日産エクストレイルとは
「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」というコンセプトで発売となった日産「エクストレイル」は、平成12年に発売になって以来大ヒット、現在では3代目となっています。
気がつけば、「ヴェゼル」やスバル「XV」、スズキ「SX4」などライバル車種も増えている現在、シティユースに舵を切ったかに見える新型エクストレイル。
買取相場はどうなっているのか、初代と2代目を中心に見ていきましょう。
エクストレイルの買取相場紹介
エクストレイルは3度大きなモデルチェンジをしており、それぞれのモデルでオークションにおいて高額が付いたものから、最大の買取価格を推測してしています。
グレードは全て最上グレード、車検は32系は1年前後の残、それ以外は切れていると仮定しています。
T30 NT30など「30系」
販売：平成12年11月～
出典：Goonet
・NT30
平成19年 黒 4万キロ 70万円
・PNT30
平成19年 黒 4万キロ 60万円
・T30
平成18年 シルバー 3万キロ 50万円
型式はFFの「T30」と4WDの「NT30」、ターボモデルの「PNT30」の3種類。ターボモデルが一番値段が付くかと思うと意外や意外、NT30が一番値段が付く傾向にあるようです。
T31 NT31など「31系」
販売：平成19年8月～
出典：Goonet
・T31
平成23年 パールW 5万キロ 130万円
・NT31
平成24年 黒 2万キロ 180万円
・DNT31
平成24年 パールW 2万キロ 200万
FFの「T31」、4WDの「NT31」に加えて、ディーゼルモデルの「DNT31」が加わった2代目のエクストレイル。現行のモデルにディーゼルがないこともあり、一番高い買取が見込めるモデルはDNT31です。
T32 NT32、ガソリン「32系」
販売：平成25年12月～
出典：Goonet</span
・T32
平成26年 パールW 1万キロ 190万円
・NT32
平成26年 パールW 3万キロ 210万円
いかにもRV「らしい」外観から大きく変化を遂げた3代目のモデル。発売から間もないため、中古市場でも玉数が少なく相場が安定していないイメージ。需要があれば跳ね上がります。「T32」がFF、「NT32」が4WDとなっています。
HT32 HNT32、ハイブリッド「32系」
販売：平成27年5月～
・HNT32
平成27年 黒 1万キロ 220万円
ガソリンモデルよりさらに玉数が少ないハイブリッドモデル。FFの「HT32」の相場は確認できませんでした。
エクストレイル買取のおすすめ店舗5選
ガリバー
「中古車の買取」という市場を開拓したのが「ガリバー」。近年では買取だけでなく、販売や乗換えの分野に進出中。業界第1位の勢いは止まりません。
ビッグモーター
関西の老舗中古車店「ハナテン」の既存店舗を、ほぼ全て名称変更し、全国制覇に乗り出した感があるのが「ビッグモーター」です。
ラビット
フランチャイズを中心として、全国に買取り天を展開するのが「ラビット」。どちらかというと、買取に特化したイメージがあります。
アップル
ラビットと似たイメージを持つのが「アップル」。年間の車買取台数は約6.5万台の業界5位、地域特性がはっきり出る会社です。
カーチス
車の買取で顧客満足度第1位を8年連続で獲得しているというのが「カーチス」。関東を中心に店舗を展開してます。
TXTガレージ(ティーバイティーガレージ)
TXTガレージは、普通自動車や軽自動車以外にバス、トラックといったはたらく車など色々な車種を取り扱っています。廃車寸前の状態でも売れます。
エクストレイルの査定基準
エクストレイルだからといって他の車種と査定基準が変わるという事はありません。関わってくる要素は、
・型式
・グレード
・色
・年式
・走行距離
・車検の期限
以上が、ほぼ全て。加えてキズやヘコミがあれば減額の対象となりますし、大きな事故を起こして、車の骨組み(フレーム)に修復を加えたものは、年式が新しいほど大きな減額の対象となります。
高く売る方法
1店舗だけで決めてはいけない
エクストレイルだけに限ったことではないのですが、中古車を売るときには1つのショップだけで決めては絶対にいけません。
買取店がやることは、自分たちがいかに高い価格でオファーしているかを印象付けることだけ。手八丁口八丁に乗せられないように。
一括査定を用いて業者を選ぶ
一括査定のサイトに申し込むと、登録している業者から電話がかかってきますから、全てを呼んで実車の査定を依頼します。
そこで、高い値段を出した業者3社程度を選びましょう。ここで、耳を傾けるべきは値段だけです。
3社程度で競わせる
3社ほど選んだら、後はそれぞれの値段を引き合いに出しながら、どこまで出せるのかを聞き出します。
大切なのは「そちらに任せたいという意思がある」、「会社ではなく営業担当のあなたに売りたい」といった相手をくすぐるセリフを混ぜること。
営業担当者も人の子ですから、気分を良くさせればそれだけ高い買取価格を引き出せます。
もちろん、相場を上回ることはできませんが。
買取の流れと必要書類
買取の流れ
一括査定サイトに申し込み、実車の査定スケジュールを組み、各ショップに競わせて高い買取価格をひきだす、これが買取の流れです。
用意しておくべき書類
普通、何も考えていなければ、車検証ケースに一式が揃っているはずですが、確認は必要ですね。
・車検証
・納税証明書
・リサイクル券
・自賠責保険証
……以上が、車検証ケースに入っているはずのもの。加えて、新たに用意しなければいけないものが、
・印鑑証明、実印
基本は以上になります。どれも欠けてはいけないのですが、「納税証明書」と「リサイクル券」は再発行が非常に容易ですから、紛失しても大丈夫です。
まとめ
上の「買取おすすめ店舗」に名前をあげたのは、買取上位をピックアップしたもの。それ以外に特に理由はありません。
なぜなら、ある一定の規模以上の会社になると、やっていることはほぼ同じ。査定の材料としている情報も同じなのです。
では、なぜ買取り価格に差が出るかというと、その中古車を買おうとしている意志に差が出るから。例えば「あと少しで目標達成」というケースならば利益を削ってでも取りに行こうとする、それだけの話なのです。
ですから、複数のショップで買取価格を比較して、意志の高さを見極める。これがエクストレイル、いや中古車の買取勝利法なのです。
