テレビの音が出ない!8つの原因と対策を徹底解説

  • 2023年10月24日
テレビの音が出ない!8つの原因と対策を徹底解説

「今までとくに問題なかったのに、突然テレビの音が出ない……」もちろんですが、困ってしまいますね。

簡単な原因としては「ミュートしていた」「音量が0になっていた」などのうっかりミスによるものもありますが、内部の一時的なエラーによって音が出ない状況になってしまうこともあります。

言うまでもありませんが、原因が分からないから叩いて直すような昭和の直し方は、現代ではしないほうが賢明です。この記事で紹介する8つの原因と対策を学んで、テレビのトラブルに備えてくださいね。

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テレビの音が出ない主な原因8つと対策

テレビの音が出ない原因は、大きくわけると「操作の不備」と「機材の不備」の2種類です。また、そこから細分化すると、8つの根本的な理由が考えられます。

ここでは、テレビの音が出ない8つの原因について詳しく見てみましょう。

ミュートになっている

テレビの音が出ない理由として多いのが、意図せず「ミュート設定」をしていることです。

ミュート設定とは、テレビの音量をミュート(無音)にできる機能のことで、映像のみを楽しんだり、急な来訪時や電話の際に音を消したりするためにあります。

こちらはテレビリモコンの「消音」または「ミュート」を、1回押すごとにオンオフを切り替えることが可能。手軽に設定できる反面、意図せず押してしまっているケースは多いです。

対策としては、リモコンを使用したら元の場所に戻し、誤操作をしないように気をつけるしかありません。「テレビの音が出ない」と思ったら、まずはミュートになっていないかを確認しましょう。

小さな音量になっている

先述したミュート設定とともに多いのが、単に小さな音量になっているケースです。基本的にリモコンの誤操作が要因なため、使用しないときは必ずテーブルの上などに戻すようにしましょう。

また、小さな子どもがいる場合は、リモコンの文字を読めずに不要な操作を行っている可能性もあります。何度も続くなら、子どもの届かない位置にリモコンを置いたり、使用時には側にいたりと、環境に合った対策を講じるようにしましょう。

ヘッドフォンが接続されている

テレビのイヤホン端子に、ヘッドフォンなどが接続されているとテレビの音は出ません。特に家族内で同じテレビを使用している場合、知らない間にほかの人がヘッドフォンを使っていた可能性も考えられます。

また、最近はBluetooth接続する方も多く、こちらはコードがない無線による接続のため、テレビの裏側を覗かなければ正面からは判断できません。

誰かがヘッドフォンを使用する可能性があるなら、「見ないときは接続を解除する」「共有テレビではヘッドフォンを使わない」など、何かしらの対策を家族内でしておくことが大切です。

スピーカーの出力が別のオーディオになっている

自宅で映画を楽しんだり、最新ゲームで遊んだりする際に、臨場感が出るよう外付けのスピーカーを使用している方は多いかもしれません。もちろん、常に使うのであれば問題ないですが、内臓スピーカーを使うこともあるというなら話は別です。

テレビに外付けのスピーカーを接続する場合、音声出力を切り替える必要があります。使用シーンによってスピーカーを変更するなら、同時に設定も都度切り替えなければいけません。

メーカーによって操作は異なり、対策を立てるのはむずかしいですが、「ゲームや映画のあとはテレビ画面に戻す」といった簡単な家族ルールを作ることがおすすめです。

接続端子の一時的な不具合

テレビの接続端子は裏側にあるため、埃などが原因で一時的な不具合を起こすことがあります。特にヘッドフォンなどで音声出力を頻繁に切り替えているなら、不具合により設定解除が認識されず、音声が出ないといったことも考えられるでしょう。

この場合の対策は、しっかりと埃を取り除いてあげることです。接続端子だけでなく、テレビまわりもキレイにしておくと、今後不具合を起こす可能性を下げられるでしょう。

一時的なエラー

テレビは精密機械なので、衝撃や振動によって一時的に内部でエラーを起こす可能性があります。エラーが起きると、テレビが映らなかったり、音声だけ途切れたりといった不具合を起こしかねません。

何をしてもテレビの音が出ないなら、一時的なエラーの可能性が高いため、テレビのコンセントを抜き、しばらく放電してから再度電源を入れてみてください。

一時的なエラーであれば、上記の対処法で解決するでしょう。

入力切替別の音声設定が不十分

たとえばHDMI1だけ音声が出ないなど、入力切替の一部のみ不具合があるなら、音声設定が不十分な可能性があるでしょう。

デジタル信号を音声化するには「PCM」と「DCM」の2種類の方法があり、地上デジタル放送やゲーム・レコーダーには「PCM」が用いられています。しかし、外部出力である入力切替チャンネルは、どちらも使えるように設定の切替が可能です。

一部の入力切替だけ音が出ないなら、音声設定が間違っている可能性があり、該当する場合はテレビの取扱説明書を確認して、音声設定の変更を行わなければいけません。

ただし、一般的な周辺機器はPCM出力のため、基本的に初期設定はPCMに合わせられています。ごく稀なケースとして覚えておくと良いでしょう。

故障している

音が出ない理由が「リモコンによる誤操作」「音声設定」「一時的なエラー」に当てはまらないなら、テレビが壊れていると考えられます。

この場合は、テレビを買い替えるか修理に出すかの2通りしかありません。故障時の対応を詳しく後述しているので、該当する方はそちらを確認してみてください。

故障時の対応はどうしたらいい?

故障したテレビはそのままでは使えないため、修理に出す必要があります。ただし、修理費用が高くなる可能性もあり、場合によっては買い替えのほうが安く済むかもしれません。

ここでは、テレビが故障した場合の対処法として、次の3つを詳しく解説します。

  • メーカーに修理を依頼する
  • リサイクルショップに査定に出す
  • 不用品として処分する

メーカーに修理を依頼する

テレビが壊れた場合は、まず使っているメーカーに修理を相談してみてください。新品で購入して1年未満であれば、保証期間として無料で修理をしてくれます。

仮に1年を超えてしまったときや、保証書を紛失している際は、不良箇所を有償交換しなければいけません。

修理費用はメーカーで異なりますが、シャープ製品の場合は次の通りです。

症状画面サイズ修理料金の目安
電源関連の症状
電源が入らない/電源が勝手に切れる(電源ランプ赤点滅以外)
映像関連の症状
映像が映らない/映像が乱れる
放送受信関連の症状
放送が受信できない、アンテナのエラー表示
音声関連の症状
テレビから音声が出ない、音声が乱れる
操作関連の症状
リモコンが効かない/機能が働かない
-リモコン自体は他テレビで正常動作の場合
19~42型30,000円~25,000円(税込)
43~70型35,000円~ 30,000円(税込)

出典:液晶テレビ 出張修理概算料金|シャープ

修理時の申し込みは、以下を参考にしてください。

  1. メーカー公式サイトから修理の申し込みをする
  2. 担当者の指示に従い、テレビの故障個所を確認してもらう(郵送・出張)
  3. 修理代金を支払う
  4. 修理されたテレビを受け取る

リサイクルショップに査定に出す

修理しない故障したテレビは、廃棄処分をしなければいけません。しかし、リサイクルショップのなかには、ジャンク品の買取をしている店舗もあり、持ち込めば臨時収入を得られる可能性があります。

ただし、必ず売れるわけではないうえに、相場以下の査定額しか期待できません。それでも単に処分するよりかは、臨時収入を期待できるぶん、メリットは大きいと言えます。

リサイクルショップを利用する際の手順は、以下の通りです。

  1. リサイクルショップ指定の方法で申し込み
  2. 査定額を提示される
  3. 金額に納得なら、お金を受け取って完了

不用品として処分する

テレビは家電リサイクル法に該当する商品のため、所定の方法でリサイクル品として処分しなければいけません。

おおまかな方法としては、以下の3通りがあります。

自治体に不用品として回収してもらう

住んでいる自治体によっては、家電製品のリサイクル回収を行っている場合があります。対応しているかどうかは自治体によって異なるため、詳細は公式サイトを確認してください。

自治体が回収してくれる場合は、家電リサイクル料金+運搬料が料金として発生します。申し込み時に、料金についても問い合わせておくと良いでしょう。

  1. 住んでいる自治体の担当部署に申し込み
  2. 郵便局で家電リサイクル券を購入
  3. 予約した日に作業員がテレビを回収
  4. 運搬料金を支払う

所定の廃棄場所へ持ち込む

自治体に回収してもらわずに、廃棄場所へ直接持ち込むことも可能です。この場合は運搬料金が発生しないため、処分費用を抑えられます。

  1. 住んでいる自治体の担当部署へ持ち込み処分の連絡をする
  2. 郵便局で家電リサイクル券を購入
  3. 指定された日時に廃棄場所へ持ち込む
  4. テレビを引き渡して完了

不用品回収業者へ依頼する

自治体での処分ではなく、不用品回収業者へ依頼することもひとつの手です。ただし、不用品回収業者の場合は、家電リサイクル料金+運搬料+出張費がかかり割高になってしまいます。

廃棄したいテレビが複数台あったり、住んでいる自治体での処分がむずかしかったりするなら、不用品回収業者へ依頼するほうが良いでしょう。

  1. 業者の公式サイトから不用品回収を申し込む
  2. 指定された日時に担当者が自宅へ回収に来る
  3. 見積もりを提示されるので料金を支払う
  4. 家電リサイクル券の控えを受け取る

故障していてもテレビは売れる?

テレビの処分方法のひとつとして、「リサイクルショップに査定に出す」とお伝えしましたが、そもそも壊れた状態で売れるのか疑問に思いますよね。

先述した通り、必ず売れるわけではないですが、いくつかの条件を満たしていれば買取してもらえる可能性は高いです。ここでは売れやすい条件について、詳しく見てみましょう。

大型テレビは買取されやすい

40型以上の大きなテレビは販売価格が高いため、状態の良い中古品を購入しようと考えている方は多いです。また、「音が出ない」ような故障であれば、部品の交換だけで済む可能性が高く、修理費用を抑えられることも買取されやすい理由のひとつ。

したがって、40型以上の大型テレビは、処分するより買取に出すほうがおすすめです。

国産メーカーは人気が高い

国産メーカーのテレビは高品質であるため、中古市場でも安定した人気を誇ります。また、一度修理をすると、故障が再発する可能性が低いことも人気を後押ししているでしょう。

必ず売れるとは言えませんが、国産メーカーのテレビであれば、査定に一度出してみることをおすすめします。

液晶が割れているとむずかしい

先に挙げた大型・国産メーカーのテレビでも、液晶部分が割れていると買取できる可能性は大きく下がります。

液晶部分の修理は、買取店側で行うことがむずかしく、メーカーへ依頼するケースが多いです。そのため、基本的に修理費用が高くなり、再販時も高額な販売価格を設定しなければいけません。

再販率に大きな影響を与えることから、あらかじめ公式サイトに「液晶割れは買取不可」と明記している業者も多いです。液晶割れのテレビは、売りづらいことだけ理解しておきましょう。

テレビを買取に出すときはB-CASカードに注意

古い液晶テレビには、映像を受信するためのB-CASカードがついています。リサイクルショップなどでテレビを売る際は、B-CASカードについて次の2点に気をつけておきましょう。

  • B-CASカードの名義変更を行う
  • B-CASカードを抜いて売却する

それぞれ次で詳しく解説します。

B-CASカードの名義変更を行う

そもそもB-CASカードとは、地上デジタル放送における著作権保護や有料放送などの観点から、使用者の情報を管理するためのカードです。B-CASカードごとテレビを譲渡する場合、名義変更を行わなければいけません。

名義変更に伴う買取準備は以下の通りです。

  1. B-CASカスタマーセンターへ連絡し、「約款」を送ってもらう
  2. B-CASカード、取り寄せた約款を同梱し査定へ出す

ただし、B-CASカードによる個人情報の管理はすでに廃止されており、2018年以降のテレビには付属していません。あくまでB-CASカードが付属しているテレビの場合だと、理解しておきましょう。

B-CASカードを抜いて売却する

「個人情報が残っているなら」といって、買取時にB-CASカードを抜いて売却する方は多いかもしれません。しかし、この方法は査定額が下がるため、なるべくしないようにしましょう。

B-CASカードが付属しているテレビは、カードがなければデジタル放送を受信できません。カードを抜いて売ると、 店舗側で再申請を行う必要が出てきます。

再申請の費用+手間賃を査定額から引かれてしまうため、壊れているテレビだと売れない可能性も出てきてメリットがありません。手間はかかりますが、あらかじめ名義変更を自分で行っておくほうが良いでしょう。

買取に出すときは複数業者の価格を確認

「音が出ない」などの理由でテレビを買取に出すなら、必ず複数の業者へ依頼するようにしましょう。買取査定は店舗によって価格が異なり、申し込んだお店が最高値を提示するとは限りません。複数業者へ依頼をして、査定額を比較することが大切です。

最近ではウリドキのように、無料で簡単に一括比較を申し込めるサービスがあります。手間を抑えつつ、高額買取が期待できるため、ぜひ積極的に活用してみてください。

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トラブルが起こったら早めに買取を検討しよう

テレビの音が出ない理由は、「操作ミス」か「テレビの不備」の2種類です。前者であれば、本記事の情報をもとに対策を取れますが、後者はそうはいきません。

また、修理に出すとしても、故障個所によっては高額な費用がかかるうえ、電化製品である以上再発する可能性もあります。「テレビの不備」により音が出ない場合は、早めに売却して買い替えるのもひとつの手段です。

自宅のテレビが不調だなと思うなら、本記事を参考に買取査定を検討してみてはいかがでしょう。

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