1オンスは何グラム？｜単位の使用場面や換算方法を解説

重量をはかるときに私たちが常用する単位はグラムが一般的ですが、服のサイズやレシピがオンスで記載されていることもあるでしょう。見慣れないオンスで表示されても困りますよね。

この記事では1オンスが何グラムなのかを解説しています。併せてよくオンスが使用される金の重量や金貨の買取相場についても解説しているので、高価買取を狙いたい人も参考にしてください。正確な情報を知ることは何事においても大切です。

この記事でオンスとグラムの違いについて、疑問を解消しましょう。

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オンスとグラムは重さの単位

オンスとグラムについて解説します。一般的な重量の単位はグラムで表記されますが、ごくまれにオンスで表記されることもあるでしょう。オンスとグラムの違いを知れば、日常生活にも応用できます。ぜひ参考にしてください。

オンス（oz）

オンスとは主にアメリカで使用される質量の単位で記号は「oz」です。オンスはヤード・ポンド法で重量を表し、「1ヤード（0.9144 メートル）×1ヤード（0.9144 メートル）」で計算します。

主に使用されるのは服の重さの表示で、以下がその目安です。

衣服は上記のようにおおよその目安を覚えておくと良いでしょう。ですが、これらに当てはまらないこともあります。ネット注文する際は、購入前にアパレルショップで着心地を確認しておきましょう。

グラム（g）

グラムは日本でもっとも馴染みのある重さの単位で、多くの国がグラム表示を使用しています。ヤード・ポンド法で重量を表すオンスは、アメリカ以外の国ではほぼ使用していません。グラムはメートル法で計算が可能で「1m×1m」の面積での重さを表します。

多くの国がメートル法を使う一方、主要国のアメリカはヤード・ポンド法を使用しているため、オンスをグラムに換算する場面も出てくるでしょう。

ですが、体重計や食品の重量はグラムで表記されます。そのため、多くの日本人がオンスに馴染みがないことは当然と言えそうです。

1オンスは何グラム？

ここから以下のケースで、1オンスをグラム換算したときの解説を行います。

• 金1オンスをグラムにすると
• 常用オンスをグラムにすると
• 液量オンスをグラムにすると

目安となる基準を覚えれば、オンスの使用も決してむずかしいものではありません。新たな知識として習得してください。

金1オンスをグラムにすると

金1オンスをグラムに換算すると約31.10グラムです。金や貴金属の取引には「トロイオンス」という単位を用いることが多く、「oz・toz」のように表記されます。

のちほど解説しますが、オンスには「常用オンス・液量オンス」などがあり、金にはトロイオンスを用いるので注意が必要です。

買取店が公表している相場価格には、1グラムあたりの値段が記載されることもありますが、金1オンスの重量でも査定額を想定してみましょう。

常用オンスをグラムにすると

常用オンスは一般的な質量の単位に使われることが多く、常用1オンスをグラムに換算すると約28.35グラムです。この記事でも紹介していますが、オンスは衣服に用いられることが多く、重量だけではピンとこない人も多いでしょう。

衣服以外だと、ステーキショップでオンスが用いられることもあり、1kgは約35.274オンスです。調理で常用1オンスを使う場合は、約28グラムと理解しておくと良いでしょう。

液量オンスをグラムにすると

液量オンスとは、ミリリットルをオンスに換算した単位です。液量オンスはアメリカだけでなくイギリスでも使用されており、ミリリットルに換算すると以下の値になります。

液量の大さじは1杯あたり15ミリリットルなので、アメリカ基準だと1オンスで大さじ約2杯です。0.5オンス=大さじ1杯と覚えておけば、調理にも対応できるでしょう。

オンスからグラムへの換算方法と早見表

オンスからグラムへの換算方法と早見表を紹介します。金の換算方法を誤ると、想定した査定額と大きくかけ離れてしまう場合もあるでしょう。自身でオンスからグラムへ換算することがむずかしい人は、早見表を参考にしてください。

金1オンス

金の国際価格は1トロイオンスあたりの金額がドルで公表されます。そのため、グラムの価格を知るには、トロイオンスをグラムに換算しましょう。

1トロイオンスは約31.1035グラムです。国際金価格を31.1035で割れば、1グラムあたりのドル価格を算出できます。算出したドル価格を円単位に換算すれば計算完了です。以下に具体例を記載しておきます。

※1トロイオンス2000ドルで、1ドル150円のケース

2000ドル ÷ 31.1035 = 1gあたり約64ドル
64ドル × 150円 = 1gあたり約9,600円

金のコインの早見表

出典：株式会社ネットジャパン

常用オンス

常用オンスは1オンスあたり約28.35グラムです。オンスに28.35グラムを掛ければグラムに換算できます。以下の具体例を参考に、自身で換算してみましょう。

※0.5オンスをグラム数に換算するケース
0.5オンス × 28.35g = 14.175g

※100オンスをグラム数に換算するケース
100オンス × 28.35g = 2835g

ルアーの早見表

出典：YSURIHACK

金1オンスの買取査定ポイント

金の査定ポイントでは重量が重視されますが、査定ポイントは重量だけではなく、金の純度や状態も重要です。たとえば、純度99.99％以上のK24であれば、多くの場合重量がそのまま査定額に直結します。

純度75％とされるK18は、K24と比較するとその評価額は約3／4です。また、金の状態も重要で、キレイな状態を保っていれば買取相場相応の査定に期待できますが、キズや汚れが目立つと減額されます。重量以外の要素も重要であることを知っておきましょう。

買取市場で人気の金貨と買取相場

海外で作られた金貨には、オンスを用いて種類を区別したものがあります。なかでも以下は国際的に人気の金貨です。

• ウィーン金貨ハーモニー
• メイプルリーフ金貨
• カンガルー金貨

金貨の売却に興味がある人は、取引前にチェックしておきましょう。買取相場でもオンスを用いて紹介しているので、参考にしてください。

ウィーン金貨ハーモニー

ウィーン金貨ハーモニーはオーストリアで発行されている、投資用の金貨です。金は純度99.99％以上のK24を使用しており、金の価値が上がれば金貨の価値も上がります。

ウィーンは音楽の都とも言われており、硬貨に楽器をデザインしていることが特徴です。1989年からオーストリアで毎年発行され、世界的に人気の金貨として知られています。

買取相場

※2024年4月16日時点
出典：オーストリア・ウィーン・ハーモニー金貨買取｜大黒屋

メイプルリーフ金貨

メイプルリーフ金貨はカナダが発行する法定通貨で、純度99.99％以上のK24を使用しています。コインの表面にはエリザベス二世の横顔、裏面にはカエデの葉を採用。世界的に人気の金貨で、投資目的だけでなくコレクションとしても人気を集めています。

コレクションとして所持する場合は、大切に保管しましょう。売るときの状態で査定額が変わるので、キズがつかないように注意が必要です。

買取相場

※2024年4月16日時点
出典：カナダ・メイプルリーフ金貨買取｜大黒屋

カンガルー金貨

カンガルー金貨はオーストラリアが1986年から発行する、カンガルーが刻印された金貨です。特徴のひとつは、刻印されるカンガルーのデザインが毎年変わることでしょう。裏面にはエリザベス２世がデザインされており、世界的にも人気です。

注意点としては、ここまで紹介した3つの金貨には偽物も存在します。購入する際は信頼のおけるお店で購入しましょう。

買取相場

※2024年4月16日時点
出典：オーストラリア・カンガルー金貨買取｜大黒屋

1オンスは何グラムなのか知っておくと便利

日常生活において、まれにオンス表記を見ることもあるでしょう。もしオンス表記について忘れたときは、この記事を見返してください。調理におけるオンスは常用オンス・液量オンス、金の買取にはトロイオンスを用いると覚えておきましょう。

注意点として、常用オンスは約28.35グラム、トロイオンスは約31.10グラムと差があることです。金の査定額を想定するときに、常用オンスを用いると大きな差が出るので気をつけてください。