- プラチナについて知りたい
- プラチナジュエリーのブランドについて知りたい
- プラチナのお手入れ方法について知りたい
本記事では、プラチナという素材について、その用途やお手入れ方法、代表的なプラチナジュエリーブランドにいたるまで詳しくご紹介します。
プラチナという単語はよく耳にしても、実際にどんなものかと問われれば答えに詰まる方は少なくないでしょう。実は、プラチナはジュエリーをはじめさまざまな用途に使われている金属でもあるのです。
プラチナとはなにかについて知りたい、自分に合ったプラチナジュエリーを購入したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
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プラチナという金属について
プラチナは、さまざまな用途に使用される金属素材の一種。独特の白い輝きを持つことから、ジュエリーに使用される素材として有名です。ここでは、プラチナの基本的な特徴についてまとめました。一度目を通せば、プラチナについておおよそのイメージがつかめるはずです。
プラチナとは
プラチナとは、落ち着いた輝きを放つ白い金属のこと。日本では「白金(はっきん)」と呼ばれることも多いです。その白い輝きには独特の重みがあり、ジュエリー素材として多く用いられるほか、工業用としても高い需要があります。
プラチナは「レアメタル」という希少金属としても知られ、その採掘量は金の約30分の1とも。採掘量・地球上に存在する絶対量のいずれも限定的であり、高値で取引される傾向にある貴金属です。
純度と刻印
貴金属には使用されている素材やその純度を表す刻印が施されており、プラチナ製品もその例外ではありません。プラチナは元素記号では「Pt」と表され、プラチナの純度は「Pt+数字」で表現されます。
プラチナの種類はPt999・Pt950・Pt900・Pt850などです。数字が高いものほど高い割合でプラチナを含んでおり、低いものほどプラチナの純度が低いことを表します。
それぞれの数字はプラチナの含有率を表しているため、たとえばPt999には99%以上がプラチナで、Pt850には85%がプラチナでできているという意味です。国際基準においては、Pt950以上がプラチナと定義されています。
性質
貴金属の一種としてのプラチナには、どのような特徴があるのでしょうか。実は、プラチナは本来やわらかい素材であり、純度の高いプラチナは、一定の硬さを必要とするジュエリー類には向きません。
ジュエリーによく使用されるのはPt900やPt850で、加工しやすく耐久性が高いことが特徴です。純度の高いプラチナに比べて安価であることが多いので、手に入りやすいことも大きなメリットでしょう。
また、粘り強く、宝石を固定しやすいこともプラチナがジュエリーに多く使用される一因です。
採掘国
プラチナが多く採掘されるのは、南アフリカ・ロシア・ジンバブエ・アメリカ・カナダの5カ国です。このなかでは南アフリカの採掘量が圧倒的であり、2020年のデータでは2位のロシアにおおよそ5倍もの差をつけました。
原鉱石1トンにつき採取できるプラチナはおおよそ3グラムのみであり、プラチナがいかに貴重な素材であるかが理解できるでしょう。加えて、プラチナの地金を作るには特殊な技術と長い時間が必要なことも、プラチナの高騰に拍車をかけています。
ホワイトゴールドとの違い
白色の輝きを持つプラチナとホワイトゴールドは一見似た金属にも思えますが、その実相は大きく異なります。
プラチナはそれ自体が白色の輝きを持っている金属であるのに対し、ホワイトゴールドは金に白色のパラジウムや銀といった素材を混ぜて精製した合金であり、まったく異なる素材からできている金属です。
多くのホワイトゴールド製品にはメッキ加工が施してあるため、時間が経つと地金が見えて異なった色になってしまう場合も。プラチナの場合は素材自体が白色であり、変色することはありません。
プラチナの用途
プラチナは、結婚指輪などのジュエリーのほか、工業用途にも多く用いられる金属です。さまざまな用途に使用されていることから、現代人の生活において欠かせない金属であると言えるでしょう。ここでは、プラチナの代表的な用途を4つ挙げました。
ジュエリー
プラチナが多くのジュエリーに使用されていることは、普段生活していれば理解できるでしょう。
そのなかでも、婚約指輪・結婚指輪に多く使用されており、日本では婚約指輪の92%・結婚指輪の82%がプラチナ製というデータもあります。これは、プラチナの持つ「純粋」「永遠」といったイメージが大きな要因でしょう。
そのほか、プラチナの持つ粘り強さがジュエリーに適しているという側面も。加工しやすく、宝石を固定しやすいことから、ジュエリーとの相性がよいのです。
自動車
プラチナは、なんと自動車にも用いられている金属です。プラチナには、自動車の排出ガスを浄化する「触媒」としての効果があり、エコカーなどによく使用されています。
触媒は、排出ガスに含まれる一酸化炭素・窒素酸化物といった有毒物質を二酸化炭素や窒素などの無害な物質に変換する役割が求められるもの。自分自身は変化しない一方で化学変化を促進するプラチナは、排出ガスの触媒として適した素材です。
医療器具
プラチナは、さまざまな医療器具に使用される素材としても活躍しています。プラチナを採用した医療器具の代表例がペースメーカーで、プラチナはアレルギー反応を引き起こさないことが採用の大きな要因です。
カテーテルもプラチナが使用される医療器具のひとつ。プラチナはX線を通しづらく、放射線の透視下でもカテーテルの位置を正確に把握できるというメリットがあります。
工業製品
多くの工業製品にも使用されるプラチナは、幅広い活躍の場を持っています。地球環境をクリーンに保とうというエコ意識が高まるなかで、燃料電池の触媒としてプラチナが多く使用されている状況です。
プラチナの活躍の場は、地球上にとどまりません。宇宙船や探査機の部品にも、プラチナが多く用いられています。大きな理由は、プラチナの融点の高さ。宇宙の過酷な環境においても、プラチナなら形状を安定して保てるというわけです。
プラチナジュエリーが人気のブランド
プラチナジュエリーが人気のブランドには、ティファニー・ハリーウィンストン・カルティエなどがあります。どれもプラチナの上品さ・エレガントさがよく表現されたアイテムばかりを販売しているので、目移りしてしまう人は多いでしょう。ぜひこの見出しを参考にして、購入の参考にしてください。
ティファニー
アメリカ発祥で、180年をこえる長い歴史を持つティファニーは、今では世界の名だたるジュエリーブランドのひとつになりました。なかでも、独特の高潔さにあふれたティファニーブルーは、ブランドを象徴するカラーとして多くの製品にあしらわれています。
指輪やピアスからネックレスまでプラチナを使用したジュエリーを数多く展開し、どのアイテムも時代をこえて愛される普遍的なデザインが特徴です。
人気商品
商品画像 | 商品名 | 定価 |
---|---|---|
リン ペンダント | 533,500円(税込) | |
ダイヤモンド バイザヤード ネックレス | 880,000円(税込) | |
ビクトリア ピアス | 4,070,000円(税込) | |
ソリティア ダイヤモンド ブレスレット | 225,500円(税込) | |
2ロウ ロープリング | 1,012,000円(税込) |
ハリーウィンストン
1932年にアメリカ・ニューヨークで誕生したハリーウィンストンは、今では世界5大ジュエリーブランドのひとつとも言われ、プラチナジュエリーを多く販売しています。
ロゴマークにはブランドイニシャルのHとWがあしらわれ、これにはHusband(夫)とWife(妻)を表すという一説も。こうした要因もあり、特に婚約指輪・結婚指輪の人気が高いブランドです。
人気商品
商品画像 | 商品名 | 定価 |
---|---|---|
ウィンストン・ゲート・リング | 1,309,000円(税込) | |
リリークラスター・ペンダント | 1,573,000円(税込) | |
ラウンドカット・マリッジリング | 407,000円〜(税込) | |
ブレスレット・チェーン | 1,177,000円(税込) | |
HWリング・チャーム | 671,000円(税込) |
カルティエ
カルティエは、フランスの高級ジュエリーブランド。「王の宝石商」「宝石商の王」といった異名を持ち、世界の王族や富豪から愛されてきたブランドでもあります。
カルティエは、プラチナを初めてジュエリーに使用したブランドとしても有名です。プラチナは融点が高いことから、以前は加工がむずかしいとされていました。プラチナの加工技術を探求したカルティエは1900年に初めてプラチナを使用したジュエリーを制作し、ジュエリーの歴史に影響を与えたのです。
人気商品
商品画像 | 商品名 | 定価 |
---|---|---|
LOVE リング | 605,000円(税込) | |
ダムール ウェディング リング | 137,500円(税込) | |
デスティネ ネックレス、カラーストーン | 問い合わせ | |
1895 ソリテール リング | 問い合わせ | |
エタンセル ドゥ カルティエ ウェディング リング | 561,000円(税込) |
プラチナの手入れ方法
プラチナは化学的に安定している素材であり、貴金属にありがちな変色や変質といったトラブルに比較的強い素材と言えます。しかしそうは言っても、長く使用していれば小さな汚れや傷はつきもの。ここで紹介するお手入れ方法を参考にして、プラチナの輝きを長期間保ちましょう。
日常的なお手入れ
お手入れをせずにプラチナ製品を身に着けつづけていると、汗や皮脂がプラチナ表面に付着して、徐々に輝きが鈍ってしまうケースもあります。
プラチナのジュエリーは汚れに強いため、日常的にはやわらかい布でさっと拭いて汚れを落としておくだけで輝きを保てるでしょう。市販のジュエリークリーナーの使用も効果的です。
重要なことは、汚れをつけたまま放置しないこと。日々手入れをしておけば、長く愛用していけるでしょう。
ひどい汚れには中性洗剤
プラチナ製品に付着した汚れがひどいときには、中性洗剤を使用して汚れを洗い落としてしまいましょう。
- ぬるま湯に台所用中性洗剤を溶かし、その中にプラチナジュエリーを入れる
- 汚れが気になるところを中心に全体をブラシなどで磨く
- 水でプラチナジュエリーをよく洗ったあと、やわらかい布で拭き、乾かす
この方法で簡単にプラチナが元の輝きを取り戻せます。汚れを取ったあとはしっかりと乾かすことで、雑菌の繁殖やさび錆の発生を防ぎましょう。
ただし、プラチナ製品が宝石つきの場合は、中性洗剤により輝きが失われてしまうことがあるため、注意しておく必要があります。
専門店でメンテナンス
プラチナについた汚れが家で取りきれないほどひどい場合には、専門店でメンテナンスをしてもらうのもよいでしょう。
プラチナ製品は基本的にはさびや黒ずみが発生する心配は少ないものの、商品によっては銀や銅を配合しているものがあり、変色・変質につながってしまうケースもあります。
定期的に専門店でお手入れをしてもらうことで、細かい傷の補修まででき、長くきれいな状態で使用することにつながるはずです。
プラチナとは白く輝くジュエリーの高級素材
本記事では、プラチナという金属の性質や用途、お手入れ方法から代表的なブランドまで解説しました。プラチナは貴重で高価な素材ながら白く落ち着いたエレガントな輝きを放っており、特にウェディングジュエリーとして高い人気を誇る素材です。
プラチナ製品を生活に取り入れれば、きっとこれまでとは違った輝きが見られるはず。ぜひ本記事を参考にして、プラチナの純粋な輝きを自分のものにしてみてください。