育児グッズと呼ばれるものには様々なものがありますが、中でもチャイルドシートは大型の部類に入り、非常にジャマになります。「ならば、買取ってもらえばいいじゃないの?」そんな声が聞こえて来ますし、どうせ買取ってもらうならば少しでも高く……と考えるのが人情。
ここでは大手育児グッズメーカーのコンビのチャイルドシートの買取相場と買取先の一例、高く売るための使い方について考えていきましょう。
コンビとは
育児グッズの大手かつ老舗のメーカー、現在製造・販売しているチャイルドシートは自社製造のものと、輸入しているものの2種類に分かれます。
またタイプで分けると新生児から1歳ごろまで使えるキャリータイプと、新生児から4歳ごろまで長く使えるタイプ、そしてジュニアタイプの3つとなります。
以下の買取価格紹介でもわかる通り、買取価格率で考えるならば「新生児から1歳ごろまで使えるキャリータイプ」以外に選択肢はないはずなのですが、コンビのチャイルドシートで長く主力商品だった「新生児から4歳ごろまで長く使えるタイプ」の人気も根強いもの。販売価格は前者が後者の1/2~1/4程度と圧倒的に安いのですが……。
コンビのチャイルドシート買取価格紹介
新生児~1歳ごろまで
- マキシコシ「ぺブル」
7,000~1万6,000円
- 「プリムベビー」シリーズ
3,000~6,000円
- 「グッドキャリー」
4,000~8,500円
新生児~4歳ごろまで
- 「ゼウスターン」シリーズ
4,000~1万5,000円
- 「プリムロング」シリーズ
3,000~1万円
- 「ネセルターン」シリーズ
1万2,000円~
(※2016/08/23時点)
チャイルドシート買取について
買取の査定にかかわってくる要素は、以下の通りとなっています。
年式
チャイルドシートに限った事ではありませんが、古い商品は買取が安くなります。加えて2012年からは、従来の安全基準より厳しくなったヨーロッパ基準をクリアしたチャイルドシートしか販売できなくなっています。つまり安全性に劣る上に見た目も悪い年式が古いタイプは、高い買取価格は期待できなくなります。コンビならば「レクシオ」とか「ネオシス」といったシリーズです。
状態
汗をかく、よだれを出す、たまに戻す……乳幼児が使うものは汚れます。しかし「マキシコシ」シリーズ以外のコンビのチャイルドシートのシート部は、外して洗うのは非常に難しい造りです。ですから専用のカバーを用いるなどして、汚れがシートにしみつかないような工夫が必要となります。
また、シートの素材によっては毛玉ができやすいものを用いているケースもよくあります。毛玉が付いたものは買取価格が当然下がりますから、購入時から配慮をしておく必要があるでしょう。
部品の不足
チャイルドシートを車に固定するのにコンビ製の商品の多くは金属製H字型をしたクリップを使用していました。これがないとチャイルドシートが車に止まりません。別売で1,000円程度するパーツなので、その分の減額は覚悟しましょう。
また、取扱説明書はwebでダウンロードできるとはいえ、あった方がもちろんいいですし、宅配で買取りを考えているならば、絶対に箱は保管しておいた方がよいでしょう。なにしろ、チャイルドシートは非常に大型。入る箱を探すこと自体が、大変な手間になりますから。
故障・破損
シートを無理やり外して洗濯したまではよかったけれど、生地が縮んできっちりとかぶせられていない。こんなケースは買取価格が安くなります。洗濯機の使用は避けて、カー用品店などで販売されているシートクリーナーを用いるか、干すときには影干しをおこない縮みを最小限に抑えましょう。
また破損や事故歴があるチャイルドシートは、安全な使用ができないので買取ってもらえません。各自治体の指示に従って、処分してください。
コンビのチャイルドシートを高く売るコツ
売り先を考える
街のリサイクルショップでもチャイルドシートを取り扱っているショップはよく見かけます。しかし回転の悪さと、売場面積を広く取ってしまうところが大問題、つまり欲しくない商品、安く買いたたかれてしまいます。
よほど売場面積を広く割いて、力を入れているのが伝わってくるようなショップを除いて、街のリサイクルショップは避けた方が無難。例え送料を負担するようなことになっても、以下で紹介するような育児グッズ専門店を頼った方が数段高い買取が見込めます。
製造間もないものを
チャイルドシートのモデルチェンジのサイクルは1年、柄が変わる程度ならば問題はないのですが、フレーム自体変わるような大幅なモデルチェンジがあると、どうしても旧モデルの買取価格は安くなってしまいます。
次の子どもの予定がないならば、いち早く売ってしまうのが一番。いつか使うかもしれないという考え方は、高く売れるチャンスを失っていることになりますし、貴重な収納スペースをムダに使っていることになります。
買わない、もしくは考えて買う
これは今さらいっても始まらないことかもしれませんが、現行のコンビのチャイルドシートならば「クルムーヴISOFIX JG-800」の様な、新生児から4歳ごろまで長く使えることをセールスポイントにしているタイプは購入しないことが一番。
重い、使いにくい、高いの3重苦、販売価格が高い分買取は高くなりはするのですが買取率で考えると、キャリータイプの半分以下という悲しい商品です。
おススメは「グッドキャリーYW」のようなキャリータイプの商品、軽い、使いやすい、安いと3拍子揃っています。使える期間は1年未満と短い分、汚れにくく劣化しにくいので、よい状態で買取ってもらえます。
その後は各自治体で貸し出しをしているタイプを無料でレンタルするか、販売価格1万円以下の安価なものを購入するかです。1台ですべてをまかなうよりも、実は2台購入して買取してもらった方が、経済的負担も軽くなるという、購入のコツでした。ご参考まで。
おすすめの買取店
ベビレンタ
育児グッズの買取、販売、レンタルをおこなっているショップ。運営をおこなっているのは元保育士の女性で細やかな心遣いが評判になっています。加えて、買取価格もダントツで高いとの評判。
とにかく査定額が高かったです!!そして、全体の買取額の合計なども計算して書き添えてくれていて便利。出典:ベビー用品レンタル比較.com
手持ちのチャイルドシートを査定してもらうには写真をアップできるフォームがあったのですが……現在は買取依頼が殺到中で、対応ができないとか。人気の表れとはいえ、改善を望みたいところです。
買取方法は宅配オンリー、所定の住所に送付するだけなのですが、梱包材などはこちらで用意する必要があります。まあ、その手間を考えても充分高い買取り価格なのですが。
まとめ
新しいものは高く売れる、状態がいいものは高く売れる、コンビに限らずチャイルドシートは、プレミアが付くような商品でもありませんから買取の大原則は変わりません。
ただ、状態によって買取価格はずいぶん変わりますから、日々の使用には注意しなくてはいけません。ただ、子どもなら汚すのは当たり前、そんなことでイライラするぐらいならば、買取してもらうこと自体を考え直したほうがいいのですが。