ストリートファッションで突然目にするようになったOFF-WHITE(オフホワイト)。
大胆にプリントされた斜めのストライプ模様と背中にクロスした矢印、「WHITE」の文字が書かれたTシャツなど、芸能人が着ているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
海外ではジャスティン・ビーバー、日本では三代目J SOUL BROTHERSの登坂広臣が着用していたことから火が付きました。
今回はセレブたちも愛用するブランド、オフホワイトの魅力を徹底解剖!ブランドの歴史から人気のアイテム、愛用している芸能人までご紹介します。
オフホワイトを着ている芸能人
まずはオフホワイトを愛用している芸能人を紹介します。どんなアイテムを取り入れているのか、着こなしなどをみてみましょう。
海外の芸能人
オフホワイトを語る上で外せないのは、ジャスティン・ビーバー。ライブ衣装としても私服としてもよく着ていることで有名です。また、スニーカー好きで知られる妻のヘイリービーバーも、よくオフホワイトのスニーカーを履いて出かけるのが目撃されています。
誰もが知る歌姫ビヨンセも、オフホワイトの新作であるシャツジャケットを愛用中。同じくシンガーのデミ・ロバートは、デニムジャケットとワンピースを着用してテレビ局に向かうところが報道されています。
スニーカーやパーカーといったアイテムが定着していますが、海外の女性芸能人の間ではジャケットなどのアイテムもよく着られています。
日本の男性芸能人
日本でのオフホワイト人気の火付け役として知られるのは、三代目J SOUL BROTHERSの登坂広臣と言われています。自身のInstagramでは、オフホワイトの展示会の様子や、レコーディング中にオフホワイトのフーディーを着ている姿が投稿されています。
同じく三代目J SOUL BROTHERSのNAOTOやELLY、岩田剛典もパーカーやシャツ、オフホワイト定番の迷彩柄ジャケットを着た姿をInstagramに投稿しています。
さわやかな笑顔が印象的な三浦翔平も愛用者として知られています。このTシャツはヒカキンも着ていたとか。
日本の女性芸能人
日本の女性芸能人ではタレントのローラがオフホワイト好きで有名です。キャップなどの小物だけでなく、様々なアイテムを着こなしています。
秋元梢はジャケットをロックに着こなしています。オフホワイトのデザイナーであるヴァージル・アブローと一緒に写真を撮っていたりと交流もあるようです。
オフホワイトってどんなブランド?
世界中の芸能人に人気のオフホワイトはどういうブランドなのでしょうか。
ブランドの歴史
意外にもオフホワイトの歴史は浅く、2014年にデザイナーのヴァージル・アブローが立ち上げたストリートファッションブランドです。そのスタイルは「ラグジュアリーストリート」とよばれるジャンルにカテゴリーされます。
2014年春夏シーズンからスタートしましたが、2013年冬にはオフホワイトの存在がストリートファッション界で広まり、実際に発売されてからは、完売して手に入らない状態が続きました。
さらにセレブや有名人がこぞって着用したことで爆発的に人気が高まったとされています。
オフホワイトの一番の特徴は、ストリートでありながら上質な素材を用いて着心地にこだわった点。大きくプリントされた斜めのストライプ模様とクロスした矢印がブランドロゴとなります。
デザイナーのヴァージル・アブローとは
急成長を遂げたオフホワイトのデザイナーはどんな人でしょうか。
デザイナーはヴァージル・アブロー。建築家出身の彼は大学院在学中に建築を学びながらTシャツをデザインするようになります。その後ヒップホップアーティストであるカニエ・ウェストのクリエイティブディレクターとなり、2014年にオフホワイトを立ち上げることになります。
ヴァージル・アブローはデザイナーだけでなく、DJやアート方面でも活躍。2019年にはシカゴ現代美術館で個展を開催したりとマルチな才能を持つ人物です。2018年には黒人として初めてルイ・ヴィトンのメンズクリエイティブディレクターに指名されました。
多方面において今後の活躍が注目されていましたが、惜しくも2021年11月末に癌でこの世を去っています。
売れたきっかけ
海外セレブや有名人がこぞって着用したことも知名度を上げたひとつです。さらに数多くの有名ブランドとコラボレーションをしてきたことで、多くのファンを獲得しました。
2015年と2016年、二度にわたりフラグメント・デザインの藤原ヒロシとコラボレーションをしています。ヴァージル・アブローは影響を受けた人の一人として藤原ヒロシの名前を挙げています。
黒を基調とし、お互いのブランドの世界観を合わせたロゴがTシャツやバッグにデザインされていることからも、二人の関係性がうかがえますね。
また、2016年にリーバイス、2017年にはナイキとストリートファッションには欠かせないブランドとのコラボレーションも。
リーバイスとのコラボレーションでは、デニムやジャケットにオフホワイトらしいデザインがプリントされたアイテムが発売されました。
ナイキとは「The Ten」というプロジェクトのもと、その名のとおり10足のスニーカーをヴァージル・アブローがデザイン。オフホワイトのテイストで彩られたスニーカーはすさまじいほどに大ヒットしました。オフホワイトを代表するコラボレーションアイテムとなっています。
さらに、ラグジュアリーストリートを確立したオフホワイトにしかできないコラボレーションといえば、ラグジュアリーブランドのトップ「Jimmy Choo(ジミーチュウ)」とのコラボレーション。
ラグジュアリーなサンダルを、オフホワイトでよくみられる結束バンドのようなアイテムでヴァージル節をきかせたデザインに仕上げました。
その他にもクロムハーツとのコラボレーションではパーカーを、IKEAでは家具をデザインするなど、そのマルチな才能を遺憾なく発揮しました。
オフホワイトの人気アイテムはこれ!
実際にオフホワイトの人気アイテムはどういったものがあるのでしょうか。人気アイテムトップ3のパーカー、スニーカー、キャップをそれぞれ詳しくご紹介します。
オフホワイトのパーカーの魅力
オフホワイト最大の人気のアイテムといえばパーカーとスウェット。
通常、大きめのパーカーやスウェットをダボっと着ることが多いストリートファッション。ですが、オフホワイトでは細かいディテールに気を使い、オーバーサイズでもスタイリッシュに見えるように仕上げています。
ブランド名の通り、白と黒のモノトーンでありながら、背中には大胆なストライプやクロスした矢印を施しているデザインが定番です。
代表モデルはDIAG ARROWS HOODIEパーカー。65,000円ほどで販売されています。
その他のパーカーも60,000円ほどですが、ラグジュアリーさを売りにしていることもあり、着心地や素材の良さを考えると着回しのできるアイテムといえるでしょう。
さらにスウェットとなると40,000円台となるので、パーカーよりも手ごろな値段設定となっています。
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オフホワイトのキャップ
どんなコーディネートにも取り入れやすいキャップは人気のアイテムの一つ。オフホワイトのキャップは種類も豊富で、通気性がよくかぶり心地がよいことも魅力です。
定番は白と黒のストライプ模様のBRUSHED DIAGONAL STRIPE CAPや、同じくオフホワイトの代表ロゴである矢印をクロスさせたArrow Baseball Cap。
レザー素材を用いたLEATHER CAP BLACK “LOGO”は周りと少し差をつけたい大人の男性に支持されています。女性には花柄をプリントしたデザインも人気です。
キャップの価格帯はスタンダードなもので28,000円ほど。レザー素材などを用いたものは30,000円ほどになります。
また、限定モデルなどのプレミア感が強いものは35,000円程度になることも。
決して安い値段ではありませんが、着け心地とデザイン性を兼ね備えたキャップで、いつものコーディネートに差し色を加えてはいかがでしょうか。
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オフホワイトのスニーカー
ナイキとのコラボレーションでも話題になったスニーカーは、パーカーに次いで人気のアイテムです。オフホワイトのオリジナルデザインはもちろん、なんといってもナイキとのコラボレーションアイテムの人気は群を抜いています。
AIR JORDAN1など、ナイキの人気アイテムもオフホワイト色にデザインされています。靴ひもにロゴを入れるなど、「わかる人にはわかる」アイテムとなっていて遊び心がたくさん。その分値段も高く、10万円前後で販売されています。
オフホワイトオリジナルのスニーカーではBLACK VULC SNEAKERSというシンプルなモノクロのデザインが人気。こちらは7万円前後での販売となっています。
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芸能人の着こなしを参考に自分が取り入れやすいアイテムを選ぼう
海外、日本の芸能人の着こなしを紹介し、ブランドの歴史からその特徴、実際の人気のアイテムをご紹介してきました。定番商品は白と黒を基調にしたアイテムが多いため、ストリートファッションでなくても気軽に取り入れられます。
どのアイテムもバリエーションが豊富なので、さりげなく一点取り入れることも差し色に使うこともできるブランドです。
自分が取り入れやすい、お気に入りの一点を見つけてくださいね。