家に出る蜘蛛の種類|蜘蛛が出る理由と対処法

  • 2022年5月31日
家に出る蜘蛛の種類

家に蜘蛛が侵入してしまった経験、誰でも一度はありますよね。中には攻撃的な蜘蛛などもいて、噛まれると「数日間痛みや不快感」を感じることもあり、要注意です。

また、蜘蛛が家に住み着くことで巣にその他の虫が絡みつき、衛生上あまり良いとは言えません。

今回は、家に蜘蛛が出る理由や家に出やすい蜘蛛の種類、対処法などを紹介します。今後蜘蛛が近寄ってこないようにするための予防策も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

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家に蜘蛛が出る理由

家に蜘蛛が侵入するのは、蜘蛛は屋根のある場所を好む習性があるためです。
では、具体的にはどこから侵入してくるのでしょうか。ここでは、蜘蛛が家に侵入してくる方法を紹介します。

隙間から侵入する

蜘蛛は外壁や窓の隙間から家の中に侵入してきます。なかには地面に穴を掘り、家屋に侵入を試みる蜘蛛などもいるので注意が必要です。

侵入してからは物置や暗い屋根裏など自宅のさまざまな場所に巣を作り、住み着く可能性があります。

自宅の中で繁殖してしまうケースもあり、気づいたら至るとこに蜘蛛が出現するようになり、噛まれれば健康上での被害も被ることになります。

宅配物についてくる

宅配物について家の中に入ってくる可能性も考えられます。特に周辺に山や森、公園がある場合は、宅配物を含むさまざまなものから蜘蛛の侵入を許してしまいます。

エサとなる虫がいる

自宅や物置の中に他の虫が繁殖していて、餌を目的に蜘蛛が侵入してしまうケースもあります。

餌となるのはアリや蛾、蚊、ダニなど身近な虫なので、まずは予防として、それらの虫が侵入しないように、定期的に点検や管理を含めた掃除を行うことが有効です。

一方で、蜘蛛はダニや蚊などを食べてくれる存在でもあるので、それらの虫の駆除をしたい方にとっては、家に蜘蛛がいることはメリットにもなり得るでしょう。

家に出る蜘蛛の種類

家に住み着く可能性のある蜘蛛には、いくつか種類がいます。なかには攻撃的な習性の蜘蛛なども存在するので、事前の予防などをしておくことが有意義です。ここでは、家に住み着く可能性のある蜘蛛の種類と、その特性を紹介します。

ハエトリグモ

ハエトリグモは国内で最もよく目にする蜘蛛。ハエを餌にしているためにハエトリグモと名付けられており、窓のサッシや外壁との隙間から侵入してきます。隙間のある場所を中心に定期的に掃除して、侵入を防ぎましょう。

しかし、家に侵入されたとしても毒などはないため、危険性は少ないでしょう。

アダンソンハエトリ

アダンソンハエトリは世界中どこでにも出現するクモでハエトリグモの種類に含まれます。背面に白い毛が生えているのが特徴で、徘徊性の高いクモです。

ハエトリグモ同様、毒はないので遭遇しても安心してください。

ハエ以外にもダニやコバエなど、小さな虫を餌にするので、気にならなければそのまま放っておいて良いでしょう。

チャスジハエトリ

チャスジハエトリも同じくハエトリグモの一種に含まれます。頭からお腹にかけてラインが入ったボディが特徴的です。

毒はなく糸を張ることもないので、放っておいても問題ありません。

アシダカグモ

アシダカグモは長い足を持っているのが特徴的で、家の中では威圧感をおぼえることもある種類の蜘蛛です。歩いて餌を探す習性があります。

少し怖い見た目をしていますが、毒はありません。

ジョロウグモ

ジョロウグモは夏から秋に出没し大きな編みを張って家の隅を占拠します。サイズはやや大きめで黄色い蛍光体なので発見しやすい蜘蛛の一つです。
微量の毒をもつため、噛まれたらすぐにアルコールで洗浄するなどしてケアをしましょう。

コガネグモ

コガネグモはクモ目のコガネグモ科に属しています。アブラゼミを捕獲したり、その他の虫が近づくと接近して噛み付く習性があり攻撃的な蜘蛛としてもしられています。
攻撃する際に毒で麻痺させますが、人間に害があるほどの強力な毒ではありません。

もし自宅でコガネグモを発見したら速やかにスプレーなどで屋外に出してあげましょう。そのままにしていると巣についたその他の虫が床に落ちるなどして衛生上あまり良いとは言えません。

イエユウレイグモ

イエユウレイグモは灰色の蜘蛛で足が非常に長いのも特徴的で、世界的に湿気の多い場所に出没する蜘蛛です。

そのため屋内に生息しコバエなどを餌に住み着き始めます。

イエユウレイグモには毒はなく、人に噛み付くこともありません。

ヒラタグモ

ヒラタグモは、郊外の外壁や樹木などに住居を作る中型の平たい蜘蛛です。ボディは黒褐色で屋内でも住居を構え住み着き始めます。
ヒラタグモにも、毒はありません。

ジグモ

ジグモは地下に穴を掘って巣を作る習性があります。他の蜘蛛と比較しても大型のサイズで、黒褐色の体が特徴的です。

大きな体から強そうな印象を受けますが、毒はありません。

自宅の庭や物置に生息し、気づかないうちに繁殖している可能性もあるので、庭の手入れや物置の掃除なども定期的に行うことをオススメします。

家に蜘蛛が出たときの対処法

もし蜘蛛を発見したら、対処法として以下を試してみましょう。

  • ほうきで巣を壊しそのまま屋外に追い払う
  • 専用のスプレーを使用して駆除

ほうきで巣を壊しそのまま屋外に追い払う

蜘蛛を発見したらほうきなどを使用してそのまま速やかに外に追い出してしまいましょう。同時に蜘蛛が作った巣や糸を除去することで、その他の害虫なども始末することが可能です。

蜘蛛の巣をそのままにしていると、蜘蛛が張った糸についた害虫が下に落ちて部屋の環境が悪くなってしまいます。また糸にホコリなどの汚れも溜まるので、蜘蛛の糸も早めに除去しておきましょう。

専用のスプレーを使用して駆除

害虫駆除スプレーを使えば、住み着いた蜘蛛やその他の害虫などを素早く除去することができます。少し吹きかけるだけで、簡単に自宅から退散してくれますよ。

その後にほうきなどで蜘蛛の巣も除去することができれば、蜘蛛が住み着いていたスペースもスッキリきれいになります。

スプレーを使用する際は、あまり噴射せずとも少量で十分です。なかにはその後に巣をはらせない効果を発揮するスプレーもあります。

蜘蛛が出ない環境にするためには

蜘蛛が出ない様にするためにはそれなりの環境づくりが必要です。蜘蛛が出ない環境を作るために、以下を試してみましょう。

  • 家のなかを清潔にする
  • 侵入口となる隙間をふさぐ
  • 蜘蛛が苦手な香りを使う

家のなかを清潔にする

蜘蛛だけでなくその他の害虫が自宅に住み着かないようにするためには、まずは掃除が最も重要です。このときに注意したいのが、部屋だけでなく洗面台の裏やキッチンの棚の中、物置などをこまめに掃除をして、清潔な環境にしておくこと。

専用の洗剤や蜘蛛退治用のキッチン洗浄用品なども販売しているので、必要に応じて取り入れ、清潔にすることをオススメします。

侵入口となる隙間をふさぐ

蜘蛛が侵入しやすいのは玄関の隙間や屋根裏、屋根の間などです。そのため外部への無駄な隙間を発見したら、少量のセメントなどを用いて侵入口をふさいでおくことをオススメします。
玄関やトイレなどの隙間も同様です。

蜘蛛が苦手な香りを使う

蜘蛛が苦手な香りを発する市販の蜘蛛予防剤によって、蜘蛛が自宅に侵入せずにきれいな環境を保つことができます。

山林地帯にお住まいの方には特に取り入れてほしい方法です。蜘蛛の侵入を予防をすれば無駄に蜘蛛を除去する必要もないので、できれば予防から行っておくのが理想的ですね。

業者に駆除を依頼するという選択肢も

屋根がある場所を好む蜘蛛は、壁や屋根の隙間、窓から家に侵入してきます。

家に蜘蛛が出た場合はスプレーやほうきなどで撃退できますが、苦手な人にとってはそれも苦痛ですよね。また、蜘蛛の出現頻度があまりにも多い場合も、いちいち駆除するのが大変でしょう。

そのような場合には、業者に駆除を依頼するという選択肢も考慮に入れましょう。
専門業者に依頼すれば、すべておまかせで家の屋根裏から軒下まで、しっかりと駆除・対策してくれます。自分に合った方法で、蜘蛛を駆除してくださいね。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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