18金指輪の重さの平均は?アイテム別の重量や測り方も解説

  • 2024年7月19日
この記事で解決できるお悩み
  • 18金の指輪の平均の重さが知りたい
  • 金の比重の測り方を知りたい
  • 18金の指輪を高く売りたい

本記事では、18金の指輪の重さの平均を中心に、金製品のアイテム別重量を紹介します。金の買取は、ブランド品などほかのアイテムに比べると買取金額を決めるポイントがはっきりしており、重さは重要な要素です。

金買取のポイントをおさえておけば、何も知らずに売るよりも高価買取が狙えるでしょう。重さと合わせて買取の際に重要な比重値の測り方や、金の高価買取のコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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金の買取金額を決める要素

金の指輪の画像

金の買取金額は、ブランド品などと比べると事前に予想が立てやすいです。金額が決まる要素を知っておけば、高価買取のタイミングを狙うこともできます。しっかりとポイントをおさえて、金の買取に臨みましょう。

相場

金の相場は、日々変動しています。世界情勢が不安定な場合や、経済不安がある際に相場が上がる傾向にあり、近年はウクライナ情勢の悪化などで金相場の水準が高いです。そのため、今金は売りどきだと言えるでしょう。

世界情勢が安定すれば、金の相場が下がる可能性がありますが、いつ最高値になるかの予想は専門家でもむずかしいです。金の買取相場は買取店の公式サイトなどに掲載されているので、過去からの値動きと比較しながら、相場が高い時期を狙って売却すると良いでしょう。

金相場は、店舗によっても金額に差があります。取引をする際は、1店舗だけではなく複数の店舗の相場を確認して比較することがおすすめです。

重量

金製品は、重ければ重いほど買取金額が上がります。ブランド品などの場合、傷や汚れがあると査定額が下がる場合が多いですが、金の場合は加工して再販することが多いため、状態はあまり関係ありません。

片方しかないピアスや切れたネックレスなども、まとめて買取に出すことで重量が増えて、高値での売却が狙えるでしょう。不要なアクセサリーなどはまとめての売却がお得です。

金の相場は、1gあたりの金額が掲載されているので、事前に計測器で金製品の重さを測っておくと、おおよその買取金額がわかります。

重さを測るときに注意したいことは、宝石や装飾品は含まず、金だけの重量を測る必要があることです。全体の重量を測ったあと、装飾品の重さを引くことを忘れないでください。

純度

純度とは、金製品にどれだけ純金が含まれているかの割合を表す数値です。24分率で表され、24金が純金で数字が小さくなるほど金の含有量が少なくなります。純度が高いほど金の含有量が多いので、価格も高額です。

18金は金が75%含まれており、ジュエリーにもよく使われています。加工しやすく、イエローゴールドやピンクゴールドなど、カラーバリエーションも豊かです。

14金の場合は金が58.5%含まれています。金の含有量が減ることで、金特有の輝きが減り、変色のリスクも高いです。

金の純度は、刻印で確認できます。アクセサリーなどは保証書などに記載されているので、チェックしてみてください。純度が分からない場合は、買取店で専用機器などを使って調べてもらえます。

金以外の付加価値

金の買取金額を決める要素は、基本的には相場と重量、純度です。しかし、買取店によっては、宝石やデザイン、ブランドの付加価値も考慮されることがあります。

宝石やブランド品について詳しい査定士がいる買取店を選べば、金製品の価値を見落とされにくいでしょう。逆に、純粋に金以外の装飾品やブランド価値が査定対象外の業者もあるので、買取店選びで買取価格に差が出てしまいます。

インゴットやスクラップ品の金の買取の場合は考慮する必要はありませんが、デザイン性のあるジュエリーなどを売却する場合は、買取店選びが重要です。事前に公式サイトなどで、金以外の宝石やブランドなどの付加価値が査定対象になっているか確認しましょう。

比重は金の買取に重要な要素

金の真贋にもかかわる比重は、買取の際に重要なポイントになります。比重は金の純度によって異なり、刻印などで確認できない場合、自分で計測することが可能です。ここからは、金の比重について詳しく見ていきましょう。

比重とは

比重とは、ある物質の密度と、その同体積の物質の密度との比のことで、簡単に言うと、水より重いか軽いかの比率を表しています。密度は、1㎤あたりのグラム数で表され、水は1.0g/㎤で、純金は19.32g/㎤です。

金は、金属のなかでは比重が大きく、純金の比重は19.32で、数値は密度とほぼ一致します。ちなみに一番比重が大きい金属はオスミウムで、約22.6です。金属のなかには水よりも比重が低いものもあります。

比重が分かれば、金が本物か判断することが可能です。自宅で簡易的に比重を測る方法もありますが、詳しく正確に判断するには、専用の機器で測定する必要があるでしょう。

金は、純度によって金の含有量が異なるため、品位が変われば比重も変わります。品位別の比重を知っておけば、真贋が判断しやすくなるでしょう。

比重の測り方

比重は、自宅にあるものを使って自分で測れます。買取の際に重要なポイントである比重は、自分が持っている金製品の価値を知るためにも知っておきたいものです。金の比重を測る方法を紹介するので、参考にしてみてください。

比重計を使う

比重計を使っての測定は、買取業者が主に利用する方法です。比重計は、ほとんどの貴金属買取店に設置されています。

自宅で簡易的に測定するよりも正確な数値が出るので、真贋を確かめたい際におすすめです。ただし、比重計も万能ではなく、正しい比重が測れないケースもあります。

  • 宝石が含まれる製品
  • 空洞になった金製品
  • 比重の重い金属との合金や不純物を含んだ製品など

比重計は市販されており、購入して自宅で測定することも可能です。使用方法は、まず製品の重さを測り、そのあと水を入れて測定することで、自動で比重が割り出されます。

とはいえ、市販の比重計は70,000円台から250,000円台ほどと高額なので、買取の専門業者に持ち込んで、査定を任せるほうが良いでしょう。

自分で計量器で測る

比重計を使わなくても、家庭にある計量器を使えばある程度金の比重の測定が可能です。持っている金製品に刻印が確認できない場合は、まずは簡易的に自分で測定してみると良いでしょう。計測値を使った比重測定の手順は次の通りです。

  1. まず金製品の重さを測っておく
  2. 水を入れた容器を計量器に乗せて、重量をリセットして0に設定する
  3. 金製品を水の中に浮かばせて増えた重さを記録する
  4. 金製品の重量÷増えた重さで比重値を割り出す

たとえば、50gのインゴットを測定した場合、水が2.6g増えたとすれば、比重値が19.23となります。純金の比重は19.32で、19.13~19.51の範囲内だと純金の比重と一致するので、インゴットが本物の純金であることがわかるでしょう。

品位別の比重の値

品位比重値
24金19.13~19.51
22金17.45~18.24
20金16.03~17.11
18金14.84~16.12
14金12.91~14.44
10金11.42~13.09

純金の比重は19.32ですが、計測すると19.13~19.51くらいの幅があります。ほかの金属と合わせた金は品位によっても比重が変わるので、品位が分からない際は比重値を測定すると品位もわかるでしょう。

金属によって比重値が変わることから、金が本物かどうか判断できます。なかには金と比重が近い金属にメッキ加工をしたものもあるので、注意が必要です。

【アイテム別】金製品の重さの平均

天秤の画像

インゴットやアクセサリーなど、アイテムによって使われる金の量には差があります。含まれている金の量が変わることで重量も変わるため、買取価格も変わってくるでしょう。ここからは、アイテム別に平均の金の重さを解説します。

指輪

18金の指輪の場合、金は3g程度含まれていることが平均的です。ただし、デザインによって重量は変動するので、太めの指輪だと5~6g程度になるでしょう。太ければ太いほど重量が増え、重くなるほど買取価格が上がります。

指輪の重さを測るときの注意点は、金以外の部分の重量は考慮されないことです。アクセサリーの場合、宝石などの装飾品がついていることがありますが、装飾品の重さは含まず金の部分のみで計測されます。

ネックレス

18金のネックレスの平均的な重さは、10~50g程度と幅広いです。幅の広さやチェーンの長さなどで重量に差が出ます。華奢なネックレスは比較的軽く、服の上から装着するような太いネックレスは50g以上あるでしょう。

指輪と同じく、宝石などの装飾品は重量に考慮されません。ただし、金のペンダントトップなどがついている場合は、金の重さとしてチェーンと一緒に計測されます。存在感のあるネックレスは、高額が付きやすいでしょう。

喜平

喜平のネックレスは、商品名とともに重量が明記されている場合が多いです。18金で30~50gが平均の重量で、男女ともに一番人気があります。平均の重さのネックレスで、幅は4~6mmほどです。

ネックレスが重くなるほどにチェーンの太さが太くなり、存在感が出るので、好みに合わせて選びやすいでしょう。ペンダントトップなどをつけてアレンジもできます。その場合材料の地金も増えるので、重量も増えて買取価格も上昇するでしょう。

インゴット

投資対象として人気のインゴットの重さは、5gの小さなものから1kg程度の大きなものまで幅広いです。インゴットは国内外の企業で製造されており、販売店によっても取り扱いの重量に差があります。

500gと1kgは、国内の販売店ならどこでも扱っているので、平均の重さだと言えるでしょう。購入する際の手数料は、販売店や重量によって異なります。地金投資を考えている方は、どこで購入すればお得か、事前に確認しておきましょう。

【アイテム別】金製品の買取相場

純度アイテム重さ価格
24金インゴット50g422,300~527,900円
22金金貨17g133,200~166,500円
18金指輪5.4g34,400~43,000円
14金ネックレス75.1g370,000~462,600円

2024年4月の金製品のアイテム別買取参考価格です。ネックレスは14金で純度は低いですが、75.1gとほかのアイテムに比べると重量があるため、高額で買取されています。相場は日々変動しますが、金製品の買取を考えている方は、参考にしてみてください。

金を高く売るコツ

金は金額を決める要素がはっきりしているため、事前に買取価格がある程度予想が可能です。しかし、タイミングや買取店の選び方を工夫することで、高価買取も狙えます。コツをおさえて、金製品をできるだけ高く売却しましょう。

価格相場をこまめにチェックする

金の価格相場は日々変動しています。買取店の公式サイトなどでその日の金の価格相場をチェックできるので、事前に確認して買取に臨みましょう。

その日の買取相場だけではなく、多くの場合、相場の推移も掲載されています。合わせてチェックして、相場が上がってきているタイミングで売却することがおすすめです。

また、金相場は世界経済や情勢に不安がある際に上がる傾向があるので、経済状況などのニュースも日頃からチェックしましょう。

名前入りや傷・破損品もまとめて持ち込む

金買取は、本体の状態は関係ない場合が多いです。イニシャル入りの指輪や、切れてしまったネックレスなどは買取ってもらえないと考えている方も多いかもしれません。

しかし、金は加工して再販されることが一般的なので、傷がついているからと言って査定に影響を与えることはほとんどありません。

金の買取金額は大体の場合、買取相場と品位、重量で決まります。まとめて買取を依頼したほうが重量が増えて、買取金額が上がりやすいでしょう。

相見積もりをする

金相場は統一されていますが、実は買取店によって金の買取金額には差があります。金は加工して再販することが多いため、加工によって減る質量分を手数料で補うことが一般的です。手数料は、買取店ごとに定められています。

また、宝飾品の価値の査定に差が出ることで、最終的な買取金額に差が出るようです。高く売るためには、複数の店舗から相見積もりを取りましょう。ウリドキを利用すれば、自分で店舗を選ばなくても、信頼できる店舗の相見積もりが一気に取れます。

18金の指輪は平均3g、売るときは比重にも注意

18金の指輪の重さを中心に、さまざまな金製品の平均の重さや最新の買取相場を解説しました。金は相場や重量、純度などをもとに自分である程度の買取金額の予想が立てられます。

金の比重は、真贋にもかかわる重要な要素なので、買取前に計測しましょう。相場を見てタイミングを測ったり、相見積もりで買取店を選んだりすることも金買取を成功させるには重要です。

事前の準備で買取の結果に大きく差が出ることがあるので、本記事を参考に金の高価買取を目指しましょう。

本記事の出典
おたからやなんぼや

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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