プジョーのミニカーを製造しているメーカーは?
フランスの誇り!!プジョー
ライオンのエンブレムで、すっかり日本でもおなじみになった「プジョー」、そのきっかけはWRCでの「206」の大活躍でしょうか?はたまた、リュック・ベッソンの(いい意味での)アホ映画「TAXi」でかっこよさを炸裂させていた「406」でしょうか?
プジョーを見ていると、なぜ日本ではあんなデザインを造れないのかと、軽い嫉妬に襲われます。え、マツダ・デミオ?頑張ってるのはわかりますけど……ねえ。やはり、フランス特有のエスプリは仏車からしか香らないのです。
色々なメーカーで比較すると?
まずはフランスを代表するミニカーのメーカー「ノレブ(NOREV)」、同じく高価格帯の「OTTO」などのモデルを見ていきましょう。あわせて「トミカ」やプジョー406「TAXi」仕様も見ていきます。
高い買取相場の条件を見つけて、これからコレクションを始める……こんな風に使えるといいなと思っているのです。
プジョーのミニカー、買取価格紹介
ノレブなど1/18スケールの傾向
・ノレブ「1/18プジョーHDI ル・マン24h 2011」定価7,128円 買取2,500円
・ミニチャンプス「1/18 プジョー HDI ル・マン24h 2009 」定価12,960円 買取5,100円
・OTTO「1/18 プジョー 205 T16 1984」定価1万7,820円 買取6,900円
・OTTO「1/18 プジョー 206GT」定価1万4,256円 買取4,800円
・ノレブ「1/18 プジョー205GTi」定価8,640円 買取3,500円
・ノレブ「1/18 プジョー206RC 2003」定価8,208円 買取2,900円
調べ方が悪かったのかどうなのか、仏車はドイツでは売れないからなのか……ドイツの高名なミニカーメーカー「ミニチャンプス」が手掛けたプジョーのミニカー、非常に少ないです。かつ、ノレブのよく似たモデルと比較をするつもりだったのですが、買取価格は定価なり。あえて言うなら、ミニチャンプスの方が、造りに定評がある分、買取価格の定価に対する率が高めではありました。
ミニチャンプスとノレブ、同一スケールながらも細部の造り込みにはずいぶん差があります。この差は定価の違いに表れている通り、お国柄だけで考えてはいけないかもしれません。ミニチャンプスと比較するならば、やはりOTTO。マニアックなモデルが多すぎるフランスのメーカー、クオリティは高めです。
他にもノレブやOTTOなど、プジョーのミニカーの買取価格については「ウリドキ」に多数掲載されていますので参考にしてください。
トミカの傾向
・トミカ「プジョー RCZ(初回特別カラー No.84)」定価486円 買取300円
・トミカ「プジョー RCZ(No.84)」」定価486円 買取80円
トミカがモデル化しているプジョーの車両は、最近ではプレミアムスポーツクーペ・RCZ一車種のみになっています。こちらは、初回特別カラーに若干のプレミアが付いていますが、これについてはプジョーだからといった特別な理由はありません。
プジョー406「TAXi」の傾向
OTTO「1/18 プジョー 406 TAXi」定価1万5,660円 買取7,200円
アオシマ「1/43 ダイキャストムービーコレクション TAXi3」定価4,298円 買取(推定)2,000円
ホットウィール「アルティメットエディション TAXi3」定価3,456円 買取2,400円
それでは、先にも話に出たプジョー406の「TAXi」仕様の買取価格です。OTTOに加えて、日本のメーカー、アオシマのムービーコレクションから。両者とも、買取価格は定価の50%弱、さすが人気のモデルならでは。なかなかのものです。
また、「TAXi3」劇中に登場する3台をセットにした「アルティメットエディション」が一番高い買取価格率となっています。ホットウィールはサイズ的にも価格的にも、コレクションしやすいからと考えることができるでしょう。
相場の決まり方や査定基準
相場は定価の高さと製造数、あとはコレクションの状態で決まる、この点はプジョーであろうと何であろうと変わりはありません。
定価の高さ
ミニチャンプやOTTOの製品の方が、同じスケールであってもノレブのものよりも買取相場が高くなっています。理由は定価が高いから、わかりやすすぎますね。
製造数の少なさ
レノブの製品は、ミニカー専門店などへ出向かなくても、雑貨店やおもちゃ屋等でも手に入れることは可能です。これは製造数(輸入数?)の差が大きいのですが、その分価格の割には買取相場は低くなっています。レノブ特有のフランスらしい造りの甘さが、コレクターから敬遠されているというのもあるでしょう。
状態の良さ
箱なしのトミカはよほど古い・珍しいものでもない限り、買取ってもらうことはできません。ショップで陳列されている状態で保管しておく、というのが買取価格を高くするためには当然のこと。箱から出す場合はテープ跡を残さないよう、カッターで切って開封するなど、ちょっとした工夫も必要です。
おすすめ買取店
ロム
大阪で1985年よりミニカーを専門に扱っているショップが、非常に高名な「ロム」。店内にはショップの別注品もあるなど、マニア狂喜の品ぞろえとなっています。
買取もおこなっているので、電話やメール、FAXで手持ちのプジョー・コレクションの買取りを依頼してみると、他店とはちょっと違う買取価格を付けてくれるかも?なのです。ただし、トミカやチョロQの取扱いはありませんから注意が必要です。
買取利用方法
メールなどで事前査定、現物を送付後の本査定、振込みを待つ。これが宅配買取の利用方法、これは上記の「ロム」でも同じです。しかし、ショップによっては本査定に納得がいかない場合の返却送料は依頼者持ちということがあります。ロムの場合はショップ持ちになりますが……注意が必要です。
まとめ
「相場の決まり方や査定基準」でも取り上げた3原則は変わらないとしても、これからコレクションを始める場合には、マニアの評価が高いメーカーOTTOなどを選ぶ、とか映画に登場するようなモデルは積極的に買うとか、色々なことに気付きました。
また、ミニチャンプがプジョーなど仏車の生産が少ないというのも新しい発見。やはり両国は仲が悪いんですね……というのは置いておいて、やっぱり好きなのを買うのが一番!!という気もするのです。しかし、ミニチャンプのプジョー車はチェックしていきたいと思います。