ループでんきとは? メリット・デメリットと評判を調査!

  • 2022年6月1日
ループでんきとは?

2016年に電力の小売が全面自由化となったことにより、家庭でも電力会社や料金メニューを自由に選べるようになりました。

また自由化に伴い、ライフスタイルに合わせて調整できるようになったので、電気代がお得になった方もいるでしょう。しかし、自由度が増した反面、各電力会社からさまざまな形態・料金プランが出て選ぶのが難しいのも事実です。

そこで本記事では、今話題のループでんきのメリットやデメリットについてご説明します。また、特徴や乗り換え方もお伝えするので、ぜひ電力会社選びの参考にしてみてください。

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ループでんきとは

ループでんきとは、株式会社Looopが運営している電力小売事業のことです。大きな特徴として次の2つが挙げられます。

  • わかりやすい料金プラン
  • 違約金無し

これらの特徴について詳しく解説します。

わかりやすい料金プラン

電力会社選びで迷ってしまう要因の一つに、料金プランがわかりにくいことが挙げられます。料金プランすべてがお得だとわかっていても、自分に最適なものはどれなのか、判断が難しいものです。

しかし、ループでんきは料金プランがわかりやすく、選びやすいのが特徴的です。

また、契約アンペア数に応じて基本料金を設定している会社もありますが、ループでんきでは基本料金はかかりません。使った分だけの料金設定のため、シンプルでわかりやすいと評判なのです。

違約金無し

通常、新しく電力会社と契約を結ぶ際、手数料といった初期費用がかかることがあります。しかし、ループでんきでは初期費用は一切かかりません。

また、供給開始から1年間の契約期間がありますが、期間内に解約しても違約金や解約手数料は発生しません。そのため、急な引っ越しが考えられる転勤の多い人にもオススメです。

違約金が発生しない契約システムは、使う人の自由度を高め、新しいライフスタイルを提供していると言えるでしょう。

ループでんきの料金プラン

電力会社によって料金プランはさまざまですが、ループでんきでは以下の4つを提供しています。

  • おうちプラン
  • ビジネスプラン
  • スマートタイムプラン
  • 再エネどんどん割S/L

一つずつ、詳しく見てみましょう。

おうちプラン

おうちプランは、従量料金と燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金で構成されるプランです。もちろん、基本料金はかかりません。従量料金は各地域によって異なりますので、下記表を参考にしてください。

(2022年6月時点)

エリア1kWhあたりの従量料金(税込み)
北海道32.0円
東北28.0円
東京28.8円
中部28.5円
北陸25.5円
関西25.5円
中国26.5円
四国26.9円
九州25.4円
沖縄28.5円

出典:Looopでんき

おうちプランは、2022年6月から値上げされました。最も高いのが北海道、次いで東京となっています。また、電力会社によって従量料金の設定は変わってきます。

気になる方は、事前にお住まいの従量料金を会社毎に比較しておくと良いでしょう。

ビジネスプラン

ビジネスプランはおうちプラン同様に、従量料金と燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金で構成されています。

「ビジネス」と名称についていますが、商店や事業所のみならず、大家族で使用する方にもオススメのプランとなっています。ビジネスプランの従量料金は、下記表を参考にしてください。

(2022年6月時点)

エリア1kWhあたりの従量料金(税込み)
北海道33.5円
東北28.8円
東京29.4円
中部29.2円
北陸26.0円
関西26.0円
中国27.0円
四国27.5円
九州26.4円

出典:Looopでんき

ビジネスプランもおうちプランと同様、2022年6月から値上げされました。
沖縄エリアでは、おうちプランと違いビジネスプランの提供がないため、注意が必要です。

スマートタイムプラン

スマートタイムプランは、季節や時間帯によって電気料金が変化するオール電化住宅向けのプランです。春と秋の昼間と、夜間22時から早朝6時までがお得になります。

いくつかのエリアの料金をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

(2022年6月時点)

エリア春・秋の昼間
10時~16時
通年夜間
22時~6時
北海道21.5円/kWh24.5円/kWh
東京17.5円/kWh20.5円/kWh
中部17.5円/kWh19.5円/kWh
関西13.4円/kWh15.4円/kWh
九州13.4円/kWh15.4円/kWh

出典:Looopでんき

こちらは、あくまでも参考例なので、スマートタイムプランを検討されている方は、他の時間帯も合わせて確認すると良いでしょう。

再エネどんどん割S/L

再エネどんどん割S/Lは、北海道電力エリアのみ申し込み可能な料金プランです。計測年数に応じて、従量料金が0.5円ずつ安くなるのが特徴です。

一般的な料金プランの「おうちプラン」よりも初めの5年間は割増になりますが、6年間の合計では同額となり、7年目以降はお得になります。

7年以上も継続できるかどうか不安がある方もいるでしょう。

しかし、家族内で継続できるため、親の後に子供達が使い続けることも可能です。最大30%OFFと魅力的なプランなので、北海道に住んでいる方は一度検討してみても良いのではないでしょうか。

ループでんきのメリット

ここでは、ループでんきのメリットについて解説します。

メリット1. 料金オプションが豊富

ループでんきの料金形態は基本料金が無料ですが、オプションを付けることでさらにお得になります。

オプションはガスとセットの契約だったり、太陽光発電のご家庭で株式会社Looopに電気を供給したりする場合のみですが、さらに料金がお得となるので魅力的なのは間違いないでしょう。

メリット2. 引っ越し時の手続きが簡単

基本的に引っ越しをする場合は、一度解約してから現地で再契約となります。その場合の多くは、別々の手続きが必要でしょう。

しかし、ループでんきでは会員専用ページから引っ越し先の住所で申し込みをすれば完了します。忙しい引っ越し時に手間が省けるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

ループでんきのデメリット

こちらでは、ループでんきのデメリットについてお伝えします。

デメリット1. ポイント還元は無し

電力会社によっては、使用料や契約年数に応じてポイントでのキャッシュバックがあります。しかし、ループでんきではポイント還元を行っていません。

ポイント還元に魅力を感じる人には、少しデメリットとなるでしょう。

デメリット2. 支払いはクレジットカードのみ

ループでんきでは、口座振替や払込票での支払いはできません。支払い方法は、クレジットカードのみとなっているため、持っていない人は契約することができないのです。

ループでんきの口コミ・評判

ループでんきについてお伝えしてきましたが、ホームページに記載されている情報のみでは少し不安は残るものです。また、不安が残っていると行動することも難しいでしょう。

契約を考えているけど迷っている方は、口コミを参考にするのがオススメです。こちらでは、ネット上に掲載されていたループでんきのいい口コミと悪い口コミの要点をまとめてご紹介します。

口コミは実際の契約者の声を聞ける重要な指標ですが、あくまで参考程度に留めておくのが望ましいでしょう。

いい口コミ

  • セット割の種類が多く当てはまるとお得感が大きい
  • 基本料金という考えがなく、使った分だけ請求されるシンプルな料金体系でわかりやすい
  • 電気代が下がった
  • 解約時に違約金が発生しないのが魅力

いい口コミを見てみると、基本的には料金についての記載が多いです。

悪い口コミ

  • 支払いはクレジットカードのみなので、クレジットカードを持っていない、使いたくない人にはハードルが高い
  • 口座振替を利用したい
  • 明細をダウンロードして印刷しないといけないのが手間

支払い方法や割引の種類に関して、少し不満に感じている人が多い印象です。また、新規参入の企業だけに、情報が少ないことが悪い口コミに繋がっているようですね。

ループでんきを使う方法

実際にループでんきを使う場合、どのような手順で契約をするのかわからない人も居るでしょう。また、電力会社を切り替える際は、通常と少し違う手順もあるので注意が必要です。

こちらでは、ループでんきを使う方法をご紹介します。

公式サイトから申し込み

契約の大まかな手順は、次の3ステップとなっています。

  1. 申し込み手続きをする
  2. スマートメーターの設置
  3. ループでんきの利用開始

契約はループでんきの公式サイトから行います。スムーズにいけば5分程度で契約申し込みは完了となります。

手順1:申し込み手続きをする

公式サイト上の「お申込みはこちら」から、手続きしてください。画面の案内に沿って必要情報を記入します。また、契約前に以下の2点を準備しておく必要があります。

  • 検針票(「22桁の供給地点特定番号」と「お客様番号」が記載されている用紙)
  • クレジットカード

手順2:スマートメーターの設置

現在使用しているメーターがスマートメーターではない場合、切り替えが必要になります。(電力会社を切り替える際はスマートメーターの設置は必須)

スマートメーターの設置は、立ち合い無しで行ってくれるため、留守でも問題ありません。また、費用はかからず30分ほどで設置完了となります。

手順3:ループでんきの利用開始

申し込みとスマートメーターの設置が完了すれば、次の検針日から利用が開始できます。正確な日時に関しては、申し込み後に送られてくるハガキをご確認ください。

ハガキには、利用開始日やスマートメーターの設置日が記載されていますので、必ず確認するようにしましょう。

支払い方法

ループでんきの契約で注意しないといけないのが支払い方法です。ループでんきでは、対応しているのがクレジットカードのみとなっており、口座振替や払込票での支払いはできません。

そのため、契約を考えているのならば、先にクレジットカードを用意する必要があります。クレジットカードを用意できない方に関しては、残念ですが現時点では契約する方法はありません。

支払い方法は見落としがちな情報になるため、必ず事前に確認しておきましょう。

注意点

  • 引っ越し時の再契約方法は手順が異なってくるので、公式サイトをご確認ください。

  • 2022年6月1日時点、ループでんきでは新規の申し込みを一時停止しています。再開は2022年6月頃の予定ですが前後する可能性があるので、随時公式サイトをチェックしましょう。
    出典:Looopでんき新規お申込み受付 一時停止のお知らせ

メリット・デメリットを比較して乗り換えを検討しよう

この記事では、ループでんきのメリットやデメリットをお伝えしました。コロナ禍で自宅にいる時間が増えた現在では、電気の消費量は上がる一方です。

そのため、少しでもお得な電力会社があれば、メリットとデメリットをしっかりと比較したうえで乗り換えるのがオススメ。

ループでんきは、基本料金がなく、わかりやすい料金プランが魅力の会社です。また、解約の際に違約金がかからないのも注目すべきポイント。

電力会社の乗り換えを考えているのならば、非常にオススメと言えるでしょう。この記事を参考に、電気料金や電力会社の見直しを考えてみてくださいね。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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