ホワイトゴールドは錆びるというより変色する!原因と対処法

  • 2024年6月12日
この記事で解決できるお悩み
  • ホワイトゴールドが錆びる可能性を知りたい
  • ホワイトゴールドが変色する原因や対処法を知りたい
  • ホワイトゴールドの変色を防ぐ方法を知りたい

ホワイトゴールドは、プラチナのような美しい色合いが魅力のカラーゴールドです。金属なので、錆びや変色が気になる方もいるのではないでしょうか。

通常、ホワイトゴールドは錆びません。しかし、含まれる金以外の金属や表面のメッキ・汚れが原因で、変色して錆びたように見えることがあります。

本記事を読んでいただくと、ホワイトゴールドが変色する原因や対処法・変色を防ぐ方法が分かり、ジュエリーをより長く美しい状態で使えるようになるでしょう。大切なジュエリーを長持ちさせるためにも、ぜひ参考にしてください。

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ホワイトゴールドは錆びる?

ホワイトゴールドは、プラチナのような上品で美しい銀白色が魅力のカラーゴールドで、ジュエリーによく使われる素材です。

ホワイトゴールドには、錆びるという表現は一般的に使いません。しかし、変色して錆びたように見える可能性はあります。

金は変色しにくい金属ですが、ホワイトゴールドは純粋な金ではなく、金に銀やパラジウムなどのほかの金属を混ぜた合金です。また、よりプラチナに近い色味を出すために、プラチナと同じ系統のロジウムを表面にコーティングすることもあります。

ホワイトゴールドは、金に混ぜたほかの金属やメッキが原因で、使っているうちに変色する可能性があるでしょう。

ホワイトゴールドが変色する原因とその対処法


ホワイトゴールドのリング
ホワイトゴールドは、混ぜた金属や表面のメッキの剥がれ・汚れが原因で変色する場合があります。以下では、ホワイトゴールドが変色する原因や対処法を解説するので、大切なジュエリーの変色が気になる方はぜひご覧ください。

割金の酸化

金に混ぜた金属(割金)が酸化して、錆びたように見えることがあるでしょう。金はやわらかい金属で、単体だと傷や変形の恐れがあるため、アクセサリーとして使用する場合はほかの金属を混ぜて耐久性を加えます。

このとき、金に混ぜたほかの金属が割金です。表面のメッキが剥がれると割金が空気に触れ、空気中の酸素と反応して変色する場合があります。

酸化で変色したときの対処法は、酸化還元反応を利用した方法です。レモン汁やお酢を溶かした水に浸けておくと、元の色に戻せる可能性があるでしょう。

ただし、装飾や付いている宝石によっては接着が取れやすくなったり変質したりする恐れもあるので、心配な場合にはジュエリー店やリペア専門店にクリーニングを依頼するのがおすすめです。

メッキの剥がれ

ホワイトゴールドは、プラチナのような美しい銀白色を出すために金に銀やパラジウムを混ぜ、さらに表面にロジウムメッキを施しているケースが多いです。

表面に施すロジウムメッキは非常に薄いため、長期間使っているうちに剥がれてしまいます。メッキが剥がれるとメッキの下の金色が見え、変色したように見えるのです。

ホワイトゴールドが金色に変色していたり部分的に変色していたりする場合は、メッキの剥がれが原因の可能性が高いでしょう。

剥がれたメッキは、再度加工し直すことが可能です。表面のロジウムメッキは傷や変形を防ぐ役割もあるので、剥がれている場合は早めにジュエリー店やジュエリー修理専門店などに依頼して再度コーティングしてもらいましょう。

表面の汚れ

リングやネックレスなどのアクセサリーを肌につけていると、皮脂や汗が付着して変色や黒ずみを引き起こす場合があるでしょう。

汚れが付着したままの状態だと、割金が皮脂や汗と反応して変色してしまうのです。メッキの剥がれや表面の傷から汚れが入り込み、変色の原因となることもあるでしょう。

表面の汚れが原因であれば、汚れを拭き取ることで元の色に戻せるケースがほとんどです。表面の汚れを落とす方法や汚れを防ぐ方法はのちほど詳しく解説するので、参考にしてください。

ホワイトゴールドの変色しやすさは純度で変わる

ホワイトゴールドの変色のしやすさは、含まれている金の純度で変わります。純度が低いほど割金が配合されている割合が高いため、酸化して変色しやすいのです。

ホワイトゴールドには主にK18とK10があり、数字は金の純度を表しています。金の含有率は、K10が42%・K18が75%・K24が100%です。

K10はK18よりもリーズナブルですが、金以外の金属の含有率が58%と半分以上を占めるため、K18よりも変色しやすいでしょう。変色を防ぐなら、より金の純度が高く変色しづらいK18がおすすめです。

ホワイトゴールドの錆び(変色)を防ぐ方法

できるだけホワイトゴールドのジュエリーを美しい状態に保ち、長く愛用したい方は多いのではないでしょうか。

錆び(変色)を防ぐには、日頃の適切なお手入れが大切です。以下では、ホワイトゴールドの変色を防ぐ具体的な方法を紹介します。

使用後は拭いてきれいにする

表面の汚れが原因で変色したように見えている場合は、汚れを拭き取ればきれいになります。また、普段からこまめに汚れを拭き取って汚れが蓄積しないようにすれば、変色を防げるでしょう。

ジュエリーを使用したあとは、専用クロスで皮脂や汚れをやさしく拭き取ることが大切です。強く拭き取ると傷やメッキの剥がれの原因となるので、注意しましょう。

専用クロスで汚れが取れないときは、中性洗剤で洗浄する方法がおすすめです。中性洗剤を混ぜたぬるま湯にジュエリーを浸け、水道水ですすいだあとにやわらかい布で磨きながら汚れや水分を拭き取りましょう。

入浴時や汗をかくときは外す

金属の劣化や汚れを防ぐため、入浴時や汗をかくときは外しましょう。水分は金属の劣化を早めるので、水仕事・入浴・プール・海水浴などでは外したほうが無難です。

また、温泉成分や洗剤、石けんやシャンプーの成分も変色を引き起こすことがあります。温泉や洗剤・石けん・シャンプーを使用する場面では、ホワイトゴールドのジュエリーは外しましょう。

汗がジュエリーに付着すると変色の原因となるため、汗をかくときにも外すのがおすすめです。特に首は汗をかきやすいので、ホワイトゴールドのネックレスをお持ちの方は注意しましょう。

ひとつずつ分けて保管する

変色を防ぐには、傷がつかないようひとつずつ分けて保管するのもおすすめです。傷がつくとメッキが剥がれやすくなり、変色を起こす原因になることがあります。また、一度傷がつくと修復するのはむずかしいため、注意が必要です。

ジュエリーをひとつずつジッパーつきの袋や仕切りのあるジュエリーボックスなどに入れて保管しておくと、お互いにぶつかって傷つくことを防止できます。袋に入れて空気に触れないよう保管すれば、酸化による変色防止になるでしょう。

適切な管理でホワイトゴールドの錆び(変色)を防ごう

本記事では、ホワイトゴールドが錆びる可能性や変色する原因・対処法、変色を防ぐ方法を解説しました。

ホワイトゴールドは金に銀やパラジウムを混ぜた合金で、プラチナのような美しい銀白色が魅力です。ただし、割金の酸化やメッキの剥がれ・表面の汚れが原因で変色し、錆びたように見えることがあります。

変色を防ぐには、適切なお手入れや使用方法が大切です。日頃のお手入れや使用シーン・保管方法に気をつけて、ホワイトゴールドのジュエリーを長く愛用しましょう。

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