【さよなら魔法少女】アニヲタの趣味グッズは全部売ったらどのぐらいの金額になるのか

  • 2017年2月3日

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ライターのカツセマサヒコです。 趣味はツイッターで「いいね!」を集めること。つまりほぼ無趣味。


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趣味がある人って、なんだか楽しそうでいいですよね。僕は休日やアフター5を楽しく過ごしている人を見ると、右脳がサラッと溶け出してしまいます。

でも一方で、趣味ってのめり込みすぎると、めちゃくちゃお金がかかるじゃないですか。

「好きなものに出費するのは構わない」って言いますけど、電卓叩いたら失神しそうになる人もいると思うんです。


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実際、趣味グッズって全部売ったらいくらになるんだろう?

あまりに気になったので今回は、「アニメや声優が好き」という典型的な趣味没頭型散財会社員の方のご自宅にお邪魔して、趣味グッズの買取価格を全て「ウリドキ」で調べてみることにしました。


声優・アニメ好きの家に行って、趣味グッズの値段を調べよう!

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今回協力してもらうのは、声優や『魔法少女まどか☆マギカ』『ラブライブ!』などが大好きな滝さんです。身⻑187cmの大型一般人。

nullお願いしておいてなんですが、よくこの企画受けようと思いましたね? プライベートが晒されるの、怖くないですか?

nullいやー、ちょうど引っ越し前で整理しなきゃいけなかったですし、自分が趣味で集めたモノがいくらになるかは興味あったんですよねー。


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滝さんの部屋は8.5畳の1K。「仕事も夜遅いので、あまり家にいない」とのことで、部屋は趣味グッズが大半を占めています。

取材日は引越しの前々日とのことでしたが、準備ができてなさすぎてすごい。


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さっそく趣味グッズを全て取り出してみます。まずはこの本棚がメインターゲット。

null趣味グッズ、どのくらいあると思いますか?

nullいやー、わっかんないですね。でも僕よりアニメや声優を好きな人はもっといますから、きっと少ない方だと思いますよー。実家にもかなり置いてますし。


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本棚からアニソンのCDアルバムをゴソっと抜くと、余裕で2列目が出てくる。これで少ないのか。

null部屋の中で一番多いモノって、何ですか?

nullやっぱりCDですかねー、声優のCDが多くって。

null声優のCDってそんなに販売されてるんですね。

null初回限定盤に、ライブの抽選券が付いてることがあるんですよー。

nullあー、それで何枚も買っちゃうんですね?

nullそうなんですよねー。

nullでも同じモノが家に何枚もあると、「何してんだろ」って思うときありません?


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「うーーーーーん……」


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「でも2枚買ったらー」


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「当選確率が2倍じゃないですか?」

null(なんだこの説得力)


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nullカツセさんはアニメとか見るんですか?

nullいえ、まったく。『エヴァ(新世紀エヴァンゲリオン)』を新劇場版で追ってるぐらい。あと、最近は『僕のヒーローアカデミア』が好き。

nullうっわ……ミーハー……。

nullマドまぎ(魔法少女まどか☆マギカ)』も見たことないんですよ。面白いらしいですね?

nullえ!? 『マドまぎ』見たことないんですか……!?

nullうん、ないです。よければ今日貸してくれませんか?

nullイヤです。ちゃんと自分で買ってください。

nullえ、なんで。

nullなんでも。

null(急にめちゃくちゃ冷たくなってしまった)

 

ほむほむのごとく時間を止めて

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非売品のモノを除いて、中身をほぼ全て取り出した本棚。次は電子機器関係に移ります。

null「ウリドキ」では電子機器の買取価格も比較できるそうなんですよ。ノートパソコンとかスマホ、お持ちじゃないですか?

nullあ、両方ありますよ。スマホは最近新しいのを買ったので、iPhone6なら売っても大丈夫です。


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iPhoneをウリドキで買取価格検索することに。

nullほかには何かないんですか?

nullあ、ガラケーはダメですか?

nullお! いいんじゃないですか! どんなの使ってたんです?


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nullこれです。

nullサイバーショット携帯だ! 懐かしい! しかも箱付き!?

nullモノ持ちいいんですよー。たぶん中身もー……


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完璧な状態で保管されてる。

null保管状態が良すぎでしょ。当時から時間が止まってるじゃないですかこれ。

nullこういうの、捨てられないんですよねー(笑)


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さすがに電池が切れていたけど、めちゃくちゃキレイな状態で保管してありました。


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nullあとは、コレですね……


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nullデコレーション携帯。

nullめちゃくちゃなつかしい!!!! 男でもやるんだ!!!?

null自室で一個一個デコってました。

nullちょっと剥がれてるところとか、すっごいリアルですよこれ。

nullなんでやろうと思ったのか自分でも疑問です。


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当時の思い出話が盛り上がりすぎて、全く作業が手につかないふたり。


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ほかにもApple WatchやPS Vita、ガラケー4台、iPhone、MacBook Proを査定にかけることになりました。

nullほかには売れそうな趣味グッズ、なさそうですか?

nullうーん……ポスターとかは、値段つかないですよね?

nullポスター……?


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持ちすぎ。

null何枚くらいあるんすかコレ。

null60枚くらいですかね? サイン入りのものと、そうでないやつも合わせて。

null全部CDとかに付いてきたやつですよね?

nullほとんどそうかな。あとこれ、ポスターケースが5,000円くらいするんですよ。

null5,000円!?

null保管しておくには便利だから、ついつい買っちゃうんですよね。

nullこだわりありすぎでしょ……。


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nullちなみに声優で一番好きなのは誰ですか?

null一番―……。スフィアかな……?

nullスフィア?

nullスフィアは人気声優の寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生の4人で結成されたスーパーガールズユニットです。それぞれがスター級の声優さんで深夜アニメだけじゃなくて、プリキュアとか有名なアニメの声も担当しているんです。普通の声優ユニットだと、ある特定の作品の主題歌を歌ってそれっきりで終わりっていうパターンが多いんですけど、スフィアはメンバーが変わることなく2009年の結成から今年で8年目を迎えました。2010年には声優ユニットとして初めて日本武道館公演を成功させていて、今でも毎年代々木第一体育館で2daysのライブをやったりしています。僕はもともと戸松遥さんが好きでCD買ったりしていたことがきっかけでスフィアにも興味を持つようになりました。メンバーそれぞれ違った個性をもっているので見ていて楽しいですし、ソロで活動しているときとはまた違った一面が見られるところも魅力ですね。ライブのパフォーマンスからは結成8年目の安定感を感じつつも、新しいチャレンジもや成長が見られて、とにかく最高です。

nullなるほどー。(全然わからん)


いよいよ計算

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こうして買取価格を検索するものが集まりました。ベッドに乗り切らないほどの趣味グッズ+α。


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CD、ゲーム、マンガ、書籍などがところ狭しと並んでいます。(あくまでも実際に売るわけではなく、買取価格を検索する対象にしているだけ)


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個人的にはゲームやアニメ音楽ばかりの中に、EveryLittleThingのアルバムが全部揃ってたところに感激しました。


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ここからは超地味な作業。

ウリドキで買取価格検索をするために、商品情報を全部入力していきます。ちなみに合計点数は約260点。完全に腱鞘炎になる。


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果てしない


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趣味グッズの嵐。


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人はなぜ


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「ハマってしまう」のでしょうか。


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僕にはその理由がわかりません


4時間後

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タイピングのしすぎで干からびたレタスみたいな顔になっていますが、無事に全品を入力し終えて、ウリドキで買取価格を出すことができました。

いよいよ結果発表です。果たして、趣味グッズはいくらに還元できるのでしょうか?


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注目の金額は…………

最高値 356,056円!!!!

35万円超えーーー! そこらへんのベンチャー若手の給料より高い!!

nullすごい!こんな金額になるんだ!

nullいやー思ったよりもらえるんですね!

nullやっぱりiPhoneとかAppleWatchが値段高いみたいですねー。iPhoneは5万8,000円、AppleWatchは1万6,500円で売れてる。

null中古でもそんなにするんだ。すごいですねApple製品。

nullちなみにスフィアのCDは10円でした。

null思い入れが金額に反映されないの、ツラい……。


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nullウリドキは高値と安値、両方の金額が見られるんですけど、トータルの最安値は 213,228円だそうです。

null倍近く違うんですね。

null何も考えずに売ると、思い切り損をすることがわかりました。マジで気を付けたいところです。

nullまあ、一個も売る気ないんですけどね。

nullうん、これ、僕なんのために頑張ったんでしょうね??


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こうして企画は終わりました。この後滝さんは怒涛の勢いで準備を進めて、無事に引越しされたそうです。

趣味の値段なんて一概に決められるものではないですが、何かをコンプリートするために尽くした情熱、もしお金に変えなければならなくなったときには、しっかりと値段を見定めてみるべき。そのことを実感する日となりました。

皆さんの思い出が叩き売られることのないように願ってます。

それでは、また!!

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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