車をぶつけた場合にかかる修理代は?安く抑える方法も解説

  • 2023年8月25日
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車をぶつけてしまったら、その場で対処するだけでも不安なのに、修理代が高額だった場合さらに気分が滅入ってしまいますよね。

単独でぶつけたときと、相手がいた場合では対処方法が大きく変わります。また、損傷箇所や程度次第では費用が高額になることもあるでしょう。しかし対処方法によっては、修理代を安く抑えられます。

本記事では、車をぶつけたときにかかる修理代の目安を解説。保険の種類や使い方、安く抑える方法も紹介するので、参考にしてみてください。

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車をぶつけた場合にかかる費用は?

車をぶつけてしまった場合、事故の程度によってかかる費用が大きく変わります。自分ひとりで電柱にぶつけた場合と、駐車場で隣の車にぶつけた場合では、どのように差が出るでしょうか。それぞれ詳しくみていきましょう。

単独で車をぶつけた場合

相手がいない状況で単独で車をぶつけた場合は、自分の車の修理代がかかります。修理で使う部品や、車の損傷具合でも大きく変わるでしょう。

単独事故で車に傷がついたときには、車両保険が適用されます。もし保険に加入していなかった場合、すべての修理代を自己負担でまかなわなければなりません。かなり高額だと、廃車も考える必要があります。

もしものときのためにも、保険には入っておいたほうが安心です。

他人の車や人にぶつけた場合

他人の車にぶつけた場合は、自分か相手どちらに過失があるかで金額が大きく変わります。相手も車だったのか、自転車やバイク、徒歩だったかでも過失が変わり、賠償金を支払わなければならないこともあるでしょう。

自分が車で相手が徒歩だった場合、ほとんどが車側の過失と判断されます。その場合は、示談や裁判に発展することがあり、損害賠償を払わなければなりません。自分の車の修理代も考えると、かなり負担が大きいと言えるでしょう。

車をぶつけた場合にかかる修理代の相場

車をぶつけて不安ななか、修理代がいくらかかるかわからないのはますます不安ですよね。ドアやフレーム、エンジンなどパーツによって修理代は変わるうえに、損傷の具合によっても差が出ます。パーツごとに目安をみていきましょう。

フレームの修理代

フレームは車の骨格ともいえる重要な部分なので、ほかの箇所に比べると修理代が高いと言えるでしょう。板金加工でフレームを修復したり、まわりのパーツを交換・組み立てたりして、最終的に高額になる場合が多いです。

損傷の程度で金額に大きく差が出ますが、100,000~1,000,000円程度かかると思っておいてください。

ドアの修理代

ドアの修理は、塗装や板金で直せる程度だと、20,000~30,000円程度で修理できるでしょう。ドア自体の交換が必要な大きな損傷の場合は、100,000円を超える可能性があります。

スライドドアの場合、スイングドアよりサイズが大きいので、その分高額になる傾向に。電動スライドドアだと、内蔵システムの修理も必要です。

バンパーの修理代

段差や坂道などで地面とぶつかった場合、バンパーがへこむことがあります。傷や少しへこんだ程度なら、10,000円ほどで修理できるでしょう。

バンパーは事故の際に衝撃を逃がす設計になっており、破損しやすく作られています。バンパー自体を交換する場合、車種によっても変わりますが、50,000~200,000円程度かかると思っておいてください。

サイドミラーの修理代

ミラーは車体から出っ張っているので、ぶつけることが多い箇所です。ミラーが割れたり、格納しなくなったり、状態によって交換する部品が変わります。

ミラーだけ交換の場合は、1,000~3,000円程度で交換できるでしょう。本体ごとカバー付きで交換するなら、10,000円程度はみておいてください。ミラーを格納するモーターまで変える場合は、30,000円くらいかかるでしょう。

エンジンの修理代

エンジンは車にとってかなり重要な部分なので、修理代は高額になることを覚えておきましょう。センサー類の交換だけなら数万円で済むことが多いですが、エンジン自体を交換する場合は200,000~1,000,000円を超えることもめずらしくありません。

古い車に比べると、新しい車は高性能なエンジンを搭載していて、高額になる可能性が高いです。

車をぶつけた場合の修理代を抑える方法

車をぶつけて気持ちが沈んでいるときに、高額の修理代がかかるのはさらにつらいですよね。業者を吟味することで、費用は抑えられる可能性があります。自分にあった、できるだけ安く修理できる方法をみつけましょう。

保証期間内であればディーラーに依頼する

ディーラーに修理を依頼すると、新品の純正部品に交換してくれて安心ですよね。しかし一般的にほかの整備工場などと比べると、修理代が高いです。

保証期間内であれば、ディーラーに依頼することがおすすめ。充実したサービスを格安で受けられます。部品の調達も早く、自社の車の特性を把握して作業してもらえるので安心です。

修理費用が安い業者を見極める

修理業者は、大きく3種類に分かれます。

安心を第一に考えるなら、ディーラーに依頼することがおすすめです。ただし、新品の純正部品だけを使う修理は、高額になる可能性が高いです。

さまざまな車種に対応しているカー用品店は、純正部品以外の部品も使うことで、修理代が抑えられるでしょう。

修理工場は古い車や特殊な車種も、修理対応してくれる場合があります。ただし、場所によって対応や金額が大きく変わる場合もあるので、注意が必要です。

複数業者へ見積もりを依頼する

少しでも修理代を抑えたいなら、複数の業者から見積もりを取ってください。複数業者から見積もりを取ることで、大体の相場がわかります。また、相見積もりを取って別の業者に提示することで、値引きの交渉もしやすいでしょう。

ただし、極端に安い・高い業者は、不法な修理を行っていないか注意する必要があります。

リビルトパーツを扱う業者へ依頼する

リビルトパーツとは、車両から取り外した部品を分解・洗浄後、ほぼ新品に近い状態に再組み立てした部品です。中古パーツはただ取り外しただけの部品ですが、リビルトパーツは整備したあとに検査基準をクリアしています。

部品の価格は、新品の約半額です。修理見積を依頼する際に、リビルトパーツを扱っているか聞いてみましょう。

自分で修理する

修理業者に依頼すると、部品代以外に工賃がかかります。自分で修理すると部品代しか必要ないので、少しでも安くしたい場合は自分で修理することも考えてみましょう。

ただし、修理ミスは車の誤動作につながり事故を招きかねません。仕上がりのきれいさにも差が出るので、傷や損傷が大きい場合はプロに任せることがおすすめです。

車両保険を利用する

修理代が高額になる場合は、車両保険の利用を検討しましょう。車両保険は事故などで車が損傷した場合、修理や買替費用が補償範囲に応じて支払われます。

ただし、事故の内容によっては補償対象外の場合もあるので、自分の入っている保険の補償内容は事前に確認しておきましょう。保険の種類は、次章で詳しく説明します。

車をぶつけた場合に適用される保険

車をぶつけた場合、自分の車の修理代以外に相手に対する損害金などが必要になることがあります。自分に過失があった場合、自力では支払えない莫大な費用がかかるかもしれません。

もしもの事故の際に適用される、2種類の保険について解説します。

自賠責保険

自賠責保険は強制保険ともいわれ、法律で加入が義務づけられている保険です。自賠責保険は保険料が一律で、加入していないと車検が受けられません。車を購入したときに同時に加入する必要があり、車検時に次の車検までの保険料を支払います。

自賠責保険は、人身事故のみが補償対象です。そのため、自分の車や相手の車、建物などを損傷した場合、保険金は支払われません。補償最高額は、常時介護を要する場合で4,000万円、死亡時には3,000万円です。

任意保険

任意保険の加入は義務ではありませんが、もしものために加入がおすすめです。自賠責だけで賄えない人身に対する補償や、車両に対する補償など、種類はさまざまあります。掛け金や補償範囲を見ながら、自分にあった保険を選びましょう。

注意したいのは、万が一車をぶつけたり事故を起こしたりしたときに保険を利用すると、等級が下がることです。等級が下がると月々の支払額が増えるので、軽い傷の修理程度なら保険を使わないほうがいいでしょう。

車をぶつけたら安く安心できる方法で修理しよう

車をぶつけた場合にかかる修理代の目安を、シチュエーションや部位別に紹介しました。

損傷の部位によってはかなりの高額になる修理代を、すべて自己負担で直すのは大変です。複数の業者で見積もりを取ったり、リビルトパーツを使っている業者を探したり、少しでも安く修理する方法を知っておきましょう。

また、もしもに備えて任意保険に入っておくことも大切です。少しでも安く、安心できる方法で修理できるようにぜひ参考にしてください。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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