【リユース業界】コロナ時代で生き残るための働き方変革とは⁉︎【デジタルシフトの波が来る】

  • 2020年5月1日

コロナの影響で日本のみならず世界の経済活動はストップし、働き方は変革を求められているといっても過言ではありません。
そんなコロナの時代にリユース業界はどう向き合えばいいのか?

今回は、弊社代表の小暮と営業部の嶋津、岡本による現在のリユース業界はどうなっているのか。これからどうなっていくべきなのかといった内容で対談しました。

リユース業界の方は必見です!

2020.4.24収録の動画を基に記事化しています。

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withコロナ時代

今だから出来る施作とは

木暮
本日が4月24日です。
我々ウリドキも、緊急事態宣言が出てから完全にフルリモートで毎日業務をやっている状況で、いつもはリユースチャンネルとしてスタジオみたいな所で撮影しているんですけど、今回はZoomで撮影を進めまして、営業の嶋津と岡本と今のリユース業界にどんな事が起きているのかという話が出来ればと思っております。

状況的に、緊急事態宣言がまず出てその後全国に及んだという事で、私の感覚的にも全体的にリユース業界がそこでガラッと雰囲気変わったかなぁと思うんですけど、嶋津と岡本はクライアントさんとお話しさせてもらってて、実際どんな状況になってますかね?

嶋津
店舗さんによっては、緊急事態宣言後に一時休業という所も結構出てきていて、緊急事態宣言以降で皆さんの考え方が変わってきているのかなっていうのは感じますね。
木暮
考え方が変わるっていうのはどういう事?
嶋津
要は、一旦は休業で固定費等を抑えて、コロナが明ける頃に向けて新しい施策を打っていく、もしくは今はちょっと施策を打たずに我慢するだったり、お客さんによってそれぞれの経営課題と絡めて次の一手を見据えている所があるかなぁという風に感じます。
木暮
次の一手って例えばどんなのがありますか?
嶋津
例えばウリドキのキャンペーンもやってますけど、まさに今は仕込み時というか、広告費もだいぶ下がってるっていう考え方の元で、コロナが明ける7月ぐらいまでに広告を打ったり新しいサービスをトライしてみたり、諸々踏襲して仕込んでおこうっていう感じですかね。
木暮
なるほど。今こんな時期だからこそ色々なサービスがキャンペーン価格で適用出来るから、色々トライしてみよう、チャレンジしてみようって事ですね!
嶋津
そうですね。
木暮
岡本さんはどうですか?
岡本
デジタルシフトへのチャレンジを考えてる所はどんどん増えている印象があります。
今までは自社のSEOはやってるけど、それに付随するメディアは使う感覚がなかった大手さんとかが、オンラインを強化したいって情報を集めて、その中で使えるものがあればどんどん使いたいという考え方になったり、お店を閉じてる分、会社内のリソースをオンラインに充てやすくなって注目度がかなり上がっているのは感じます。
木暮
確かに、私もこのコロナの影響で、上場企業の経営者さんとかとZoom上でオンラインで打ち合わせをさせて頂いてる中でお話を聞くと、オンラインでのデジタルでの勝負の仕方って所にすごい注目されてるなという印象ですね。

リサイクル通信さんでも書かれてましたけど、BOOKOFFさんとかGEOさんとか、各店舗が今時短営業とか臨時休業とかやられてるじゃないですか。店舗が営業してないそこのユーザーはどこに行ってるのかっていうと、ネットにいってるわけですよね。なので会社さんによっては買取が来過ぎて手が回らないとか、越境販売っていう所で言うとEMSが止まってるからそこはキツイにせよ、やっぱり国内の販売は調子がいい部分もあるので、今までデジタルシフトとしてオンラインの方にしっかり仕込めてたかどうかで差がかなり広がっていってるんじゃないのかなと思います。

岡本
明暗が分かれてるのは確かですね。
デジタルシフトを結構している所は今調子がいいっていう事もあるし、コロナの影響が本当に3ヶ月後に終わるとは皆さん思ってなくて、そうなると今のデジタルシフトの流れをもっと加速させる必要があります。

今は、確かにパンクするくらい買取依頼がある所もあります。そういう所でも広告や取引先を追加したりして、要は外出自粛要請が明けたとしてもこの流れは続くと考えて動いてる所が、デジタルシフトしてる会社さんだと多いのかなっていう印象はありますね。

嶋津
確かにそうですね。リサイクル通信さんでも「リーマンショック後に起きたリユース市場のインパクト」ってやつで、金の買取ブームから、皆さん経済的に厳しくなって金を売ったり、安全な場所を求めて金に投資するって所だと思うんですけど、もう一個リユース文化が浸透した影響だって書いてあったんですよね。

節約志向によってどんどんリユースに触れる人が増えていくので、今はちょっと大変な時期だと思うんですけど、業界にとっては必ず追い風になってくると思ってます。

木暮
実は震災の時ももう一段上がっているんですよね。
岡本
お会いした店舗さんでも、特に老舗で規模の大きい所はそういうノウハウや経験があるので同じ事を仰ってました。
ただ当時と一つだけ違うのは、コロナの影響で外出自粛要請があって、店舗に人をいっぱい呼ぶのは厳しいので、レンタルに行こうとしてるのかなという印象はあります。

店舗のあり方が変わる

木暮
我々IT企業ですけど、IT企業の我々ですらデジタルシフトの波って思っている3倍ぐらい早く来るんじゃないかなと思ってるんですよね。

例えば今までもリモートとかって騒がれてましたけど、なんだかんだ会社ってありましたけど、今私の周りのベンチャー企業とか、もうオンラインでいいじゃんってどんどんオフィスを解約していってるんですよね。ウリドキもどうしていこうか話している所ではあるんですけど、ひょっとしたら1年後ってオフィスを持ってるベンチャーの方が少ない事が当たり前になる可能性も十分あるんですよね。

例えばお財布を持たない時代も1、2年前って想像付かなかったけど今って全然あるし、そのぐらいの速さでここへ来てコロナじゃないですか。だから店頭がほぼなくなったり、要は店舗のあり方が変わる事だってありえちゃうんですよね!

嶋津
そうですね。長引けば長引くほどデジタルシフトが加速して、重要性が増すと思うんで。
木暮
店舗は売買をする場所っていうイメージだったと思うんですけど、売買をするのはオンラインで、その売買の先にあるものが店舗なんじゃないのかとか思いますね。
岡本
あとは売買の手前段階、要はモノの善し悪しを確認しに行くとか、買おうかどうか迷ってるのを見に行く場所という立ち位置に一気に変わりそうですよね。
今までは、お店で値段だけ見てECサイトで買うみたいな事をやる人って一部はいたかもしれないけど、これからはそれが普通になってくるのかなと思います。
木暮
なんだかんだ言ってリユース・買取とかって9割ぐらいはまだまだオフラインで行われていた業界だったけど、これが急速にほとんどオンラインに移り変わってくると思うんだよね。
なんでかっていうとB側もC側もあるなと思っていて、B側の話だと「いつかデジタルシフトしなくちゃいけない」とか、「オンライに力入れなくちゃいけない」と思ってた人達ってすごい多かったじゃないですか。ここが今回のコロナの影響で、「やれたらいいな」から「やらなくちゃいけない」に変わったはずなんでですよね。なので急速にほとんどの会社がデジタルシフトして来ると思います。
C側としても、なんだかんだ言って6割の人がモノを持ってないとか色々あって、もっと言うとネット宅配買取の利用率ってわずか6.3%しかないんです!ネット利用率は70%くらいなのに!

この人達はオフラインを利用してたんですけど、コロナの影響でみんなネット宅配買取を利用し始めたわけですよね。ユーザーはそこで「ネットでモノを売る」という体験を経て便利さに気付いて、コロナが明けてもネットでモノを売るって事を引き続きやっていくじゃないですか。そうなるとリアル店舗に持ってくる人って少ないですよね?

岡本
確かに今はオンラインで登録せざるを得ないけど、一度それをやってしまえばアカウントも出来るし、2回目以降はモノを送って終わりだから、次もオンラインを選びますよね。
嶋津
B側としてもこの機会にユーザー数が増えれば、適正なフィードバックを得られるし、サービス開発も出来ると思うんで、すごいいい経験になってますよね。

これまでデジタルシフトの流れとかの話をしてきたんですけど、実際5月6日に緊急事態宣言が明けるとして、世の中がどういう風に変わっていくのかとか、もしくは変わらないのかみたいな所をちょっとお聞き出来ればと思うんですけど。

afterコロナ時代

5月6日以降はどうなる

岡本
まずコロナに関していえば、5月6日に緊急事態宣言が明けるかどうかは、みんな思ってる通り怪しいっていうのは結構あると思います。
とはいえ世界に目を向けると、例えばブラジルなんかは元々経済的に厳しいからロックダウンしない方向に持っていってたし、イタリアやドイツみたいにまだまだ感染者数がいて収まってないけど、これ以上ロックダウンをし続けると経済的にも厳しいので、これをどう緩やかに解除していくかって流れがあるんです。
木暮
そうですよね。
岡本
それってたぶん日本でも同じで、今の外出自粛要請が6月や7月まで続くと経営が難しくなる会社も増えちゃうので、路線としては世界のように、緊急事態宣言から可能な限り日常生活に戻していくっていう流れはたぶん日本にも来ると思います。
ただ仮に解除されても、やっぱりコロナ自体がまだ蔓延している状況はみんなも把握しているので、今よりは人は増えるとは思いますが、コロナがまだ遠い世界だった頃みたいな活気を取り戻すかっていうとたぶんそんな事はないだろうなと。

そうすると、やっぱりリユースショップの買取や来店者数も元に戻るとは考えにくいし、お店のオペレーション的にもレジの並びの間隔を空けたり入場制限したり、リユースショップでもそういうのは取り組まざるを得ないので、今までの効率で店舗のオペレーションをするのは難しくなって、そういう意味でもデジタルシフトが加速するっていうのはあるんだろうと思います。

嶋津
店舗さんとしても時間とお金と人の使い方っていうのが、今までのバランスと変わってくるという事ですよね?
岡本
そうです。
嶋津
木暮さんはどう思いますか?
木暮
現時点では5月6日までの緊急事態宣言が延長されるのかどうかって一つ大事なポイントだと思うんですけど、そんな事考えても無駄なんですよ。
だって新薬が開発されるかどうかだけの話じゃないですか。それって俺達が作れる話じゃないから、そこが沈静化するかどうかなんて考えても無駄です。ただ一つだけ分かった事は、オンラインでほとんどの事が出来るんだってみんなが気付いたって事なんですよ!

デジタルシフトは加速する

木暮
2000年からIT革命・ITバブルだって言われて、その後マザーズ市場が出て、色んなITサービスが世の中に出来た今、インターネット上で出来ない事なんてほとんどもうないんです。
だけどそこまでITが進んでるって事に普通の人って気付けてなかったはずなんですよね。それがこのコロナで「家から出なくたって人生楽しめるんだ、遊べるんだ、勉強も出来るんだ、豊かになるんだ」って事にめちゃめちゃ気付いた1ヶ月だったはずなんですよ。

だからコロナが収束するのかしないのかじゃなくて、今やるべきはとにかくデジタルシフト!デジタルシフトが出来る事を一つでも多くやる事!「出来ることは全部やる」ですよ。自分達の会社の業務の中で、ネット上で完結出来ることはないのかっていうものを、どこまで発見して、どこまでそれに移行出来るか。これをやる事だけなんです!

岡本
会社で働いてる人は一番分かりやすいと思いますけど、Zoomでの会議をしてみて不便さを感じてる人ってほとんどいないと思うんですよ。

そうなると今後もオンラインの会議になっていくだろうし、ユーザーさん目線で見た時も、オンラインで買って翌日商品が届いた体験をした人が、次からわざわざ電車で1時間乗って買い物しに行くかっていうときっとしなくなると思うんです。
買取も同様で、オンラインで回収業者さんが来て、箱に詰めて送ったら買取が完了して、何日か後に振り込み完了って体験をしたら、今後わざわざ重い荷物を車に積んでお店に持って行ったりする人も減るだろうなと思うんですよね。

嶋津
だからC側の行動も変わったし、それに伴ってB側の行動というか、どうやってマネタイズしていくかみたいな所がまさに激変したって感じですよね。

店舗のあり方も、売り買いだけじゃなくてブランディングやコミュニティ作りの場に使っていく事が増えるんだろうなと思いますね。

木暮
会社に出社する人とか減るじゃないですか。そうするとこの働き方が結構定着すると思うんですよね。そうなったら、そんなに買い物って行くんだっけ?って話になると思うんですよ。
岡本
会社行かないってなったら都心で買い物とかは間違いなく減りますよね。
木暮
みんな意外と出来てるじゃんって感じだし、うちも逆に生産性が上がっていい感じになってる部署もあるし。明けた後で前みたいに朝から出社して今以上のパフォーマンスを発揮出来るかと言われると、もはやもうちょっと怪しくなってきてて。人間って環境適応能力が異様に高いから、この生活で出来てるならこれでいいじゃんってると思うんですよね。じゃあネットで出来ることは全部やっていきましょうって当たり前のようになってくるんですよ。

なので、うちの会社として出来ることは何ですかっていうと、本当にローコストでデジタルシフトをお手伝いする。この一点に尽きるわけですよね。
だから今、無料キャンペーンとかもやらせてもらってますけど、状況が状況なんで、もちろん僕らもちょっと苦しい所もあるけど、今このタイミングでデジタルシフトするチャンスだから、そのために僕はこの会社を設立してるわけだから。なのでそこを全面的に僕らは今サポートして、また景気回復してきて儲かった時に、じゃあ僕らにも手数料下さいよで全然いいと思うんです。そのためにたくさん資金調達もさせてもらってるしね。

なのでデジタルシフトをとにかくサポートする。もうこれ1点だけ。ポジショントークのように聞こえるかもしれないけどポジショントークでも何でもない。

嶋津
そうですね。おかげさまでキャンペーンの反響もすごくて、オンライン買取の方は10~20件くらい問い合わせ頂いて手、非常にローコストで始められるし無料だから、是非使ってもらいたいなぁと思ってます。非常に良い機会だと思いますね。
木暮
今もう毎週のように何十件って店舗さんの問い合わせ頂いたりしてるので、まだデジタルシフト出来てないという方はすぐにでもお声掛け頂ければ僕らは全力でサポートします!
僕らは僕らに出来る事をやっていきましょうと。僕らに出来ることはもうデジタルシフトを全力でサポートする、この一点に尽きます。

たぶん毎週毎週の状況って変わっていくと思うんですけど、デジタルシフトの流れが鈍化するって事はまずないと思うんですよね。オフラインがより厳しくて、オンラインがより加速する状況にしばらくはなっていくかなと思うんで。
引き続き新しい情報が入り次第お伝えしたいなとは思ってます。オンラインの方で我々もサポートしていくんで頑張っていきましょう!

ここでしか聞けない話しが満載!【ウリドキ】リユースチャンネルはこちら!

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木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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