カロッツェリアのモデル紹介
カロッツェリアとは
AV専業メーカーとして存在感を放っていたパイオニアが、カーナビなどのカーAV事業「以外」から撤退すると発表したのは2014年の9月。リストラの中でメーカーが生き残らせることを選んだブランドが「カロッツェリア」でした。
スマホの普及で次第に存在意義を失いつつあるカーナビですが、現在では位置情報の正確さやリアカメラとの連動性などで、まだアドバンテージを保っており、カロッツェリアの長年築き上げてきたブランド力は健在です。
カロッツェリア、ナビの2つのブランド
カロッツェリアのカーナビは2つのラインにわかれます。マップデータをメモリに記憶するメモリナビの「楽ナビ」と、HDDに記憶するHDDナビの「サイバーナビ」です。
現在HDDナビのメリットは薄れているのですが、高く販売されている以上、楽ナビよりもサイバーナビの方が良い値段が付くものです。
サイバーナビ AVIC-ZH0999
カメラで取り込んだ風景に道順を表示するクルーズスカウター対応モデルが「0999系」。中でもスカウターは別売の2dinモデルが人気になっています。
楽ナビ AVIC-RZ99
人気の「楽ナビ」の一番の売れ筋。地デジ対応の点と、2dinサイズになっており汎用性が高い点が人気の秘訣です。新採用のオペレーションシステム、「スマートコマンダー」も好評です。
楽ナビ AVIC-MRP660
こちらは、持ち運びが可能な「楽ナビポータブル」の人気モデル。ワンセグ対応で画面が小さい6.1型がポータブルのよさを凝縮しています。
高い値段は付かないけれど
カロッツェリアの古いナビでも値段が付く条件は以下の通りです。
1.HDDもしくはメモリーナビであること
2.テレビが地デジ対応であること
3.完動品であること
5、6年前に製造されていたものかどうかが目安。以上の条件を満たせば1万円前後の買取は期待できるでしょうから、買取ショップの選定などで時間をかける価値があります。問題はどうやって取り外すか、ですが……。
カロッツェリア買取のおすすすめショップ
買取ショップは2タイプで考える
ナビの買取を依頼する場合は、所有しているナビの状態でショップを使い分ける必要があります。
1.「新品」に強いショップ
2.「取り外し」までやってくれるショップ
前者の場合は、複数のショップに見積りを依頼して高い値段が付いたところに送付するだけ。
後者を利用する場合は、ナビの買い替えか現在乗っている車を売りに出すときですから、ナビは型遅れ。それほど高い買取価格は望めません。近くのショップなど利便性を重視するべきでしょう。
【新品】カドノ質店
老舗の質点ですが、カロッツェリアのカーナビの未使用品ならば買取してくれます。
現行のものなら相場表が掲示されていますし、査定は電話、メール、LINEで対応。複数個を所持しているならば、一度連絡をしてみると査定アップが見込めるかもしれません。
送料は一切不要の宅配買取をおこなっていますので、高い値段が付いたら、即送付。最速で入金は査定当日となっているのもうれしいところです。
【取り外し】アップガレージ
設立以来17年、海外にも店舗を展開する「アップガレージ」は車の国内最大級の中古パーツ売買専門店。
車に付けたままで査定、取り外し、買取まで一貫してやってくれるのと、日本各地に店舗がある利便性がメリットです。
ただFC展開がメインのため、工賃などが店舗ごとにバラつきがあるのが不安点。必ず電話などで問合わせた後に依頼しましょう。
利用の仕方によっては非常に便利。宅配買取も対応しています。
【出張】アット・ウェーブ
出典:アット・ウェーブ
出張して工賃無料でナビを取り外しの上で、買取をおこなってくれるショップです。ナビ以外でも、タイヤやパーツ全般に対応ですから、買取可能のものを全て外した上で、車を改めて査定に出すなどの利用方法があります。
現在対応しているのは、関東一円なのが残念ですが、探してみると近所にもそんなショップがあるかもしれません。
査定は無料、宅配買取も可能です。
高価買取のポイント
「新品」であること
カロッツェリアのナビに限らず、家電品を一番高く買い取れる状態は、新品であること。新品とは、保証書にハンコもなにも押していない状態のことをさします。
保証書にハンコが押された状態になると、使用していなくても新古品扱いになり、買取価格も1~2割程度ダウンしてしまうものです。
「カドノ質店」のように新品以外は買取不可のショップもあります。
新しい型であること
発売になった時期によって大きく値段が変わります。カーナビの技術進歩は目覚ましいものがあります。5年前、10年前のパソコンが使い物にならないのと同様、ナビも古いものは買取価格が急激に低下。新しい型ほど高価買取が可能です。
ナビを売るときの注意点と減額ポイント
車を売るときはナビは取り外す
車の売却時には純正のマルチや最新のものでもない限り、ナビが付いていることによってプラス査定となることは、まずありません。ですから、車を買取に出すときには、ナビを外して査定を依頼しましょう。これは社外のスピーカーでも同じことです。
ショップに依頼するのが一番ですが、もちろん工賃がかかってきます。そんな場合は……
できれば自分で取り外す
取り外した状態のナビを買取ショップに持ち込んだ方が、買取価格は高くなります。
ナビの取り付け・取り外しはそれほど難しいものではありませんから、自分でやってみるのも一つの方法です。「ミンカラ」など参考にできるサイトもあることですから、挑戦してみる価値はあります。
壊れていても、可能性はある
大きく減額されてしまいますが、フロントパネルの開閉不良などは数千円で修理ができますから、その程度の故障ならば買取は可能です。また使用感が薄いほど高い値段が付くのが当たり前ですので、買取依頼時にはボタン類やタッチパネルの周りは念入りに掃除をしましょう。
リモコンや取説、ハコもあった方がいいのですが、現行のものでもない限り「あった方がいい」レベルです。
まとめ
新品の場合、まだ新しい場合、ちょっと古い場合の3通りでショップの選び方が違います。
これはカロッツェリアでも同じなので、手持ちのカーナビにあったショップをネットを駆使して探すのですが、買取価格だけでなく、場合によってはショップのサービスや立地を加味した方が良いケースもあります。
車の買取の場合のナビの扱いですが、古すぎるもの以外なら、外して売った方が多少のプラスになります。手間を惜しんではいけないということですね。