低年式中古車の買取相場と高価買取にする3つのコツ

  • 2022年3月11日
中古車の買取に年式は影響する?低年式中古車高価買取のコツ
あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

中古車の査定で年式はどれぐらい影響するか

null

新車への買い換えを考えて、中古車を下取りに出そうとしたとき、一般的に購入から10年以上経過した中古車の価値は0円と査定されることがほとんどです。10年乗ると新車でも車としての価値がなくなります。

「いや10年落ちでも中古車を買取してもらえた」という人もいると思います。そう、買取ならば10年落ちでもまだまだ買取可能なのですが、それでも買取価格は型式が古くなればなるほど低下していきます。

コレクションとなるようなアンティーク車のような場合は、古いほど価値があることもあるのですが、それは一部の特殊な例と考えてください。

一般的に買取価格は低年式であるほうが安くなる傾向にあります。

購入してから最初の1年間の下落率が大きいのですが、2年目以降は6〜10%の買取価格が下落していくことになります。ただ、実際は走行距離なども影響し、中古車それぞれに状態が違いますので、「6〜10%」はひとつの目安としてください。

低年式の中古車を買取してもらえる理由

null

発売から10年以上経過した車は中古市場でも人気が少ないため、国内での売買にはあまり適していません。ところが、海外となるは話が変わってきます。

アジア圏を旅行したことのある人は、古い日本車を現地で見かけたことのあるはずです。日本で買い手のなくなった、古い中古車は海外で取引されているのです。

海外では日本車は何十年も乗ることが出来る品質の高い車として、いまだに世界的に人気があります。そのため10年程度古いぐらいなら、むしろまだ新しい車として購入希望者が大勢いるため、古くなりすぎた中古車は海外市場で取引されます。

そのため、発売から10年以上たった中古車でも状態がよければ買取してもらえるのです。

中古車買取の年式による価格の違い例

null

ここでは国産人気機種の年式による買取価格の違いを紹介します。(2016年6月5日現在)

ホンダFIT(フィット)

型式:GK3 / GE6 グレード:13G
平成27年(2015年):84〜106万円
平成26年(2014年):86〜109万円
平成25年(2013年):77〜98万円
平成24年(2012年):51〜64万円
平成23年(2011年):38〜48万円
平成22年(2010年):28〜36万円
平成21年(2009年):19〜25万円

トヨタプリウス

型式:ZVW30 グレード:G
平成27年(2015年):154〜179万円
平成26年(2014年):128〜153万円
平成25年(2013年):110〜135万円
平成24年(2012年):101〜126万円
平成23年(2011年):72〜91万円
平成22年(2010年):63〜80万円
平成21年(2009年):57〜72万円

日産セレナ

型式:C26 / C25 グレード:20S
平成27年(2015年):137〜162万円
平成26年(2014年):109〜134万円
平成25年(2013年):96〜121万円
平成24年(2012年):96〜121万円
平成23年(2011年):69〜87万円
平成22年(2010年):50〜63万円
平成21年(2009年):44〜56万円

低年式中古車を少しでも高く買取してもらうポイント

null

低年式になるとどうしても買取価格は下がってしまいますが、それでも少しでも高く買取してもらうためのポイントを抑えれば、下がった中でも高価買取をしてもらうことが可能です。

ここでは低年式の中古車を少しでも高く買取してもらうためのポイントを紹介します。

見積査定前に洗車・清掃をしておく

低年式の中古車はどうしても使用感があり、見た目が良くないということが低価格での買取につながっています。まずは出来る限り見た目を良くしておきましょう。見積り査定前に洗車をしておくこと、そして車内の清掃をしておきましょう。

それだけで買取してもらいたい車の印象がずいぶん変わりますし、きれいな中古車は「大切にされてきた証」でもありますので、査定をする人の評価が高くなる傾向にあります。汚れを落とすだけ、掃除をするだけで買取価格に影響しますので、これだけは必ず行うようにしてください。

複数の買取店で査定してもらう

中古車の買取価格は低年式になればなるほど買取店によって差が出やすくなります。もっともやすい査定をされるのがディーラーですが、買取した中古車を自社で販売する買取店や、すぐにオークションに出す買取店など、買取店のスタイルによって買取価格に差がでます。

1社に見積もりをしてもらっただけでは、その買取価格が適正な価格なのかという判断がしづらいですので、できるだけ3,4社に対して見積依頼をしてください。そのとき大型店から町の中古車屋さんまで、幅広い種類の買取店を選ぶと、買取価格にバラつきが出て、高価買取につながりやすいということを覚えておきましょう。

できるだけ早く買取してもらう

買取価格が安い低年式の中古車ですから、「もういつ売っても変わらない」と考えて、買取を先送りしがちです。低年式の中古車であっても、売りどきを先送りすればするほど買取価格が下がってしまいます。手放すと決めたらできるだけ早く買取してもらいましょう。

とくに同じ車種がフルモデルチェンジをしてしまうと、買取価格が大幅に下がってしまいます。低年式の中古車のほとんどはすでに数世代前のモデルであることが多いのですが、さらに古くなると不人気になってしまいますので、先送りをしないように気をつけましょう。

低年式中古車の買取時の注意点

null

低年式の中古車を買取してもらうときに、買取不可や買取後のトラブルにならないようにするために気をつけたいポイントがあります。ここでは買取依頼時に気をつけたい注意点を紹介しますので、買取査定前の参考にしてください。

必要書類を揃えておく

中古車の買取をしてもらうときには、下記の書類を揃えるようにしてください。

・自動車検査証
・自動車税納税証明書
・印鑑登録証明書
・自賠責保険証
・実印
・自動車リサイクル券

ほとんどの書類は車検証と一緒に車の中に保管してあると思います。もし不足しているようであれば、買取査定前に再発行しらもらうようにしてください。再発行には時間がかかることがりますので、早めに書類が揃っているか確認してください。

査定時に減額がないことを約束する

中古車の買取トラブルで多いのが、中古車を引き取ってもらったあとに、「故障が見つかった」などと言って、買取価格の引き下げを要求してくることがあります。もし、実際に故障があったとしても、それが故意に隠したものでなければ引き下げに応じる必要はありません。

とはいえ、車は業者側にありますので、立場が弱いため引き下げに応じる人がほとんどです。そうならないために、査定時に引き取り後の減額しないという約束をするようにしてください。もちろん口約束ではなく、書面に残すようにしてください。

まとめ

低年式の中古車はディーラーで買取や下取してもらおうとしても、買取不可や0円での買取になることがほとんどです。1年経過するごとに買取価格が下がってしまいますので、中古車は10年以内に買取してもらうことをオススメします。

また、10年以上経過してしまった中古車はディーラーではなく、買取専門店で買取査定してもらいましょう。買取店であれば0円ではなく、適切な価格での買取を期待できます。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

無料

60秒

一括査定で最高額を調べる