学生服の買取相場と売る前に知っておきたい禁止事項

  • 2020年8月18日
制服買取

学校を卒業すると、学生服に袖を通すことはほとんどありませんよね。
社会人になるタイミングや結婚のタイミングなどで、断捨離とばかりに学生時代のものを売ってしまおうという人は少なくありません。とくに女性の場合は、学生服が高く売れるという噂もありますから、どうせなら少しでもお金に変えたいと考えるのは当然です。
ここでは、学生服を売る時に得する高値買取に関するポイントと、知らなかったで済まない法律に関わる知識などについても解説していきます。

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制服の査定基準

制服買取

有名私立高の学生服

一般的な古着買取では、服の状態が大きな査定ポイントになりますが、学生服買取では、さほど優先順位的に重要視されていません。これは、制服買取業界ならではの特色とも言えるでしょう。
女子の制服の場合にはいくつかの査定基準があり、それが複数重なることで20万円を超えるような査定額が提示されるケースもあります。ただし、これはかなりレアなケースで、一般的には、新品価格の10~20%程度が妥当です。

  • 有名な私立進学校
  • お嬢様学校と言われる女子校
  • 由緒のある伝統校

これらの学校の制服は、制服の中でも査定が高くなるポイントです。学校指定のバッグやシューズ、体操服や部活ジャージなど、制服以外の指定用品が揃っていれば、かなりの高値が期待できます。

企業の制服・職業制服

企業の制服は、ほとんどがメーカーとのリース契約のため、中古市場に出回ることはありません。そのため、有名企業の制服や、CAや病院看護師といった職業制服には、意外な査定が提示されることがあります。また、食品やタバコ、ビールのキャンペーンで使用したキャンギャルのユニフォームは、プレミア的な価格が付くこともあります。

あまり知られていませんが、OLの事務服では中古を探す人も多く、状態の良い制服は買取額が期待できるかもしれません。
このように、制服買取は、学生服も含めて通常使用を目的とする人も多いので、売却する前には、きちんとクリーニングしておくのがマナーです。

制服売買に関わる知識

オークション出品は違反?

買取店よりも高く売れると評判のオークションですが、実は、ほとんどのオークションサイトで学生服の出品は禁止されています。
学校を卒業したばかりの未成年が、友人の使用済み制服などを大量に集めてきて売ろうとする例もあり、古物商営業に該当することから、免許のない未成年が継続的に使用済み制服を売ることはできません。

では、自分の制服を1回きりでオークションに出品するなら、古物商営業には当たらないのでは?と考えますね。
この場合は「青少年保護条例」と言った公的な法規制などによって、使用済み制服は出品禁止とされています。

中古の制服というと、洗い替えが欲しい、サイズが合わなくなったけど新品を購入するのはもったいない・・など、通常使用のために探す人もいますが、「使用済み制服」というマニア志向が強い商品イメージから、アダルト使用目的での懸念がつきまといます。青少年保護法では“着用済み下着”の売買を禁止していて、その流れから、オークション出品でも規制されることになったと考えられます。

公安委員会の許可「古物商」

中古制服の売買は、古物営業法でいう「古物」に該当します。古物の売買を行うには、都道府県の公安委員会によるの許可が必要となるため、一般の素人が継続して中古制服をネットなどで販売することは、法律違反に該当するということになります。

もしも、制服の買取を依頼した相手が、古物商の許可を得ていない業者だとしたら、古物営業法違反です。リサイクルショップや買取店を選ぶ際には、この「古物商」の許可を得ていることが、信頼できる買取店の判断基準になります。

古物商取引では、買取額が1万円を超える場合、本人確認のための身分証明証の提示、本人確認のための書類の提出などが義務付けられています。

青少年保護条例で規制されるブルセラショップ

1990年代に「ブルセラショップ」という使用済み下着などの売買を行うショップが社会問題になり、その対策として、各都道府県によって青少年保護条例が制定されました。
もしも、未成年が使用済みの制服を売ろうとしても、保護者の同行もしくは同意がなければ、業者は買取を受け付けられないという条例で、違反すると業者に30万円以下の罰金が課せられます。

この条例は業者を取り締まるための規制ですが、実は自分でネット販売する時にも無縁とは言えません。
制服を売ってお金に変える未成年の中には、友達の制服を大量に集めて、オークションなどで継続販売するという例もあります。そうなれば、たとえ個人で出品するオークションでも古物営業に該当します。

高く売れる制服とは

人気の女子校

「お嬢様学校」と言われる有名私立女子高の制服は、ほとんどの制服買取店の中でも強化買取の対象になっています。また、デザイナーズブランドや人気ファッションデザイナーが手がけた制服は、かなりの高額買取が期待できます。
ショップによって買取強化校の制服が異なり、ウェブサイト内に掲載してあるので、出身校の制服が該当するかを確認してみましょう。

セットもの

制服は、冬物と夏物、学校によっては相物も存在します。私立高校などでは、靴下も指定されているところもあり、これらの制服は、セット売りにすると買取価格がアップします。
他にも、学校名が入ったスクールバッグ、体操ジャージなどもセットにすると、かなりのプラス査定になることは間違いありません。

特注サイズ・大サイズ

男子の制服を買取するリサイクルショップは少ないですが、その中でも歓迎されるのが、特注サイズやLL・3L/4Lなどの大サイズです。
男子の場合、成長期に一気に身長が伸びたり、クラブ活動で筋肉がついたりすると、入学時の制服が卒業まで着られないことがあります。在学中の後半になれば新品を購入するのももったいないので、中古制服を探す人は案外多いのです。
男子制服は、180センチ以上の大きなサイズはプラス査定になるため、男子制服は売れないと諦める前に、もう一度、ショップで査定依頼にチャレンジして見る価値はあります。

企業制服

大手企業の制服は、コスプレイヤーの間でも人気が高く、買取業者に持ち込むだけで歓迎してもらえます。特に、看護師、飲食店、CAなどの制服は、かなりの高額査定を提示してもらえるでしょう。

ただし、近年の企業制服は、ほとんどがリース品を使用しているため、退職したからといって自宅に持ち帰ることが厳しくなっています。有名企業、大企業の社名などが入った制服は、企業側もオークション出品をチェックしているなど、倫理的な観点でもトラブルになる可能性があります。
内緒で持ち帰って売ってしまった制服がリース品だった場合は、盗品販売ということにもなりかねませんので、注意が必要です。

まとめ

制服売買というと、アダルトショップへ持ち込む女子の制服を思い浮かべる人は多いと思います。使用済みの制服というと、どうしてもアダルト的な目的で使用されるイメージが拭いきれません。

もしも、このような目的で使用されるのは気持ち悪いということであれば、制服を売ってお金に変えるというのは諦める方が得策だと思います。学生服の場合、ネーム刺繍が入っていたり、マジックで名前が記入してあることが多いですよね。
売ってしまってから、ストーキングなどの不安で怯えるよりも、思い切って処分するか、思い出と共に保管しておくことをおすすめします。

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