結婚式で一度着ただけのドレス。張り切ってお気に入りのドレスを購入したものの、ウェディングドレスは保管するのに場所を取るし、保管状態が悪ければ黄ばんだりシミになったりもします。かといって、度々袖を通すようなものでもないので、クローゼットの整理をする度に置き場所に悩む人が多いんです。
結婚前の女性に聞くと、人生の節目に着るドレスなのに中古はチョット・・と考える人もいますが、手頃な価格で購入できるなら中古でも全然OKという人も多く、意外に中古ドレスは人気があります。
そこで、ドレスの中古市場と買取相場、思い出をコンパクトに残す方法なども紹介します。
ウェディングドレスの買取相場
中古ドレスの買取相場
中古ドレスが人気という理由は、新品の半額前後という安さ、レンタル代よりも安価という点です。つまり、買取価格はそれ以上に低いわけです。1回しか着ていない新品のドレスだからといって、高く売れると考えているようなら大間違い。しかも、有名デザイナーのドレスでなければ、10%にも満たない価格になってしまいます。
また、汚れやシミがあればマイナス査定、購入してから3年以上たったデザインが古いドレス、特殊サイズ・体型にピッタリ合わせたオーダーメイドなどは、査定価格が減額される可能性が高いです。
- ハイブランドのインポートドレス 50,000~250,000円
- 桂由美 ブランド 30,000~150,000円
- 芸能人・モデルプロデュース 15,000~80,000円
- ドレスメーカー製品 5,000~30,000円
日本の人気ドレスデザイナー
ウェディングドレスといえば・・というほど、日本で最も有名なウェディングドレスブランドです。50年以上の歴史があり、ヒザ下から長く裾を引くユミライン、サテンタフタを用いた豪華な光沢が特徴的です。レンタルでも30~70万円と、ブライダル業界の中でもトップレベルです。
コシノ3姉妹の次女が手掛けるブランドで、2008年にウェディングドレスの分野に参入しました。シンプルクラシックな雰囲気の中にモードを取り入れたデザインが特徴。販売価格25~40万円前後と、比較的手頃な価格帯で購入できます。
1997年に設立されたブランドで、100%ピュアシルクを使用した大人の可愛さを引き立てるデザインで人気です。品質が良く、軽くて動きやすいと高い評価を受けています。オーダーメイドで30~40万円、レンタル20万円前後。コストパフォーマンスに優れたドレスです。
芸能人プロデュースですが、海外にも事業を展開する実力派です。メインブランドの「Scena D’uno(シェーナドウノ)」は大人の女性向け、セカンドラインの「UNO et L’ETOILE(ウノ・エ・レトワール)」は若い花嫁をターゲットにしています。レンタルで25~45万円程度です。
2003年にドレスショップがオープンし、多くの芸能人・モデルが自身の結婚式で着用したことから、一気に注目されたブランドです。プリンセスライン、Aラインなどのキュート&ゴージャスな雰囲気が特徴的で、他ブランドではなかなか見つからない個性的なカラードレスでも人気を集めています。販売価格で30万円~。
ウェディングドレス買取のお店紹介
ミループバイヤーズデスク
思い出がたくさん詰まったドレスだから、売却するといっても大切に扱って欲しいですよね。バイヤーズデスクは、ネット取引の顔が見えないやり取りだからこそ、丁寧な対応を心がける専門店。見積もりから本査定・ドレス代金の振り込みまで、一人の担当者が一貫対応するので、途中で担当者がコロコロ変わって、話が通じないという不安がありません。
買取対象は、国内のドレスサロンで5年以内に新品で購入したウェディングドレスのみ。(その他、買取対象条件はサイトで要確認)アウトレット製品や中古購入のドレスは買い取り対象外です。
マイプリンセス 【いがらしゆみこ美術館】
少女漫画家いがらしゆみこ氏が描くお姫様の世界を体験できるのが「いがらしゆみこ美術館」。マイプリンセスで買取したドレスは、お姫様体験用ドレスとして生まれ変わります。美術館で大切にメンテナンスを行い、知らない人に勝手に転売されることがないので、思い出のドレスに会いたくなったら、いがらしゆみこ美術館でいつでも再会できるのも魅力。
マイプリンセスで購入したドレスは最大半額で買取、他店購入ドレスの買取価格は商談次第となります。
思い出を残すドレスリメイク
気合を入れて購入したお気に入りのドレス、人生で最も輝く瞬間に着たドレスが、買取査定で5,000円と言われてガックリ・・。5,000円で売るくらいなら、邪魔でも手元に残して置きたいという気持ちにもなりますよね。
と言っても、この先、赤ちゃんが生まれたり生活用品が増えていけば、今よりますます邪魔になることが目に見えているドレス。
もっとも多い活用方法が「リメイク」です。
ドールサイズのミニチュアドレスにしたり、お宮参り用のベビードレスにしたり。女の子の七五三用ドレスに作り変えれば、親子2代で自分のウェディングドレスを活用できるって、素敵ですよね!
ドレスリメイクのお店紹介
Hana Kana
思い出のドレスやヴェールのもともとのデザインイメージを残して、専属デザイナーが直接製作を手掛けるので、あなただけの完全オリジナルのミニチュアドレスとしてリメイクします。ヴェールやトレーン、グローブからのリメイクもOK。お宮参りの3点セットやベビードレス・キッズドレス・パーティドレスへのリメイク、メイクポーチやコサージュ、ベビーのアフガンなど小物へのリメイクもできるので、アイデア次第で思い出の形が色々選べます。
アトリエ・デュプリ
自分の思い出のドレスが、バービー人形やリカちゃん人形のドレスとして復活。子どもの頃から大切にしていたぬいぐるみやお人形に合わせたサイズでもリメイクが可能です。ドレスだけでなく、学生服のミニチュアリメイクもできるので、思い出が詰まってなかなか処分できなかったクローゼットの中が一気に片付きそう。
シンプルに飾りたいという方には、額装にして飾るのもおすすめ。赤ちゃん誕生を待ちわびる新ママには、お宮参り用のおくるみやベビードレスにすると、幸せも倍増ですね!
まとめ
ウェディングドレスの保管ボックスは、とにかく大きい。邪魔なのは重々承知、それでも捨てられない気持ちは、男性には理解してもらえないかも。
あっさり処分できる人は買取で、思い出重視という人はリメイクして保管するのを検討しましょう。
ちなみに、シルクを使ったドレスは変色や虫食いなど保管状況によって傷みやすいので、デザインが古くなって買取価格がますます厳しくなる前に、早めに決断することをおすすめします。