ランドローバーはイギリスの4WD専門メーカー
ランドローバー(Land Rover )は、四輪駆動車専門のイギリスの自動車ブランドです。1948年にローバー・モーター社がアメリカのジープを見本に作った「ランドローバー・シリーズI」が始まりです。
1988年からはブリティッシュ・エアロスペース、1994年からはBMW、2000年からはフォード・モーター社と親会社を変遷し、現在はジャガーとともにインドのタタモーターズの子会社となっています。
photo by Spanish Coches
モデルは全て4WD。非常に走破性能が高いことで有名で、イギリス軍も軍用車として採用しています。性能だけでなくラグジュアリー感も兼ね備えており、英国王室御用達のワラントが発行されています。
人気車種の買取価格の目安を紹介
ランドローバーの人気車種と、買取価格の目安を紹介します。
(価格は走行距離やグレード、車体の状態によって変動します)
フリーランダー
平成24年(2012年)フリーランダー2 155万円~180万円
平成22年(2010年)フリーランダー2 125~150万円
photo by Land Rover Our Planet
ランドローバーの中では最もコンパクトなモデル。1997年の初代発売当時はマニュアルのみでしたが、2001年にV6エンジンやATが設定され、日本でも発売されました。2014年のファイナルエディションを最後に販売が終了しましたが、運転の軽快さとSUVの走破性を兼ね備えていて、今でも高額で買取をしてもらえるモデルです。
ディスカバリー
平成26年(2014年)ディスカバリー4 型式LA3SB 487~512万円
平成24年(2012年)ディスカバリー4 型式LA5N 408~433万円
1989年に初代モデルが発売され、最新型は4代目になります。1990年代にはオフロードイベント「キャメルトロフィー」のオフィシャルカーとして使用され、非常に高いオフロード性能で有名でした。3代目からは高級SUVモデルとなり、高級感あふれる内装が採用されため、価格が大幅に上がりました。
ランドローバー・ディフェンダー
平成10年(1998年)ランドローバー・ディフェンダー90SW 278万円~338万円
photo by Land Rover Our Planet
1990年に、ブランド創業時から製造していたランドローバー・シリーズを改良したのがランドローバー・ディフェンダーです。世界の警察や消防車両、軍用車両などに多く使用されています。野生味のあるデザインが魅力的ですが、最新の安全基準や排ガス規制に対応することが難しくなり、2016年1月に生産が終了しました。
レンジローバー(ヴォーグ)
平成24年(2012年)ランドローバーレンジローバーヴォーグ 465~490万円
平成23年(2011年)ランドローバーレンジローバーヴォーグ 382~407万円
1970年に発表されたランドローバーの代表的なモデルで、走破性能とラグジュアリー感を併せ持っています。シンプルながらも車体のラインが美しく、ルーブル美術館に展示されています。20世紀中の車の中から優れた車を選ぶ『Car of the Century』にも選出されました。
3代目モデルまでは日本仕様のものに『ヴォーグ』のサブネームがついていました。2012年に発売された4代目からはヴォーグのサブネームはなくなり、グレードのひとつに位置付けされています。
レンジローバーイヴォーク
平成25年(2013年)ランドローバーレンジローバーイヴォーク ピュア 379~404万円
ランドローバーでは初めて、温室効果ガスの排出量削減を目指して発表されたモデルです。全車AT仕様で、日本では2012年から発売されています。
査定の時に注目されることは?
ベースとなる値段は店舗で決まっている
査定の際に最初にチェックされるのは、
- 車種
- グレード
- 年式
- ボディカラー
などです。これらを元にして買取額のベースが決まります。
値段を左右するのは走行距離と修理歴
買取価格を決める上で大きなポイントになるのが、走行距離と修理歴です。少し傷がついたのを直した、という程度の場合は修理歴とは呼びません。少しの傷はそれほど大きな減額にならないことが多いため、傷がある場合は修理を申し込まずに査定に出してしまったほうがオトクです。
自動車業界において『修理歴車』とは、自動車の骨格部分にダメージを受け修理を行った車を指します。そのような中古車は販売の際に「修理歴がある」ということを表示しなくてはいけないため、修理歴のある車は査定価格が大きく下がる可能性があります。
車内の様子もチェックされる
photo by Land Rover MENA
車の中の汚れ、目立った傷の有無も査定の際に確認をされます。なお、タバコを吸っていた車よりも禁煙車のほうが査定価格は高めになります。車内で喫煙をすると、ヤニや匂いが天井やエアコンについてしまいます。それを嫌がって禁煙の中古車を買い求める方は意外と多いのです。
高く売るにはどうすればいい?
外車専門店を選ぼう
ランドローバーを買取してもらう場合は、中古の外車専門店、できればランドローバーの買取に力を入れている店舗を選びましょう。ランドローバーを中心に扱っている店舗は、専用のメンテナンス機器や部品が充実しています。また、ランドローバーに詳しいスタッフが在籍していますので、的確な査定やメンテナンスをしてもらえます。
photo by Land Rover MENA
複数店舗に査定を申し込もう
ランドローバーは国内に流通している台数が少ないため、買取の相場価格は無いも同然です。店舗によって数十万の差は当たり前ですので、必ず複数の店舗に買取を申し込みましょう。
原油価格の動向にも注意
ランドローバーは国産車に比べて走行にパワーがあるのが魅力ですが、燃費があまりよくありません。そのため、買取価格は景気にも左右されることがあります。原油高が続いているときは燃費の低い車は売れにくいため、査定価格が下がる傾向があります。
洗車・清掃をしてから査定に出そう
車を査定に出す場合は、見た目を綺麗にすることをお勧めします。査定士の方も人間です。車が汚いと、「普段から車を大切にしていないのではないか」と思われてしまい、査定の際に厳しめの目で見られる可能性があります。状態を少しでもよくしてから査定に出すにこしたことはありません。
まとめ
photo by Land Rover MENA
高級感と走破性が見事に両立しているランドローバー。その力強さはSUV好きの方の憧れ的存在です。その価値を理解してくれる店舗を見つけることが、高価買取の鍵となります。様々な店舗に査定を申し込み、「ここなら車を預けられる」と思えるお店を探しましょう。