都会に住みながら冒険に憧れる人に根強い人気のある車、スズキジムニーは、コアなファンも多く、高額買取が期待できるモデルでもあります。
ただし、一般の軽自動車よりも購入層が狭くなってしまうので買取価格をアップさせるための条件がやや厳しい車です。そんなスズキジムニーの買取相場や少しでも高く買取してもらう方法などを紹介していきます。
ジムニーを高く買取ってもらう方法を熟知しておきましょう。
スズキ ジムニーとは
燃費のいいオフロード車
スズキジムニーは、軽自動車の手軽さとオフロード車の性能を併せ持った、走る場所を選ばない燃費のいい車です。本来オフロード車は耐久性重視になるため、一般車と比較すると燃費が大きく劣るのですが、軽自動車タイプであるために燃費の悪さが抑えられています。
本格的なオフロード車を乗りこなすには年間維持費がとても大きいのですが、その問題点を解消した車と言えるでしょう。手軽にオフロードを楽しみたいという人から人気のある車種です。
居住性も考えられた空間仕様
オフロード車の場合あまり居住性は重視されない傾向にあります。スズキジムニーも一般の街乗り仕様の軽に比べれば居住空間の快適性は劣ると言っていいでしょう。しかし、オフロード車としてみると、後部座席は窮屈というほど狭くもありません。
2ドア仕様で乗り込みに面倒さがありますが、最近は街乗りを意識した造りとなっていて、居住性がアップしているのです。一応4人乗りですが、基本は最大で3人程度としたほうが窮屈さを感じないでしょう。
大型エンジンタイプも
スズキジムニーには大型のエンジンを乗せたスズキジムニーシエラというリッタークラス車があります。ほぼ同じボディを使いながらも、大容量のエンジンを積むことで、ジムニーの問題点となっていた高速走行で乗り心地が悪いという不安定さを解消しています。
極端に言えば1人で乗るには普通のジムニーでも気にならないのですが、家族や友人を乗せるなら、ジムニーシエラを選びたいという気持ちになるという感じでしょう。
ただし、ジムニーの特徴である燃費の良さが失われるので、中古車市場では普通のジムニーのほうが人気があるようです。
スズキ ジムニーの買取相場紹介
ジムニー クロスアドベンチャー 4WD グレー 2012年 走行距離5万kmほど
ジムニー クロスアドベンチャー 4WDは、2012年に発売された特別仕様車です。デザイン性が高く、専用フロントメッキグリルやLEDリングイルミネーション付フォグランプを装備しています。
内装も特別仕様で、シートの表面カバーはカブロンソフトという撥水、透湿、消臭機能のある材質で仕立てられています。機能性とデザイン性を持った人気のモデルです。
買取相場〜は860,000円ほど
ジムニー ランドベンチャー 4WD 紺 1995年 走行距離10万kmほど
ジムニー ランドベンチャー 4WDは、鋼鉄仕様のジープといった特異なスタイルを持つモデルです。その独特のスタイルに憧れを抱くファンは多いようです。
とは言え、スマートなデザインではないので、無骨なスタイルを好む男性向けの車と言っていいでしょう。限定車なので専用装備を備えていて、少し時代が経ってもまだ人気が衰えないスズキジムニーの限定モデルです。
買取相場〜355,000円ほど
ジムニー XC 4WD ブルー 2004年 走行距離7万kmほど
ジムニー XC 4WDは2004年からのマイナーチェンジモデルです。4WDと2WDの切り替えをよりスムーズにする機構を取り入れ、操作性が向上しました。世代的には3世代目となる区切りのジムニーと言えるでしょう。
ジムニーXC4WDは3世代目のノーマルな代表的なジムニーです。ある意味ジムニーの基準となるモデルと考えていいでしょう。
買取相場〜355,000円ほど
ジムニー バン HC 4WD グレー 1991年 走行距離16万kmほど
1991年式の古いタイプのジムニー バン HC 4WDは、バンパーとフロントの変更により見た目が本格的なゴツいジープのようなシルエットとなっているモデルです。
エンジンがパワーアップされて58psとなり、走りが強化された2世代目。乗り心地や居住空間の快適性などはほぼ求めずに、悪路のタフな走破能力と、軽ならではの燃費の良さが前面に押し出されています。
買取相場〜75,000円ほど
ジムニー FIS フリースタイル ワールドカップ リミテッド 4WD ブルー 2001年 走行距離20万kmほど
ジムニー FIS フリースタイル ワールドカップ リミテッド 4WDは、FIS(国際スキー連盟)と提携した、ウインタースポーツ仕様車です。見た目もスタイリッシュに仕上げられていて、雪道を走るのに便利な機能が追加されています。
北国向けの特別仕様車と言っていいでしょう。スキーやスノボを愛する人にとって憧れの1台と言えます。
買取相場〜60,000円ほど
高価買取のポイント・注意点など
走行距離
中古車の買取においてほぼ共通するところなのですが、走行距離の10万kmを境に大きく金額が下がると考えていいでしょう。普通の軽なら10万km以上となると、もはや買取さえしてもらえないという場合もあります。
ただし、スズキジムニーは、一般的な軽と違い、少々走り込んでいても買い手がいるので、10万kmオーバーだからと買取してもらうのをあきらめるべきとは言えません。
もちろん10万km以下であるほうが高く買取ってもらえますが、10万kmを越えていてもある程度は買取価格がつくという特徴があります。ジムニーは趣味の車という部分があるからです。
また、実際の使用感も、頑丈でエンジンもパワーがあり、オフロード車としては燃費がいい車なので、状態よく整備していれば十分に高価買取が狙えるのです。
年式
年式はできるだけ若いほうがいいのは当然と言えるでしょう。スズキジムニーはモデルチェンジによって大きく3世代に別れますが、見た目も走りも進化した3世代目はもちろん、見た目がややゴツい特徴的な2世代目にも根強いファンがいます。
オフロード車という特徴から、車体の色は濃い目のほうが人気があるようです。そのような人気の具合から必ずしも新しいから高いとは言いがたいところもあります。
とは言え、高価買取を狙うなら出来るだけ早めに乗り換えて、まだ新しい時期に買取をしてもらうほうがいいのは間違いありません。
買取需要のある業者を探そう
スズキジムニーを買取してもらう場合に1番大切なことが業者選びです。なんと言ってもジムニーはややマニアックなところのある車なので、欲しいという層が偏っている傾向があります。
そのようなユーザーが多く利用している業者なら高い値段で買取してくれるでしょう。しかし、一般的な業者の場合、一般的な軽の中古車として扱ってしまうことが往々にしてあります。
高価買取をしてくれる需要のある業者を見つけるためには、多数の業者で査定をしてもらい比較した上で買取してもらうことが大切です。
まとめ
スズキジムニーの特徴と、高価買取のために必要なことを説明させていただきました。軽のオフロード車という特殊な車であるスズキジムニーは、ユーザーを選ぶ車でもあります。
コアなファンを持つ車でもあるので、買取市場では需要はあるものです。
ぜひいい業者を見つけて、満足のいく取引をしてください。大切に乗ってきた愛車が同じ趣味の人に大切にされるためには、高価買取業者に買取してもらうのが1番なのですから。