金の投資方法とメリット・デメリット｜相場の変動要因も

この記事では金投資とは何か、その方法や考え方について解説します。

近年価格の高騰が話題に挙がることの多い、金。なかにはこれから金の購入を検討している方もいるのではないでしょうか。

しかし金投資の具体的な方法や、そのメリット・デメリットはあまり知られていません。正しい知識を得ないまま、金投資をスタートすると、後悔する事態にもなりかねません。

本記事では近年の金価格の推移や、おすすめの金買取店も紹介するので、金投資に興味がある方はぜひ参考にしてください。

▼ウリドキなら最大10社から一括査定！

あなたの売りたいものの

\一番高い買取価格がわかる/

売りたい品物のジャンルは？スマホ・カメラ・家電・オーディオゲーム・古本・CD・DVDトレカ・フィギュア・ホビーブランドバッグ・高級時計古着・ファッション金・ジュエリー着物・美術品・骨董品お酒・喫煙具ピアノ・楽器・PA機材家具・寝具・食器コスメ・美容・健康器具カー用品・バイク用品・自転車スポーツ・アウトドア電動工具・農機具・業務用機械チケット・切手・金券ベビー・医療・介護 カテゴリを選択してください

金投資とは

金投資は、文字通り利益を得るために金に投資することを指します。金は世界共通で価値が認められている信用度の高い資産。貨幣の価値が下がるインフレにも強いと言われています。

金の価格相場は日々変動しており、特にコロナのパンデミックや、ロシアによるウクライナ侵攻などの地政学的リスクを受け、近年価格の上昇が著しい状態です。

ただし金投資と一口に言っても、その方法にはいくつかの種類があり、金投資をはじめたい方はそれぞれのメリット・デメリットについて把握しておく必要があるでしょう。

金の投資方法

ここでは金の投資方法や、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。各投資方法の特徴はもちろん、リスクについても理解しておきましょう。

金投資の方法を把握し、自身に合った方法を選択することが大切です。

現物購入（金貨・金地金）

現物購入は文字通り金の現物を購入する方法。購入するのはインゴット、ゴールドバーとも呼ばれる金地金や、金貨が対象です。

実際に現物を所有する方法なので、必要になったらすぐに換金可能。ただし当然、紛失や盗難の危険性もあり、多くの場合銀行の貸金庫などで保管されますが、預けている間は手数料がかさみます。

投資信託

投資信託はファンドマネージャーに運用を任せる投資方法です。銀行や証券会社で購入でき、複数の資産に分散投資ができます。

多くの場合投資信託では、株式や債券といった銘柄が投資先です。しかし、なかには金に投資する投資信託もあります。

投資信託のメリットは小額から購入が可能な点。また実際に現物を保有するわけではないため、盗難や紛失の心配もありません。

ただし購入時、および運用中に手数料がかかる点には注意が必要です。

純金積立

純金積立は毎月一定の金を購入し、積み立てていく投資方法です。純金積み立てには金額を決めて購入していく「定額積み立て」と、グラム数を決めて購入していく「定量積み立て」があります。

いずれも証券会社や貴金属メーカー、地金商などで購入可能。積み立てた金は現金で引き出すほか、金現物での引き出しや、ジュエリーなどへの等価交換もできます。

純金積立も投資信託同様、金の現物を保有する必要はありませんが、買い付け時には毎回手数料がかかる点は把握しておきましょう。

金先物取引

金先物取引とは、「将来の決められた期日に、決められた価格で金を売買する」という約束のもと行う投資方法です。事前に約束した価格で金を売ったり買ったりできるため、金の価格変動を回避した取引が行えます。

先物取引はレバレッジをかけて、大きなリターンを狙える点が特徴といえるでしょう。ただしその分損失が大きくなる可能性もある、ハイリスクハイリターンな投資方法です。

金投資のメリット・デメリット

ここでは金投資のメリット・デメリットについて解説します。

金投資には、その他の投資方法とは異なる特徴があります。金投資をはじめる際は、そのメリットはもちろん、デメリットについても理解しておく必要があるでしょう。

メリット

世界共通の価値が認められている

金の大きな特徴のひとつに、「価値が世界共通である」という点が挙げられます。安定的な価値が認められていることは、貨幣や株式とは異なるメリットといえるでしょう。

戦争や自然災害、パンデミックなどが起こることで金の需要が高まるのは、金が「安心資産」と判断されているためです。

実物資産でリスク分散に有効

金は投資リスクを分散させる際も有効です。株式や債券などの資産は、状況によっては価値が大きく下落する恐れがあります。そのような資産に集中的に投資していた場合、大きな損失につながることもあるでしょう。

一方、実物資産である金の相場は、一般的に株価と逆相関関係にあります。そのため、金を投資の対象に含めていれば、損失のリスクを分散させることができるのです。

インフレの影響を受けにくい

インフレは物の価値が上がり、貨幣の価値が下がる状態です。インフレで景気の先行き不安が膨らむと、株式や債券の価値は大きく下がる傾向が見られます。

その点、金はインフレの影響を受けにくく、むしろ価格が上昇する場合が多いです。インフレ時の対策として、金に投資するケースも多く見られます。

デメリット

配当や利息がない

株式や債券は運用状況によっては、配当や利息を受け取れることがあります。一方金は取引時の価格で現金と等価交換されるため、利息などは発生しません。

投資を考える場合、配当金などの「インカムゲイン」（＝資産を保有していることで得られる利益）に期待している人もいると思いますが、金投資ではそれが見込めない点は、デメリットとして認識しておいたほうが良いでしょう。

紛失・盗難のリスクがある

金はインゴットや金貨など、現物を保有できる資産です。投資信託や純金積み立てなど、現物を保管せずに投資を行うことも可能ですが、あえて現物を保有する人もいます。

たしかに金の現物保有には、「有事のときにすぐ換金できる」といったメリットもありますが、その分、紛失や盗難のリスクがあるでしょう。また、銀行の貸金庫などで保管する場合は、手数料がかかります。

取引に手数料がかかる

金の投資は取引の際に、さまざまな手数料がかかります。

地金を購入する場合、500g以下の購入では「バーチャージ」と呼ばれる手数料が必要です。また、純金積立や投資信託でも、購入手数料がかかったり、信託報酬を支払ったりする必要があります。

金投資をはじめる際は、事前に手数料についても考慮しておいたほうが良いでしょう。

金相場が変動する要因

金投資では金の価格の変動が大きなカギを握ります。金の価格が変動するのにはいくつかの要因が見られるので、投資を行う際はそれについてしっかりと把握しておく必要があるでしょう。

ここでは金の相場が変動する要因を紹介します。

需要と供給

需要と供給は金の価格を決定する大きな要因です。金の需要が高まり、かつ供給が減ると、金の相場は上がります。

金の産出量が多い南アフリカでは、すでにほとんどの金が採掘し尽くされてしまったという見方もあるようです。現在アジア圏で進んでいる金の採掘も、いずれは同様の状態になる可能性もあります。

インドや中国など、2000年代以降に急速に発展を遂げた国では、金を求めている人はいまだ多い状況です。この状態が続けば、今後も金の価格は上昇傾向を辿ると考えられます。

地政学的リスク

戦争や紛争、テロ、パンデミックといった地政学的リスクが高まると、安定的な資産を求める人が増え、結果的に金の価格は上昇すると言われています。ほかにも国の財政破綻や、世界的企業の倒産なども、金相場上昇の要因となるでしょう。

近年の金価格の高騰も、新型コロナの蔓延や、ウクライナ情勢が背景にあります。金投資を行う場合は、世界情勢についても見通さなければいけません。

インフレーション

金は比較的インフレに強い資産といわれます。貨幣の価値が暴落し、景気の行き先が不透明になると、安定性のある金は需要が高まるのです。

また近年ではデフレーションの際も、金の需要が高まるケースが見られます。デフレは物の価値が下がる状態で、株式や債権の価値は下がる一方、破綻リスクが少ない金に注目が集まるようです。

株式や債権の価値が下がった場合の、リスク分散のために金投資を行う場合もあります。

為替相場

日本国内で金の取引を行う場合は、為替相場にも注目しなければいけません。

金もほかの品物と同様、円安になると価格が上昇します。短い期間で大きく変動することは少ないものの、為替相場が金の価格に影響を与えるパターンは少なくありません。

金投資では相場ばかりが気になるかもしれませんが、同時に為替の値動きや、円安の状況なども注視する必要があるでしょう。

金価格の推移と今後の予測

上記の通り金の価格は、ここ1年でも大きな上昇傾向を辿りました。2024年6月時点の直近ではやや横ばい傾向ではあるものの、今後も上昇する可能性は高いと言えるでしょう。

近年の価格高騰の要因には新型コロナの蔓延や、ウクライナ情勢の悪化がありました。また国内の円安状況も金価格高騰につながっています。

コロナが収束へ向かっているなど、高騰が落ち着く予見もあるものの、今後も地政学的リスクが継続するような場合、金価格の上昇傾向は続くことが予想されます。

金の売却におすすめ買取店3選

ここでは金を売却する際におすすめの買取店を厳選して紹介します。

金の価格は相場や純度、重さなどで決まるケースが多いですが、買取に関わる手数料などは店舗によってまちまち。最終的な買取額には差が出るケースが多いです。

少しでも高く金を売却するため、売却先選びは慎重に行いましょう。

※口コミ評価はウリドキやその他サイトの情報を参考にしています

THE GOLD（ザ・ゴールド）

公式サイト

特徴

• メディア出演多数
• 有資格鑑定士による査定
• 無料査定が可能

店舗紹介

「ザ・ゴールド」は、金やプラチナ、宝石などの貴金属を得意とする全国展開の買取専門店です。ブランドバッグや時計、着物なども幅広く取り扱っています。

「ザ・ゴールド」では品目ごとに専門の鑑定士を置くことで、査定の信頼性を高めています。特に、貴金属・宝石の査定では高度で専門的な知識が問われるため、GIA宝石鑑定士を多数在籍させるなど、査定精度を高める工夫をしていることも特徴のひとつ。

また高い接客サービスレベルにこだわっており、全店舗を直営店として営業もしています。公式サイトには「スタッフ紹介」や「金の買取価格実例」を多数公開しているので、一度見てみると具体的な査定のイメージがつかめるはずです。

店舗での査定はもちろん、全国90％以上のエリアで対応している出張や宅配での査定も利用可能。近くに店舗がない場合は、最寄りの出張査定専門オフィスに気軽に問い合わせしてみましょう。

買取実績

• 18金メガネ：81,811円
• 喜平ネックレス（K18）：992,931円
• 金インゴット：2,313,000円

店舗情報

おたからや

電話する

特徴

• 業界No.1の買取店舗数
• 出張料・査定料・手数料が無料
• 多様な販売ルートによる高価買取

店舗紹介

「おたからや」は、業界最多の店舗数を誇る買取専門店です。金やブランド品、楽器など幅広い商品の買取を行っています。長年の経験を持つ査定員が在籍しているので、価値に見合った価格での買取が期待できるでしょう。

また、商品のメンテナンスを自社で完結させることでコストを削減し、抑えた費用を買取金額に還元することで高価買取も実現しています。

買取方法は店頭買取、出張買取の2つに対応。全国に店舗があるため、まずは近所のお店を探してみましょう。

高級品を持ち運びたくない場合や、買取店舗が近くにない場合は出張買取がおすすめです。出張料・査定料・買取手数料はすべて無料で、査定は最短5分で終わります。

買取実績

• 純金福寿小判：696,000円
• 純金・24金インゴット：13,368,000円
• メイプルリーフ金貨：415,700円

店舗情報

なんぼや

特徴

• 幅広い品に対応
• 選べる3つの買取方法
• 海外の販路も確立

店舗紹介

「なんぼや」はグループを含め全国に144店舗を展開。時計や宝石、貴金属などはもちろんのこと、骨董品や美術品も取り扱っています。

「店舗買取」「出張買取」「オンライン買取」の3つから、自分に合った買取方法を選べるので、自分に合った申し込み方法を選びましょう。仕事や子育てなどで来店がむずかしい方には、嬉しいポイントですね。

また、国内のみならず海外にも販路を展開しています。海外の相場も踏まえ査定額を提示してくれるので、金の買取にはピッタリではないでしょうか。

買取実績

• 24金 おりん 552.4g：7,054,148円
• 18金 ネックレス 58.9g：563,673円
• 24金 金杯 61.8g：789,186円

店舗情報

金投資はメリット・デメリットを理解して慎重に

本記事では、金投資の方法や、メリット・デメリットなどについて解説しました。

現物資産である金は信頼性が高く、社会不安などの影響を受け近年は価格上昇を続けています。この動向がいつまで続くかは予測がむずかしいものの、金投資をはじめようという方は今後も増えていくでしょう。

その場合、メリットばかりでなく、デメリットに目を向けることも大切です。金投資に関する正しい知識を身に付け、慎重な運用を心がけましょう。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典：THE GOLD,Google,おたからや,なんぼや,田中貴金属工業