- 銀投資のメリットとデメリットを知りたい
- 銀投資の種類を知りたい
- 銀と金・プラチナ投資の違いを知りたい
「銀を使用した資産運用を始めたいけれど、投資方法がたくさんあってどれを選んでいいかわからない」といった悩みはありませんか。
金に比べて安価な銀は、初めて投資を行う人におすすめの商材です。しかし、あまり調べず手軽に投資を始めてしまうと、思わぬ損失やリスクを抱えることになりかねません。
この記事では、銀投資のメリットやデメリット、おすすめの投資方法などをくわしく解説しています。大切な資産を正しく運用するために、銀投資をぜひ検討してみてください。
銀の基本情報
銀は、金をはじめとする貴金属のうちのひとつで、古くから私たちの日常生活を支える、身近な素材です。装飾品や工業用品に用いられており、投資対象でもあります。
銀の基本情報について確認しましょう。
用途
銀の用途といえば、アクセサリーなどの装飾品を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、銀の用途としてもっとも多いのは工業用であり、全体の54.7%にのぼります。
銀は、太陽光発電のパネルや電子機器など、さまざまな工業用品に使用されており、現代の技術発展に欠かせない素材です。
産出国
銀は、世界中で採掘されている貴金属です。産出国は数多くありますが、もっとも採掘量が多いのはメキシコで、そのあとに中国やペルーなどがつづきます。
数値に多少の変動はあれど、メキシコ・中国・ペルーの3カ国が、世界の銀産出量の多くを占めているといって差支えないでしょう。
特徴
銀の特徴は、変色しやすい点です。銀は保管方法を誤ると硫化反応を起こし、黒ずんでしまいます。銀製品を手元に置いておく際は、保管の環境に配慮しなければなりません。
リサイクルのシステムが確立されている点も、銀の大きな特徴です。2016年時点で、供給量全体の14%がリサイクルされた銀でまかなわれていました。
銀投資のメリット
銀は、金やプラチナなどと同様に、投資対象として運用が可能な貴金属です。近年、実物資産である貴金属を扱う投資方法が注目されています。
銀に投資する際のメリットは何が挙げられるでしょうか。いくつか解説していきます。
金よりも安価である
銀投資は、貴金属投資の初心者や経験が浅い人でも、比較的手を付けやすいというメリットがあります。
2024年4月初めの時点で、金1gあたりの価格が12,000円を超える一方で、銀1gあたりの価格は140円前後。銀が金よりも大幅に安価である理由は、産出量が多いからです。
少ない金額で気軽に資産形成を始められる点は、銀投資を行う大きな利点でしょう。
物価が上がっても資産を守りやすい
銀の価格は、物価と連動する傾向があるため、インフレに強いです。インフレとは物価が上昇することで、相対的に通貨の価値が低下します。
インフレが進んだときに通貨しか所持していない場合、その影響を大きく受けてしまうでしょう。一方で、銀を保有していれば、通貨の価値が下がっても大切な資産を守れます。
資産を分散し、リスクを回避する手段として、銀投資を選択することもひとつの方法かもしれません。
大きな利益を得られる可能性がある
銀は、市場規模が金に比べると小さいため、激しい値動きが起こりやすいです。昨日暴落したのに翌日には価格が跳ね上がっていた、ということも起こりえます。
価格変動を見極めて銀の売買を行えば、大きな利益を得られるでしょう。
大きなリターンを狙うなら銀投資、堅実に利益を生むなら金投資のように、資産運用の目標や経済状況に応じて使い分けるといいかもしれません。
銀投資のデメリット
銀投資のむずかしい点は、メリットとして挙げた特徴がそのままデメリットとなりうることです。
具体的には、どのようなデメリットがあるのでしょうか。ひとつずつくわしく解説します。
価格変動が大きい
銀は、金に比べて市場規模が小さいため、価格の変動が起こりやすい傾向にあります。銀の値動きはときに激しく、大きな利益を生む反面、多大な損失を生み出すでしょう。
1979~1980年頃に起きた「ハント事件」では、アメリカのハント兄弟が銀の買い占めを行い、銀価格が9ドルから50ドルへと高騰しました。しかし、その後価格は10ドル台まで暴落し、最終的にハント兄弟は破産へと追い込まれます。
銀は活発な取引が行われますが、価格が暴落するリスクをはらんでいることに注意が必要です。
景気変動の影響を受けやすい
銀の主要用途は工業用品であるため、市場価格は、太陽光発電のパネルや半導体などの需要に深く関係しています。景気の悪化により工業用品の需要が落ち込めば、銀の価格も連動して下がる可能性が高いです。
銀の価格は景気変動の影響を受けやすく、社会・経済的な不安の高まりとともに価格が高騰する金とは対照的といえます。このことは、銀投資を始める前に覚えておいて損はないでしょう。
産出国の状況に影響を受けやすい
銀の主な産出国は、メキシコ・ペルー・中国です。政治や経済、紛争など、産出国の情勢が悪化すれば、銀の供給量が落ち込みます。その結果、銀の価格に影響が出ることは避けられません。
銀の主な消費国である中国・アメリカ・日本・インドなどの国内状況も、銀価格に影響を及ぼします。消費国の国内情勢が不安定になれば、銀の需要が減り、相場価格にも変動が起こるでしょう。
銀の投資方法
銀の投資には、いくつかの方法があります。その種類と特徴を知っておけば、それぞれのメリットやデメリットを考慮し、自分にぴったりの投資方法を見つけられるでしょう。
ここでは、3つの主な投資方法について解説します。
現物投資
現物投資は、銀を現物で購入して保管する方法です。銀は金やプラチナと比較して安価であり、気軽に購入できるという利点があります。
ただし、盗難や紛失の心配があるため、保管方法の工夫が必要です。また、銀は変色したり傷ついたりしやすいというネックがあります。傷がつくと価値が下がってしまう恐れがあるので注意しましょう。
「現物を手元に置くのはリスクが高い」という方には、積立投資がおすすめです。積立なら金融機関に銀を預けている状態であり、盗難や紛失の恐れがありません。
ETF・投資信託
ETF(上場投資信託)・投資信託とは、ファンドと呼ばれる投資の専門家にお金を預けて、代わりに運用してもらう投資方法です。
資産運用のプロに任せるため、「投資が初めて」という人も低リスクで始められます。小額から投資を行える点も、初心者にとってうれしいポイントです。
ただし、プロに運用してもらうといっても、ほかの投資方法と同じように、銀相場の影響を受けることは避けられません。価格変動によって損失を受ける可能性があることを頭に入れておきましょう。
先物取引
先物取引とは、あらかじめ決めた期日に銀を売買することを約束する投資方法です。期日とともに取引金額も決めます。
銀を購入する約束をして、取引当日を迎えるとしましょう。決済した日の予想よりも銀価格が上がっていれば利益を得られ、下がっていれば損失を受けるという仕組みです。
先物取引は豊富な知識と経験が必要なため、初心者にはむずかしく、上級者におすすめの投資方法といえるでしょう。
銀投資と金・プラチナ投資の比較
銀のほかに、金やプラチナも投資商品として選択が可能です。銀・金・プラチナには貴金属としてそれぞれ違った特徴があり、投資商品としての特色も異なります。
銀・金・プラチナ投資の特徴について、それぞれ比較してみましょう。
金投資
金は、実物資産として確立された確かな価値があり、有事のときこそ信頼できます。
金に投資する場合の大きな特徴は、安定性です。経済状況の影響を大きく受けずに価値を保ちつづけられることは、銀に投資する場合と比較してもメリットでしょう。
逆に金に投資する場合のデメリットは、短期間で利益を得られる可能性が低いところです。大きなリターンを求める人には、金投資より銀投資のほうが向いています。
プラチナ投資
プラチナは金よりも希少性が高く、一時期は金以上の高額で取引されていました。近年は金より価格を落としていますが、銀と比べると高価な貴金属です。
プラチナ投資の市場は価格変動が起きやすく、ときに大きな利益を得られることがある点は、銀とよく似ています。銀との違いは、プラチナは自動車用品としての需要が大きく、関連した世界情勢に価格が左右されやすいという点です。
また、プラチナの価格は、主な産出国である南アフリカの情勢の影響を受けやすいという特徴があります。産出国の情勢が価格変動の要因のひとつである点は、銀と同じです。
銀を扱うおすすめ買取店
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- 専門知識豊富な査定士が在籍
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おたからやの買取方法は、店頭買取・出張買取の2種類。どの買取方法を選んでも査定料はもちろんかかりません。また、出張費やキャンセル料も不要なので、売却を検討している品があるなら気軽に申し込んでみてください。
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店舗の詳細は、公式サイトの店舗一覧にて確認できます。ぜひ自分に合った店舗を見つけ、銀の高価買取を目指してみてください。
買取実績
- 祖母から譲り受けた金製品:5,126,800円
- ルイ・ヴィトン モノグラム アルマBB:180,000円
- ダイヤモンドネックレス1.47ct E VS2 GOOD:850,900円
お問い合わせ
店舗情報
店舗名 | おたからや |
営業時間 | 8:00〜21:00(問い合わせ) |
定休日 | 年中無休(問い合わせ) |
買取方法 | 店頭、出張 |
会社名 | 株式会社いーふらん |
古物商許可番号 | 神奈川県公安委員会 第451380001308号 |
査定士 | – |
その他特徴 | – |
銀投資にはメリットとデメリットがある
銀は金やプラチナと比較すると安価であり、手の届きやすい投資商品です。投資方法によるものの、小額から資産運用を始められる場合が多いので、初心者にもおすすめ。
銀投資は、メリットもあればデメリットもあります。市場が小さく価格変動が起こりやすいため、長期的な安定した利益を求める人には適していません。
銀投資を始める際は、メリットとデメリットの双方をよく比較し、自分に合った投資方法を見つけてくださいね。