【カルティエ】値上げした商品とは?値上げの理由と推移を解説

  • 2024年7月17日
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この記事で解決できるお悩み
  • カルティエの商品がなぜ値上げされたのか理由を知りたい
  • 実際にカルティエで値上げされた商品の内容と価格を知りたい
  • ブランド品の値上げによる買取価格への影響について知りたい

本記事ではカルティエで値上げした商品や、その理由・現在までの価格の推移について解説します。カルティエの商品が値上げしたさまざまな理由を考察し、今後どのような状況が予想されるか、どのように価格が変動するかなどを紹介。

また、実際に値上げされたカルティエのアイテムやシリーズについてもまとめました。カルティエのなかでも高い人気を誇るジュエリーコレクションや時計の特徴、値上がりした価格の変化についても紹介します。

カルティエが好きで買いたいアイテムがある方はもちろん、すでに持っているカルティエアイテムの買取をお考えの方もぜひ参考にしてください。

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【2024年】カルティエの最新値上げと今までの推移

世界的な愛好家も多いカルティエですが、近年段階的に商品の値上げが行われていることをご存じですか。カルティエの公式ホームページでは、2024年5月21日から商品の小売価格を改訂する旨が発表されており、気になっている方も多いでしょう。

実は以前よりカルティエ商品の値上げがされています。2022年の間では、5月・7月・11月と3度の値上げを実施。2023年4月には、最大10%もの値上げが行われた商品もあります。

対象商品は、主に人気の高いジュエリーや時計で、スペア商品の値上げも一部実施されました。時計はほぼすべてのモデルにおいて価格の改定が行われており、一商品につき数十万円も値上がりするなど、購入者にとっては厳しい現状です。

カルティエはなぜ値上げしたのか?

カルティエの商品が値上げした背景には、さまざまな問題があります。ここでは、それぞれの問題について詳しく解説しますので、値上げの理由を把握しましょう。

カルティエの商品値上げには、世界情勢が深く関わっていることも。時勢を見極めて、購入機会を検討しましょう。

円安で輸入コストが上がったため

近年の日本では、円安によって輸入コストが上昇していることからさまざまなものの価格が値上がりしてしています。カルティエの商品が値上げされていることも、円安の影響が強いです。

カルティエはフランスに本店を置く海外ブランドで、製造された商品は日本に輸入されて販売が行われます。

円安によって輸入コストが値上がりしたことで、販売価格を引き上げなければいけなくなったことが、カルティエの商品価格が値上げされた要因のひとつと言えるでしょう。

円安の現状には、日本とアメリカの金利差があります。2022年3月よりアメリカが行った金融の引き締めにより日米の金利差が開いたことが原因です。ドルの価値が上がり、円が売られる状況が増え、現在も円安状況が続いています。

情勢悪化で原材料が高騰したため

金やプラチナといった原材料の高騰も、カルティエ商品の値上げの要因のひとつです。

近年に起こった新型コロナウィルスのパンデミックや世界情勢の悪化などに伴い、世界の経済活動は低迷しました。

同時に貴金属の需要も下がっていたものの、近年の景気回復によって金・プラチナの投資への需要が増加。ジュエリー業界の経済活動も活発化したことが、原材料の高騰化につながっています。

なお、金の価格は、2020年4月に6,000円台だったものが、2023年4月には9,000円台を突破。プラチナは、2020年4月は2,800円台だった価格が、2023年5月には5,000円台を突破しており、上昇傾向にあります。

物流コストが上がったため

昨今の世界情勢の不安定さを主な原因に、原油価格は上昇傾向にあります。また、物流業界の需要も増加しており、人手不足が深刻化していることもカルティエの値上げ要因として挙げられるでしょう。

加えて新型コロナウィルスの収束に伴い、世界的なインフレが起こっていることもあり、物流コストはさらに上昇しています。

カルティエなどの海外ブランド商品を日本で販売するには輸入しなければならず、物流コストの値上げは回避できない問題です。値上がりした物流コストのぶんを補填するためにも、価格の値上げはせざるを得ない状況と言えるでしょう。

物流業界の2024年問題における国内物流に対する懸念もあり、今後も値上げ傾向が予測されます。

今後も値上げが起きる可能性は高い

カルティエ商品の値上げは、これまで紹介した3つのコストである、輸入コスト・原材料コスト・物流コストの問題に伴い、商品の製造コストが押し上げられることが原因と考えられます。

上記のような値上げに関するさまざまな問題は継続中のものが多く、カルティエの価格改定は、2024年も継続される可能性が高いでしょう。

カルティエの値上げが止まるとすれば、国内での円安解消のための対策を待つ必要があります。円安の一因と見られている日米の金利差を解消するなど、具体的な金融政策を期待するしかありません。

また、世界的なエネルギー供給量の安定化や資源不足の解消も、円安傾向を抑える施策としては有効でしょう。

値上げされた商品

ここからは、実際にカルティエでこれまで値上げされた商品について紹介します。カルティエのジュエリーと時計は、世界的に愛好者が多い人気商品です。なかでも注目すべき商品の特徴とその値上げ率をまとめたので、ご覧ください。

ジュエリー

カルティエのジュエリーはシンプルながら品のあるデザインで、幅広い世代に人気のアイテムです。ここでは、特に人気のコレクションについて、デザインや特徴などをまとめ、具体的に値上げされた商品の価格を紹介します。

Loveコレクション

Loveコレクション

カルティエのLoveコレクションは、1970年代のニューヨークで生まれた愛を象徴するデザインのついたジュエリーです。象徴的な2つの半円を刻んだシンプルなデザインで、カップルで身につけられる定番ジュエリーとして人気があります。

ウェディングにも、普段使いの定番ジュエリーアイテムにもおすすめです。

モデル名商品番号値上げ前(2022年11月)値上げ後(2024年5月21日以降)
LoveリングB4084600260,700円306,900円
LoveウェディングリングB40833001,042,800円1,148,400円
LoveイヤリングB8028200583,000円687,500円
LoveブレスレットB6067517990,000円1,161,600円
LoveネックレスB72247612,085,600円2,455,200円

トリニティコレクション

トリニティコレクション

トリニティコレクションは、名前のとおり「三重」に重なるリングが美しく、カルティエのアイコン的存在でもあります。ホワイトゴールド・ピンクゴールド・イエローゴールドの三種のゴールドが美しい輝きを放ち、世代や性別を超えて愛されるデザインです。

大人っぽい魅力的なジュエリーをお探しの方にもぴったり。年上の方へのプレゼントにもおすすめです。

モデル名商品番号値上げ前(2022年11月)値上げ後(2024年5月21日以降)
トリニティリングB4089100253,000円298,100円
クラシックトリニティリングB4234200206,000円308,000円
トリニティイヤリングB80319002,019,600円2,389,200円
トリニティブレスレットB6059017412,500円561,000円(同型番現行品なし、同型の B6069815を参照)
トリニティネックレスB7224586599,500円704,000円(同型番現行品なし、同型の B7224849を参照)

ダムールコレクション

ダムールコレクション

カルティエのダムールコレクションは、シンプルで上品なダイヤモンドの輝きを楽しめるデザインです。エレガントな魅力にあふれていて、幅広い世代に人気があります。

メンズライクなデザインも多く、カップリングにもおすすめです。クローズドセッティングされたダイヤモンドがフォーマルな場にも適しています。

モデル名商品番号値上げ前(2022年11月)値上げ後(2024年5月21日以降)
カルティエダムールブレスレットB6062917202,400円238,700円
カルティエダムールイヤリングB8301405214,500円256,300円
カルティエダムールイヤリング ミディアムモデルB8041600319,000円374,000円
カルティエダムールネックレス XSB7224517103,400円138,600円
カルティエダムールネックレス スモールB7215800149,600円190,300円

ジュスト アン クルコレクション

ジュスト アン クルコレクション

ジュスト アン クルとは、フランス語で「一本の釘」を意味します。その名の通り、一本の釘をモチーフとしてデザインされた、カルティエを代表する斬新で個性的なデザインのひとつです。

高い人気を誇るブレスレットのほかにも、イヤリングやリング、ネックレスなどさまざまなラインナップがそろっています。

モデル名商品番号値上げ前(2022年11月)値上げ後(2024年5月21日以降)
ジュスト アン クル ブレスレットスモールモデルB6062617484,000円566,500円
ジュスト アン クル ブレスレットB60482171,069,200円1,267,200円
ジュスト アン クル リング スモールモデルB4225900177,100円207,900円
ジュスト アン クル イヤリングB8301235412,500円484,000円
ジュスト アン クル ネックレスB72247991,795,200円2,112,000円

時計

カルティエの時計は、ジュエリーと並んで大変人気の高い商品です。そのなかでも特に人気のコレクションについてまとめました。デザインの特徴や価格改定によりどのくらい価格が値上げされたかを表にしたのでご覧ください。

タンク

タンク

カルティエのタンクは、スマートなスクエアタイプのフェイスが印象的な腕時計です。タンクは、第一次世界大戦時の平和の象徴とされた「戦車(タンク)」を由来としています。

1919年に販売が開始され、100年を経て今なお人気がつづく歴史のあるモデルです。エレガントでクラシカルな魅力を持ち、メンズ・レディースともに好評を博しています。

モデル名商品番号値上げ前(2022年11月)値上げ後(2024年5月21日以降)
タンク フランセーズ SMWSTA0065495,000円577,500円
タンク フランセーズ LMWSTA0067775,500円902,000円
タンク フランセーズ MMWSTA0074599,500円737,000円

サントス

サントス

カルティエでも人気の高いコレクションのひとつであるサントスは、3代目のルイ・カルティエが友人の飛行冒険家サントス-デュモンに依頼され、開発を行った時計です。初のメンズ用量産型腕時計と言われており、1911年に一般販売されました。

タンク同様にスクエア型ながら、少し丸みを帯びたフォルムと大きめのビスが特徴的でメンズライクなデザインの時計です。

モデル名商品番号値上げ前(2022年11月)値上げ後(2024年5月21日以降)
サントス ドゥ カルティエ LMWSSA00371,095,600円1,280,400円
サントス-デュモン XLWSSA0032847,000円984,500円
サントス-デュモン SMWSSA0023528,000円616,000円

パシャ ドゥ カルティエ

パシャ ドゥ カルティエ

パシャの原形は1930年代にまでさかのぼりますが、現在のパシャコレクションは、ラウンド型の大判フェイスが特徴的なメンズウォッチとして、1985年に誕生しました。

パシャの魅力は豊富なデザインです。シンプルな盤面のものから、機械的なもの、ムーンフェイズやクロノグラフなどさまざまなデザインから選択が可能。2009年にはレディースラインも誕生し、高い人気を誇ります。

モデル名商品番号値上げ前(2022年11月)値上げ後(2024年5月21日以降)
パシャ ドゥ カルティエ 35MMWSPA0013907,500円1,069,200円
パシャ ドゥ カルティエ 41MMWSPA00091,069,200円1,161,600円
パシャ ドゥ カルティエ クロノグラフWSPA00181,399,200円1,636,800円

カルティエ以外の値上げされたジュエリーブランド

カルティエ以外のジュエリーブランドでも、値上げを実施しているブランドは多いです。たとえば、世界でも有数のジュエリーブランドであるブシュロンでは、2024年2月7日に全品を対象とした値上げを実施。平均で約7%価格を値上げしました。

また、バーキンやケリーバッグで世界的な人気を誇るエルメスも、2024年2月1日に価格改定を実施。一部の人気バッグが15%以上値上げされています。

ほかにも、シャネルでは2021年から段階的に年に3~4回の値上げを敢行。バッグなど一部の人気商品は数十万円の値上げされたものもあります。2024年度にはコスメ商品の値上げが発表されており、今後も価格は上昇傾向にあると言えるでしょう。

値上げにより買取価格にも影響あり

カルティエをはじめ、さまざまな高級ブランドの価格値上げにより、中古ブランド品の買取需要が増加傾向にあります。これは、日本の経済状況で円安がつづいていることや、原材料をはじめとするさまざまなコストが高騰している影響が強く出た結果です。

「新品は高くて購入に踏み切れないが中古品なら手頃で買いやすい」と考える方が増えたためと予想されます。

また、ブランドの中古需要は国内のみならず海外でも増加しており、実際に中古品の高額取引が行われる例も多いです。もし家に不要になったブランド品が眠っているなら、買取に出すことをおすすめします。

特に限定品や人気のあるモデルなら、購入したときの金額よりも高く売れる場合もあるので、円安がつづいているうちに使用していないブランド品は買取に出してしまいましょう。

カルティエを含むブランド品の値上げはまだ止まらない

カルティエ商品の値上げは、円安だけではなく、世界的な情勢が不安定であること、原材料価格の高騰化さまざまなコストが上昇していることが要因です。

特に世界情勢がいつ落ち着くかはわからないため、カルティエを含む高級ブランドは今後も値上げされることが予想されます。

カルティエでほしいアイテムがある方は、購入時期を見極めて買い物を行いましょう。また、円安で中古市場が活性化しています。新品購入にこだわらない方は、中古市場で自分の好きなブランドのアイテムを探してみてはいかがでしょうか。

本記事の画像・買取り実績・価格・口コミなどの出典
出典:カルティエ

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