金メッキって何?売れるの?そんな疑問を6個解決してみた

  • 2022年3月24日

さまざまなアクセサリーに施されている金メッキ加工はとても身近な存在です。

価格が安くキラキラと美しく輝くため、いわゆる「高見えアクセサリー」も多数発売されています。

しかし「そもそも金メッキってどういうもの?」「安いイメージしかない」なんて方も多いのではないでしょうか。

今回は金メッキ加工の特徴やメリット&デメリットだけでなく、メッキかどうか見分ける方法もお伝えしていきます。

さらに、変色や剥がれなどが起こった際の処置方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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金メッキって何?

金メッキとは、金属などの表面を金でコーティングされたものを指すことが一般的です。純金がすべて金から成り立つのに対して、金メッキは表面のみが金で加工されています。

金メッキ加工のメリットは、商品を美しく見せるだけでなく、腐食への耐久がUPすることです。しかし、衝撃などで表面の金が剥がれてしまう可能性も高く、長期的な利用にはあまり向いていません。

とはいえ、金メッキのアクセサリーは価格を抑えつつ、煌びやかに製造できるため、多くのアクセサリー店で取り扱われています。

【疑問1】売れるの?

金メッキ商品には金が含まれてるとはいえ、量はわずかです。そのため、金としての価値は評価されないケースがほとんどです。

しかし、金メッキの商品は必ずしも買取不可であるわけではありません。

商品そのものや他のパーツに価値がある可能性を秘めているからです。例えば、ダイヤモンドなどの宝石が使用されたアイテムや、デザイン性が高く中古市場で人気がある商品など。

そのため、まずは売りたいアイテムに詳しい買取店へ問い合わせて、買取可能かどうか確認してみましょう。

【疑問2】どうすればメッキなのかわかる?

金と金メッキを見分ける方法は3つあります。
手元にあるアイテムがどちらかわからないときは下記をお試しください。

  • 磁石でチェックする
  • 重さでチェックする
  • 刻印でチェックする

ひとつずつ、順番にチェックしていきましょう。

磁石でチェックする

金メッキには土台となる部分にニッケルが用いられているケースが多いです。

そして、ニッケルは磁石にくっつく性質を持っています。つまり、アクセサリーなどに磁石を近づけて反応があれば金メッキ、なければ純金の可能性が高いと判断できます。

ただし、100%の確率でわかるではありません。何故なら、ニッケル以外の素材が使われていることもあるからです。例えば、銀や錫は磁石には反応しません。

そのため、磁石だけでなく他の方法も試みてみましょう。

重さでチェックする

同じ大きさのアイテムであっても金メッキと金とでは重さが異なります。

金は比重が重いため、金メッキの商品よりも重くなる傾向があります。とはいえ、素人では重さを測ったところで、基準よりも軽いのかの判断がつきません。

また、正確に測るためには専門的な機械が必要です。貴金属類を扱う買取店であれば、経験豊富なプロが金か金メッキかどうか正しく判断することができます。

もし、ゆくゆく売ることも検討しているのであれば、一度持ち込んでみる方法もおすすめです。

刻印でチェックする

すべてが金でつくられている場合、どこかに純度を表す刻印が施されています。

例えば「K18」や「AU750」「750」などです。金メッキの刻印は「GP(ゴールドプレート)」なので、もし「K18」の後に「GP」と記載されている場合はメッキ製と判断できます。

しかし、なかには嘘の表記をしている商品もあることを覚えておきましょう。

刻印は指輪であれば内側、ネックレスの場合は留め具の部分に施されているパターンが多いので、さっそくチェックしてみましょう。

【疑問3】金属アレルギーなんだけ金メッキは大丈夫?

結論からお伝えすると、金メッキは金属アレルギーが発症しやすい物質です。具体的には、金メッキの土台としてよく使われている金属に反応します。

特に、幅広い金メッキに使用されているニッケルによって炎症が起こった事例はこれまでにも多く報告されています。

また、金メッキに使用されている金属は、ニッケル以外であってもアレルギー反応が起こりやすいと考えておいた方がベターです。

反対に金属アレルギーが起こりにくいものは、銀やプラチナ、金などが挙げられます。

【疑問4】金メッキは変色したらどうすればいい?

金メッキのアクセサリーは皮脂や汗、空気中に含まれる硫化水素との反応によって変色します。元の色に戻すにはどのようにすれば良いのかチェックしていきましょう。

  • 重曹&アルミホイル作戦
  • 中性洗剤作戦
  • これは絶対やっちゃダメ!!

ひとつずつ、解説していきます。

重曹&アルミホイル作戦

重曹とアルミホイルの化学反応を利用して、金メッキの変色を戻すことができます。
用意するものは「重曹」「アルミホイル」「耐熱容器」の三つだけです。

1.容器にアルミホイルを敷く
2.ティースプーン1杯分の重曹を入れる
3.電子レンジ2分弱程度温めたコップ1杯分の水を容器に入れる
4.よくかき混ぜる
5.アクセサリーを1~5分程度なじませる
6.アクセサリーを取り出して水ですすぐ

水ですすいだ後は、必ず柔らかい布などで綺麗に拭き取ってください。重曹はドラッグストアや100均で手に入れることができますよ。

中性洗剤作戦

つづいて、中性洗剤を使った方法をご紹介します。

多くの方の自宅にある食器用洗剤を使うことができるので、気軽に試してくださいね。用意するものは「耐熱容器」「中性洗剤」のみです。

1.耐熱容器にお湯(沸騰する手前くらい)を入れる
2.中性洗剤を入れて軽く混ぜる
3.アクセサリーを入れて30分ほど放置する
4.水でよくすすぎ、水分を拭き取る

上記の手順で完了です。30分放置する時間は要しますが、基本的に自宅にあるものでできるおすすめの方法です。

これは絶対やっちゃダメ!!

金メッキのお手入れで注意したいのが歯磨き粉を使った方法です。

シルバーアクセサリーなどのお手入れ方法としてよく知られているものの、金メッキには全く向きません。

何故なら、歯磨き粉には研磨剤が入っており、これが金メッキの表面を傷つけてしまうからです。

また、金メッキで作られたアクセサリーの細かい箇所を綺麗にしたいときに、歯ブラシを使う方法も非推奨です。どうしても使いたいのであれば、使い古してブラシが柔らかくなったものを使用しましょう。

【疑問5】メッキが剥がれてきた…どうすれば直る?

金メッキのアクセサリーが剥がれてしまったらどのようにすれば良いのでしょうか。
対処法をふたつご紹介します。

  • 自分で直す
  • 業者に依頼する

ひとつずつ、詳しくチェックしていきましょう。

自分で直す

実は、通販サイトなどで売られている修復キットを使えば、自分でも金メッキを修復をすることは可能です。ただし、修復キットの価格は1万円前後から高いものだと2万円程度します。

よほどのお気に入りでなければ、アクセサリーを新しく買い換えた方が安くつく可能性も高いです。

アクリル塗料のゴールドを塗る方法もありますが、完全に元通りに治すのは難しいでしょう。そのため、金メッキを自分で直す方法はおすすめできません。

次の項目でご紹介する業者に依頼する方法をご検討くださいませ。

業者に依頼する

一番手軽で確実なのは、アクセサリーの修理屋さんに依頼して金メッキの剥がれを修復してもらう方法です。価格はおおよそ1,000円~3,000円と、修復キットを購入するよりもはるかに安く抑えられます。

また、経験豊富なプロであれば購入時とほぼ変わらない状態に戻してもらうことも可能。
自宅近くの修理屋さんに持ち込む他、業者によっては郵送で対応してくれるところもあります。

持ち込みの場合、早いところだと当日には返ってくるため、急ぎの方にもおすすめです。

【疑問6】金メッキと普通の金どれくらい値段が違う?

結論からお伝えすると、金と金メッキのアクセサリーでは価格が大きく異なります。

まず、金としての価値は重量で判断されます。全体が金でできているネックレスと、表面に薄く貼られている金メッキとでは、重さに差が出ることは明確です。

金の場合はアクセサリーとして身に付ける他、コレクションや投資目的で購入される方もいるほどに価値があります。

一方、安い分、どなたでも気軽に購入できるのが金メッキのメリットと言えるでしょう。

金メッキは手軽さが魅力

金メッキのアクセサリーには、表面のみに金が貼られています。見た目が美しく、安い価格で販売されているため、手軽さが魅力のひとつ。

一方、衝撃で剥がれてしまったり、金属アレルギーが発症する可能性が高いなどデメリットがあることも覚えておきましょう。

また、金メッキのアクセサリーを修復したい場合は、自分で行うのではなく、アクセサリーの修理屋さんに以来する方法がおすすめです。

数千円で綺麗に直してもらえるので、お気に入りのアイテムを長く使いたい方はぜひ活用してくださいね。

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