中古のロールスロイスの買取相場と高価買取2つのコツ

  • 2024年6月25日
「世界最高の自動車ロールスロイス」中古車の買取事情も特別!
あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

セレブのための超高級車・ロールスロイス

ロールスロイスとは

ロールスロイス(Rolls-Royce)は、イギリスの高級車および航空用エンジンメーカーの社名とブランド名です。1903年にチャールズ・スチュアート・ロールズとフレデリック・ヘンリー・ロイスが設立をした会社で、社名は二人の名前にちなんでいます。

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photo by The Car Spy

自動車の分野では自ら「世界最高の自動車」(The best car in the world)と名乗り、高い製造水準を保ち続けました。1931年にはベントレーを傘下におきます。1960年代に経済破綻し国有化されますが、1973年後には自動車部門が分離しヴィッカースに売却され子会社になります。

さらに1998年にフォルクスワーゲンとBMWに買収をされたあと、BMWによりロールス・ロイス・モーター・カーズが設立され、現在に至ります。

なぜロールスロイスは高額なの?

ロールスロイスは世界のセレブや著名人の愛車として有名です。新車の値段は最低でも3000万円以上。なぜそこまで高額なのでしょうか。

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photo by Brian Schwartz

ロールスロイスの生産はイギリスのグッドウッドの工場で行われています。塗装の一部の作業を除き、自社職人による手作業で生産されています。パネルに使用されるウッドパネルはローズウッドにこだわり、車内のシートにはゴーストで牛9頭分、ファントムでは牛11頭分もの皮が使われています。

製造過程と素材の両方にこだわり、世界一の高級車にふさわしいといえるロールスロイス。その中古車事情についてまとめました。

ロールスロイスの中古車買取価格紹介

ロールスロイスは以下の3種類がベースとなっています。
(査定価格例は2016年6月17日現在です)

ファントム

ロールスロイス ファントム ベースグレード 2006年 5.9km 1386万円
ロールスロイス ファントム ベースグレード D車 2011年 0.9km 2135万円
ロールスロイス ファントム BlackBisonシリーズII 2006年 5.2㎞ 1750万円

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出典:rolls-roycemotorcars.com

ロールスロイスが買収される前の1929年から1991年にかけて製造されていた車種名です。2003年からはロールス・ロイス・モーター・カーズに引き継がれました。

大型のラジエーターグリルや観音開きのドアなど、依然のモデルのデザインを継承しています。年内に生産を終了することが発表されていますが、人気の高い代表的なモデルです。

ゴースト

ロールスロイス ゴースト EWB 2013年 3.5万km 1715万円
ロールスロイス ゴースト EWB 2014年 0.3万km 2366万円
ロールスロイス ゴースト 6.6 2010年 11.8万km 1113万円

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出典:rolls-roycemotorcars.com

2009年に発表された、ファントムよりも一回り小さいモデルです。ゴーストという名は、幽霊のようにエンジン音や走行が静かだということにちなんでつけられています。

レイス

ロールスロイス レイス 6.6 2013年 平均3318.7万円

ロールスロイス買収前の1938年、レイスという名の乗用車を製造していましたが、世界大戦の影響により一年で生産が終了します。しかし2013年、70年以上の時を経て蘇ったのがこのレイスです。

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出典:rolls-roycemotorcars.com

上記の『ゴースト』のクーペ版として販売されています。レイスという名前はスコットランド語で『幽霊』という意味。ゴーストと同じく、幽霊のように静かな車だという例えになっています。

査定の時に注目されることは

車種・年式・カラー

中古車の価格でベースになるのは車種と年式、そしてカラーです。色はホワイトやブラック系のシンプルなもののほうが査定価格が高くなる傾向があります。ボディカラーとインテリアカラーは特注も可能となっているのですが、個性的なカラーは店舗によって査定価格に差が出やすい傾向があります。

走行距離

ロールスロイスは趣味で購入する方が大半のため、出回っている中古車は走行距離が短めで、5万km以下のものがほとんどです。走行距離が長いものは相場が確立されていないため、複数の店舗で査定価格を比べることが不可欠です。

備品・付属品

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photo by The Car Spy

ロールスロイスは多彩な付属品でも有名です。例えばドアの内部には傘が埋め込まれていて、急な雨でも濡れないように配慮がされています。手作業で製作されている本革クッションなど、付属品も高級。その一つ一つが価格に影響します。

ビスポーク装備

「ビスポーク装備」とは、特注で申し込む装備のこと。新車を注文する際に自分好みにカスタマイズをした装備をいいます。例えば天井に光ファイバーを埋め込み、星空のような車内を演出する「スターライトヘッドライナー」は800万円かかります。

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photo by Kārlis Dambrāns

また、ロールスロイスのトレードマークである先端のオブジェ『スピリット・オブ・エクスタシー(フライング・レディ)』も、ビスポーク・プログラムにより青白く発光するイルミネーテッド・スピリット・オブ・エクスタシーに変更できます。費用は78万円かかります。

他にも、通常オーダーにない特殊なカラーを使用したり、レザー部分のステッチラインの色を変えたりと、大胆なものから控えめなものまで、手作業だからこそできる様々なビスポーク・プログラムが存在しています。いずれも高額のため、査定価格に大きく影響を及ぼします。

高く売るコツは?

高級車専門店を探そう

ロールスロイスは中古でも3000万円以上のものがほとんどですので、購入できるのはごく一部の方のみです。人気の自動車は中古車の需要も高いのですが、この値段がネックとなります。どうしても一般的な外国車に比べると売れにくいため、実際にロールスロイスの買取を強化している店舗へ査定を申し込んでください。

また、ロールスロイスは一般的な中古車とは査定の基準が異なります。他の車とは一線を画した装備品、ビスポーク装備などはロールスロイスに詳しい人でないと見極めが困難です。こだわりの車だからこそ、信頼できる店舗を探しましょう。

複数の店舗に査定を申し込もう

ロールスロイスは本体が非常に高額のため、中古の査定価格も高額です。店舗によって数十万~数百万円の差が出るのは当たり前ですので、できるだけ多くの店舗に査定を申し込みましょう。

まとめ

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photo by MANHATTAN RESEARCH INC

世界を代表する高級車として有名なロールスロイス。中古車の査定事情も他の車とは異なります。ロールスロイスの特別な価値を理解できる店舗を探し出すことが買取のコツです。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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