粗大ゴミを処分したいとき、愛知県豊田市ではどのように処分すればいいのでしょうか。粗大ゴミは頻繁に捨てるものではないため、豊田市に住んでいるのに実はあまりよくわかっていないという人もいるでしょう。
豊田市の粗大ゴミの回収方法は、家の前まで回収に来てくれる方法と、直接持ち込む方法の2種類です。それぞれメリット、デメリットがあるため、2つの方法を比較し、自分が利用しやすい方法を検討しましょう。
本記事では2通りの回収方法や、手数料などを紹介します。粗大ゴミを捨てる前に、本記事を参考に、負担のない方法を検討してみてくださいね。
豊田市の粗大ゴミ回収方法
愛知県豊田市では、市の指定ゴミ袋に入らない大きさのものを粗大ゴミと定めています。
回収方法は、電話で申し込んで自宅前に出しておく戸別回収と、自身で処理場に持ち込む方法の2種類です。それぞれの方法の詳細を確認し、状況に合った方法を選択してください。
豊田市の戸別収集で粗大ゴミを捨てる手順
戸別収集は、忙しい方や処理場が遠く運び込めない方におすすめです。地区により連絡先や収集日が異なるので、以下の手順を確認して円滑に粗大ゴミを処分しましょう。
1:電話で申し込む
まず最初にすべきことは、電話による申し込みです。地区ごとに連絡先や申込期限が決まっているので、以下の表を参考に、ゴミを出したい日に合わせて正しく計画的に申し込みを完了しましょう。
電話では、住所と氏名、電話番号、処分するものとその個数を伝えてください。
地区ごとの連絡先と収集日
地区 | 収集日 | 申し込み先 | 受付時間 | 申込期限 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
挙母 |
| 粗大ごみ受付センター 電話:0565-25-5353 | 月曜日~金曜日(年末年始を除く) 9:00~17:00 | 収集日の3日前(土曜日、日曜日を除く)まで | – |
上郷・高岡 |
| 粗大ごみ受付センター 電話:0565-25-5353 | 月曜日~金曜日(年末年始を除く) 9:00~17:00 | 収集日の3日前(土曜日、日曜日を除く)まで | – |
猿投(保見・石野地区含む) |
| 粗大ごみ受付センター 電話:0565-25-5353 | 月曜日~金曜日(年末年始を除く) 9:00~17:00 | 収集日の3日前(土曜日、日曜日を除く)まで | – |
高橋・松平 |
| 粗大ごみ受付センター 電話:0565-25-5353 | 月曜日~金曜日(年末年始を除く) 9:00~17:00 | 収集日の3日前(土曜日、日曜日を除く)まで | – |
旭 |
| 電話:0565-68-2211 | 収集日の一週間前までに各支所に申込 | (※) | |
足助 |
| 電話:0565-62-0600 | 収集日の一週間前までに各支所に申込 | (※) | |
稲武 |
| 電話:0565-82-2511 | 収集日の一週間前までに各支所に申込 | (※) | |
小原 |
| 電話:0565-65-2001 | 収集日の一週間前までに各支所に申込 | (※) | |
下山 |
| 電話:0565-90-4411 | 収集日の一週間前までに各支所に申込 | (※) | |
藤岡 |
| 電話:0565-76-2103 | 収集日の一週間前までに各支所に申込 | (※) |
(※)旧町村地区に住んでいる方の申し込み先は、粗大ごみ受付センターではなく、各支所です。支所の窓口での申し込みも可能ですが、土曜日・日曜日及び祝日、年末年始は受け付けていないので気を付けましょう。
出典:各地区の粗大ゴミ収集|豊田市
2:粗大ごみ処理手数料納付券(シール)を購入する
申込が完了したら、次は粗大ゴミ処理手数料納付券を購入しましょう。
このシールは豊田市役所の南庁舎にある市民課や、支所・出張所などの行政施設で販売されています。また、市内のコンビニエンスストアやスーパーマーケット、メグリア、Aコープなどでも入手可能です。
3:当日の回収時間までに自宅前に出す
購入したシールを粗大ゴミに貼り、自宅前に出せば終了です。立会いは不要ですが、時間は収集日当日の8:30までなのでゴミ出しは余裕を持って済ませましょう。
集合住宅に住んでいる方は、廃棄物を1階部分まで降ろさなければいけません。また、狭い路地の奥の住宅などの場合は、受付時に決めた場所に置いておきましょう。
申し込み後のキャンセルや変更方法
受付後に収集を取り消したい場合は、収集日前日の17:00までに粗大ごみ受付センターに連絡する必要があります。なお月曜日が収集日の場合は、前週金曜日の17:00までが期限なので気を付けてください。
豊田市の処理施設に直接持ち込む手順
処理施設に直接持ち込む方法は、粗大ゴミをなるべく早く処分したい方におすすめです。自身で処理場に持ち込むと、戸別回収より費用が安く済む傾向にあります。
処分するものにより処理施設が異なりますが、家の近くに処理施設がある場合はぜひ持ち込みも検討してみてください。
1:燃えるものと燃えないものに分別する
直接持ち込む場合、まずは処分したいものを燃えるものと燃えないものに分けなければいけません。
処理施設は、捨てたいものが可燃ゴミか不燃ゴミかで異なります。「持って行ったのに処分してもらえない」という事態を防ぐためにも、事前の分別は徹底しましょう。
2:それぞれの処理施設に持っていく
以下の表を参考に、利用する処理施設を選択しましょう。
処理施設 | ゴミの種類 | 受付時間 |
---|---|---|
渡刈クリーンセンター | 燃えるもの | 月曜日~金曜日(年末年始を除く) 8:30~16:00 ※月曜日は7:30~16:00 |
藤岡プラント | 燃えるもの | 月曜日~金曜日(年末年始を除く) 8:30~16:00 ※土曜日は8:30~12:00 |
グリーン・クリーンふじの丘 | 燃えないもの | 月曜日~金曜日(年末年始を除く) 8:30~16:00 |
出典:ゴミ処理場|豊田市
豊田市で粗大ゴミに出せるもの
本記事の冒頭でも述べましたが、豊田市では家庭で出たゴミのうち、指定ゴミ袋に入らないものを粗大ゴミとしています。もし判断に迷ったら、こちらから確認してみてください。
例外で粗大ゴミに出せないもの
1つ上の項目で、袋に入らないものが粗大ゴミだと説明しました。ただ、この基準を満たすすべてのものが処分できるわけではなく、例外的に粗大ゴミに出せないものがあります。
パソコン
パソコンは国の指針により再資源化が進められており、豊田市では自治体での処分は行っていません。
公式サイトでは、市が連携協定を結ぶリネットジャパンリサイクル株式会社の宅配便回収サービスが推奨されています。製造メーカーの回収サービスも紹介されているので、パソコンを処分する際はぜひ活用してみてください。
家電リサイクル法対象品目
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4つの家電は、法律によりリサイクルが義務づけられているため市では処理ができません。
上記家電の処分は、家電小売店での引き取りが一般的。買い替える場合は新しい製品を購入する店に、処分のみを行う場合はその製品を購入した店に依頼しましょう。買った店が分からないときは、市の引取所に連絡してください。
また、基本的に家電リサイクル料金がかかります。無料を謳う怪しい不用品回収業者には依頼しないようにしましょう。
リサイクルステーションの回収品目
古紙・古布・飲料缶・ペットボトルなどは資源としてリサイクルされるため、粗大ゴミとして出すことはできません。
これらの品目は、資源の回収・保管を行う市のリサイクルステーションに持っていきましょう。ステーションによって開設時間や回収品目が異なるので、事前の確認はぬかりなく。
産業廃棄物
産業廃棄物は市の処理施設では取り扱っていません。自己搬入する場合は、産業廃棄物処分業者の処理場に持ち込む必要があります。持ち込みがむずかしい方は、産業廃棄物収集運送業者に委託しましょう。
産業廃棄物は自己処理が原則で、他者のものを扱うには県の許可を得なければいけません。市の公式サイトを確認し、かならず許可を持つ収集・回収業者に依頼してください。
豊田市の粗大ゴミ処理手数料
豊田市の粗大ゴミ処理にかかる手数料は、戸別回収と直接持ち込みで異なります。重さや個数による料金の変動も確認し、自分の不用品の処分にどれくらいの費用がかかるのか把握しておきましょう。
戸別回収の場合
戸別回収の場合、処分するものによって600円、900円、1,200円の手数料に分かれます。品目ごとの料金などは公表されておらず、調べることはできません。申し込み時の電話で教えてもらえる金額をしっかりと覚えておきましょう。
シールは1枚300円のもののみなので、電話で聞いた金額に合わせて必要な枚数だけ購入してください。
直接持ち込みの場合
直接持ち込みの手数料は粗大ゴミの重さで決まり、10kgまで200円。以後は10kgごとに200円ずつ加算されます。
戸別回収とは違い、事前にシールなどを購入する必要はありません。処理施設に着いてから、重さに応じて決まる金額を支払いましょう。
市の回収以外での粗大ゴミの処分方法
ここまで解説してきた豊田市による粗大ゴミの回収サービスは、安心感や費用の安さを重視する方にピッタリな処分方法です。
ただ、粗大ゴミの処分の仕方はほかにもあり、状況によって適した方法は異なります。これから紹介するさまざまな処分方法も知り、最適な選択ができるようにしましょう。
市の一般廃棄物処理(収集運搬)許可業者に依頼する
「急な引っ越しや遺品整理で市の戸別回収には間に合わないし、処理場にも持ち込めない」など緊急なときに安心な回収を求めるなら、市の一般廃棄物処理業者に任せましょう。
すぐに回収してもらえるうえ、市の許可を得て活動している会社なので安全です。運送費用などは市で定められておらず、依頼する会社ごとに異なります。直接問い合わせて確認してください。
買取店に買取に出す
処分したい不用品の状態が良いのであれば、買取に出すことも検討してはいかがでしょうか。処分に費用がかかるどころか、予想以上の価格で買取ってもらえるかもしれません。
出張買取なら自宅で引き渡せるため、大きいものでも安心です。ウリドキなら、無料で複数の査定士に査定してもらえます。処分したいものを写真に撮るだけで査定を受けられるので、ぜひ気軽に試してみてください。
オークションやフリマサイトで売る
オークションやフリマサイトへの出品は、ほかの方法よりも不用品に高い価値がつく可能性があります。いつ売れるかは分からないので今すぐ処分したい方には向きませんが、気長に待てる状況ならおすすめです。
ただ、自分で発送する必要があるため、慣れていない人は大きいものを送るのに少し苦労するかもしれません。ひとりで出品から発送までできる自信がある人は、こちらの方法もぜひ検討してみてください。
不用品回収業者に依頼する
処分したいものがとにかく多く、分別も追いつかない方は、不用品回収業者に依頼しましょう。
なかには買取をしてくれる業者もあるので、「価値があるものは買取ってほしい」という場合でも利用可能です。買取店ではないため、価値がないものはそのまま処分してもらえます。
面倒くさいことを何も考えず、とりあえずすべて処分してほしいのであれば、ゴミ処分のプロに任せてもいいかもしれませんね。
ルールを守って自分に合った処分方法を
本記事では、愛知県豊田市の「戸別回収」と「持ち込み」という2つの粗大ゴミの処分方法を中心に解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
関連するさまざまなゴミ処分のルールや方法についても触れました。本記事を参考に、ルールを守ったうえでもっとも状況に適した処分方法を選択しましょう。