今回は株式会社クオーレ 本田啓夫 執行役員と対談しました。
売上急増の要因についてお話いただきましたのでぜひご覧ください。
- 遺品整理で売上を急増させた要因とは
- 衰退企業にならない為のコンプライアンスと人材育成
- 遺品整理業において最も重要な案件
2024年5月公開の動画を基に記事化しています。
【遺品整理 前編】年商130%アップ!?売上急増の要因は遺品整理と○○!?
売上急増の要因は○○
本日は遺品整理ベンチャーと言えばクオーレの本田さんにお越しいただきました!
本日はよろしくお願いします。
御社は伸びに伸びているという印象があります。
いやらしい話が、一発目の質問なんですけど、年商はどれぐらいまで伸びているんですか?
あとは稼働はあまりしていないんですが不動産事業もやってます。
その3つの事業がメイン事業だったんですけど、
今は不動産事業に関しては縮小しまして、整理とリユースの2軸の事業で拡大していこうというフェーズになっています。
さっきのお話を聞いていると、売上の大部分は不用品回収や遺品整理業なんじゃないかなと思っているんですけど。
遺品整理業と買取業も合わせ技でやっていくと、相性が良いですもんね。
そこから整理事業の派生で例えば家具・家電を買取してヤフオクとか家具市場で販売していたんですが、お客さまからも「もっと色々なモノを買取してもらえないか」と問い合わせがあったんです。
ビジネス的にもチャンスに絶対なるというところから2020年にリユース事業部を立ち上げてリユース事業を伸ばしています。
ここ2~3年ぐらいの伸びでいうと、どんな伸び方をしているんですか?
14期(今期)の見込みが23億円強です。
急にドンッと伸びていますけど、これは何ですか?
コロナが明けたとか何かあるんですか?
今期に関しては初めて同業他社をM&Aさせていただいて、その売上もプラスされたのが大きいです。
言っても大丈夫ですか?
これ以上は言えないですけど!
ありがとうございます(笑)
積極的な新卒採用
グループを入れると200人を超えていますね。
従業員が増えた理由としては、新卒採用も積極的にしているからです。
2024年卒で4期目だったんですが23名採用をして、2025年卒は40数名の採用計画を立ててます。
それを1年で採用ってすごいな。
遺品整理業界の現状
ですが、実際はそんなことない、こういうところが大変だぞみたいなのはあるんですか?
整理をしているとお客様の貴重品関係が出てきます。
例えば、現金や貴金属とかこういうモノを盗らないように教育する。
この業界だと話を聞くところによると出てきたらくすねてしまったりとか、あとはボッタくりだったり不法投棄だったりとか。
へそくりっていうのは当然家族も知らないから、整理業者の人が見つけたとしても誰も知らないお金だから懐に入れやすい構造になっているという話は聞いたことがあります。
ですが、この業界は個人でやっている人もある程度多いので、そうなってくると魔が差してやるっていう話はあるかもしれないです。
ちゃんとやろうとしている業者の方々が、同じように見られるという部分は私としてもすごく悔しいというかやるせない部分があります。
なので、少しでも業界を健全化していきたいということで、業界初のIPOを目指しています!
【遺品整理 中編】遺品整理業界No.1!衰退企業にならない為のコンプライアンスと人材育成とは!?
コンプライアンスと人材育成
健全な心を持っている人が世の中全てじゃないですよね。
IPOとか業界のためにとか関係なく、このビジネスって日本では需要は増え続けていくと思っています。
でも、ビジネスとして利益を上げるために俺はやっているんだみたいなマインドだとしたら盗んじゃってもおかしくないんですか?
極めてバレづらいと思うですよ。
でも、報告した方がいいんだよっていう何かメリットってあるんですか?
どこの業界でも、それこそリユース業界でも会社に内緒でお客様から直接買ったりとかそういう不正はどうしても起こりうるとは思うんです。
でも、それをやってしまうと、ずっとやることになってしまってお客様に対して良いサービスも提供できなくなってしまう。
お客様としても選ぶ側になってくると思うので、結果口コミとかも生まれず衰退していくしかないというのは個人的にはすごく感じますね。
遺品整理業者の方とお話をさせていただくときに、象徴的な例でその話を聞くんですよ。
皆さん、お金が出てきたとしても絶対にくすねずに渡すと。
何で他の不正を働く会社さんと違って誠実に対応するんですか?とお聞きした時に。
喜んでもらいたいし・気持ちいい仕事をしたい・自分に誇りを持ちたいっていうのは当然。
ビジネスの側面に立ち戻った時にどうですかっていうお話をしたら、紹介案件たくさん増えるとおっしゃってたんです。
確かにそれを一回やるだけで感謝の量は半端ないから、「もうここ以外ないよね」ぐらいのインパクトはありそうですよね。
なので、当たり前のことができるとそれが評価されて信頼関係になって紹介が増えるっていうのは正にそういうことだと思います。
遺品整理業界のNo.1企業
一回調べようと思ったんですけど、あまり調べられなくてですね。
一般社団法人の協会の方に聞いた時に遺品整理士っていう資格があるんですけどここに登録しているのが3万人とか。
遺品整理士に登録しているのは、1事業所で1人登録していればいいんですか?
御社の場合はどうなんですか?
実際にもしかしたら他にいるかもしれないですが、聞くところによると協会の方々だったり同業他社からは一応お墨付きはいただいてます。
10億円前後じゃないですか?
去年なった感じですかね伸び率を見ていると。
本田さんの経歴
代表の手腕が光っていますね。
私がプー太郎をしている時に、同僚が今の会社に先に入りまして、「手伝ってくれないか」とオファーがあったんですが、どうせ現場でしょという考えがあったので断っていたんです。
ですが、あまりにもしつこいというか結構連絡がきていたので、しょうがない手伝ってやるかという上から目線で入りましてアルバイトでこのままのらりくらりやっていこうと思っていたんです。
だけど、10月くらいからアルバイトをスタートして年末ぐらいに代表の竹本とその時の上司と3人でお食事をする機会がありまして色々と仕事の話をしていた時に熱く高揚してきたんです。
この人たちと仕事をすると面白そうだなというのがきっかけでして2023年1月から正社員になったという経緯です。
【遺品整理 後編】遺品整理事業で重要なのは○○案件を獲得する事!?
遺品整理事業で重要なこと
どの事業でも案件獲得が1番大事だと思うので顧客をどういうふうに獲得するかは明確に決めてからスタートすれば赤字を出すことはないと思います。
貴重品とかも出てくるのでお客様にちゃんとお返しをできたり。
あとは単価が高いので、その分収益を埋めやすいというのがあるので。
そういった大口案件の獲得が1番大事にはなってきてます。
今後の展望
今後の展開・展望を教えてもらってもいいですか?
御社がナンバー1ですから。
ただ単に1人勝ちではなくて先程もお伝えしたように業界を健全化してちゃんとやっている人達がクオーレが上場してくれてよかったと言ってもらえるような上場をしたいなと思っています。
あとはそこからよりシェアを獲得していくために同業他社のM&Aであったりとか近い企業・業種・業界の方々のM&Aとかも今後視野に入ってくるのかなと。
エンディング
あとは一緒にキャッシュポイントを作ってお客様の顧客満足度アップに対してやっておりますので、協業していただける方がいらっしゃれば、ぜひお問い合わせ・ご相談をいただけたら幸いです。
本田さんからもたくさんお繋ぎいただいていますが、丁寧にコミュニケーションをしていただけるので、遺品整理業者と何かやりたいというリユース企業がいらっしゃいましたら概要欄に貼っておきますのでぜひお問い合わせをしてみてください。
【出演者情報】
〈株式会社クオーレ 執行役員 本田啓夫〉
・株式会社クオーレ:https://cuore-group.com/
〈ウリドキ株式会社 代表取締役 木暮康雄〉
・ウリドキ株式会社:https://uridoki.co.jp/
・YouTube:https://www.youtube.com/@uridoki_net
・X:https://x.com/kogurey95/
・Forbes:https://forbesjapan.com/author/detail/1659
・著書 #リユース革命:https://amzn.to/3LFOiqb