アルファードは人気が高い大型車
近年、新車の販売台数は伸び悩んでいます。そんな状況の中で売れている車があります。2015年の4~7月の売上台数が前年比で200%を超えている車。それが「アルファード」です。車好きなら「いつかは購入したい車」リストに入っているのではないでしょうか。実際、売れています、アルファード。
どのくらい売れているのかというと、一か月の登録台数が4000~5000台。兄弟車の「ヴェルファイア」と合わせるとなんと月1万台が売れているとか。しかもアルファードはコンパクトカーではありません。むしろボディは大型です。
トヨタの最上級ミニバン
アルファードはもともとトヨタの「ハイエース」「グランドハイエース」などに代わって登場してきた、最上級ミニバンです。7、8人乗りがメインですが、3列目を撤去し専用のキャンプシートを採用した「走る応接室」と呼ばれている「ロイヤルラウンジ」は4人乗りの仕様となっています。
買取してもらうなら今
アルファードは全長が4915mm、全幅が1850mmです。このボディに直列4気筒2.5リッター、V型6気筒3,5リッター、2,5リッターのハイブリットが搭載されています。しかも新車時価格は350~450万円となかなか高めですが、これが売れているのだとか。
新車でも売れているアルファードですが、実は、今「売り時」なんです。その最大の理由は、2015年に兄弟車の「ヴェルファイア」とともにフルモデルチェンジされたからです。
フルモデルチェンジ後は旧車が売られる
初代アルファードが発売されたのは2002年の5月でした。その6年後にフルモデルチェンジ、2011年にはマイナーチェンジされました。2台目の新型アルファードが登場すると、初代のアルファード買い替えのためや、新生アルファードを手に入れようとオーナーは車を売りに出します。
当然予測されるとはいうものの案の定、初代アルファードの「値崩れ」が起きました。そして、現在。2008年と同じ現象が今まさに起ころうとしているのです。
アルファード買取価格や相場について
photo by hans-johnsonFlickr
旬のアルファード
とはいえ、アルファードは人気車種です。そう簡単には値崩れも起きないと予測されます。ただ、車に限らず家電製品などでも、新機種が発売されれば旧機種は中古市場でも買取り価格が下がってしまいますね。これは市場原理として仕方のないことです。
ただ逆の見方をすれば、それだけアルファードは今まさに“旬”だといえます。では現在のアルファードの買取価格や相場はどうなっているのでしょうか。
値崩れが少ない
元々人気がある車種で中古車でも高価で売られています。ということは、よほどの過走行や傷がついているなどの理由がない限り高価で買取してもらえる車、ということになります。さらに査定が高くなるのがメーカーオプションのナビサンルーフなどがついている場合です。まさに、買取相場の優等生ともいえるアルファードです。
売るなら2,3月
決算期である3月と9月には車を購入する傾向があります。この時期は中古車販売店も在庫を確保しようとするので、車は高価で買取をしてもらえる確率は高くなります。また、買う側もリーズナブルに買えるメリットがあります。まさに売り時、買い時なのが3月と9月です。
ただ、売る側の注意点としては、3月に車を売ると「重量税」が発生してしまいます。できれば2月に売るのがベストと言えます。
歴代アルファードの買取相場
- 2003年式:アルファードAXLエディション・走行距離7~8万㎞ 買取相場目安447,000円
- 2003年式:アルファードAXLエディション・走行距離9~10万㎞ 買取相場目安144,000円
- 2002年式:アルファードMZ・走行距離17~18万㎞ 買取相場目安86,000円
- 2005年式:アルファードASプレミアムアルカンターラバージョン・走行距離13~14万㎞ 買取相場目安293,000円
- 2004年式:アルファードMSプレミアムアルカンターラバージョン・走行距離7~8万㎞ 買取相場目安271,000円
- 2006年式:アルファードAXトレゾアアルカンターラバージョン・走行距離9~10万㎞ 買取相場目安453,000円
- 2009年式:アルファード240X・走行距離8~9万㎞ 買取相場目安1,148,000円
- 2010年式:アルファード240X・走行距離8~9万㎞ 買取相場目安901,000円
- 2011年式:アルファード240Sプライムセレクション2タイプゴールド・走行距離4~5万㎞ 買取相場目安2,132,000円
- 2012年式:アルファード240X・走行距離3~4万㎞ 買取相場目安1,788,000円
(※2016/02/11時点)
アルファード買取の注意点
綺麗に掃除をする
車を査定に出す前に。事前に車の汚れを落としておく、車内はきれいに掃除をする、ドアノブの傷などは修理しておくなどしてメンテナンスをきちんとしておきましょう。メンテナンスが行き届いた車は、査定の際に査定員の心象も良くなります。
書類は揃える
記録簿、取扱い説明書、車体本体の保証書などの書類はきちんと全部そろえておきましょう。これらがないと査定に大きく影響を及ぼすことがあります。特に、記録簿は車の状態を定期的に記録している大事な書類です。その車がどんな状態で、どんな点検を受けてきたのかを記録に残しているものなので、必ず大事に保管しておきましょう。
荷物は全て運び出す
トランクは空にしておきます。余計な荷物は積んでおかずにすべてキレイに片付けておきましょう。社内にゴミや処分が大変な荷物が残っていると、処分料を取られてしまう可能性があるので、必ず社内は空にしておきましょう。
車検前に売る
車検が直前に迫っていた場合は、車検に出さずに先に買取をしてもらいましょう。理由は車検にかかった費用がそのまま査定額に反映されるとは限らないからです。むしろ車検前に出すほうがお得です。
複数の買取業者で比較する
一か所だけで取引きをしないこと。車の買取は面倒です。だからといって一か所だけで判断をするのは危険です。今はネットで複数の車買取業者に一括査定を出すことが手軽にできます。サービスを上手に利用しましょう。
買取相場を読んで売る
ある買取専門店の集計によると、中古車の価格は一か月におよそ4%下落する、というデータがあるそうです。アルファードを売りたい、と思ったらその時が「売り時」ですよ。
ローン中でも売れる
ローンが残っている場合でも車を売ることは可能です。事前にローン会社にくるまを手放す旨を伝え、ローンの残債を聞いておきましょう。買取価格がローンの残金以上であったら、そのまま買取業者からローン会社に代金が支払われます。買取価格からローンの残金を引いたお金を受け取ることができます。
ローンの残金より買取価格が低かった場合は、残りの金額を引き続き支払う必要があります。支払い方法は一括と分割と選べる場合がありますので、ローン会社に相談するのがおすすめです。
まとめ
実は初代のアルファードは「G」と「V」に分かれていました。といっても深い意味はなく、販売店の違いでトヨペット店扱いが「アルファードG」、ネッツ店扱いが「アルファードV」。2台目はアルファードはトヨペット店で発売されています。ちなみに現在、ネッツ店で販売されているのが、外観がアルファードに比べて多少スポーティーな仕様のヴェルファイアです。
これがアルファードとヴェルファイアが兄弟車だと言われている理由です。アルファードが今まさに売り時、について紹介してきました。参考にして下さいね。