買取Prince Flower」なら買取してもらえる可能性があるので、検討してみるとよいでしょう。

買取実績

• 京人形:日本人形の人形：13,000円
• 千匠作:雛人形の日本人形：90,000円
• 中尾忠信:一刀彫の奈良人形：330,000円

出典：人形・ドールの買取実績｜出張買取Prince Flower

店舗情報

骨董品買取の福助

出典：骨董品買取の福助

特徴

• 出張、査定無料
• 年間買取実績1万件以上
• 骨董品をメインに買取

店舗紹介

「骨董品買取の福助」では骨董品をメインに買取をしており、絵画や仏像、時計など幅広く買取を行っているのが特徴です。プロの鑑定士による査定と、創業68年における信頼と実績があります。

市松人形やビスクドール、木目込み人形など人形の豊富な買取実績で雛人形の買取も安心して任せられるでしょう。買取を行っていない人形もあり、公式サイトで確認が必要です。

査定料、出張料が無料なので、家庭にある処分を検討している骨董品も気軽に査定してもらうとよいでしょう。また、LINE査定や電話、メールでの無料相談も行っています。遠方にいる方や時間が取れない方は宅配買取を利用しましょう。

買取実績

• 古い豆雛 五段飾り：6,000円
• 雛人形 原米洲 親王飾り 瑞雲雛 台座 貝桶 燭台付：10,000円
• 雛人形 江戸時代の古今雛：60,000円

出典：雛人形の買取実績｜骨董品買取の福助

店舗情報

よろず屋ありんす

出典：よろず屋ありんす

特徴

• 相談、査定無料
• LINE査定
• 遺品整理をサポート

店舗紹介

「よろず屋ありんす」では、骨董品、美術品がメインの買取専門店です。。買取品目には人形や日本刀、三味線、絵画などが載っており、幅広い品に対応していることが分かります。

買取実績のなかには他店で断られた雛人形の買取を行った実績があり、処分に困っていた雛人形の買取も安心して任せられるでしょう。また、出張料が無料なので、家庭で眠っている価値の分からないものや遺品などがあるなら、相談してみてください。

出張買取ではなく、店頭買取を利用する場合も事前予約が必要。作者が不明な物や状態が悪すぎるものは買取できない場合があるため、その点も相談してみるとよいです。

買取実績

• 和紙工芸 芦山作　御所車：10,000円
• ヤマトタケル 陶器人形：10,000円
• 真多呂人形 ひな人形一対：10,000円

出典：買取事例｜よろず屋ありんす

店舗情報

雛人形を手放すときは家庭に合った方法で行おう

雛人形を手放すうえで知っておきたい情報や寄付団体、買取業者について解説しました。娘が一人前の女性に成長し、使命をまっとうした雛人形。長い間近くで見守ってくれていた雛人形は、感謝を込めて手放したいものですよね。

寄付や買取をしてもらえれば、また新たな引き取り先で幸せを運んでくれます。寄付や供養、買取など処分の方法はたくさんあるので、そのご家庭に合ったやり方で雛人形を手放してみましょう。