- プラチナにはどのような種類があるか知りたい
- プラチナの種類ごとの特性を知りたい
- プラチナの種類ごとの用途を知りたい
プラチナにはさまざまな種類があることをご存じでしょうか。
結婚指輪や婚約指輪などにプラチナを選ぶ方は多いですが、種類によっては、価値が低かったり、国際・国内基準においてプラチナと認められなかったりするものも存在します。
本記事では、プラチナの種類別の用途や、金との違いについてまとめました。世界と日本国内におけるプラチナの価値基準の違いも解説しているので、参考に、プラチナをより深く理解しましょう。
プラチナの基本情報
プラチナは、希少性の高い金属です。歴史的にも価値のある貴金属で、白く輝く色みから「白金」とも呼ばれます。
酸やアルカリへの耐久度が高く、長期間経っても劣化や変色をしにくいことから、結婚指輪や婚約指輪といったアクセサリーに用いられる素材として人気です。金属アレルギーを起こしにくく、肌の弱い方でも気軽に身につけられます。
主な産出国は、南アフリカ共和国・ロシア・カナダなど。なかでも南アフリカ共和国は、世界最大級のプラチナ産出国として有名です。
プラチナと金の違い
プラチナと金は、希少性の高さから「レアメタル」と呼ばれる貴金属ですが、両者にはさまざまな違いがあります。
プラチナの特徴は、白く輝く銀色です。金は純度によって色みが異なり、純金に近づくにつれて美しい黄金色に輝きます。また、プラチナには、色みの異なる金であるホワイトゴールドやピンクゴールドのようなカラーバリエーションは存在しません。
プラチナと金は、希少価値の高さも異なります。金は世界中に発掘場所がありますが、プラチナは限られた地域でしか採掘できません。
プラチナの種類の違いは純度で決まる
プラチナは、純度ごとに種類が異なります。それぞれの純度がアルファベット(Pt)と数字によって示されることが特徴です。
プラチナの純度は千分率で表され、純度が高いほど、数字が1000に近づきます。
Pt999(Pt1000)
Pt999の刻印は、純度99.9%のプラチナ製品であることを証明します。
100%プラチナの製品は存在しないため、Pt999が最高純度です。しかし、10年以上前に製造されたプラチナ製品には、Pt1000という刻印も見られます。
プラチナは、純度が高いほど、やわらかく傷つきやすいので、アクセサリーには不向きですが、インゴットや産業素材として用いられることが多いです。
Pt950
Pt950は、割金と呼ばれる別の金属素材を混ぜて作られた、純度95%のプラチナのことです。Pt999(Pt1000)に比べると硬く、加工しやすいため、アクセサリーやジュエリーによく使われます。
プラチナの純度が高いぶん、価格も高めですが、プラチナ以外の金属の割合が少なく、金属アレルギーを発症しにくいです。5%内に含まれる金属によっては、肌に合わない場合もあるため、注意しましょう。
Pt900
Pt900は、プラチナに割金を10%混ぜたものです。Pt950よりもさらに硬く傷がつきにくいため、日本製のジュエリーやアクセサリーなどに多く使われています。
プラチナ本来の強みである、耐久度の高さから、結婚指輪にも用いられ、Pt950よりも価格を低く抑えられることも特徴のひとつです。
Pt850
Pt850には、15%の割金が含まれています。日本国内でプラチナとして認められる純度は、Pt850までのため、価格を抑えてプラチナ製品を買いたい場合におすすめです。
Pt850は、Pt900以上に硬度が高く、さまざまな加工に適しています。また、プラチナは純度が高いほど黒っぽく見える一方で、Pt850で製造されるアクセサリーは、白い輝きが美しく人気です。
Pt850より純度が低い種類もある
Pt750やPt650という刻印があるプラチナは、Pt850よりも純度が低いです。Pt750・Pt650は、それぞれ割金が25%・35%含まれます。
日本国内では、純度が85%以上でなければ、プラチナ製品と認められないため、Pt750やPt650は、厳密に言うとプラチナではありません。
プラチナの種類に関するQ&A
プラチナにはさまざまな種類があることを紹介しましたが、疑問に思う点も多いでしょう。
ここでは、プラチナの種類に関するよくある質問に答えます。プラチナについてより理解を深めましょう。
プラチナは純度が高いほど高品質?
プラチナは金と異なり、純度が高いほど高品質であるとは言えません。
純度が高いプラチナはやわらかいため、加工しにくいです。そのため、最高純度のプラチナよりも、Pt950やPt900のほうがアクセサリーや工業用品の素材として使われます。
また、割金にパラジウムが多く使われるPt900は、Pt950よりも価値が高い場合もあり、純度が高いほうが高価格とも限りません。
プラチナジュエリーは国内外で基準が違う?
プラチナを使ったジュエリーは、国内外で価値基準が異なります。日本国内では、Pt900以上でなければプラチナジュエリーとして認められません。
一方で、プラチナジュエリーの国際的広報機関であるプラチナ・ギルド・インターナショナルにおける、国際基準の定義はPt950以上です。
海外ではPt950以上をプラチナジュエリーとする風潮があり、世界的有名ブランドのジュエリーには、Pt950が用いられています。
本物のプラチナの見極め方は?
刻印がない場合でも、本物のプラチナかどうかを見極める方法は複数あります。
たとえば、磁石を用いて反応を確認する方法が手軽です。本物のプラチナであれば、磁石に反応しません。
比重を確認する方法も、プラチナの真偽を確かめるには有効です。プラチナは金属のなかでも比重が大きいため、あきらかに軽いものはプラチナではありません。
正確性を求める場合は、専門家に鑑定を依頼することがおすすめです。
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お問い合わせ
店舗情報
店舗名 | おたからや |
営業時間 | 8:00〜21:00(問い合わせ) |
定休日 | 年中無休(問い合わせ) |
買取方法 | 店頭、出張 |
会社名 | 株式会社いーふらん |
古物商許可番号 | 神奈川県公安委員会 第451380001308号 |
査定士 | – |
その他特徴 | – |
プラチナの種類を知り価値を理解しよう
プラチナの種類は多く、産業から高級ジュエリーまで幅広い用途で使われます。国内では、結婚指輪や婚約指輪に使われることも多く、プラチナアクセサリーを所持している方もいるのではないでしょうか。
プラチナの純度と価値の高さは比例せず、金とは異なる特徴があります。手元にあるプラチナにどのような価値があるかわからない場合は、金や貴金属の買取を行う店舗に持っていき、査定してもらうことがおすすめです。