セレナは中古市場でも人気がある車種!
日産のセレナは、1991年に発売された「C22型バネットセレナ」を初代に、2010年発売の4代目まで販売されるロングセラー車種。3列目シートがある広々とした車内空間に加え、エマージェンシーブレーキを設置した安全装備、そして燃料消費率が16.0km/Lの低燃費型ハイブリッドシステムなど、優れた性能を持っています。
家族や大人数で出かける客層向けに発売していることから、今なお中古車市場で人気があり、買取額も比較的高めに設定されているのが特徴です。今回は、そんなセレナを買取に出したい人に耳寄りな情報をたっぷりとご紹介します。
セレナの買取価格や相場はこうして決まる
同車種の買取価格や相場は、おおよそ以下のようになっています。
- 平成25年式の買取相場
- 平成24年式の買取相場
- 平成23年式の買取相場
- 平成22年式の買取相場
- 平成21年式の買取相場
149~204万円
147~202万円
143~197万円
105~199万円
96~181万円
これを見れば一目瞭然ですが、年式が新しいほど買取価格は高く、逆に年式が旧いほど低く設定されています。ここで使っている年式とは「初年度登録年月」を示しており、新車として登録された年が新しいほど高く買取してもらえるのです。
なお、年式による相場は目安であり、状態やオプションアイテムの有無、走行距離など、様々なチェックポイントを総合して買取価格が確定するので、あくまで参考までにしてください。
セレナの売り時はいつ?
買い替えや不要になってセレナを手放すことになった時、いつ頃売りに出したらいいの?という人のために、高く買取に出せるおおまかな時期をご紹介します。
2月
車の最需要期は3月。この頃になると、販売店は決算期に入り、売り上げを伸ばそうと安く車を販売します。それに伴い、ユーザーは新しい車を購入するために持ち車を下取りに出し、次々と中古市場に車が入ってきます。
ポイントは、「新車を購入する時期=高く車を買取してくれるのではない」ということ。なぜなら、販売店は3月に販売する車を準備しておく必要があるため、3月までには整備や手続きなどを済ませておきます。よって、準備期間として1カ月前の”2月”に買取に出すことによって、高く買取してもらえるのです。
5月、8月
ボーナス期で新車が売れる6・9月。買い替えで中古市場に車が集まります。しかし、この時期も3月と同様に、販売店は売れる時期までには車の諸手続きを済ませておきたいことから、その1カ月前までにある程度の在庫を確保しておく必要があります。よって、5・8月が売るタイミングとしてベストなのです。
歴代セレナの買取相場価格
以上を踏まえ、セレナの買取相場の価格をご紹介します。あまりに旧い車種は買取価格が数万円になってしまうものもあるため、2011年から現在も製造されている「C26」2005〜2010年にかけて販売していた「C25」の2車種に絞っています。
C26(2011年〜)
120〜185万円
4代目となる最新車種。既存車に低燃費技術を搭載して、「平成22年度燃費基準+25%」を達成。初年度の販売台数は84,359台となり、ミニバン販売台数がNo.1になったとして話題を呼びました。
そのもっともたる理由は、停止時に自動的にエンジンを止めるECOモーター式の「アイドリングストップシステム」を搭載し、再始動時間を短縮してスターターモーター音を極力なくした静かな発車と、ガソリン燃焼の無駄を省くことを実現したところです(20Sを除く)。
C25(2005〜2010年)
45〜95万円
3代目となる車種。2代目の「C24」と比較すると4点変更点があり、1.リヤブレーキだった従来のドラムブレーキからディスクブレーキに、2.サスペンションはフロントからストラットに、3.リヤは2WDはトーションビームで4WDはマルチリンクに、4.シフトレバーはインパネ式になった。
また、スムーズで滑らかな変速を行う無段変速システム「エクストロニックCVT」による低燃費化を実現し、「平成22年度燃費基準+5%」を達成しました。2007年には、国内新規登録台数がミニバン部門でNo.1になり、2015年時点の総販売台数は約40万台にも及ぶといわれています。
買取価格を少しでもあげるコツ
車を高く買取に出すための方法をいくつかご紹介します。
キズや汚れ
市販の研磨剤や拭いて落とせるキズや汚れがあれば、買取に出す前にきれいにしておきましょう。また、板金修理が必要な大きなキズやヘコミは注意が必要です。場合によっては、査定価格より修理代金の方が高くつく可能性があるためです。その場合は、電話やメールなどで事前に相談してみると良いでしょう。
外観だけでなく内装もきれいに
シートの汚れやへたり、たばこを吸った臭いは減点対象になります。汚れがあれば拭き取り、匂いに関しては、換気や消臭剤による対策を取るなどしましょう。
売却は1日でも早めに
中古車は、日々価格が変動するとされています。中には、1カ月で20万円も下がってしまうものもあるとのこと。また新型車が登場すると、買い替えで旧型車が中古市場に多く流入し、買取価格が下落する可能性があります。不要と判断したら、速やかに査定・買取に出すことをおすすめします。
付属品は大切にとっておく
購入時に受け取った付属品は、ゴミに出さずに大切に保管しましょう。特に、「取扱説明書」「整備手帳(保証書)」「スペアキー」は、次の利用者に引き継ぐべき重要なもの。汚れがつかないように、ビニール袋などにいれておくと良いでしょう。
ディーラーではなく車買取専門店で売る
ディーラー(販売店)で下取りに出すのと車買取専門店で買取してもらうのとでは、後者の方が高くつくことが多々あります。その理由としては、ディーラーは年式と走行距離、事故車か否かといった数少ない査定チェックしかなく、市場の中古相場やオプションの有無はほぼ無視してきました。
対する車買取専門店は、上でご紹介した項目から市場の買取相場、オプションの有無にいたるまで様々なチェックをおこないます。また独自の販売ルートを持っているところも多く、高く買取する仕組みを確立しています。
もちろん、ディーラーの中にはしっかりと査定チェックができるスタッフもいますが、安心して買取に出せるのはいまだに車買取専門店でしょう。
まとめ
ミニバン販売台数No.1の実績をもつセレナ。ゆったりとした室内空間や低燃費システムなど、家族で遊びや旅行に出かけるには最適の車です。近年ではレジャーに出かける人も多く、SUVよりミニバンのような大型車の方が良いとの声もあり、さらに人気に拍車がかかっています。
そんなセレナを、新車との買い替えや不要になって売りたいと考えている人がいたら、上でご紹介した内容を基に、一度査定に出してみることをおすすめします。