スタンドなしで直に置くことができるというメリットをもつトールボーイスピーカー。
音はもちろんのことですが、そういったメリットもあり一般的に好まれやすいスピーカータイプでもあります。
そろそろ買い替えを検討しているという方。
新しいモデルを手に入れて、より音のクオリティを上げて楽しみたいと考えている方。
そんな方にもおすすめしたいトールボーイスピーカーを、今回はランキング順に10種類ご紹介したいと思います。
そして買い替えを検討している方は、古いモデルは買取してもらうことも可能です。
中には高額で売れるモデルも存在するため、売る時におすすめの買取ショップ、人気メーカーの買取価格や売るコツなどについてもまとめて伝授します。
※本記事内でご紹介の価格は、2018年5月2日時点のものです。
選ぶときのコツ
出力音圧レベルを確認
スピーカーの音の捗りを示す数値を示す単位としてdb(デシベル)が使用されます。
スピーカーに1Wの電気信号を加え、1m離れた距離からマイクで測定します。
そして、この数値が大きくなるほどスピーカーから出る音は大きくなるため、アンプの出力は極力少なく済みます。
リスニングポイントで平均85db~95db程度の出力音圧のスピーカーが一般的であると考え、該当するトールボーイスピーカーを検討すると良いでしょう。
インピーダンスについて
インピーダンスとは電気抵抗の大きさを示す数値です。
単位はΩ(オーム)で表記され、スピーカーの場合は数値が小さいほどノイズが少ないです。
主に4Ω~8Ωのトールボーイスピーカーから選ぶのが一般的です。
再生周波数帯域の選び方
スピーカーが再生できる高音から低音までの周波数の範囲を表す数値をHz(ヘルツ)と表現します。
周波数帯域が広いほうが高性能であると判断しがちですが、音質の良さに直結するものではないです。
範囲が狭い場合は気にする必要は無いでしょう。
また、よく聴く音楽の傾向に合わせて選ぶことがやはり重要となるため、音域は好みで決めるのがおすすめです。
トールボーイスピーカーを選ぶ理由として
今回ご紹介するおすすめランキングは「トールボーイスピーカー」型に絞っています。
他にもフロア型やブックシェルフ型があり、部屋に置くスペースを考えたとき、トールボーイスピーカーにしようと決めた方も多いのではないでしょうか。
トールボーイスピーカーには、箱が大きくなると低音再生能力が上がるとも考えられるため、低音域における優位性が大きいというメリットがあります。
オーケストラやミュ-ジカル映画など壮大な音楽を楽しむ方であれば、特にトールボーイスピーカーをおすすめします。
トールボーイスピーカーのおすすめランキング
10位 STUDIO 270
製品情報
- メーカー名:JBL
- 製造年月:2013年10月
- 出力音圧レベル:88db
- インピーダンス:8Ω
- 搭載ユニット数:3
- 再生周波数帯域:35Hz~22kHz
- 幅 × 高さ × 奥行:237mm × 1010mm × 267mm
おすすめポイント
JBL STUDIO 270はJBL独自のホーン技術を楽しめるトールボーイスピーカーです。
プロフェッショナル・モニターのために開発されたHDIホーン技術を用いて、高感度で多彩なディテールが手軽に楽しめるモデルです。
インピーダンスは8Ωと高数値のモデルをお探しの方にもおすすめでしょう。
9位 684S2
製品情報
- メーカー名:Bowers & Wilkins
- 製造年月:2014年3月
- 出力音圧レベル:87db
- インピーダンス:8Ω
- 搭載ユニット数:3
- 再生周波数帯域:45Hz~50KHz
- 幅 × 高さ × 奥行:235mm × 955mm × 238mm
おすすめポイント
Bowers & Wilkins 684S2は薄型設計として登場したトールボーイスピーカーです。
6.5インチコーンから 5インチのバスミッドレンジドライバーに切り替えたことで、技術革新によりコンパクトかつ音響性能は更に高まっています。
驚くほど歪みはなく、中音域パフォーマンスを得たい方にベスト。
ブラックアッシュ、レッドチェリー、ホワイトの3パターンの展開があるため部屋の雰囲気に合ったものを選ぶのがおすすめです。
8位 NS-F500
製品情報
- メーカー名:ヤマハ
- 製造年月:2010年8月
- 出力音圧レベル:88db
- インピーダンス:6Ω
- 搭載ユニット数:3
- 再生周波数帯域:40Hz~100KHz
- 幅 × 高さ × 奥行:224mm × 981mm × 349mm
おすすめポイント
ヤマハ NS-F500はヴォーカル帯域の質感にこだわったトールボーイスピーカーです。
ヴォーカル帯域を中心とした、中域と質感の高い低域で豊かな表現を可能としています。
100kHzにまで対応しているので、伸びやかな高域再生にも期待できるでしょう。
モダンな黒鏡面ピアノフィニッシュのデザイン性からも人気が高いモデル。デザインを重視したい方にもおすすめです。
7位 ZENSOR7
製品情報
- メーカー名:DALI
- 製造年月:2011年9月
- 出力音圧レベル:90db
- インピーダンス:6Ω
- 搭載ユニット数:3
- 再生周波数帯域:40Hz~26.5KHz
- 幅 × 高さ × 奥行:257mm × 994mm × 320mm
おすすめポイント
DALI ZENSOR7はアンプに優しい設計になっているトールボーイスピーカーです。
周波数の変化により、インピーダンスの変化がなだらであるため、アンプにかかる負荷が安定。バランスのとれたサウンドが体感できます。
ライトウォールナットとブラックアッシュの2パターン展開。おすすめはライトウォールナット、こちらは非常に人気が高いカラーです。
6位 STUDIO 290
製品情報
- メーカー名:JBL
- 製造年月:2013年10月
- 出力音圧レベル:91db
- インピーダンス:8Ω
- 搭載ユニット数:4
- 再生周波数帯域:28Hz~22kHz
- 幅 × 高さ × 奥行:273mm × 1197mm × 352mm
おすすめポイント
JBL STUDIO 290は、JBL独自のホーンデザインを採用したトールボーイスピーカーです。
ホーンシステムならではの高感度と幅広いディテールを、どの空間でも音を損なうことなく鮮明で安定したバランスで体感することが可能です。
出力音圧レベルは91dbと他のトールボーイスピーカーに比べると出力音圧レベルが大きいところもポイント。
5位 NS-F350
製品情報
- メーカー名:ヤマハ
- 製造年月:2015年10月
- 出力音圧レベル:88db
- インピーダンス:6Ω
- 搭載ユニット数:4
- 再生周波数帯域:35Hz~45kHz
- 幅 × 高さ × 奥行:220mm × 1157mm × 339mm
おすすめポイント
ヤマハ NS-F350はハイレゾに対応したトールボーイスピーカーです。
新開発3cmブラックアノダイズド・アルミツィーターを搭載。
自然で滑らかな聴き心地の良さが表現できるため、長時間聴いていても疲れにくいメリットがあります。
ハイレゾに必要な45kHzまでの再生周波数帯域を確保したトールボーイスピーカーが欲しいという方におすすめでしょう。
4位 D-509E
製品情報
- メーカー名:ヤマハ
- 製造年月:2012年8月
- 出力音圧レベル:84db
- インピーダンス:4Ω
- 搭載ユニット数:4
- 再生周波数帯域:40Hz~100kHz
- 幅 × 高さ × 奥行:275mm × 991mm × 370mm
おすすめポイント
ONKYO D-509Eは低域に徹底したトールボーイスピーカーです。
低域を鳴らしきるには必要なウーファーユニットと、コントロールできるバスレフダクトを搭載。
ブラックでツヤのあるルックスから見た目も支持されているクールなトールボーイスピーカーをお探しの方にはこちらがおすすめ。
3位 SS-CS3
製品情報
- メーカー名:SONY
- 製造年月:2014年4月
- 出力音圧レベル:88db
- インピーダンス:6Ω
- 搭載ユニット数:4
- 再生周波数帯域:45Hz~50KHz
- 幅 × 高さ × 奥行:230mm × 922mm × 260mm
おすすめポイント
SONY SS-CS3は広大なサウンドステージを表現するトールボーイスピーカーです。
楽器一つ一つの奥行きと位置までもを再現する、サウンドステージのような自然な音の広がりが感じられる「広指向性スーパートゥイーター」を搭載。
不要なノイズは徹底的に排除し、濁りのないクリアなサウンドをトールボーイスピーカーで楽しみたい方におすすめ。
2位 ZENSOR5
製品情報
- メーカー名:DALI
- 製造年月:2011年9月
- 出力音圧レベル:88db
- インピーダンス:6Ω
- 搭載ユニット数:3
- 再生周波数帯域:43Hz~26.5KHz
- 幅 × 高さ × 奥行:162mm × 840mm × 253mm
おすすめポイント
DALI ZENSOR5はインテリアにマッチしたデザインと音にもたらすメリットを計算したトールボーイスピーカーです。
ラウンドしたエッジ部分は見た目の美しさだけでなく、再生時の歪みやブレも低減できる構造になっています。
1位 NS-F210
製品情報
- メーカー名:ヤマハ
- 製造年月:2008年9月
- 出力音圧レベル:86db
- インピーダンス:6Ω
- 搭載ユニット数:3
- 再生周波数帯域:50Hz~100KHz
- 幅 × 高さ × 奥行:236mm × 1050mm × 236mm
おすすめポイント
ヤマハ NS-F210は俊敏でキレのある音色を楽しむトールボーイスピーカーです。
ヤマハオリジナルであるアルミコーンウーファーを搭載しており、スリムなルックス。
ユニットを非防磁型とすることにより、マグネットを大型化し、音の良さを追求しています。
登場時は2008年であったにも関わらず、10年以上経った今でも注目され続けている不動の人気モデルが1位となりました。
おすすめ買取店と価格
おすすめのトールボーイスピーカーをランキング形式で10種類ご紹介しました。
ここからは、買い替え予定の方におすすめのトールボーイスピーカーの買取店を紹介していきます。
古いモデルを今後使用する予定は無いという方は、買取に出すと査定額が手元に入るので、次のモデル購入がよりお得に行えます。
トールボーイスピーカーの場合は中古でも買取価格がつきやすく、買取に向いているため買い替えを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
フジヤエービック
フジヤエービックはオーディオ機器を専門に査定を行っているショップです。
トールボーイスピーカーの査定実績は数多く、買取先としておすすめ。
大きな音楽機器は売れる店も限られますが、こちらのお店では宅配発送が可能なので基本的にどこにお住まいの方でも申し込めるメリットがあります。
下取りサービスを活用すると、通常買取してもらうよりも5%お得になるサービスもあり。
次に購入するトールボーイスピーカーが決まっている方は、下取り相談もしてみてはいかがでしょうか。
参考買取価格
- 製品名:DALI ZENSOR 5
価 格:¥22,000 - 製品名:DALI FAZON F5
価 格:¥132,000 - 製品名:Bowers & Wilkins 684 S2
価 格:¥60,500 - 製品名:Bowers & Wilkins 703 S2
価 格:¥145,000 - 製品名:ELAC FS77
価 格:¥22,000 - 製品名:ELAC FS267
価 格:¥121,000
高価買取のコツ
綺麗な状態で査定へ
長期間使用していなかったトールボーイスピーカーには、ホコリが溜まっていることもしばしば。
あまりにも汚れている場合は、減額ポイントになることがあるため要注意。査定に備えて綺麗に掃除をしておきましょう。
スピーカーであるため表面を乾拭きする程度の掃除しかできませんが、軽くしておくだけでも高価買取には効果的です。
下取りしてもらうのも良し
オーディオ機器を取り扱う店では、下取りサービスを行う店が増えています。
下取りとは、次に購入するモデルが決まった状態で現行モデルを買取してもらうことです。
価格の差額だけを支払うという取引になります。
店側としては買取も購入もしてもらったということで、買取のみの方よりは高く査定してもらえるというメリットもあります。
そのため、トールボーイスピーカーの買い替えを検討している方はおすすめでしょう。
次に購入したいモデルは、メールで相談しておくとやり取りはスムーズです。
まとめ
トールボーイスピーカーのランキングはいかがでしたか?
今まで使用してきたモデルの後継機であったり、気になっていたメーカーのモデルから選ぶのもおすすめです。
2018年時点では数年前から人気が高いモデルが上位に並ぶ結果となりました。不動の人気があるモデルを一度体感してみるのもいいですね。
買い替えを検討しているという方は、ぜひトールボーイスピーカーの買取にも挑戦してみてください。