- 同一タイトルのCDの買取事情を知りたい
- 同一タイトルのCDを買取ってくれる店舗を知りたい
- 買取以外で同一タイトルのCDを処分する方法を知りたい
この記事では、同一タイトルのCDは買取ってもらえるのか解説します。コレクションしていたり譲り受けたりと、同一タイトルのCDを複数枚所有している方もいるのではないでしょうか。同一CDはどこの買取店でも買取対応してくれるわけではありません。
記事内では有名買取店における同一タイトルCDの買取事情や、買取以外の処分方法について紹介します。同一タイトルCDを買取に出そうか検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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同一タイトルのCDは買取ってもらえる?
同一タイトルCDの買取について、結論から言うとほとんどの店舗で買取NGとされています。
「どうして買取してもらえないの」というと、犯罪を予防するためです。たとえ、きちんとお店から購入した商品であり、自分は犯罪など無縁だとしても、社内ルールにより一律に買取不可と決められている場合がほとんど。
なぜ買取不可とするのかについて、以下で詳しく解説していきます。
同一タイトルのCDが買取NGの理由
2011年、少年グループが家電量販店などから万引きした大量のゲームソフトやCDを大手買取店に売却し、約130万円に換金する事件がありました。
同一タイトルCDの買取を認めると、この事件のように買取店が万引きされた商品の受け皿になる危険があります。さらに、盗品の可能性がある商品を買取することで、買取店側も罰せられる可能性があるでしょう。
実際にこの事件では、買取店側も盗品である可能性が十分に考えられたにも関わらず、確認を怠った可能性が高いとして、「盗品等有償譲受容疑」で家宅捜索を受けています。
換金目的での盗難や盗品の現金化防止が、同一タイトルのCDが買取NGとされる理由です。
有名買取店における同一タイトル買取事情
先述の通り、個人で持ち込んだ同一タイトルCDの買取は、現在どの店舗も行っていません。しかし、「本当に無理なの?」と疑問に思う方もいますよね。
ここでは、有名な買取店である「ブックオフ」「ツタヤ」「HMV」の3社を例に挙げて、同一タイトルの最新買取事情を見てみましょう。
ブックオフの場合
CD・DVDや本の買取でお馴染みのブックオフでは、同一タイトル買取において、以下のように公式サイトで記載されています。
Q. 同じ品物を2つ売ることはできますか? 例)CD/DVD/ビデオなどを2冊(枚)
A. ブックオフでは、同タイトルのお品物を2点以上お売りいただけません。
したがって、ブックオフでは同一タイトルの買取はできません。誤って、査定に持ち込んだり、問い合わせたりしないようにしましょう。
ツタヤの場合
ツタヤも、以下公式サイトに記載されているように、同一タイトルの買取は行っていません。
第3条(買取対象商品)
〜中略〜
2. 以下に該当する場合は買取をお断りさせていただきますので予めご了承ください。
・同タイトルを複数点買取希望される場合
※トレーディングカードは除く
〜後略〜
また、TSUTAYAのネット買取は運営会社が異なりますが、規約に関しては同様だと考えられます。店舗を変えたり、別日に持ち込んだりしても、買取に関するログは残るため、同一タイトルの売却は諦めたほうが良いでしょう。
HMV
CDやDVDなどを扱うHMVの買取サービスでも、複数の同一タイトル商品については、買取を不可としています。公式サイトにも明記されているので、同社を利用する際には、同じ商品は1枚だけ査定に出すようにしましょう。
以下はHMV公式サイトに記載されている「買取できない品目について」です。
同じタイトルの複数枚商品
当社の中古在庫品の過多のもの
(こちらは査定するタイミングによって判断させて頂いております)
ディスクが再生できたとしてもケース・ジャケット・歌詞カードのキズが特に大きい物
書き込みがある物(破れ・日焼け・水濡れ・折れなど)
特殊なケースで破損しているもの
ディスクのキズが深く再生できないと判断されるもの
ディスクがスポンジ焼けなどで激しく汚れているもの
レンタル落ち品
サンプル品 / 見本盤
ダビングしたもの
違法にコピーしたもの
時流はずれでお値段の付かないビデオ/レーザーディスク
雑誌、コンビニコミック、書き込みのある書籍
ゲームソフトの未開封品/ゲームのハード(本体)引用:HMV
「駿河屋」は同一タイトルのCDでも買取可能
駿河屋は、同社所定の条件を満たす場合においては、同一タイトルのCDでも買取可能とする数少ない買取店です。
同一タイトル商品を大量に売却する場合は個人ではなく、業者扱いへ変更しての取引となるようです。数十枚から数百枚単位で売りたい人などは、駿河屋に相談すると良いかもしれません。
宅配買取も行っており、自宅近くに店舗がない人でも利用できます。
同一タイトルのCDを査定に出す際の注意点
駿河屋が同一タイトルのCDを買取るための条件として、公式サイトで以下のことを求めています。
- 事前に申告すること
- 商品の入手経路について確認すること
事前申告なしに複数の同一タイトル商品を査定に出すと、取引が無効になったり、着払いで返送されたりしてしまいます。必ず査定前に連絡し、相談をしましょう。
さらに、個人で複数の同一タイトル商品を買取に出す際には、購入した場所や方法について確認される場合があるようです。問題なく答えられるよう、あらかじめ把握しておきましょう。
買取以外で同一タイトルCDを処分する方法
同一タイトルのCDは、一部の買取店を除き、まとめて買取してもらうことがむずかしいケースが多いと解説しました。まとめて処分するためには、ほかの方法も検討しましょう。
買取店へ売る以外の処分方法について、以下にまとめました。
捨てる
大量のCDを手っ取り早く処分できる方法のひとつが、捨てることです。
たくさん購入するほどの思い入れがあるCDだと、ゴミに出すことに抵抗がある人もいるでしょう。しかし、だからといって部屋の隅でホコリをかぶったままにしていても仕方がありません。
CDやケースは、燃えるごみ・不燃ごみ・資源ごみなど、自治体によって分別ルールが異なります。住んでいる自治体が定める方法に従って捨てましょう。
配る
捨てることに強い抵抗を感じる人は、家族や知り合いといった身近な人に配ることもおすすめです。
幅広いジャンルの音楽を聞く人などには、喜んでもらえるかもしれません。ただし、無理やり押し付けるなど、相手を困らせるようなことは避けましょう。
「不要になったら捨てても良い」と伝えるなど、相手の負担を軽くする気遣いも添えると貰う側も受け取りやすくなります。
複数の買取業者に売る
処分する枚数が数枚程度で、手間がかかっても良いからごみとして捨てたくないという人は、複数の買取店に1枚ずつ売りに行く方法がおすすめです。
その際には、1枚から査定を受付している店舗を探す必要があります。また、一般的なCD1枚あたりの買取価格は数十〜数百円程度であることも認識しておきましょう。
同一タイトルのCDは適切に処分しよう
本記事では、同一タイトルのCDを買取ってもらえるかについて、店舗ごとの実例を挙げて解説しました。
同一タイトルのCDは、盗品の流通を予防するために、古物営業法第15条の定めるところによって買取をNGとしている買取店がほとんどです。
しかし、駿河屋など一部の買取店では、条件付きでの買取を受け入れている店舗もあるので相談してみましょう。
記事内で説明したように、買取以外にも「捨てる」「配る」などの処分方法もあります。さまざまな制約があるなかから、自分が納得できる処分方法を見つけましょう。
本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:駿河屋