株式会社クオーレ 本田啓夫 執行役員と対談しました!|【ウリドキ】リユースチャンネル

  • 2024年9月25日

今回は株式会社クオーレ 本田啓夫 執行役員と対談しました。
売上急増の要因についてお話いただきましたのでぜひご覧ください。

遺品整理のオンリー1を目指す!!売上急増の裏側を大公開!!
  • 遺品整理で売上を急増させた要因とは
  • 衰退企業にならない為のコンプライアンスと人材育成
  • 遺品整理業において最も重要な案件

2024年5月公開の動画を基に記事化しています。

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【遺品整理 前編】年商130%アップ!?売上急増の要因は遺品整理と○○!?



売上急増の要因は○○

木暮
ウリドキ木暮です!
本日は遺品整理ベンチャーと言えばクオーレの本田さんにお越しいただきました!
本日はよろしくお願いします。
本田氏
よろしくお願いいたします
木暮
最近、本田さんとは色々な現場でお会いしますね。
御社は伸びに伸びているという印象があります。

いやらしい話が、一発目の質問なんですけど、年商はどれぐらいまで伸びているんですか?

本田氏
今は14期目なんですが、13期が2月で締まりましてグループ全部を合わせると27億円強です。
木暮
遺品整理メインで?
本田氏
遺品整理メインで27億円にいきました。
木暮
去年一昨年からの伸びでいうと何%ぐらい伸びているんですか?
本田氏
120~130%伸びていまして、遺品整理だけだと130%以上アップしています。
木暮
今期の目標は30億円ぐらいですか?
本田氏
そうですね。そこにタッチしたいと思っています。
木暮
遺品整理以外にも色々とやっているんですか?
本田氏
メインが遺品整理と不用品回収の整理業をやっていまして、他にはリユース事業。

あとは稼働はあまりしていないんですが不動産事業もやってます。

その3つの事業がメイン事業だったんですけど、
今は不動産事業に関しては縮小しまして、整理とリユースの2軸の事業で拡大していこうというフェーズになっています。

木暮
前にお話を聞いた時だとリユース事業はこれから伸ばしていくんだみたいなお話をしてましたよね。
さっきのお話を聞いていると、売上の大部分は不用品回収や遺品整理業なんじゃないかなと思っているんですけど。

遺品整理業と買取業も合わせ技でやっていくと、相性が良いですもんね。

本田氏
かなり相性が良くて、元々は整理事業からやっていたんです。

そこから整理事業の派生で例えば家具・家電を買取してヤフオクとか家具市場で販売していたんですが、お客さまからも「もっと色々なモノを買取してもらえないか」と問い合わせがあったんです。

ビジネス的にもチャンスに絶対なるというところから2020年にリユース事業部を立ち上げてリユース事業を伸ばしています

木暮
本丸である遺品整理が伸びているということなんですね。
本田氏
遺品整理・不用品回収の整理事業が会社の根幹の部分なので、もっとメイン事業を伸ばしていこうというのが会社の方針です
木暮
整理事業単体で言うと、そっちの方が伸びていきそうだなと思ったんですけど。

ここ2~3年ぐらいの伸びでいうと、どんな伸び方をしているんですか?

本田氏
2年前の12期ですとだいたい14億円前後で着地しまして、13期が17億円強。

14期(今期)の見込みが23億円強です。

木暮
14→17→23億円ということですか!?
急にドンッと伸びていますけど、これは何ですか?

コロナが明けたとか何かあるんですか?

本田氏
そもそも整理のニーズが高まってきているというところと、我々も人数を増やしているのでいわゆる労働集約型で人数とトラックを増やせば売上が上がるというのが単純にあるんです。

今期に関しては初めて同業他社をM&Aさせていただいて、その売上もプラスされたのが大きいです。

木暮
M&Aしているんですか?
本田氏
はい!
木暮
それはIRにまだ出していないですよね(笑)?

言っても大丈夫ですか?

本田氏
出していないです(笑)

これ以上は言えないですけど!

木暮
このチャネルでM&Aの発表をしていただける!
ありがとうございます(笑)

積極的な新卒採用

木暮
グループ込みで従業員は何人ぐらいなんですか?
本田氏
グループ会社でなく、クオーレ単体で従業員数180名ほどです。

グループを入れると200人を超えていますね。

従業員が増えた理由としては、新卒採用も積極的にしているからです。
2024年卒で4期目だったんですが23名採用をして、2025年卒は40数名の採用計画を立ててます。

木暮
すごいですね。
本田氏
今回はリユース事業からも新卒の子たちをガッツリ獲得したいと要望がありましたので。
木暮
ITベンチャーとかだったら、上場した時に40人もいない会社もありますからね。

それを1年で採用ってすごいな。

本田氏
今の学生の方々とはマッチしていると思っていますね。

遺品整理業界の現状

木暮
私は素人なのでわからないですけど、遺品整理事業ってニーズもあるし、ビジネスとしても利益を出しやすいという話を聞いたことがあります。

ですが、実際はそんなことない、こういうところが大変だぞみたいなのはあるんですか?

本田氏
人の管理と言いますか、やっぱり現場は大変ですし、現場のスタッフは職人気質なのでしっかりと組織として統制するマネジメントの部分が一番大変です。
本田氏
あとは、この業界はまだまだマイナスのイメージが強くてですね。

整理をしているとお客様の貴重品関係が出てきます。
例えば、現金や貴金属とかこういうモノを盗らないように教育する。

この業界だと話を聞くところによると出てきたらくすねてしまったりとか、あとはボッタくりだったり不法投棄だったりとか。

木暮
我々よりも上の世代の人たちって、へそくりをやっていた人が多い。

へそくりっていうのは当然家族も知らないから、整理業者の人が見つけたとしても誰も知らないお金だから懐に入れやすい構造になっているという話は聞いたことがあります。

本田氏
我々は会社でやっているので、コンプライアンスとか社員教育は徹底しています。

ですが、この業界は個人でやっている人もある程度多いので、そうなってくると魔が差してやるっていう話はあるかもしれないです。

ちゃんとやろうとしている業者の方々が、同じように見られるという部分は私としてもすごく悔しいというかやるせない部分があります。
なので、少しでも業界を健全化していきたいということで、業界初のIPOを目指しています!

【遺品整理 中編】遺品整理業界No.1!衰退企業にならない為のコンプライアンスと人材育成とは!?



コンプライアンスと人材育成

木暮
ちょっと嫌な質問しちゃいますけど。

健全な心を持っている人が世の中全てじゃないですよね。

IPOとか業界のためにとか関係なく、このビジネスって日本では需要は増え続けていくと思っています。

でも、ビジネスとして利益を上げるために俺はやっているんだみたいなマインドだとしたら盗んじゃってもおかしくないんですか?

極めてバレづらいと思うですよ。

でも、報告した方がいいんだよっていう何かメリットってあるんですか?

本田氏
やっぱり一回それをやってしまうと仕事じゃなくなってしまうというか

どこの業界でも、それこそリユース業界でも会社に内緒でお客様から直接買ったりとかそういう不正はどうしても起こりうるとは思うんです。

でも、それをやってしまうと、ずっとやることになってしまってお客様に対して良いサービスも提供できなくなってしまう

お客様としても選ぶ側になってくると思うので、結果口コミとかも生まれず衰退していくしかないというのは個人的にはすごく感じますね。

木暮
目の前のそれを拾っちゃうことによって、ビジネスが大きくなっているかもしれない芽を摘んじゃっていると。
遺品整理業者の方とお話をさせていただくときに、象徴的な例でその話を聞くんですよ。

皆さん、お金が出てきたとしても絶対にくすねずに渡すと。
何で他の不正を働く会社さんと違って誠実に対応するんですか?とお聞きした時に。

喜んでもらいたいし・気持ちいい仕事をしたい・自分に誇りを持ちたいっていうのは当然。
ビジネスの側面に立ち戻った時にどうですかっていうお話をしたら、紹介案件たくさん増えるとおっしゃってたんです。

確かにそれを一回やるだけで感謝の量は半端ないから、「もうここ以外ないよね」ぐらいのインパクトはありそうですよね。

本田氏
当たり前のことなんですけど、結局当たり前のことができていない人が多いんですよね。

なので、当たり前のことができるとそれが評価されて信頼関係になって紹介が増えるっていうのは正にそういうことだと思います。

木暮
遺品整理業者って競合がたくさんいるんだけど、お金をくすねなかったというだけで、いきなり偏差値70ぐらいに評価されるっていうことですね。
本田氏
これが当たり前になってほしいんですけど、まだまだ当たり前にはできない状況なので何かしらのきっかけにはなっていきたいと思っていますね。
木暮
今年で廃業するとかだったらそれは知らないけど、そんなことやっていたら絶対無理だよっていうことですね。
本田氏
人として・・・というところですね。
木暮
発覚しない可能性は極めて高いんだが、発覚したら単なる盗人ですからね。

遺品整理業界のNo.1企業

木暮
遺品整理業者って何社ぐらいあるんですか?
本田氏
私も把握できていないんですけど、1~2万社ぐらいはあると思います。
一回調べようと思ったんですけど、あまり調べられなくてですね。
一般社団法人の協会の方に聞いた時に遺品整理士っていう資格があるんですけどここに登録しているのが3万人とか。
木暮
人数ベースでそれぐらいということですね。
遺品整理士に登録しているのは、1事業所で1人登録していればいいんですか?
本田氏
1人登録していてもいいですし、遺品整理やる人全員に取らせる方々もいますね。
木暮
例えば御社の場合は、80人に取ってもらうというパターンもあれば代表1人しか取っていない会社もあるみたいな。
御社の場合はどうなんですか?
本田氏
基本的には従業員全員に取らせてます。
木暮
80人遺品整理士がいるんですか?
本田氏
いますね。
木暮
遺品整理業界で1番売上を上げている会社ってどこなんですか?
本田氏
一応弊社が一番です。
実際にもしかしたら他にいるかもしれないですが、聞くところによると協会の方々だったり同業他社からは一応お墨付きはいただいてます。
木暮
確かに20億円前後やっている会社は私も聞いたことがないですね。
10億円前後じゃないですか?
本田氏
10~15億円の間ぐらいが一番多いといいますか。
木暮
御社遺品整理業界のNo.1企業だったんですね。
去年なった感じですかね伸び率を見ていると。
本田氏
言い切ることは止めておこうかなと思うんですけど、最大規模と言うようにしています。
木暮
自社調べではっていう?
本田氏
自社調べと同業他社調べみたいな(笑)

本田さんの経歴

木暮
御社は創業10年で業界トップですよね。
本田氏
そうですね。
代表の手腕が光っていますね。
木暮
本田さんはいつから、いらっしゃるんですか?
本田氏
2期目の途中から、アルバイトで入社をしたのがきっかけでして13年目ですね。
木暮
バイトから入って役員になっているんですね。
本田氏
人数が元々少なかったので、最初に私が入った時は10人ぐらいだったんです。
木暮
なんで遺品整理の仕事をしようと思われたんですか?
本田氏
私は前職で引っ越し屋をやっていまして、そのとき数百人いる中で繁忙期ランキング1位になりまして、現場をやりきったというところからもう現場をやりたくない辞めようと退社をしたんです。

私がプー太郎をしている時に、同僚が今の会社に先に入りまして、「手伝ってくれないか」とオファーがあったんですが、どうせ現場でしょという考えがあったので断っていたんです。

ですが、あまりにもしつこいというか結構連絡がきていたので、しょうがない手伝ってやるかという上から目線で入りましてアルバイトでこのままのらりくらりやっていこうと思っていたんです。

だけど、10月くらいからアルバイトをスタートして年末ぐらいに代表の竹本とその時の上司と3人でお食事をする機会がありまして色々と仕事の話をしていた時に熱く高揚してきたんです。

この人たちと仕事をすると面白そうだなというのがきっかけでして2023年1月から正社員になったという経緯です。

木暮
どこで熱くなりました?
本田氏
仕事に対して熱く人と語り合うことをしないタイプだったんですけど、自然とそういう感じになって楽しいだろうなというフィーリングになりましたね。
木暮
どんな話をしていたんですか?
本田氏
全く覚えていないんです(笑)
木暮
将来こうしたいとか野望みたいな話ですか?
本田氏
誰しもが通るような話をしていたと思うんですけど。
木暮
経営者の方にこのチャネルを観ていただいているんですけど、人を口説く時は未来を語ることですね。

【遺品整理 後編】遺品整理事業で重要なのは○○案件を獲得する事!?



遺品整理事業で重要なこと

木暮
遺品整理事業としての落とし穴みたいなのって何かないんですか?
本田氏
遺品整理に関しては失敗はないですね。
木暮
例えばこのチャンネルを観ていただいている方の中で遺品整理事業をこれからやろうと思っているんだという方がいらっしゃったとして、どんなアドバイスをしますか?
本田氏
最初は顧客獲得

どの事業でも案件獲得が1番大事だと思うので顧客をどういうふうに獲得するかは明確に決めてからスタートすれば赤字を出すことはないと思います。

木暮
こういう案件を増やしていくべきだとかはあるんですか?
本田氏
大口というのが一軒家であったりとかマンションの3LDK丸々の整理とか、そういう案件が多いと売上にも繋がりやすいですし買取できるモノがよりあったりとか。

貴重品とかも出てくるのでお客様にちゃんとお返しをできたり。
あとは単価が高いので、その分収益を埋めやすいというのがあるので。

そういった大口案件の獲得が1番大事にはなってきてます。

今後の展望

木暮
御社はこれから益々伸びていくと思いますし、M&Aも仕掛けていますから色々な発展の仕方をしていくんじゃないかなと思うんですけど。

今後の展開・展望を教えてもらってもいいですか?

本田氏
業界初のIPOを目指しています!
木暮
メディアで上場している会社はありますが、遺品整理業者ではないんですね。
本田氏
実業での上場企業は誕生していないので遺品整理をメインとした事業展開で上場すると。
木暮
上場するといったらナンバー1かオンリー1ですからね。

御社がナンバー1ですから

本田氏
誰もが認めるオンリー1になる。
ただ単に1人勝ちではなくて先程もお伝えしたように業界を健全化してちゃんとやっている人達がクオーレが上場してくれてよかったと言ってもらえるような上場をしたいなと思っています。

あとはそこからよりシェアを獲得していくために同業他社のM&Aであったりとか近い企業・業種・業界の方々のM&Aとかも今後視野に入ってくるのかなと。

木暮
そこも積極的なんですね。

エンディング

木暮
最後に、リユース業界やリユース企業の皆さまにお伝えしたいことはありますか?
本田氏
我々は遺品整理や不用品回収がメイン事業になっておりますので、リユース会社の方々とも業務提携させていただいてお互いシナジーを生んでいけたらなと思います。

あとは一緒にキャッシュポイントを作ってお客様の顧客満足度アップに対してやっておりますので、協業していただける方がいらっしゃれば、ぜひお問い合わせ・ご相談をいただけたら幸いです。

木暮
本田さんは本当に話しやすい方で私も微力ながらお繋ぎさせていただいています!

本田さんからもたくさんお繋ぎいただいていますが、丁寧にコミュニケーションをしていただけるので、遺品整理業者と何かやりたいというリユース企業がいらっしゃいましたら概要欄に貼っておきますのでぜひお問い合わせをしてみてください。

本田氏
よろしくお願いいたします。
木暮
本日はありがとうございました!

【出演者情報】

〈株式会社クオーレ 執行役員 本田啓夫〉
・株式会社クオーレ:https://cuore-group.com/

〈ウリドキ株式会社 代表取締役 木暮康雄〉
・ウリドキ株式会社:https://uridoki.co.jp/
・YouTube:https://www.youtube.com/@uridoki_net
・X:https://x.com/kogurey95/
・Forbes:https://forbesjapan.com/author/detail/1659
・著書 #リユース革命:https://amzn.to/3LFOiqb

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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