ポルシェの中古車買取の市場情報と高価買取オススメ店2選

  • 2024年6月13日
「ポルシェの中古車買取」必須ポイントと高く売るコツまとめ

古くなった車を売り、新しい車を買う方も多いのではないでしょうか。今回は買取に出す機種がポルシェだった時に、目一杯高値で売るためのお話をお届けしてまいります。

ポルシェに限らず外国スポーツカー好きの方をはじめ、全ての車好きの方に知って損はないはず。ポルシェの買取でお得な情報を網羅しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

ポルシェの立ち位置


まずポルシェがどのような分類をされ、中古市場でとり扱われているか簡単に整理してみましょう。

ポルシェとは

1948年にフェーリー・ポルシェが、前身のデザイン事務所から車の生産を始めた自動車メーカーです。日本ではポルシェ全般の車種を指してポルシェと呼ぶことが多いです。

流線型のボディ・低重心の車体といったまさにポーツカーという車種を有しています。価格帯は600万円〜3,000万円が主流で、メルセデス・ベンツやBMWといった主要外国車に比べると比較的安く、平均的な収入のユーザーでも手が届く程度に抑えられています。

また、ポルシェには「空冷エンジン」と呼ばれるエンジン冷却システムを採用していた時期があり、現在は「水冷エンジン」にシフトした経緯があります。空冷エンジンはシンプルな構造ですがメンテナンスにかなりのコストがかかるため、四輪スポーツカーで空冷エンジンを搭載した車は少なく、今後生産される見込みはないために、この要素が市場価値を左右することになります。

ポルシェで人気車種の買取相場

高価買取が期待できるポルシェですが、実際にどのくらいの価格で取引されているのでしょうか。外車王の価格を参考に、人気車種の買取相場を見ていきましょう。

※ 買取相場は、2022年8月時点での価格です。時期や買取店によって買取価格が変動するので、

911の買取相場

ポルシェといえば、911。メーカーを代表する人気車種のひとつで、登場して以来、時代に合った進化を続けています。

初代から現代まで、リアエンジン・リアドライブ方式を採用。1998年の変更まで空冷エンジンが採用されていました。空冷エンジンモデルの生産はもう終わっていますが、空冷エンジンの振動・音などの質感を求めるポルシェファンは根強く健在しています。

フラッグシップモデルということもあり、古い車種でも高価買取で取引されている傾向です。今後の買取相場も下がりにくいと考えられています。

  • 買取相場:〜18,990,000円

カイエン

2人乗りスポーツカーで知られるポルシェから発売されたSUV。ファミリー層をターゲットに、積載性が高く実用性が重視されたカイエンは、「高級SUV」として人気を博しました。

次期モデルでフルチェンジの予想がされています。その実用性から現在は高値で買取されていますが、今後の査定額に注目です。

  • 買取相場:〜6,844,000円

マカンの買取相場

日本では、2014年に登場した小型SUVのマカン。カイエンよりもひと回りコンパクトなサイズ感で、細く狭い道でも走りやすく街乗りしやすいのが特徴です。

マカンもカイエン同様、今後査定額が大きく変動する可能性があるかもしれません。

  • 買取相場:〜7,594,000円

ケイマン

ケイマンは、ポルシェのなかでも人気のある車種のひとつです。パワフルでダイナミックな走行性能でありながら、高い燃費性能を誇ります。

とくに、「GTS」や「GT4」は、査定額もワンランプアップ。

  • 買取相場:〜9,450,000円

ボクスター

ケイマンとともに、ポルシェのバリエーションを拡大し、低価格での販売を実現したボクスター。911の系譜を引き継ぎ、中核モデルとして登場しました。過度な装飾を減らしたシンプルなつくりとなっています。

現在は、販売価格に近い価格で買取されている傾向です。

  • 買取相場:〜9,251,000円

パナメーラ

15ものグレードを展開するパナメーラ。階層ごとに販売価格に差があり、基本グレードの「パナメーラ」から最上級グレードの「パナメーラターボ」では、1,400万円以上の差があります。

そんななかでも、とくに人気があるのは「ターボS」「GTS」「4S」。需要が高く、高価買取が期待できるでしょう。

  • 買取相場:〜9,479,000円

ポルシェのおすすめ買取店

ポルシェの高価買取が期待できる、おすすめの買取店を紹介します。気になる店舗へ問い合わせてみましょう。

マリオットマーキーズ


出典:マリオットマーキーズ
マリオットマーキーズは自社でポルシェの販売まで行っているポルシェの販売・買取ショップです。他の買取ショップが、業者間のオークションの値を基準に価格を決めているのに対して、自社で販売に直結するため中間マージンがなくなり、その分買取価格を上げられるというわけです。

マリオットマーキーズでは電話・またはメールで概算査定額を提示し、納得ができれば店頭持ち込み(東京都墨田区)、あるいは出張査定に移ります。本査定に納得がいけば商談成立となります。出張査定は全国対応しています。

プレステージ

出典:プレステージ
プレステージは「空冷エンジン搭載」の911ポルシェを専門に買取しているというユニークなショップです。マリオットマーキーズと同様に、自社内で販売まで行うため、業界内オークションに出す必要がなくこの経費を査定価格に上乗せできるといううたい文句になっています。

プレステージではポルシェの車両販売だけではなく、パーツの販売・買取を行っているため、純正パーツのストックが豊富にあり多少の難ありのポルシェでも元に戻せてしまうという、なかなか説得力のある方針を打ち出しています。

ポルシェを高く売るコツ

愛車を手放すなら、できるだけ高く売りたいもの。ポルシェを査定に出すまに、査定額アップにつながるポイントを紹介します。

きれいに清掃する

状態がよく見える車ほど、高価買取につながります。査定に出す前に、外装を磨いたり、内装のゴミをきれいにするなどして、できる範囲できれいに清掃しておきましょう。

シーツの染み抜きやトランクルームの中など、普段気にしないところを意識して、掃除機をかけたり、拭き取ったりしておくことを心がけてください。

査定額が爆発的に上がるというわけではありませんが、大切にしていた思いが伝わり、査定士への心象もよくなるはずです。

修復した箇所は査定士に伝える

車のキズや凹みなどの修復をした場合は、査定士に伝えるようにしましょう。伝えていない修復があると、査定士によっては大きな事故だと過剰に評価してしてしまい、本来の査定額より下がってしまう可能性もあります。

また、自分で修理できるレベルのキズや凹みであれば、直してから査定に持っていくようにしましょう。

ただし、自分で直せない程度の修理は、修理工場へ持って行かずにそのまま査定に出すのが吉。買取金額から修理費を差し引かれるケースがほとんどですが、修理工場に出してから買取店に持っていくよりも、そのままの状態で査定に出す方が結果的に支出が少なくなります。

すぐに修理できないキズや凹みがあっても、そのまま査定に出すようにしましょう。

保証書・説明書・整備点検記録簿を持っていく

新車を購入したときに受け取った保証書や説明書、整備点検記録簿を必ず持っていくようにしましょう。

近年では、整備点検記録簿の有無で査定額に大きく影響があることも。点検や整備、修理に出したときに受け取った書類はできるだけ保管しておくことをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はポルシェを買取に出す際にお役に立てそうなお話をお届けしてきました。ベンツ・BMWなどと肩を並べるブランド車でありながら、少数精鋭での長い歴史をもつ老舗のようなボルシェですが、歴史の古いものであれば人気、新しいものであれば実用性という視点で買取を楽しんではいかがでしょうか。あなたの豊かなポルシェライフを応援します。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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