女性らしさを演出する「ピンクゴールド」の魅力と相場

  • 2021年7月8日

「ピンクゴールド」など、色の付いたゴールドがいろいろあるけれど、通常のゴールドと何が違うのか分からないという人は少なくないでしょう。

本記事では、ピンクゴールドのジュエリー購入を考えている方に向け、ピンクゴールドの特徴や購入にあたってのメリット・デメリットについて解説しています。

また、ピンクゴールドの買取相場も取り上げ、通常のゴールドとの違いや市場価値について触れています。ピンクゴールドに興味を持って調べている人、また購入したいと思っている人は、必見です。

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ピンクゴールドとは一体何?

ゴールドなのにピンクのような発色しているピンクゴールド。一体どのように配合されているのでしょうか。こちらでは、ピンクゴールドの概要について説明します。

  • 金と銅を混ぜた「カラーゴールド」の一種
  • うっすらピンクの可愛い色合い
  • 作っている企業によって若干色が違う

金と銅を混ぜた「カラーゴールド」の一種

金属としてのゴールドには、純金と呼ばれる金を始め、メインの金にほかの金属を混ぜた合金があります。

この合金の配合率によって異なるカラーを持つ金が、ピンクゴールドを含む「カラーゴールド」です。

カラーゴールドには主に3種類あります。

金に銀を混ぜたものが「ホワイトゴールド」、金と銀と銅を混ぜると「イエローゴールド」、そしてピンクゴールドは、金と銅を混ぜ合わせたものになります。

赤系の色を持つ銅の配合加減によって、ピンクゴールドの美しいピンク色は生まれているのです。

うっすらピンクの可愛い色合い

ピンクゴールドのピンクはメッキされたものではなく、合金として生まれた色なので、その可愛らしい色合いが剥がれることはありません。

ジュエリーの高級ブランドにもピンクゴールドを使用しているところは多く、代表的なところにディオールやカルティエ、ブルガリ、ヴァンクリーフ&アーペルがあります。

特にカルティエのアイコンリングとなっている「トリニティリング」や、ブルガリの「ローズゴールド」のネックレスやブレスレットなどが有名でしょう。

作っている企業によって若干色が違う

先にもお伝えしたように、ピンクゴールドは金に銅を配合した合金です。金の純度や配合率によって変わるため、そのピンク色のバリエーションは豊富にあります。

淡くて可愛らしい色合いのピンクゴールドは、主に18金(K18)を用いたジュエリーや時計に見られます。このタイプのピンクゴールドは、ハイブランドの高級アイテムに見られることが多いでしょう。

またはっきりとした色合いのピンクゴールドの場合、14金(K14)や10金(K10)が使用されている可能性が高いです。量販店の比較的安価なジュエリーには、このタイプのピンクゴールドが見られる傾向があります。

ピンクゴールドの買取相場

ピンクゴールドを売りたいと考えて買取に出す場合、どのくらいの価値が付くものなのでしょうか。

以下に、ピンクゴールドとダイヤモンドを使用したジュエリーの買取相場一例を挙げます。ピンクゴールドの市場価格を知りたい場合、18金や10金の最新価格相場を参考にするのがよいでしょう。

  • ピンクゴールド ダイヤリング:20,000~23,000円
  • ピンクゴールド ダイヤブレスレット:80,000円
  • ピンクゴールド ダイヤピアス:25,000円
  • ピンクゴールド ダイヤネックレストップ:25,000円~85,000円

出典:なんぼや

ピンクゴールドを選ぶメリット

通常のゴールドと比較して、ピンクゴールドを選ぶメリットはどこにあるのでしょうか。考えられる主な理由は、以下の2つに絞られるでしょう。

  • 純金と違う可愛らしい色合いが◎
  • 純金よりも硬いのでアクセサリー向き

純金と違う可愛らしい色合いが◎

ピンクゴールドを購入したいと考える大きな理由は、純金とは違った優しく可愛らしい色合いや、その珍しさに惹かれるからではないでしょうか。

特にピンクゴールドが放つ赤系の発色は、イエローベースのオークル系の肌を持つ多くの日本人に似合う色とも言われています。

イエローとピンクの相性は抜群で、肌をきれいに見せてくれるとも評判です。青みがかったブルーベースの肌の人にとっては、ピンクゴールドの色合いがより美しく際立つような効果が期待できるかもしれません。

純金よりも硬いのでアクセサリー向き

ピンクゴールドは他の金属との合金なので、純金つまり24金(K24)よりも硬度や強度が高く、ジュエリー加工に向いているとされています。

これは18金や14金においても同様に言えることです。硬くて強度のある金属から作られたジュエリーは、長い期間にわたって身に着けることもできます。

加工のしやすさから、さまざまなデザインのジュエリーや時計から気に入ったものを選べたり、傷や変形がしにくいのは、ピンクゴールドのメリットに数えられるでしょう。

ピンクゴールドを選ぶデメリット

反対に、ここではピンクゴールドを購入することで想定できるデメリットについて、以下3つのポイントに絞ってお話します。

  • いわゆる「投資」にはなりづらい
  • 変色することもある
  • 金属アレルギーの人は要注意

いわゆる「投資」にはなりづらい

日々変動している金の買取相場は10年前と比較して高騰傾向にあり、投資として金を所有している人はたくさんいます。

ピンクゴールドの主な金属配合率は、純度75%の18金をベースに、純銀が10%、純銅が15%の割合です。

金属のなかでは、ゴールドつまり金の取引価格がもっとも高額なので、金の純度が高いほど価値が高くなります。

つまりピンクゴールドは、通常の金製品と比べて純金率が下がるため、投資対象にはなりにくいのがデメリットかもしれません。

変色することもある

合金であるピンクゴールドは、金メッキと違って剥がれることはありませんが、長く使用することで変色する可能性はあります。

経年劣化による変色は、純金には見られない傾向です。この点は、通常のゴールドと比較した場合、カラーゴールドの欠点の一つとも言えるでしょう。

特に銅は酸に弱いので空気中における酸化が避けられないことや、油分や皮脂などに触れることによる化学反応を起こす可能性も考えられます。

ピンクゴールドが酸化したり、化学反応を起こすと、茶系のくすんだ色に変色します。変色しても元の色に取り戻すことは可能ですが、ピンクゴールドは変色するものと知っておくことは大切かもしれません。

金属アレルギーの人は要注意

ピンクゴールドを持つデメリットとして考えられる3つめのポイントは、金属アレルギーの出る可能性もあることです。

純金などの金でアレルギー反応を起こすケースはほとんど見られませんが、ピンクゴールドに配合されている銅は、金属アレルギーを起こしやすい金属に数えられています。

特にピアスなどにピンクゴールドが使われている場合、金属イオンが体内に入る可能性がより高くなるため要注意。心配な方は、着用を避けたほうが無難かもしれません。

メリット・デメリットを考えてお気に入りのピンクゴールドを見つけよう

ピンクゴールドに興味があるけれど、通常のゴールドと何が違うのか分からないという方に向け、ピンクゴールドの特徴や買取相場についてまとめました。

またピンクゴールドを購入することのメリットや、考えられるデメリットについてもご紹介しましたが、参考になったでしょうか。

優しく可愛らしい色合いで人気のピンクゴールド。金のアクセサリーのなかでも、ちょっと変わったジュエリーや時計などを探している人にはピッタリのアイテムかもしれません。

ピンクゴールドを購入する際には、メリットやデメリットをよく理解した上で選ぶことをおすすめします。

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