ルイヴィトンは、フランスで創業された世界的に有名なファッションブランドです。
ここでは、製品に刻印されている「製造番号」について解説をしていきます。
ここでは、ルイヴィトンに限定して製造番号でわかることなどを説明していきますから、ぜひ最後まで目を通してください。
歴史などを知ったうえで、ルイヴィトン商品を持つと、より一層愛着を感じるかもしれません。
ルイヴィトンの製造番号とは
ルイヴィトンの製造番号は、偽物商品が出回ることを防ぐ目的で1980年から刻印され始めました。
アルファベットと数字を組み合わせて刻印されており、1985年以降の製造番号では製造された国・工場を確認することができるのです。
刻印は財布やバックなどの内部にあり、中々わかりにくいところにあります。
ルイヴィトンにおいて、製造番号と型式番号は別であるということは知っておきましょう。
ルイヴィトンの製造番号の意味
ルイヴィトン商品に刻印されている製造番号はそれぞれ意味があり、製造年や製造週・製造工場がわかるのです。
ここからは、刻印されている数字やアルファベットの意味を説明していきます。
数字は製造年と製造週
1980年から1984年までは、アルファベット刻印はなく、数字のみの表示でした。例を1つ挙げてみていきます。
(例)製造番号829→1982年9月に製造されたという意味です。「82」が製造年、「9」が製造月に分けられます。
1985年から製造番号の刻印が変わり、製造国がわかるようになりました。1989年までの刻印例は次の通りです。
(例)製造番号VI8511→1985年11月にフランスで製造されたという意味となります。
アルファベット2文字「VI」で製造工場、「85」が製造年、「11」が製造月です。
1990年からアルファベット2文字、数字4ケタに表記が統一されました。1990年~2006年までの表記例を確認してください。
(例)製造番号SP1928→1998年12月にフランスの工場で製造されたということです。
「SP」は製造工場、数字1桁目と3桁目を合わせて製造月を表し、2桁目と4桁目を合わせて製造年を表します。
2007年から現在まで、表記自体は変更はないのですが数字の意味が変わったため、例を確認してください。
(例)製造番号MM2102→2012年20週目(4月あたり)にフランスの工場て製造されたという意味です。
製造工場、製造年の表記の仕方は変わりませんが、数字の1桁目と3桁目で製造週を表す形に変更されました。
アルファベットは製造工場
上でも説明した通り、アルファベットは製造工場を表しています。
新しい工場ができればアルファベットの数は増えますが、現時点で閉鎖されている工場のアルファベットは削除されることはありません。
リペアやオーダーメイドの場合の刻印もあり、オーダーメイド製品の刻印は、工場を表すアルファベットの前に「A」が入ります。
近年は刻印されていない正規品も
2020年頃から製造番号が刻印されていない正規品が出始めています。
製造番号がないからといって決してコピー品というわけではなく、あえて製造番号を入れていないのです。
近年は、製造番号ではなくRFIDというICチップによる商品管理に移行してきています。
近い将来、製造番号が入ったルイヴィトンの新製品がなくなっていきますから、本物か偽物かの判断が難しくなるかもしれません。
ルイヴィトンの製造工場一覧
ルイヴィトンの製造工場一覧は下記のとおりです。
フランス | A0、A1、A2、A3、AA、AC、AH、AN、AR、AS、AX、BA、BJ、BU、CO、CT、CV、CX、DR、DT、DU、FL、ET、GP、GR、IT、LA、LM、LU、LW、MB、MM、MI、MS、NO、RA、RE、RI、SA、SD、SF、SL、SN、SP、SR、TA、TH、TJ、TR、TS、TY、VI、VX |
---|---|
スペイン | CA、CF、CR、GI、LB、LM、LO、LW、UB |
イタリア | BA、BC、BO、CE、CL、FA、FH、FK、FN、FO、FP、FJ、FY、LE、MA、NQ、NZ、OB、PL、RE、RC、RO、ST、TB、TD |
スイス | D1、FA |
ドイツ | LP、OL |
アメリカ | FC、FH、LA、OS、SD、TX |
リペア | DK ※ルイ・ヴィトンのリペアサービスにて、張り替えるなどの修理をした場合に刻印されます。 |
オーダー | A+製造工場 ルイ・ヴィトンでスペシャルオーダー(特別注文)した製品などにつき、製造工場の刻印の前に入ります。数字も製造番号ではなく製品の固有番号になります。 |
出典:ルイ・ヴィトンの製造番号(シリアルナンバー)について (okuraya.jp)
今後、新しく工場が増えればアルファベットが追加されます。
刻印の位置は、どのモデルも場所は決まっていません。
ルイヴィトンの中古買取相場
ルイヴィトンの中古買取において他のブランドと異なる部分は、買取ってもらえる可能性が非常に高いということです。
他のハイブランドより人気が高く、値崩れしにくいこともありますが、耐久年数が長いという理由が挙げられます。
人気のあるダミエやモノグラムなどは高値が付く傾向があるのですが、人気が少し低い商品は価格が上がらないかもしれません。
定価の20%~50%ほどの値段が相場ですが、モデル・汚れの度合い・傷などによっても買取価格は変動するのです。
いくつか店舗を回って買取見積もりを依頼することをおすすめします。
ルイヴィトンの人気の理由
高級ブランドが世の中に多く出ている中、ルイヴィトンは今も安定して高い人気を誇っているのです。
なぜ世界的にもトップクラスの人気なのか、歴史やデザイン性の面から説明していきます。
デザイン性
ルイヴィトンは、定番柄であるダミエラインとモノグラムラインというものがあります。この柄は、実は日本の家紋が元になっているのです。
1867年のパリ万国博覧会に日本も参加しており、そこで日本の伝統工芸品を見たルイヴィトンも日本の虜となり、今の定番柄ができました。
この2大人気のデザインをベースに大事に扱いながら、様々なデザイナーとのコラボにより新デザインも出しています。
ルイヴィトンは、1つのデザインが出ると、長期間そのデザインだけを世の中に広め続けるやり方です。
人気が高い理由は、1つのデザインを売り続けることもありますが、流行にとらわれないやり方が人気を博しているかもしれません。
ブランドの歴史
ルイヴィトンは1854年にフランスのパリで創業します。
創業当時のコンセプトは「旅」ということで、トランク工場としてスタートし、その後世界初となる旅行用トランク専門店を開店しました。
鉄道需要が高まるにつれ、防水加工されている且つ軽量で丈夫なトランクケースも需要が次第に高まっていきます。
ルイヴィトンのトランクケースの評判が広がるとフランス王族からも注文が入るようになったのです。
その後、1885年にイギリスでルイヴィトンストアをオープンし、初の海外進出を果たしました。
1900年代に入るとさらに技術が上がり、タイタニック沈没事故でルイヴィトンのトランクを浮輪代わりに使ったという話も1900年代です。
1978年に日本進出し、東京と大阪に6店舗出したことにより日本中にルイヴィトンの存在が広がることになりました。
その後、香港などのアジア圏を含め世界的に存在を知らしめ今に至ります。
耐久性の高さ
ルイヴィトンは、新品価格10万円以上の商品が多くを占めています。
それでも高い人気を維持しているのは、耐久性が高いという理由からです。
最低でも10年使えるような設計がされており、購入して1年や2年で使用不可になることはありません。
使い始めて年数が経過すると、キズやシミなどの汚れがついてきますが、合成皮革が使われている本体部分はダメージが受けにくいのです。
また、水分にも強いですから10年以上使用することができます。
リセールバリューが高い
革に擦りキズや汚れなどが付きやすくヴィンテージものが多いですが、水に強くポリウレタン加工されているために本体は非常に丈夫にできています。
10年使っても状態が良いものが多く、使用可能なものが多いことが取引価格が高い理由なのです。
ルイヴィトンを高く売るコツ
どんなものでも、1円でも高く売りたい気持ちは誰もが持っているものです。
ここでは、ルイヴィトンを少しでも高く売るためのコツを説明していきます。人気のあるルイヴィトン製品を高く売るための参考にしてください。
保存状態に気をつける
型崩れ・色あせや色焼け・革の汚れやキズ・シミ・匂いなどの度合いにより価格が変わります。
ルイヴィトンは、需要があり、丈夫で耐久性がある製品ですからあまりにもひどい状態でなければ、価格が0になることはほとんどありません。
高く売るためには、自分でメンテナンスをすることが必要です。メンテナンスの方法を下記より確認してください。
- 使い終わったら乾いた布や汚れ落としを使って汚れを拭きとること(から拭きだけでも大丈夫です)
- バッグの中に乾燥剤を入れる
- バッグを置いているクローゼットなどの換気をする
- 使わないバッグを保管する際には、型崩れを防ぐために湿気を吸いやすい新聞紙などを詰める(インク移り防止のために白い紙で包むと尚良い)
保存状態での減額を避けるために、上の4つの方法を実践してみてください。
複数の買取店で査定してもらう
ルイヴィトンをはじめとするブランド品買取一括査定を利用しましょう。
わざわざお店に持っていく手間が省けますし、ネットで何社も同時に買取査定を依頼することができます。
その中で、1番高い査定額を出してきたところに売ることが大切です。
売るタイミングを見極める
ルイヴィトン製品は、他のブランドと比較しても高い金額で売ることができます。
しかし、もう少し高い金額で売りたい場合は、「買取金額アップキャンペーン」の期間中に売ることです。
この期間中に売ると多少なりとも金額アップが期待できるため、売るタイミングを見極めることが大事となります。
ルイヴィトンの買取店の選び方
ルイヴィトンの製品を売りたくても買取店の選び方を間違えてしまうと、相場より安い金額での買取になるケースがあります。
買取店の選び方は、ルイヴィトンの買取実績が豊富である・リペアができる専門店・多くの販路を持っているという3つが大きなポイントです。
この3つの条件を満たしているお店に査定をお願いすると、高額査定が出る可能性があります。
ルイヴィトンを高値で売りたい人は専門の買取業者に査定してもらおう
ルイヴィトンを高値で売りたいときは、ぜひ一度買取専門店に査定を依頼してみてください。
例えば、年式がかなり前のものでも、驚くような高値で買取ってもらえるかもしれません。
ルイヴィトンは需要が高いため、高額買取が期待できるブランドなのです。
査定はまず、相見積もりを依頼し、1番高く買取ってくれる店に持ち込むことをおすすめします。