ピンクゴールドの変色を戻す方法|メッキ剥がれにも注意

  • 2024年8月22日
この記事で解決できるお悩み
  • ピンクゴールドの変色の原因を知りたい
  • 変色したピンクゴールドをキレイにしたい
  • ピンクゴールドのメンテナンス方法を知りたい

本記事では、ピンクゴールドの変色の原因・対処法・予防策を詳しく解説します。

変色の仕組みを理解し、適切なケア方法を実践することで、ピンクゴールドの美しさを長く保てるでしょう。日々のお手入れから専門家によるメンテナンスなど、ピンクゴールドを美しく保つ秘訣を紹介します。

愛用しているピンクゴールドのアイテムをより良い状態で楽しみたい方は、ぜひ最後までチェックしてください。

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ピンクゴールドとは

ピンクゴールドは、金に銅をはじめとする金属を加えて作られた合金です。ジュエリーやアクセサリー、高級時計などに使用され、肌なじみの良いやわらかな色合いが人気を集めています。

18金のピンクゴールドは75%が金で、残りに銅や銀などを混ぜて色みを調整。特徴は、銅の比率が高いほど赤みが強くなる点であり、色合いによっては「ローズゴールド」とも呼ばれます。

ピンクゴールドとローズゴールドに明確な配合規定はなく、銅が多く含まれるほど色が濃くなり、硬度や耐久性が高まる一方で変色しやすくなることが特徴です。

ピンクゴールドは変色する可能性がある

ピンクゴールドリングの画像

ピンクゴールドは美しい色合いが特徴ですが、使用状況によっては変色のリスクがあります。

主な原因は、ピンクゴールドに含まれる銅が空気中の酸素や水、硫黄などと反応する酸化です。銅の含有量が多いほど変色しやすくなるため、金の純度が低い場合はより注意したほうが良いでしょう。

ロレックスの「エバーローズゴールド」のように、プラチナを加えた特殊合金で変色対策を施したブランドもあります。ただし、長期使用では変色の可能性があるため、適切なケアと定期的なメンテナンスは必須です。

ピンクゴールドが変色して見える理由

「ピンクゴールドのジュエリーが色あせて見える」という経験はないでしょうか。

実は、色あせの原因は必ずしも変色とは限りません。たとえば、微細な傷・メッキ剥がれ・汚れの付着など、さまざまな要因により変色したように見えている可能性があります。

では、どのような仕組みで変色に見えるのでしょうか。具体的に解説します。

小さな傷

ピンクゴールドの表面に傷がつくと、光が乱反射するため、本来の色よりも薄く見えたり、くすんだ印象を与えたりします。

購入時と比べて見た目の美しさが失われたように感じる場合は、ピンクゴールドが変色したからではなく、小さな傷が原因かもしれません。

日常的な使用で微細な傷を完全に防ぐことはむずかしいですが、適切なケアと保管方法を心がけることで、傷の発生を最小限に抑えられます。

メッキ剥がれ

ピンクゴールドメッキ加工を施した製品の場合は、長期間の使用や擦れなどで、徐々にメッキが剥がれ、下地の色が見えてくることがあります。内側からはピンクゴールドではない別の金属の色が見えるため、「変色した」と勘違いしてしまう方もいるでしょう。

購入してから後悔しないよう、事前にピンクゴールドメッキ加工のアイテムかどうかを必ず確認してください。

メッキ製品でも慎重なケアを行えば、美しい状態を長く保てます。日々のお手入れと定期的なメンテナンスを心がけましょう。

汚れ

「これって変色?」と思った場合、実は単なる汚れという場合もあるかもしれません。汗や皮脂、化粧品などが付着すると、ピンクゴールドの輝きを曇らせ、色が変わったように見えます。

ただし、汚れの放置により、酸化が促進し、変色につながる可能性があるので気を付けましょう。

ピンクゴールドの変色を戻す方法

ピンクゴールドの変色に気づいても、諦めるのはまだ早いです。変色の程度や原因によっては、適切に対処することで、美しい色みや輝きを取り戻せます。効果的な方法を一緒に確認していきましょう。

中性洗剤でお手入れする

ピンクゴールドの表面が汚れており、変色しているように見える場合は、中性洗剤を使用したお手入れが効果的です。以下の手順で行いましょう。

  1. ぬるま湯に中性洗剤を少量溶かす
  2. やわらかい布や歯ブラシでやさしく洗う
  3. きれいな水でよくすすぐ
  4. やわらかい布で水分をしっかり拭き取る

強くこすりすぎると傷がつく可能性があるので、やさしく洗うようにしてください。

リングなどの細かなアイテムは、水で流すときに排水口に落としてしまわないように注意しましょう。排水口にネットをかけることが有効です。

クロスで磨く

やわらかなクロスで磨くだけで、ピンクゴールドの輝きが戻る場合があります。

日々のお手入れでは、セーム革やゴールド専用のクロスなどのやわらかい素材を使用することが望ましいですが、変色が気になる場合は、研磨剤入りのクロスを使用すると効果的です。

力を入れすぎず、やさしく丁寧に全体を均一に磨くことで、軽度な曇りや、小さな傷による光の乱反射が改善されることがあります。

専門業者にメンテナンスを依頼する

自宅でのケアで改善が見られなかったり、高価なジュエリーであったりする場合は、専門業者へメンテナンスを依頼しましょう。プロの技術と専門の道具によって、状態を悪化させるリスクを減らしつつ、効果的にピンクゴールドの美しさを蘇らせられます。

多くのジュエリー販売店では、購入後のメンテナンスサービスを行っている所も多いので、事前に確認しておくと良いでしょう。定期的にプロにケアしてもらうことで、ジュエリーの価値を長く保つことにつながります。

ピンクゴールドの変色を防ぐ対策

ピンクゴールドの美しさを長く保つには、日々の適切なケアが大切です。いくつかの簡単な対策を日常的に実践するだけで、変色防止につながるでしょう。

ここでは、ピンクゴールドの変色を予防する方法を紹介します。

こまめにお手入れする

ピンクゴールドの美しさを保つ効果的な方法は、日々のこまめなお手入れです。以下のポイントを心がけましょう。

  • やわらかい布で汗や皮脂を丁寧に拭き取る
  • ジュエリークロスで磨く
  • 化粧品が付着した場合はすぐに拭き取る

付着した汚れを放置すると変色のリスクが高くなります。特に、化粧品に含まれる水分やアルコール、油分は酸化による変色を促進するので注意しましょう。

夏は特に念入りにお手入れを

汗は、ピンクゴールドの変色につながる主な要因のひとつです。

汗をかきやすい夏場は、特に念入りかつこまめにお手入れしましょう。外出・運動後は必ずクリーニングを行い、汗や汚れを早めに取り除くことが大切です。

水分を避ける

水中の酸素や、温泉に含まれる硫黄は、変色を引き起こす大敵です。水分に注意し、以下のポイントを心がけることがピンクゴールドの美しさを長く保つことにつながります。

  • 入浴時はアクセサリーを外す
  • 水仕事の際は手袋を着用するか、アクセサリーを外す
  • 海水浴や温泉では必ず外す
  • 汗がついたらすぐに乾いた布で拭き取る

特に温泉は、一度の接触でも取り返しのつかない変色を引き起こす場合があるので、気を付けてください。

ケースに入れて保管する

ジュエリーケースの画像

ピンクゴールドのアイテムは、専用のジュエリーケースを使用し、個別に保管することがおすすめです。箱に入れることで、空気との接触を最小限に抑え、酸化による変色を防げます。湿気対策として乾燥剤を一緒に入れることも効果的です。

仕切りのあるケースで、ほかのアイテムとの接触を避けて保管すれば、傷を防止できます。

100円ショップなどでおしゃれな収納グッズが手に入るので、自分好みのケースを選ぶと良いでしょう。

ピンクゴールドの変色対策は今日できることから

ピンクゴールドの変色を防ぎ、色の魅力を長く楽しむためには、日々のケアが大切です。やわらかいクロスでのお手入れや保管方法の工夫など、今日できることから始めましょう。変色が気になる方は、専門店で1度相談してみると良いかもしれません。

日々の心がけが大切なジュエリーの価値を長く保つ秘訣です。ぜひ本記事を参考に、ピンクゴールドのセルフメンテナンスをしてみてください。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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