お気に入りのアーティストやアイドルのCDは、新しいものが発売される度に購入して、気づけば棚がいっぱい。整理したいけど、どう処分して良いかわからないという人に、CD買取の基本知識と、近年主流になっている「宅配買取」の利用方法について解説します。CDがたくさんありすぎて整理したい、少しでもお金に変えたいという人は、ぜひ参考にしてください。
CD査定のチェックポイントとは
- 正規商品
買取店は、買取ったCDを再販するのが目的ですから、店頭やネット販売でも「売れない商品」に高値を付ける事はありません。例えば、海賊版CDを販売することは著作権法違反という犯罪行為ですから、優良買取店だったら買取はしてもらえません。
- ジャンル
買取店がどんなジャンルを得意としているかによっても異なりますが、輸入盤や逆輸入盤CDは買取不可というお店も多いようです。反対に、そういった一般的な買取店の状況を踏まえて、輸入盤CDの買取を強みにしているお店もあります。
- CDの状態
盤面についたキズ、歌詞カードの紛失、ケース割れなどは、当然マイナス査定になります。再生するのに影響するようなキズの場合は、買取を断られることになるでしょう。また、最近では、8センチCDを取り扱い不可商品にしているお店も増えています。
買取価格はこうして決まる
発売からの経過
中古買取では、どんな商品でも新しいほど高額になるというのは基本です。しかし、CDの買取価格は、古い・新しいという基準だけで決まるわけではありません。販売年数が古くても、人気が継続している作品なら予想以上の高値で買取してもらえることもあります。
また、チェーン展開する買取店などでは、査定基準を統一するために、発売年やタイトルだけで評価するところもあります。
需要と供給のバランス
過去に爆発的にヒットしたCDは、店舗側でも在庫過多になるため、期待するほどの価格はつきません。反対に、過去に全く売れなかった作品が何かのキッカケで注目されたり、既に廃盤になっていて手に入りにくいCDは、高値が付きやすい商品です。
ただし、在庫状況はあくまでの「そのお店の事情」ですから、他店に行けば売れる可能性も十分あります。人気CDなのに買取不可となった場合には、諦めずに他のお店を当たってみましょう。
新品状態から減点
新品の状態を10としたら、キズの程度、歌詞カードの有無、人気度などを減点して、最終的な価格を決定する方法が一般的なようです。減点ポイントは店ごとに基準が違い、人気度に関して言えば、そのお店がどのジャンルを得意にしているか?によっても異なります。
CDを1円でも高く売るコツ
買う人の気持ちを考える
中古CDを購入する時、ケースが割れて盤面はキズだらけ、歌詞カードもボロボロのCDを買おうと思うでしょうか? もしも、売ろうとしているCDは、そのCDを探している人が見たら「買おう!」と思う状態ですか?
CDを少しでも高く売るには、次に購入する人が「欲しい!」と思ってくれる状態にすることが、高値買取の大切なポイントです。
新しいうちに売る
最近では、CDをスマホやミュージックプレイヤーにダウンロードして持ち歩く人がほとんどです。新しい作品をとにかく早く聞きたくて購入したという人なら、PCに取り込んだらできるだけ早く売ることが高価買取に繋がります。
数日前に発売されたばかりの新作が中古で安くなっていれば、欲しい人にとってはお買い得商品に間違いありません。また、新しいほどキズや汚れなどのマイナス査定になるリスクは少ないですし、お店の在庫も多くないですから、前向きな査定を提示してくれるはずです。
付属品を揃える
ここでいう付属品とは、購入特典のような物のことです。CDやDVD販売では、限定版特典や予約特典としてポスターやステッカー、ストラップなどの特典が付属されている物があります。こういった特典アイテムが欲しくてCDを探しているファンもいますから、査定を受ける時には特典商品もセットしておきましょう。反対に、特典商品が注目されたCDだったら、特典が付属されていなければ減額されてしまうこともあります。
初めての宅配買取
大量にありすぎて何を残すべきかわからないという人も、一度管理しやすい分量まで整理しておけば、部屋も片付いて臨時収入にもなります。まだ「CD処分」をしたことがない買取初心者向けに、CD処分の始まりから宅配買取でお金を手にするまで、ポイントごとに解説しておきましょう。
1.処分するCDを分類する
コレクションしたCDは、どれもが“お気に入り”ですよね。その中から、“どのCDを処分して、どれを残すのか?”という問題でつまづいてしまっては、作業はすすみません。
分類する基準は人それぞれですが、まず、今も度々聞いたりジャケットを眺めて楽しむものは残す。あと、一度手放すと二度と手に入らないような限定版や絶盤CDなどは、残しておくのも良いでしょう。整理することよりも価格にこだわるなら、こういった限定版を優先的に売却するのも一つの方法です。
2.売るCDをチェックする
中身が入っていなかった、盤面に目立つキズが入っていた、ケースと中身が違うなど、後から「買取不可」となってショックを受ける前に、CDは1枚1枚チェックしておきましょう。
また、ラックに入れて保管してあっても、ホコリだらけになっている事があります。ケースのホコリは払い、CDについた指紋は柔らかい布や専用のクリーナーでキレイに拭き取っておきましょう。また、歌詞カードが入っていることも確認するようにしてください。
3.買取依頼をする
いきなり申込をする前に、いくつかの買取店で査定額を比較しておきましょう。買取店にはそれぞれに得意とするジャンルがあるので、売りたいCDはどこのお店が最も有利かを探っておきます。また、ジャンルごとにお店を分けるという方法もおすすめです。
買取店を決めたら、査定依頼の申込をします。宅配買取では、梱包用のダンボールを送ってくれるお店もあるので、手持ちのダンボールがなければ、梱包材の手配もしておきます。
4.梱包する際の注意点
CDをダンボールに詰める時には、数枚ずつプチプチで包んでおくと、輸送中に割れたりキズが付くのを防ぐ事ができます。ダンボールに詰めたら、すき間に丸めた新聞紙を入れて荷物が動かないようにします。
荷物を送る際には、査定申込書や身分証明書のコピーなど、買取店から指定された書類を一緒に入れることをお忘れなく!
5.入金を確認する
買取店で査定が終わると、査定額の連絡が入ります。価格に同意したら、指定口座にお金が振り込まれますので、入金確認して完了です。
もしも、価格に同意できなければ、買取をキャンセルして返送してもらうか、処分してもらうことになります。返送料については買取店ごとに負担が異なるので、必ず確認するようにしましょう。
まとめ
CDの買取店では、DVDやゲームソフト、古本なども扱っている事が多く、大量にまとめ売りすると査定額がアップしたり、ボーナス加算されるようなキャンペーンを実施しています。CDだけでなくゲームや読み終わった本なども一緒に買取してもらう方がお得になるシステムですから、こういったキャンペーンを利用して、賢い買取を成功させてくださいね!