【千代田区】粗大ごみ収集の申し込み方法は?料金や収集までの流れも

  • 2023年8月29日
【千代田区】粗大ごみ収集の申し込み方法

千代田区で粗大ごみを処分するには、事前の申し込み手続きが必要です。とはいえ初めて処分する場合、申し込み先や料金など、わからないことも多いでしょう。

粗大ごみの出し方には各自治体のルールがあり、それに従って正しく処分する義務があります。千代田区にも一定の決まりはあるものの、申し込みから収集まで特にむずかしい手順はありません。

ただし、なかには粗大ごみとして収集できないものも多く、場合によってはトラブルを招く可能性があるため、きちんと理解しておく必要があります。

本記事では、千代田区で粗大ごみを処分する際の申し込み方法から、品目別の料金、よくある質問まで詳しく解説するので、参考にしてみてください。

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千代田区が定める粗大ごみとは

各自治体によって、粗大ごみとして定めるものの定義は異なります。

千代田区の場合、粗大ゴミとして扱うものは以下の通りです。

区民が家庭で不用となった家具・寝具など、おおむね30センチメートル以上のもので長さ2メートル以下のものが対象です。

引用:粗大ごみの出し方と料金|千代田区

この定義に該当しないものは、粗大ごみとして扱われないので注意しましょう。

【千代田区】粗大ごみ収集の申し込み方法

粗大ごみは、通常の可燃や不燃ごみのように自由に捨てられるのではなく、収集を申し込む必要があります。千代田区の場合、申し込み方法が2種類あるので、自分に合った方法を利用しましょう。

電話で申し込む

千代田区には粗大ごみ受付センターがあり、そこに電話することで申し込めます。

受付オペレーターと話しながら申し込めるため、口頭で簡単に申し込めるのがメリットです。しかし、受付オペレーターの人数に限りがあり、時間帯によっては電話が繋がりにくいことがあります。

千代田区は、インターネットでの申し込みを推奨しているため、スムーズに申し込みたい方はインターネットを利用しましょう。

〈粗大ごみ受付センター〉

  • 電話番号:03-6743-0603
  • 受付時間:月曜日から土曜日まで(8:00~19:00)
  • 受付内容:新規申し込み、申し込み内容の変更、各種問い合わせなど
  • 定休日:日曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

インターネットで申し込む

インターネットの申し込みフォームからの申し込みは、申し込み内容の照会や利用者登録ができるので、非常に便利です。

なお、粗大ごみ手数料の減額・免除対象者や、収集予定日に出すことができない方は、インターネットからは申し込めません。

〈千代田区粗大ごみ受付センター〉
申し込みフォームはこちら

  • 定休日:日曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

【千代田区】粗大ごみ処理にかかる料金

ここからは、千代田区で粗大ごみを出す際にかかる料金を、具体的な品目とあわせてご紹介します。粗大ごみは捨てるものによって料金が変わるため、自分が捨てたいものの料金を必ず事前にチェックしましょう。

品目料金
布団、衣装箱、イス、掃除機、照明器具など300円
チャイルドシート 、ベビーカー、ベビーチェアなど300円
ランドセル、ラジオ、松葉杖(1セット)、ホットプレートなど300円
ミシン(卓上式)、ベビーベッド、テレビ台(幅1m以上で天板がガラス製以外)600円
自転車(16インチ以上)、ソファー(1人用)など600円
机(両そで机以外)、シングルベッド、ベッドマット(シングル)など900円
ソファー(2人以上用)、ソファーベッドなど1,600円
エレクトーン、オルガン、電子ピアノなど1,600円
マッサージチェア(ソファータイプ) 、ミシン(卓上式以外)など1,600円
高さ・幅・奥行きのうち最も長い辺と次に長い辺の合計が360cm以上の箱物家具、両そで机など2,200円

出典:粗大ごみの出し方と料金|千代田区

処理手数料の支払い方法

千代田区の粗大ごみの処理手数料の支払い方法は、有料粗大ごみ処理券方式です。処分したいものの料金に合わせて、処理券を購入しましょう。

処理券はA券(200円)とB券(300円)の2種類です。処理手数料が1枚分で足りる場合はそのまま使用しますが、処理手数料が300円以上の場合は、券を複数枚組み合わせて使用します。

使用できるのは千代田区内限定で、1枚ずつ購入が可能です。

処理券の購入場所

処理券の購入場所は以下の通りです。

  • 千代田清掃事務所
  • 区内の主なコンビニエンスストア
  • 有料粗大ごみ処理券・有料ごみ処理券取扱所

ごみ処理券取扱所は区内の商店や薬局などが該当し、該当するお店には「有料粗大ごみ処理券・有料ごみ処理券取扱所」の標識(ステッカー)が貼られています。

また、千代田区で粗大ごみを出す際に使用できるのは、千代田区の券だけです。千代田区外や、区境の取扱所では他区の券を取り扱っている場合があるので注意しましょう。購入の際は、「千代田区のごみ処理券が欲しい」旨を伝えると安心です。

処理券の使い方

処理券には、「収集予定日」と「氏名または受付番号」を記入する欄があります。粗大ごみを出す際は、処理券に名前と収集予定日を記入しましょう。共同住宅の場合は、名前の欄に部屋番号も記載します。

処理券はシールになっているので、収集予定日と名前を記載したら処分するものの見やすいところに貼り付けてください。処理券が複数枚必要なものの場合は、必ず必要な枚数を貼り付けましょう。

【千代田区】粗大ごみとして収集できないもの

千代田区では、粗大ごみとして収集できないものがあります。

これからご紹介するものは、粗大ごみとして出せなかったり、処分方法が特殊だったりするものなので、処分する際は注意しましょう。

家電リサイクル法対象品目

製造メーカー、販売店、消費者が協力して、使用済み家電製品の有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物の減少や資源の有効利用を図ることを目的に制定された「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」という法律があります。

家電製品を使った消費者が、収集や運搬にかかる費用と再商品化などにかかる費用を負担することで循環型社会を形成する目的があり、下記の品目が対象です。

  • エアコン
  • テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ式)
  • 冷蔵庫、冷凍庫
  • 洗濯機、衣類乾燥機
  • 保冷庫、冷温庫、ワイン庫(ワインセラー)

千代田区ではこれらの品目は粗大ごみとして収集できないため、購入(買い替え)する販売店に引き取りを依頼するか、家電リサイクル受付センターへ収集を申し込む必要があります。

家庭用のパソコン

パソコンは、メーカーによる回収とリサイクルが資源有効利用促進法により義務づけられています。ごみの削減、限られた資源の有効活用が目的で、粗大ごみとして捨てられません。

対象品目は以下の通りです。

  • デスクトップコンピュータ本体
  • ノートパソコン
  • ブラウン管(CRT)ディスプレイ
  • 液晶ディスプレイ(LCD)
  • ディスプレイ(CRT又は液晶)
  • 一体型パソコン

千代田区ではパソコンの収集を行っていないので、自分で回収を申し込みましょう。回収方法は、「メーカーに回収を申し込む」「小型家電リサイクル認定業者による回収」「店頭での回収」があります。

処理が困難なもの

下記のような処理が困難なものも、粗大ごみの収集対象外となるので注意が必要です。

  • 自家用自動車
  • オートバイ
  • ピアノなどの大型楽器
  • 耐火金庫
  • 土・石・ブロック

それぞれ処分方法が異なり、自分で問い合わせたり、申し込んだりする必要があります。たとえば、家庭用自動車は「自動車リサイクルシステムコンタクトセンター」、ピアノは「全国楽器協会」、耐火金庫は「日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会」などです。

廃棄方法がわからないものは、清掃事務所で回収業者を紹介してくれるので、問い合わせてみてくださいね。

引火性・有害性・著しい異臭のあるもの

下記にあるような、引火性や有害性があるなどの危険なものも収集対象外です。

  • プロパンガスボンベ
  • その他ガスボンベ
  • 自動車などのバッテリー
  • 工業薬品類
  • マッチ・花火・薬キョウ
  • 金属粉末
  • 灯油・ガソリン・潤滑油
  • 現像液など
  • 塗料(ラッカー・シンナーなど)
  • 消火器

これらの品目は、廃棄方法をメーカーへ問い合わせる必要があります。

プロパンガスボンベは「容器に販売店や電話番号が記載されていない場合はLPガスお客様相談所」、消火器は「消火器リサイクル推進センター」、軽油・灯油ガソリン類は「購入店または、最寄りのガソリンスタンド」などが問い合わせ先です。

問い合わせ先がわからない場合は、清掃事務所に相談しましょう。

事業系の粗大ごみ

事業者の粗大ごみについては、自らの責任において適正に処理することが法律で定められており、千代田区で回収は行っていません。

法律に基づいた廃棄物の処理をしなければならないため、許可を持っている廃棄物処理業者へ依頼する必要があります。

廃棄物処理業者がわからない場合は、下記へ問い合わせましょう。

問い合わせ先電話番号URL特徴
東京廃棄物事業協同組合組合員企業紹介(一般廃棄物処理業者の加盟団体)03-3232-6249https://www.touhaikyo.or.jp/introduction.html電話で業者の紹介ができます
東京都産業資源循環協会会員名簿(産業廃棄物処理業者の加盟団体)03-5283-5455https://tosankyo.or.jp/member電話で業者の紹介ができます
産業廃棄物対策(東京都環境局)https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/resource/industrial_waste/産業廃棄物処理許可業者の検索
千代田清掃事務所03-3251-0566

【千代田区】粗大ごみを処分する手順

ここからは実際に粗大ごみを処分するときの流れを説明します。

  1. インターネットか電話から、粗大ごみ受付センターへ申し込む
  2. 処分するものに合わせて指定された金額の有料粗大ごみ処理券を購入する
  3. 処理券の名前や日付など必要な箇所を記入して粗大ごみに貼り付ける
  4. 指定された日に指定された場所へ出す

粗大ごみを出す場所

粗大ごみを出す場所は、一戸建ての場合と共同住宅の場合で異なります。

一戸建ての場合は、玄関先や敷地の入口などわかりやすい場所に出しましょう。共同住宅の場合、粗大ごみ置き場がある場合はそこに、特に決められていない場合は1階共有玄関前の敷地などわかりやすい場所に出してください。

ごみの集積所に出してはいけないので、注意が必要です。また、粗大ごみを置く際は、貼り付けた粗大ごみ処理券が見やすい位置にくるように置くと良いでしょう。

粗大ごみの収集時間

粗大ごみの収集は、おおむね8:30~15:00すぎ頃の間に行われます。そのため、粗大ごみは案内された収集日の朝8:00までに出しましょう。

何時に回収されるかは当日の回収スケジュールによりますが、立ち会いの必要はないので、朝8:00までに出せば問題ありません。

運び出しが困難な場合

千代田区では、粗大ごみの運び出しが困難な方へ向けて「ふれあい収集」という活動を行っています。65歳以上の高齢者のみの世帯か障害者のみの世帯で、粗大ごみを自分で運び出すことが困難かつ身近な人の協力が得られない方が対象です。

事前に職員が自宅を訪問し、粗大ごみの運び出し方法を確認したうえで収集してくれます。運び出しは無料なので、ふれあい収集を利用したい方は千代田清掃事務所へ相談しましょう。

【千代田区】粗大ごみに関するQ&A

ここからは粗大ごみに関するQ&Aを3つご紹介します。

粗大ごみに関するちょっとした疑問を解決するので、気になる項目がある方はチェックしてみてくださいね。

自分で持ち込みはできる?

粗大ごみとして処分したいものが複数あるという方は直接持ち込みたいと思うかもしれませんが、千代田区では粗大ごみの持ち込みは受け付けていません

粗大ごみは収集のみで、粗大ごみ受付センターへ申し込む必要があります。

無料で処分する方法はある?

粗大ごみを処分する際、基本的には処理手数料は必ずかかりますが、手数料が免除されるケースがあります

対象となるのは、「児童扶養手当・特別児童扶養手当を受けている世帯」か「生活保護法による各種扶助を受けている世帯」です。対象の方は、収集日までに所定の申請書に受給証書などの写しを添付して、千代田清掃事務所へ申し込みましょう。

予約の変更や取り消しはいつまで?

収集日の変更や取り消しをしたい場合、インターネットによる変更や取り消しができるのは、収集予定日まで日曜日を除く日数が3日以上あるときです。予定直前での取り消しなどは、電話で直接粗大ごみ受付センターに連絡する必要があります。

また、予定の変更や収集してもらう粗大ごみの追加などは、予約件数によっては受付できないことがあるので注意しましょう。

千代田区の粗大ごみ処理は収集のみ対応している

本記事では、千代田区の粗大ごみについてご紹介しました。

千代田区の粗大ごみは収集のみなので、手順がややこしく感じたり、粗大ごみを出すこと自体に大変なイメージを持っていたりする方がいるかもしれません。

しかし、基本的な流れは単純です。調べてもわからないことがあれば、電話で問い合わせられるので、不安な方は清掃事務所へ相談してみましょう。

片付けや引越しの際は、本記事を参考に粗大ごみの収集を利用してみてくださいね。

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